08/12/26 01:29:37 ZHtKU2czO
>>625
3部作全てを古本屋でゲット。しかも結構安く。
その日はニヤニヤが止まんなかったよ。
627:名前は誰も知らない
08/12/26 01:35:28 n9M4nK8h0
>>626
いいなー
ゴドーでさえ中古じゃないと読めないよな確か・・・
628:名前は誰も知らない
08/12/26 01:43:40 ZHtKU2czO
>>627
ゴドーは売ってる書店ちょくちょくみるから多分版元に注文すればまだあると思う。
629:名前は誰も知らない
08/12/26 01:45:41 5Chdt0Ec0
死都日本読んだ
火山萌え
630:名前は誰も知らない
08/12/26 18:34:33 pe8hEK52O
最近はギターの練習が楽しくて本を読んでないな
631:名前は誰も知らない
08/12/26 21:27:04 jEsiFvPb0
プロパガンダ教本
Public Relationsの父と呼ばれるアメリカ人広報マンエドワード・バーネイズの著書
1881年ウィーン生まれ。戦争宣伝から商品売り込みまであらゆるプロパガンダに従事
多様な心理学的手法を駆使した世論操作と大衆の合意形成を行う
本書は「プロパガンダ手法をプロパガンダする」目的で書かれている
PRのポイント
1.目的の明確化
2.徹底した調査
3.目標の修正
4.戦略の立案
5.テーマ、シンボル、宣伝文句の決定 ※テロとの戦いにおける崩壊するWTCビルなど
6.戦略実行のための第三者組織の立ち上げ ※ネオコンによるNPACなど
7.タイミングとやり方
8.プランの実行
80年前のものであるが、現在においもそのプロパガンダ手法はなんら色あせていない
本書はいわゆるメデゥア・リテラシーが云々という甘っちょろい話ではない
メディアを動かしているのは誰で、そのメカニズムはどうなっており、
最終的に誰の利益を代弁しているのか考えることが肝要
632:ネオ玄米茶 ◆DuCKQjrhEY
08/12/26 22:54:41 OWRxh+sL0
>>631
面白そうね
定食屋でも乱歩先生
633:名前は誰も知らない
08/12/27 18:36:40 k7x/zSHsO
吉本隆明「日本近代文学の名作」は良かった。
文学に少しでも関心があれば誰が手に取っても損はないだろう、
というくらい読者が広く想定されている。
そして、コアな吉本読者を満足させる「ブシ」もちゃんとある。
目次を見ると「おっ!?」と声を出してしまうような、吉本が扱う作家としては意外な名前も。
各ブロック短く区切られていてスルスル頭に入り
中身を覚えられるので、「知ったかぶり」をするにも使える。(などと書くと怒られそうだな)
100点
634:名前は誰も知らない
08/12/27 19:45:35 k7x/zSHsO
吉本隆明「貧困と思想」
最初の章で蟹工船ブームについて語られている。
この章に「今の文学は私小説的なものが衰えて、葛西善蔵なんかはもう圏外にある」
とある。
葛西が圏内な現役作家は町田とか車谷とかかなり限られるよな。
このブームを契機に出てくるだろうか。
「『蟹工船』の後に手にとるなら中野重治」とある。
無頼派について語られた章で、
今のネットの文体と太宰の類似性について
「落語を本格的に身に付けてた」。
要は自意識と自意識に対する自意識、「一人ボケツッコミ思考」なんだな。
太宰は今も自意識のモデルなんだな。
635:名前は誰も知らない
08/12/29 01:15:04 g1fj3CiK0
見田宗介「まなざしの地獄」を読み始めてみたがなかなか興味深い
それにしてもN・N…
636:名前は誰も知らない
08/12/29 02:23:00 VGOb7ujoO
中原昌也が解説だったから吉村萬一という人の本を読んだが、あんまりよく分からなかった。
「文学を読めば時代が分かるということがなくなった。現実見たほうが分かる」と吉本隆明が言ってたが、
確かに古川日出男とか読んでもよく分からない。
阿部和重がいちばん情報的な感じがする。
阿部についてのレビューとか批評はデビュー当時からよく読んでいたが、
全体的にみんな逃げ腰なんだよな。
「評論家は、作家よりも頭が悪いと思われることを恐れる」
と誰かが言ってた。
阿部について語るのはみんな恐いのかな。
637:名前は誰も知らない
08/12/29 02:30:40 VGOb7ujoO
今年読んだ本の中では立川談春「赤めだか」がいちばん良かった。
「笑いあり涙あり」とか言うと安っぽくてダサいが、
どのエピソードも強烈に印象に残る。
重松だったかが「坊っちゃん」に似てると指摘した文体は記憶に残りやすく、
後からふとした時に思い出して味わうことができる。
どうも評判を聞いていると、落語家という職業にあまり興味がない人も買っているようだ。
純粋に文章作品として優れてるから、興味なくても読めるんだな。
638:ぬこマスク ◆HwIBBCgR66
08/12/29 02:31:18 qz7oBbdB0
大した読書家じゃない俺だけど
太宰の「女生徒」「駆け込み訴え」
三島の「不道徳教育講座」
宮沢賢治の「ビジテリアン大祭」
五木寛之の「風に吹かれて」「生きるヒント」「大河の一滴」
とかが好きだ
639:名前は誰も知らない
08/12/30 17:18:32 DIsoxlFOO
白川静「孔子伝」
頭の悪いオレには理解しきれない部分も多いが
この人の文章の巧さと研究者として神だろうとの想像はできた
640:名前は誰も知らない
08/12/30 21:40:06 LvhjLGZB0
大菩薩峠、全41巻、なんとか今年のうちに読み終えた。
つかれたー_| ̄|○
641:名前は誰も知らない
08/12/31 01:28:37 QtdtqxL3O
全巻読破とはすごいな
おつ、そしてオメ
642:名前は誰も知らない
08/12/31 08:30:10 MDH4hia30
自分には読破の可能性が無いであろう作品なので、レビューでもあると嬉しい。
次は徳川家康でもいこうじゃないか。
643:名前は誰も知らない
08/12/31 09:43:00 GWJTrt4vO
