10/03/13 18:06:13 eyEhL+Vj
よく使われる炭素源(水素供与体)と脱窒方法。
詳細はwikiの方を見てください。
【砂糖】
水槽に砂糖を入れ、水槽内表面に生物膜を生成、膜内部で脱窒を行う。
非常に簡単で低コストですが、白濁、酸欠、硫化水素発生のリスクあり。
pHがやや上昇します。
【落ち葉】
セルロースが主成分である落ち葉を水槽内に入れる。
簡単、低コスト、低リスクですが、水が着色します。
pHは腐植酸のためやや下降。水草可。スネールが居ると爆殖。
【スライムシリンダー】
砂糖、落ち葉スレの激糖というコテハンが最近発明した手法です。
バレットという専用の炭素源を本体に入れ、醗酵させ徐々に染み出させて厚い生物膜を生成、
膜内部で脱窒を行います。
(公式サイト)URLリンク(start.purea-web.net)
(公式掲示板)URLリンク(b5.spline.tv)
【AZ-NO3、Dr.BIO、液体デニトレートマイナス】
炭素源にグリセリンなどを使用。
砂糖と同様の効果。リスクも同様。
ただし、砂糖よりも難分解性な為、より低リスク。
もちろん砂糖より値段が高いです。
【デニボール、生分解プラ】
生分解性のプラスチックを使用。
固体で難分解性のため、低リスク。
デニボールの正規品は既に廃盤です。
【その他】
電子供与体として硫黄を使った物、濾材を使わずに活性汚泥を使った物、
嫌気域を作る為に砂礫を堆積させる方法などがあります。
脱窒ではありませんが、植物に吸収してもらう方法、
タニシなどに生物膜を食べてもらい同化させる方法、
炭素源で増えた微生物をスキマーなどで物理的に取り除く方法などがあります。
【効果が確認できていないもの】
バクチャー、エコバイオブロック、PSB(光合成細菌)、EM菌…
水換え不要と謳っている商品でも、硝酸を減らす効果が確認できていない物がたくさんあります。
大事な魚のためにも、何が正しいのか判断できるよう眼識を鍛えましょう。