08/09/23 04:38:12
すこしスレの趣旨(宗旨?)から外れますが、
「写経本」をあえて醒めた目で批評してみますと、
この「ノンフィクション」はどこかヘンですよね。氏の他の著作と比べても。
「マツダ」との対決シーンに目を奪われて、気付きにくいですが、
プロロークからエピローグまでの各章の著述トーンがばらばらです。
パッチワークっぽいんですよね。
(マツダ=首謀者と「対決」したあとに、なぜか「現場百回」とか言って周辺取材してるし)
そもそも単行本化にあたって、『新潮45』連載時の章の順番を変えてるんですが、
なぜか、章の中身(文章)は、ほとんど手を入れてないんです。
つまり、もともとパッチワークだから、順番を変えられるんですよね。