芥川はたいした作家じゃないような気がするが、
インテリの小説を読めて良かった。
漱石はいちばんいろいろと語られてるので、知っておくと便利で良かった。
太宰は、俺と組んでとM1に出たら結構いい線行けそうな感じで良かった。
宮沢賢治は科学なんかも入ってて良かった。
志賀はかんしゃく持ちで良かった。
石川淳はくだらないことを意味ありげに書いてて良かった。
オダサクは無頼派だが単純にエンターテイメントとして面白くて良かった。
川端はくだらないことを繊細に書いてて良かった。
実篤は馬鹿を隠さないところが良かった。
644:名前は誰も知らない
08/12/31 09:59:21 GWJTrt4vO
向田邦子はエッセイの打率が高くて絶対損をしないから良かった。
永井龍男は、自分が田舎者なのが恥ずかしくなるような「鎌倉的な洗練された文体」で良かった。
色川武大は、視野の範囲に敗北者しか入らないアウトローで良かった。
野坂は焼跡闇市派で良かった。
吉行は、読んでて性的な作風に興奮してしまっも「これは文学だからエロではないんだ」と
自己正当化できる使い勝手の良さが良かった。
富岡多恵子は単純に技術的にかなり優れているので、
外れがなくて良かった。
645:名前は誰も知らない
08/12/31 10:09:53 GWJTrt4vO
ドストエフスキーはドタバタ喜劇みたいで良かった。
セリーヌは呪われたコントみたいで良かった。
ブコウスキーは視野の範囲が酒と女と競馬しかなくて良かった。
ヘミングウェイは男臭くて良かった。
ヘンリー・ミラーは奔放な比喩に馬力があって良かった。
カミュはビートたけしが「大学生はモテたかったら読め」と言ってたから大学生のとき読んだが、読んでもモテないことが分かって良かった。
サルトルは一応実存主義を知ったかぶれるくらいには分かったから良かった。
ゾラは自然主義文学というのがよく分からないが「居酒屋」は良かった。
646:名前は誰も知らない
08/12/31 10:23:44 GWJTrt4vO
町田康は、書いてることはくだらないが、
思考の対象が日常の細かなところ、
些事、雑事にしか向かわないところに共感できるのと、落語の影響があるのが良かった。
川上弘美は言葉の選択の仕方と会話の微妙なニュアンスが楽しめて良かった。
笙野頼子は自分が女だったらこんなことばっか考えて
引きこもるんだろうな、と思わせてくれて良かった。
絲山秋子はとにかく面白いので良かった。
中原昌也は映画の影響が強くて良かった。
柳美里は緊張感があって良かった。
よし、文学ごっこ終わり!
これから哲学とコメディーに向かう。
647:名前は誰も知らない
08/12/31 10:27:49 E88r/Yrd0
安部公房は?
648:名前は誰も知らない
08/12/31 10:42:29 GWJTrt4vO
ああ、忘れてた。葛西善蔵は「あんた小説書いてる場合じゃねえだろ」とツッコミたくなるような生活をしながら書いてて良かった。
嘉村磯多は「私小説の極北」と言われる作風は葛西善蔵と同類で良かった。
車谷長吉はこの系譜なので良かった。
近松秋江は情痴文学と言われてて、
周囲から「最低の人間」と言われながら書いてて良かった。
梶井基次郎はストーリーよりも肌触りが後に強く残るのと、
この見た目でこんな繊細な小説書いてんのかよ、と思わせる顔立ちが良かった。
永井荷風は文学史上最強の「中二病」で良かった。
終わり!
649:名前は誰も知らない
08/12/31 10:48:01 GWJTrt4vO
>>647
理数系の思考が強いのにシュルレアリスム的なのが良かった。
650:名前は誰も知らない
08/12/31 11:22:30 GWJTrt4vO
もうちょっと書くか…
吉本ばななは素直な書き方をするので特に嫌味がなく、若者言葉で言うところの「フツーにいい」といったところでフツーに良かった。
筒井康隆は何をやっても芸達者で良かった。
リリー・フランキーは深夜のお笑いラジオを楽しみに生きてた俺としては、そんなノリを楽しめて良かった。
久世光彦は読んでると贅沢な気分になるので良かった。
江戸川乱歩は内気な恋愛小説が良かった。
内田百 は狙いなのか天然なのか分からないボケをかますので良かった。
寺山修司は田舎モンなりのカッコつけかたを極めていて良かった。
651:名前は誰も知らない
08/12/31 12:47:20 5CZmxecCO
孤男なら乙一読むよな
652:名前は誰も知らない
08/12/31 12:49:44 S4N6n/cxO
乙一読むよ!携帯もってない話とか良いよね。
653:名前は誰も知らない
08/12/31 18:26:31 QtdtqxL3O
ジョジョ四部の小説書いてたよね
まだ読んでないや
654:名前は誰も知らない
09/01/01 18:41:09 XcNZyrEx0
>>639 儒教‐ルサンチマンの宗教 (平凡社新書、浅野 裕一)
655:名前は誰も知らない
09/01/02 13:55:05 /19/6tix0
儒教ってルサンチマンの宗教だったのか!
これは意外。
自分にとって儒学者のイメージは、冷静沈着、温厚篤実な老紳士。
読んでみようかな?
656:名前は誰も知らない
09/01/02 14:27:23 RaMAMeto0
「ピーク・オイルパニック」ジェレミー・レゲット
ピークオイル問題を地球温暖化問題と併せて現状分析を行い、解決策を探る
・ピーク・オイルとは?
油田は埋蔵量のある程度は採掘してしまうと単位時間当たりの生産量は減り始める(ハバート曲線)
この生産の最大点をピークオイルという
・ピークオイルは2000~2010年に迎えたとする意見多し
・また、産油国各国の石油確認埋蔵量は過大に見積もられている可能性が高い
・非在来型石油(タールサンド、オイルシェール)等は既存の石油の代替エネルギ-とはなり得ない
← 採掘コストが高い(莫大な天然ガス、淡水を消費)
・ピークオイル問題を避けようとすると地球温暖化問題に捕まる
→地球温暖化自体、科学的にマユツバ・・・
・ピークオイル問題を解決するには自然エネルギーを最大限に活用することで克服可能(太陽電池、風力発電etc..)
