08/10/01 16:49:36 DE1KvXKr
「じゃあ、あんたはそこで何が起こったか知らねえってんだな?」
「……。」
「そういうことなら、××さんに顛末を聞いてみるよ。」
Sは容疑者である故、当然平塚刑事は自殺の顛末を追求しただろう。
なぜSが自殺をする事になったのか、その具体的なやりとりを追求したはずだ。
例えば12月15日の夜、××はSに事件との関与の有無を問い質した。
「なぜ刑事が来たのか。事件と関わりがあるのか。」
「このままではみんな駄目になる。一緒に死のう。」
ここでSは関与を否認し、刑事が来た理由については知らないと答えたとする。
(しかしこの時、なぜ××はコップを部屋に置いたまま出て来たのだろうか。)
要するに、始め××はSに疑いを持っていたが、Sはそれを否定したまま自殺をした。
仮にこのような供述だとすれば、Sからマツダに繋がる線がはっきりとしない。
平塚刑事の供述覚書きにはこの部分の記述もあるはずだが、
それを見ているはずの一橋本には書かれていない。
学会筋により圧力がかかるとすれば、背後関係者に捜査が及ぶ時であるが、
マツダとの対峙からは、上記のとおり繋がりは見えて来ないはずである。
それでは、銀行に対する取り調べではどうだったのか。
仮に取り調べを受けた銀行関係者が学会員であり、【問題の融資先】への
不正融資疑惑の追求に対する【牽制】があったとすればどうだろうか。