45歳以上の高齢の孤独男⑨at ALONE
45歳以上の高齢の孤独男⑨ - 暇つぶし2ch158:名前は誰も知らない
09/06/20 16:05:35 nCJ7zNgR0
>>150
趣味もなく独りで時間を持てあましてるんで今年の春から大学の社会人クラスに通いだした俺、参上
今、ちょうど民俗学の授業を受けてるのだけれども

>日頃自分の生まれた田舎に墓を立ててそこに入るみたいな事を言っていたが
>死んでからも母や俺達兄弟孫のそばにいたいんだろう?家の近くの霊園に墓を立てるといいだした

墓について、俺が最近学んだことは
そもそも、今、日本人が行っている霊園に家の墓を建てて
そこに先祖代々の家族が全員眠る・・・的な習慣性というか、考えかたと様式は
近代、ここ100年未満近で構築されたシステムで

一般庶民と墓を結びつけたのは明治政府が戸籍調査をしだしてからで
その明治時代に建てられた墓地にしても、墓を掘り返して
書類で残ってる墓に眠る人の記録と実際に埋まっている遺骨を調べた結果
書類と遺骨の合致が半分も合っていなかったらしい

要するに墓とか家族とか関係なく遺骨は村にある共通の墓地にランダムに埋めていたのが
明治時代の庶民感覚だと(墓地ではない場所に埋めて、個人単位で供養していた感覚も普通であった)

江戸時代までの庶民は死んだ人間をかってに埋めて供養していたので
墓といっても個人単位を供養するためのモノで、家族代々の墓とか、そういう伝統は無かった。
武士とか一部の商人とか、権力階級の人々がやっていたに過ぎない

で、それが昭和になって太平洋戦争が終わり、戦後になってから
庶民も権力階級の人々の真似をして、霊園に土地を買って家族の墓を手に入れるようになる
霊園=墓石=家族が眠るという繋がりをもったシステムが庶民に浸透しだしたのは
実際、昭和の高度経済成長期からなので、家族の墓といっても
(武士とか特権階級で江戸時代の家系図が残っている家は特別な例外として)
せいぜい、庶民の場合は三世代の遺骨が埋まっている程度
家族の墓というシステムは昭和から浸透した様式なので100年未満の歴史しかない

今の社会状況、家族の分離を考えると家=墓というシステムは廃れて
墓石と遺骨というモノは分離して個人単位で供養される様式に変化していくと思う
しかし、それは200年前の庶民感覚に戻るだけであって、何も悲しむことではないというのが民俗学を学んだ俺の結論


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