→著者自身が自然エネルギーの会社の代表を務めているため割り引いて話を聞く必要(ポジショントーク)
657:名前は誰も知らない
09/01/03 17:52:41 98g774/A0
難しいことはいいからw
658:名前は誰も知らない
09/01/03 20:32:13 b9HQNsoI0
ラブクラフトっておもしろいね
アホなことに、アニヲタやラノベ好きが読むもんだろって勘違いしてた
659:名前は誰も知らない
09/01/03 20:32:59 lPrj1jgV0
そりゃ不幸な誤解だ
ボルヘスもラヴクラフティアンだったんだぜ
660:名前は誰も知らない
09/01/03 20:34:33 WXNNSs8U0
大勝軒のオヤジが書いた本を読んでみようかと考えている。
ちなみに、そのラーメンを一度も喰ったことはない。
661:名前は誰も知らない
09/01/03 21:06:17 sMh2jORL0
「悼む人」天童荒太
久々に小説を読んだ気がする
終盤の視点がやや好みではないけれど、悼む人についての様々な問答が興味をそそる
読み初めとしては、今年はたくさん読むぞという気を起こしてくれる良い一冊だった
662:ネオプーアル茶 ◆DuCKQjrhEY
09/01/03 22:20:59 YWzFPn8Y0
夢野久作
江戸川乱歩
香山滋
中井英夫
小酒井不木
梶井基次郎
ニーチェ
年末年始に読んだ作家
663:名前は誰も知らない
09/01/04 22:35:14 PpUkY/GU0
芥川賞
鹿島田真希「女の庭」(文芸秋号)
墨谷渉「潰玉(かいぎょく)」(文学界12月号)
田中慎弥「神様のいない日本シリーズ」(同10月号)
津村記久子「ポトスライムの舟」(群像11月号)
山崎ナオコーラ「手」(文学界12月号)
吉原清隆「不正な処理」(すばる12月号)
直木賞は恩田陸「きのうの世界」(講談社)
北重人「汐(しお)のなごり」(徳間書店)
天童荒太「悼む人」(文芸春秋)
葉室麟(りん)「いのちなりけり」(同)
道尾秀介「カラスの親指」(講談社)
山本兼一「利休にたずねよ」(PHP研究所)
664:名前は誰も知らない
09/01/04 22:40:15 7xzpIQ6r0
芥川は鹿島田か田中がくる
直木はわからん
665:ネオプーアル茶 ◆DuCKQjrhEY
09/01/04 23:11:24 /NsDExNP0
「ドグラ・マグラ」は純文学且つ大衆文学ってことになるのかな?
666:名前は誰も知らない
09/01/05 00:01:36 LrCHXrJ9O
前に書いた春日武彦の「不気味な~」を読んだ。
前に書いた通り、小説と自分の体験を併せた「評論」とも「エッセイ」とも言えるし言えないとも言える内容。
著者の若い頃の個人的エピソードは俺の感性に馴染む。
極度の運動音痴とドアーズファンと「げんなり」が口癖との3点で、
かなり自分向きの書き手という気はずっとしていたが…
落ち着いたトーンなので読みやすいと思う。
667:ネオ黒豆茶 ◆DuCKQjrhEY
09/01/05 09:42:45 vPhjm+ee0
今年はバタイユ、澁澤龍彦あたりに手を出したい
668:ネオ黒豆茶 ◆DuCKQjrhEY
09/01/05 09:46:25 vPhjm+ee0
久生十蘭全集が新たに刊行されている
この調子で小酒井不木、大下宇陀児、蘭郁二郎あたりも頼みます
669:名前は誰も知らない
09/01/05 15:37:00 eiDOSHza0
浅田次郎の「地下鉄に乗って」を読んだが
すごいよかったな、親子関係とかを改めて感じた一作だった。
670:名前は誰も知らない
09/01/05 16:10:51 MBU/+0do0
>>660
わらった。
食ったら読みたくなくなるかもよ。
あの親父。弟子入り申し込まれて、断らないらしいね。
一週間程度修行して開業した連中が、評判落としてると思う。
上手いところと不味いところの差も大きい、大勝件は。
自分は、池波正太郎でも読んでみるよ。
仕掛け人シリーズ。
671:名前は誰も知らない
09/01/05 16:29:49 5dyzCaFv0
>>668
日野日出志を一冊は持ってるとみた
672:名前は誰も知らない
09/01/05 22:16:59 eiPVDnvj0
芥川賞受賞作は読書感想文は最高に書きづらいが気楽に読む分には楽しい
今んとこハズレがない
でも今wikiで過去の受賞作確認したらまだ20%くらいしか読んでないや
673:ネオ黒豆茶 ◆DuCKQjrhEY
09/01/05 23:44:13 VILmIn1D0
>>671
好きだけど持ってないよ
674:名前は誰も知らない
09/01/06 08:05:44 0VyD/UicO
文学なんて何一つ役に立たないなんて分かりきってるのに、
懲りずに三浦雅士の脳に飛び込んでしまった。
車谷長吉「女塚」の解説「独り相撲の論理」が面白かったのだ。
675:名前は誰も知らない
09/01/07 22:38:09 1f9LCscH0
>>591に教えてもらった春日さんの『幸福論』読んでるが、これは確かにいいなw
エピソードや著者のものの見方も面白くて、良質な短編集を読んでるようでもある
この中に出てきた、遊園地の、円筒形の回転するアトラクションてのが非常に気になる
客が数人入ると係員がスイッチを入れ、遠心力で客が壁に張り付くわけだが、その間徐々に床が沈んでいくという
見知らぬ人と向かい合って照れくさいまま壁に張り付いて回転するという絵がとても見てみたいんだが、
これ結局なんていう遊具なんだろうな
676:名前は誰も知らない
09/01/08 19:22:59 OeuHaRbr0
流行りを押さえようと思って
東野圭吾の流星の絆を読んでみた
登場人物がみんなキャラ立ちしてて
なかなかおもしろかった
静奈の「だから惚れてないって」がちょっと笑えた
677:名前は誰も知らない
09/01/08 19:38:33 O6odMDcN0
江戸川乱歩の「黒蜥蜴」を読んだ。
言い回しとか雰囲気は、さすがに「戦前」だった。
678:名前は誰も知らない
09/01/09 01:00:01 L+yfr2mQ0
向井敏の文章読本を読んだ。
細かい部分については時々「?」と思うが、彼の主張は小気味良い。
世間でどれだけ名文とあがめられているものでも、自分がつまらない文章だと思ったら容赦しない。
「こんなにはっきりと物を言う人がいたのか!」とびっくりした。
679:名前は誰も知らない
09/01/09 19:50:31 aD7c8Smc0
セシリア・アハーンの「P.S.アイラヴユー」を読んだ
夫を亡くした女性の再生と人生の再出発を優しく丁寧に描いていく
周りの人たちにきちんと役割を与えている点が好感度大
