08/07/03 23:46:24
「欲望に素直になっていいのでしたら、繁華街の歩行者天国にトラックで突っ込みたいです そんなことしませんけどね」
加藤が思い描いていた「例えば」の話だったんだろう。
ただただ本当に実行するまでには至らなかった。
踏み切る覚悟というかスイッチが押されていなかっただけで、
きっかけとなった「つなぎ事件」で殺人鬼の思考が本当に目覚めてしまった。
最悪のタイミングで起こったんだと。
そこから犯行まで3日、寝ても覚めても「人を殺す」という決意が
少しもブレずに着々と準備を進めていった。
確実に人としての感情は失ってしまったんだろうね。