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「ネット世界で無視した人を見返す」加藤容疑者が供述
7月7日12時14分配信 読売新聞
東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、警視庁に殺人容疑で逮捕された加藤智大容疑者(25)が、犯行動機について「ネットの世界で無視した人たちを見返してやれると思った」と供述していることがわかった。
同庁幹部によると、加藤容疑者は数年前から携帯サイトに日常生活を書き込んでいたが、事件2~3か月前からは、多い時で1日200回以上も書き込み、内容も自らの境遇や社会への不満などが目立つようになったという。
加藤容疑者は「誰かにかまってほしくて書き込んだが、無視されたので現実世界で大きな事件を起こせば注目を集められる」とも供述。同庁は、現実社会で疎外感を抱き、携帯サイトでも反応がなかったため、急速に孤立感を深めたことが大量殺人に結びついたとみている。
一方、被害者に対しては「取り返しがつかないことをしてしまった」と話しているという。