また物語がスタートした時点ですでに亡くなっている
夫ジェリーにも温かな存在感を与えている点も評価すべき
死んだ夫を死してなお愛し続けるホリー
自分の死後も生きていくであろう妻のために手紙を残すジェリー
涙を禁じえない場面が何度もあった
少しづつジェリーを過去に変えていくホリーに思わず声援を送りたくなる
個人的にはお兄さんのキャラが物語に奥行きを持たせていて良かった
これは作者の1作目の小説ということがまず驚きだ
20歳そこそこの女性がここまでの話を書けるとは特筆に値する
あげるとすれば
ラスト10ページで物語をささっとまとめてしまった感じがあるのがやや難点と言えば難点
それまでゆっくり時間をかけていたのが何だったのかと思えるダッシュぶり
それでも、死の床にいる夫が妻のために10通の手紙を残すなんていい話だと思う
映画はDVDになったら絶対に見ようと思う
680:名前は誰も知らない
09/01/10 01:22:33 MldPY4Ug0
マルキド・サドってどうなの?買おうか迷ってるんだけど…
681:名前は誰も知らない
09/01/10 05:56:22 zVT/FTsK0
このスレ見て結構面白そうだとおもって本屋行くんだけど大抵置いてない。
数十万冊もあるようなメガ書店でも無いものが多い。ちょっと古めの物とか外国物とか。
注文するしかないか。パラパラと立ち読みした上で買いたいんだが本当は。
682:名前は誰も知らない
09/01/10 09:24:01 20H7TTHx0
サタンのシナゴーク / アンドリュー・ヒッチコック
これでもかというくらいのユダヤ人に対する罵詈雑言
よくこんな本を出版できたなと思う
683:名前は誰も知らない
09/01/10 10:40:38 MPSHkGBy0
サドは前に1冊だけ読んだ
エロ・グロの描写は意外におとなしいが、エロ・グロが行われそうな
シチュエーションの描写はなかなか
想像力が掻き立てられる
でもエロさは期待できない
バタイユの眼球譚は文学性が俺にはまったく理解できず、ただのエロ小説だった
今までで一番エロかったのは中公文庫、ピエール・モリオン著、生田耕作訳
「閉ざされた城の中で語る英吉利人」で、電車の中で読むのがためらわれるエロ小説だった
684:名前は誰も知らない
09/01/10 14:40:50 +Q/URpMU0
私はサドの小説の主だったものは読んだし、評伝や書簡集まで買ってしまった
ところで、本屋に行くと、海外作家の本棚は一つだけしかなくて、残りは全て日本人作家の本棚だったりする
私は海外作家しか読まないので困る
685:名前は誰も知らない
09/01/10 18:33:49 sVN92LhRO
>>675
そうそう、春日さんはエッセイも語り口が「小説」なんだよな。
最近小説も出したようだが(俺は未読)小説家としても活躍してほしい。
686:名前は誰も知らない
09/01/10 21:45:21 LB4NHT1j0
サドは痛快だがエログロ妄想がいきすぎ。描写はあっさりだが発想が子供かよっていう感じの暴走ぶり。
マゾッホは情景描写がとても美しかった。意外とマゾではない
バタイユは単にエロすぎる。
ナボコフが小説として一番面白かった。
澁澤龍彦のエッセイがすき。少女コレクション序説とかいいよね。
687:名前は誰も知らない
09/01/10 22:55:37 wRUSBg2O0
綿矢りさ 「蹴りたい背中」
これは凄い!本当に凄い!
何が凄いってこの小説、何も事件が起きないのだ
事件らしい事件もないまま
アウトローな女子高校生の日常が淡々と描かれていく、それだけなのだ
でも、高校生活なんてそんなものである
普段の生活では何も起きないのだ
ドラマらしいドラマなんて起きないのが現実なのだ
この小説のリアルさはそこにある
一歩間違えたら女子高生のつまんないブログかケータイ小説みたいになってしまうところだが
これが絶妙なバランスでおもしろい
登場人物も3人だけ(ハツ・にな川・絹代)なのも凄い
小さな世界を小さいまま始めて終わらせる綱渡りみたいなスリリングな小説
10代の少年少女を丹念に丁寧に描けたのはきっと
著者が10代だったからこそだと思う
スーパータイムリーな小説
もしも2、3年遅く書き始めてたらきっと違う小説になってたんじゃないかな
そりゃ芥川賞取るわな
688:ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY
09/01/10 23:13:19 nJTraFRi0
梶井基次郎にだってそんな作品あるよ
689:名前は誰も知らない
09/01/10 23:47:00 EASuCvU90
ラッセル幸福論面白かった。
俺も超越するわ。
690:名前は誰も知らない
09/01/11 00:23:48 8d7z47dj0
>>685
あの「小説」感が何に起因してるんだろうと思ってたんだけど、
論文書くときの症例報告の手際にすごく似てるんじゃないかということでとりあえず膝を打った
出版したという小説も読んでみたいね
どんなスタイルで書くのがとても興味深い
691:ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY
09/01/11 01:44:03 yuZrM3EC0
バタイユの眼球譚ってエロ小説なの?
なんか想像してたのと違うな
692:名前は誰も知らない
09/01/11 09:01:58 s+cPVd7X0
>>687
綿矢は俺も好きだがあんま絶賛しないでくれw 薄っぺらく感じちゃうんでなw
「インストール」も読んだが生々しさもあって面白かったな。いい個性してる。
693:名前は誰も知らない
09/01/11 09:55:10 Zhw6uehP0
綿矢りさは俺も好き
3作目がひどい出来だったのが残念でならない
694:名前は誰も知らない
09/01/11 10:02:21 0dqaqgxg0
「ぬれた」しか憶えてない。
695:名前は誰も知らない
09/01/11 14:09:16 3potrmSy0
綿矢りさは孤男を冷やかしの目で見て観察してそうだから嫌いだ
696:名前は誰も知らない
09/01/11 15:33:40 qu0RdDKd0
「芋虫」江戸川乱歩
手足が無く、耳も聞こえない男が、妻に陵辱さる話。
読後の後味の悪さが、今も消えない。
697:ぬこマスク ◆HwIBBCgR66
09/01/11 15:40:27 u8cjjrui0
>>696
それ、俺も読んだ事ある
今でもトラウマになってる
人間椅子とかだったら最後はジョークで落としてるから良いけど
芋虫はマジでヤバい
698:名前は誰も知らない
09/01/11 19:26:58 Zez/6Z6J0
ユルス
これをどう解釈したらいいか?
699:ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY
09/01/12 02:28:09 MXO9vREZ0
「芋虫」は良い作品だね
個人的には「D坂」みたいな本格作品よりもこういうやつのほうが好き
700:ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY
09/01/12 02:33:42 MXO9vREZ0
正月に久作の乱歩評を目にする機会があったんだけど、
自分と似てて少し驚いた
701:ぬこマスク ◆HwIBBCgR66
09/01/12 02:35:17 w1iW2Jat0
そういえば乱歩の作品で、タイトルは忘れたけど
鏡マニアの男が、内部が鏡張りになってる球体の中に入って
そこであまりにも恐ろしいものを見たせいで
発狂してしまった作品があったけど
前にTVで、それと同じ実験をやってたから興味深く観たけど
別にどうって事ない映像だったからガッカリした
702:ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY
09/01/12 02:39:51 MXO9vREZ0
鏡地獄だね
同じ様にマニアックな性癖を扱った作家、蘭郁次郎の全集が出ることを期待してる
三一書房には頑張って貰いたい
703:ぬこマスク ◆HwIBBCgR66
09/01/12 03:00:38 w1iW2Jat0
この前、母親の本棚にある本をいくつか読んでみたら
阿刀田高と、笹沢佐保のが面白かった
704:ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY
09/01/12 03:12:21 MXO9vREZ0
今日古本屋で京極夏彦の「覘き小平次」を数ページだけ立ち読みしたら、結構面白そうだった
705:名前は誰も知らない
09/01/12 08:47:53 oyzRpwxS0
コテハンのどっちが集団ストーカーの被害者(笑)なんだっけ?
706:名前は誰も知らない
09/01/12 09:02:28 A83Bz8WA0
コテハン超うざいんだけど
707:名前は誰も知らない
09/01/12 10:10:45 oyzRpwxS0
>>706
あんまり言うと集団ストーカー扱いされるよ
708:名前は誰も知らない
09/01/12 10:26:09 HYoVSqX/0
弧男なら西村寿行じゃないか?
709:名前は誰も知らない
09/01/12 12:53:46 GtL3I0u80
ワンパターンじゃない?
とりあえず女犯しとけみたいな…
710:名前は誰も知らない
09/01/13 06:14:33 Pdp9w5YnO
前に挙げた春日武彦、
売れっ子内田樹との対談本があったが
あれで知名度が上がるだろうか…
興味を持った人には「幸福論」を大プッシュしたい。
押し付けがましいポジティブな本ではなく、
「幸福」が何なのか分からなくなる、
「幸福」という言葉の意味が溶け出すような経験ができると思う。
「幸福論」を読んで、春日武彦が現役の物書きの中でも指折りの人物だということを確信した。
「無意味なものと不気味なもの」も俺の期待を裏切らなかった。
711:名前は誰も知らない
09/01/13 06:24:12 n24ut0JkO
>>710
春日武彦と内田タツルの対談本を読んだけど(タイトルは、なんちゃらに健全な魂は宿るだったか?)、イマイチ。てか、対談本は馴れ合いが多く、ハズレが多いと感じる。
幸福論より中島義道の「不幸論」の方が、孤男にはしっくりくるかも。
712:名前は誰も知らない
09/01/13 06:34:06 Pdp9w5YnO
最近文庫化された吉本隆明「詩の力」
戦後の現代詩を主軸に読解。
前に「日本近代文学~」について書いたが、これについても言うことは変わらない。
俵万智の「職業的な自意識が言葉の上に現れていない」作品に触れて
「人間としての人格的な理想」とする著者だから書ける、
詩というものについて興味がある人間なら
誰が手にとっても損はないだろうという内容になってる。
谷川俊太郎、鮎川信夫といったお馴染み名前だけでなく、
歌謡曲の歌詞などにも触れている。
713:名前は誰も知らない
09/01/13 06:41:06 Pdp9w5YnO
>>711
もう1冊対談本出てるけど、そっちは春日さんは
ほとんど聞き役でがっかりした。
中島義道「不幸論」も良かったが「ぐれる」はもっと良かった。
「作家のぐれかた分類」は笑わせてもらった。
あの分類、2割くらい首を捻るところがあったが、
大体は納得した。
714:名前は誰も知らない
09/01/13 07:50:22 ftIQN9uuO
>>710
それってラッセル幸福論?
715:名前は誰も知らない
09/01/13 13:15:13 HzEV8EouO
春日が列挙した幸福はどうも春樹臭がしたんだが、俺だけ?
716:名前は誰も知らない
09/01/13 21:40:23 Q7EM7JVh0
弧男ならコレおすすめって本おしえてくらはい
717:名前は誰も知らない
09/01/13 21:57:31 B+NFin9Q0
>>716
『アウトサイダー』コリン・ウィルソン
718:名前は誰も知らない
09/01/13 22:08:05 K2Gdlu640
諏訪哲史「アサッテの人」
芥川賞にしては面白い!
誰もいないエレベーターの中、
両手を上げてチューリップの形の真似をする男に共感した。
719:名前は誰も知らない
09/01/13 22:21:12 I9UvPO+90
>>716
ロレンゾ・カルカテラ「スリーパーズ」
あの輝くような少年の日々。人生は何と残酷なのか。
俄然おもしろくなるのが復讐劇の始まる第三部から。
読むのが面倒なら映画版をどうぞ。
720:名前は誰も知らない
09/01/14 02:01:53 tsbGO+wP0
弧男とは関係は無い気もするけど、好きだよ。
721:名前は誰も知らない
09/01/14 10:20:59 fk9NKleb0
>>716
神林長平「戦闘妖精・雪風」
722:名前は誰も知らない
09/01/14 18:50:31 qt169tL70
「僕には数字が風景に見える」
アスペルガー+サヴァン症候群+ゲイの著者の自伝
この人の数学や語学の能力は本当にものすごくて
円周率を2万桁まで覚えたり、1週間で外国語をマスターしたり
発達障害ゆえに対人関係に苦労することが多い幼少の頃
やがて信頼できるパートナーを得て、自身の能力を活用し、立派な成人に成長する
この手の話を読むとどうしても特別な才能に恵まれなかったただの発達障害者に思いを馳せてしまう
まあどうにもならない問題ではあるんだが
723:名前は誰も知らない
09/01/14 18:52:56 WZYbSOYh0
ジョン・ファウルズのコレクターもかなりのものだよな。
出版社/著者からの内容紹介
網で捕った蝶を殺し、虫ピンで止めて飾って眺めるのを生き甲斐にしていた孤独な青年が、
ある日それを美しい女に試みようと思い立ち娘を誘拐する……
一面、警察の調書のように非個性的でありながら、
表現力豊かな文体で描かれたサスペンス小説の傑作。
わが国でも公開された米映画の原作。
724:名前は誰も知らない
09/01/14 19:08:07 tHN+qE9/0
>>723
ファウルズは「魔術師」も凄い傑作だよ
ただし、・・・・どういうことだったの?という感想で俺の頭の中がいっぱいではあったが、
それでも打ちのめされた。
725:名前は誰も知らない
09/01/14 22:31:12 dgXZ+EfVO
夏の扉読んで見ようかな。ぬこ出てくるし。
726:名前は誰も知らない
09/01/14 22:59:00 HYcbcqa+0
絵本だけど自殺うさぎ読んだ
オレも自殺しようと思ってるから、いろいろ考えさせられた
しかもうさぎかわいかった
727:名前は誰も知らない
09/01/14 23:59:56 WezYbzv70
チェーホフの「中二階のある家」
いいよね
728:名前は誰も知らない
09/01/15 00:51:15 2A4v9mweO
中二病乙
729:名前は誰も知らない
09/01/15 02:13:04 jujFzfcd0
>>727
ニコルソン・ベイカーの「中二階」もいいよ
730:名前は誰も知らない
09/01/15 03:08:48 4oHKGxSwO
ミル自由論 神
731:名前は誰も知らない
09/01/15 03:20:51 w5K3oJUa0
カール・シュミットの政治神学買って来た
古本屋で安く手に入るとうれしいな
732:名前は誰も知らない
09/01/15 15:57:39 coiarUfF0
ファウルズが好きな同志がいたとはうれしいね。
漏れも「魔術師」と「コレクター」読みますたよ。特に「魔術師」は自分の
中では「百年の孤独」や「カラマーゾフの兄弟」と並んでベストに入る。
でも、ファウルズのほかの作品はなかなか手に入らない。この前、どうにか
「マゴット」は手に入れた。
733:716
09/01/15 18:33:52 tEPZbMsr0
どうも。テスト終わったら借りたり買ったりします。
なんかこう、孤男だと読んでて辛いモン(幸せな家族とか友情を描いたもの)は読んでて苦しくなるから
出来るだけ手を付けたくないのよね…。
幸福論が結構読まれてるみたいだけれど努力論も推してみる。
734:名前は誰も知らない
09/01/15 18:57:07 rYe5AXwb0
ブコウスキーのくそったれ少年時代は良すぎる
735:名前は誰も知らない
09/01/15 20:21:39 jujFzfcd0
ブコウスキーは長編は全部傑作だな
736:名前は誰も知らない
09/01/15 21:21:20 O+1x4RRVO
俺は短編もぐたぐただけど好きだぜ
食肉工場で働く話とか
737:名前は誰も知らない
09/01/15 21:35:46 jujFzfcd0
>>732
コレクターは魔術師より断然わかりやすいしそれでいて幾重にも奥行きがあってよかったよね
いくらでも深読みできる
星島容姿者とか、時期的に思い出しちゃうけど・・・
フランス軍中尉の女もマゴットも読みたいな
738:名前は誰も知らない
09/01/16 01:26:17 FFUrLzPL0
>>675
遅レスだけどそれらしき遊具が
トリュフォーの「大人は判ってくれない」っていう映画にでてきた。
739:名前は誰も知らない
09/01/16 02:26:06 7BKjAT56O
夏への扉読んだけどよかった。信用とか希望とか俺には縁ない事だけどいいなって思った。
740:名前は誰も知らない
09/01/16 07:59:18 iV2qxPT50
あの回転遊具についての解答らしきものがあった
URLリンク(dospara.okwave.jp)
小さいけど写真あり
URLリンク(sydneylog.cocolog-nifty.com)
741:名前は誰も知らない
09/01/16 08:33:15 wHxeK/Ei0
>>740
やっとどういう物か分かった。面白そうじゃん。
床が遠のく不安感と見知らぬ人と向かい合う罰の悪さの融合www すごいとこ狙ってきた遊具だw
742:名前は誰も知らない
09/01/16 10:36:33 +VhJ3W+nO
「SIGHT」という雑誌に高橋源一郎が出ていたので読んでみた。
俺が密かに書いていた文学論(と言えるようなものではないが)の
「町田康と中原昌也の自意識は現代に居場所があるか」
の章を粗雑に、饒舌に源一郎が語ってくれていた。
やられた。
「車谷長吉は誰と対話しているのか」の章は三浦雅士に先を越された…
自分が考えてることなんて、誰でも考えるようなことなのだ。
いつもそうだ。
その度げんなりする。
そんなことはさておき、今年は太宰生誕百年。
太宰とセットで西の無頼、織田作にスポットが当たると良いな。「道」は傑作。
743:名前は誰も知らない
09/01/18 02:44:23 giVg9eab0
青の炎みたいな
犯罪者の主人公視点の小説でおすすめを教えてください。
あとこういうジャンルはなんというのでしょうか?
744:NEO戦車 ◆uJjKY28wMA
09/01/18 02:48:23 CRmFRz2d0
ココナットの実
745:NEO戦車 ◆uJjKY28wMA
09/01/18 02:49:38 CRmFRz2d0
「犯罪小説」か「探偵小説」だね
746:名前は誰も知らない
09/01/18 11:19:53 X32bfni+O
中島敦の「かめれおん日記」。
無気力な教師がうじうじと内省ばかりしている様が、自分の分身みたいだった。
747:名前は誰も知らない
09/01/18 21:08:37 0tlNcFXaO
「ペリリュー・沖縄戦記」を読む。
今度スピルバーグ、トムハンクスが総指揮で実写化。
最高
748:名前は誰も知らない
09/01/18 21:12:57 6DhEmQxl0
ケータイ小説の野いちごで
「涙の終りに」を読んでます。
かなり昔の話しみたいだけど私も過去に
同じように彼女に振り回された経験があった。
私の場合はお金もかなり使った。
ブランド物のバックが欲しいといえばお金貯めて
買ってあげたり。
挙げ句の果ては浮気されて妊娠した。
それを私の子だと装って中絶費用を出させた。
その後も色々あって別れたら、彼女ほうから
会いたい言われ、なんとなく関係を持ってしまった。
そしたら又妊娠したと言って中絶費用と言われ
お金を渡すとふられた。
そして又彼女の方から声を掛けてきて
関係を持つと妊娠と言われ、さすがにどこの病院なの?
私も行くというと逆ギレされ音信不通になった。
結局ずっとダマされていたんだけど、
あの時は自分がダマされているとは思ってもなかった。
何故かあのケータイ小説を読むとそんな昔を思い出します。
749:名前は誰も知らない
09/01/18 21:18:36 DdZIpKjYO
>>743
鳥人計画
750:名前は誰も知らない
09/01/18 21:21:21 Famshw210
>>742
あの左翼雑誌か
751:名前は誰も知らない
09/01/19 02:12:21 6ZTCHuB70
>>748
そのケータイ小説のあらすじなのかと思って読んでたら・・・実話なのかよw
752:名前は誰も知らない
09/01/19 08:03:55 Lj7Ch1weO
>>743
『罪と罰』は犯罪小説の古典。意外と読みやすい。
753:名前は誰も知らない
09/01/19 08:49:48 4wmwizcGO
中田英寿の本オススメ
彼も孤男的な部分あったし、読んでて共感できることが多い
754:名前は誰も知らない
09/01/20 01:48:23 Vr/Sh8R50
ポールオースターのナショナルストーリープロジェクトいいね
映画のスモーク好きなやつは読んだほうがいい
755:名前は誰も知らない
09/01/20 09:38:02 zK+KtDX90
スモークはあのさりげなさがなんとも言えず良かったな。見つけたら読んでみよう。
756:名前は誰も知らない
09/01/20 20:17:28 zKHy1ULd0
とらドラ読んでるわ
久しぶりに読む本がラノベだなんて…
本で考え方とか学ぶのもいいんだけど、
歴史とか勉強できるのがいいな
歴史モノか 時代モノか
757:名前は誰も知らない
09/01/21 19:00:16 d/iwXL6l0
沼正三の禁じられた青春とか
758:名前は誰も知らない
09/01/21 19:43:25 wB1LjFfPO
司馬遼太郎はどうだらう?娯楽歴史小説
759:名前は誰も知らない
09/01/22 01:48:03 Cvn2b2t0O
携帯厨になってから読書に集中できなくなってしまった
これはいかんね
760:名前は誰も知らない
09/01/22 23:16:17 1WmsAlsg0
>>758
司馬は娯楽小説だよ。
でも歴史の知識がつくから、教養を身につけるにはいいんでないかい?
761:名前は誰も知らない
09/01/22 23:56:43 Mt8ZvlCW0
翔ぶが如くなんか面白いな
762:名前は誰も知らない
09/01/23 00:08:43 P0dSbgDVO
歴史的な正確性は知らんが
辻原登の翔べ麒麟は面白かった
763:名前は誰も知らない
09/01/23 10:12:56 wnbISVsPO
小説を大量に読んだ。
俺みたいな人間はいないことが分かった。
だいぶ探したが、もう諦めた。
特に少年期のエピソードであるが、
何故「将来の不安」とか「大人への反発」とか「友情」とか「恋愛」とか「童貞」とか
抽象的なことばかり皆考えてるのか…
不登校になってそうしたことを考えているなら分かるが、
そうしたことばかり考えながら、毎日学校へ行くのだ。
時間割があって、それをこなし続ける必要がある限りは、
こなす為の「技術論の連鎖」が思考の大半をしめることにならないか…?
自分が異常だったことが分かった。良かった。
764:名前は誰も知らない
09/01/23 12:49:49 Th4OOT2K0
学校の授業受けるのに技術も何もないだろ
765:名前は誰も知らない
09/01/23 15:36:53 94u3kDkf0
>>763
小説じゃなくて哲学・社会学でも読めよ。
分業の起源とか教育の起源とか。
766:ネオ柚茶 ◆uJjKY28wMA
09/01/23 15:47:08 Wix9uTlC0
大きなお世話
767:名前は誰も知らない
09/01/23 15:50:38 Y/YERXKRO
いずれ壁にぶつかるからほっとけばいいよ
768:名前は誰も知らない
09/01/23 18:30:10 Smb8OVc60
多分この人はシングルタスクの人というか
一つのことだけでワーキングメモリがいっぱいになるんだ。
そういう脳のスペック。発達障害入ってそうだね。
769:名前は誰も知らない
09/01/23 18:50:20 KEMnRBCj0
わたし、男子校出身です 椿姫 彩菜
下世話な好奇心で読んでみたが
よかった。
ラストで母親から女としての息子を受け入れられる場面とか
素直にジーンときた
770:名前は誰も知らない
09/01/23 20:35:45 YbiiEiJWO
>>764
中学時代不登校だったけど学校行っときゃ良かったと思うよ
内申書の評価が全てだって今さら気付いた
点数上げるためにガリ勉の日々…も悪くないだろうな
>>763は単に選ぶ本を間違えてる
771:名前は誰も知らない
09/01/25 14:18:37 hEQBa/X90
>>721
わかるよ。
あれはいいね。
772:名前は誰も知らない
09/01/25 15:21:46 ecESYe0JO
もう多分ここに書かないので、
至福の読書体験について最後に書かせてほしい。
中島義道「孤独な少年の部屋」の
「製図」というエッセイ。
少年期の「正確さ」への執念とパニックについて。
この人は俺の少年時代に俺の近くにいて、
創作の為に俺を観察していたのではないか、
と思った。
へなへなと力が抜けた。
虚飾も誇張もギャグも抜きで語りかけて(そんなことはしないが)
俺の言葉が通じる人間が一人いることを確認できた。
それだけで良かった。
このノスタルジィ・エッセイに、少年期に出会いたかった。
呼吸装置になってくれた。
773:名前は誰も知らない
09/01/25 15:23:08 /w8m0EQIO
「てつがくこじんじゅぎょう」 鷲田清一・永江朗
各哲学者の象徴的・印象的なことばから入って、諸々の題材を哲学目線で分析する。
対談形式で読みやすい。
「齋藤孝のざっくり!日本史」 齋藤孝
日本史上の出来事がその後どうゆう影響を与えたのか、どういった部分が画期的なのか…
を分かりやすく解説してくれている。思わず人に話したくなる気持にさせられた。聞かせる相手いないけど。
「脳のなかの文学」 茂木健一郎
著者は脳科学者。最新の脳科学でも解明できない人間の持つクオリアとゆう概念。
その概念から文学・芸術を多様な例示を織り交ぜて論じる。
774:名前は誰も知らない
09/01/25 15:29:39 ecESYe0JO
もう一つ、町田康のエッセイを読んだとき。
大学時代、ゴミの分別について考えていたら、
24時間全部それに使うことになった。
他人に相談すると「大雑把で良くね?」と言われるが、
大雑把にする為の線引きが必要になり、
どれをどの範囲に大雑把にするか考えると、
分類表が更に複雑化し、「大雑把にしようという意志が更にディテールを細かくし、
事態を複雑化させる」
というパラドックスに陥る。
何もする気がなくなった。涙がこぼれ落ちた。
町田康を読んだ。
彼はこのパラドックスを体験的に知っていた。
それだけで良かった。
775:名前は誰も知らない
09/01/25 15:36:31 ecESYe0JO
>>773
「てつがく~」の「関係」に性的なものを感じるという話を読んで、
リリー・フランキーが「芝居とかの関係者席って何となくエロいよね」
と言っていたのを思い出した。
どうでもいいけど、何となく書きたくなった。
776:名前は誰も知らない
09/01/25 15:59:47 GL+zpRh80
町田康の告白読み終わった、積ん読は100冊を超えた
777:名前は誰も知らない
09/01/25 16:02:21 aXRsmb42O
自意識が病気みたいな腫れあがっている俺にはトルストロイが聖書
778:名前は誰も知らない
09/01/25 18:22:49 /w8m0EQIO
トルストロイ
779:名前は誰も知らない
09/01/25 19:46:43 Xm2nX/yh0
チュルゲーネフ
780:名前は誰も知らない
09/01/25 21:29:29 RBRf5cNe0
プゥシキン
781:名前は誰も知らない
09/01/25 22:18:33 0SHzfUuxO
ゴロンチャロフ
782:名前は誰も知らない
09/01/26 17:38:35 XuxUFB3k0
フォークナー「八月の光」(新潮文庫)
長いし難解だけど、重苦しく殺伐とした雰囲気がとても良かった
ドストエフスキーの長編が好きな人ならはまるかも
783:名前は誰も知らない
09/01/26 19:50:19 aeWTIktN0
アブサロムアブサロム
784:名前は誰も知らない
09/01/26 21:35:36 w2Ps/NFc0
フォークナーはサンクチュアリだけ持ってるな
785:名前は誰も知らない
09/01/26 22:35:56 NW/Af89Q0
「八月の光」抜群にいいね。ハッピーエンドなんだよな。
フォークナーは一冊しか読んだことがない。他のも良い?
786:名前は誰も知らない
09/01/26 22:47:11 sgB9D8Ff0
短編『熊』はよくわからなかった
787:名前は誰も知らない
09/01/27 01:41:35 AOENhdC10
ポールオースターのシティオブグラス読んだ
理解できなかったので評論も読んだ
疲れた
788:名前は誰も知らない
09/01/27 13:41:06 Fqv49jN50
ショーペンハウアー『随感録』
いいなぁ。やっぱこの人頭いいわ。
『ブッダの真理の言葉 感興の言葉』
こっちもいい。珠玉の名言が並ぶ。
789:名前は誰も知らない
09/01/27 19:06:28 v7M9oX2vO
みんなさ、よく全集とかに付いてる白っぽくて半透明な破れやすい紙ってどうしてる?
古本だとボロボロになっちゃってて捨てるかそのままにしておくか迷うんだよね…
790:名前は誰も知らない
09/01/27 19:17:19 tp3zBSjf0
白菜と豚肉といっしょに炒めて食べてる
791:名前は誰も知らない
09/01/27 20:01:45 333GLAF00
パラフィン紙な、全部パラグアイに送ってる
792:名前は誰も知らない
09/01/27 23:44:51 v7M9oX2vO
↑レス有難うございます邪魔くさかったんで捨てました。
ちなみに買ったのは谷崎潤一郎訳の源氏物語です。これから読みはじめます
793:名前は誰も知らない
09/01/28 18:13:16 7QRljm4c0
ニーチェ『この人を見よ』
分かりやすかった。
794:名前は誰も知らない
09/01/28 18:42:48 FuHeMeHGO
トルストイ 『光あるうちに光の中を歩め』 岩波文庫
795:名前は誰も知らない
09/01/28 18:59:05 s45yTr0/O
>>788
その本知らなかったありがとう
文庫で欲しいとこだね
796:名前は誰も知らない
09/01/28 22:32:16 Gd7YdkRs0
哲学書読むならやっぱりプラトン
『ゴルギアス』はソクラテス=プラトンの思想の基本が分かってよい
797:名前は誰も知らない
09/01/31 21:10:05 Q16swjoo0
電気グルーヴの続・メロン牧場/電気グルーヴ
昔大好きでラジオとかよく聞いていた
あれから十数年・・・
相変わらずリア充だなと思った
普通、社会に出て長くいると角がとれて丸くなったりするんだろうが
紙面上の彼らは自分が高校生だった頃の彼らのまま
印象に残ったやりとりは
「夜中に外を歩いていて、人とすれ違ったりするとき緊張するじゃん。特にそいつがダサイ格好とかしているほど意識しちゃうよね。
例えば12年前くらいのリーボック履いているような。そういうのとすれ違うときほど怖く感じる」
「何で怖いと感じるのか?オシャレだったり、今時っぽいとこがあれば、それって楽しんでるってことじゃん?
世の中に接点があるってことでしょ?
それがないってことは、今の世の中をそいつは普通のやり方で楽しんでないわけじゃん。
じゃあ何か、別の病んだ楽しみを絶対持っているはずなわけじゃん。
それが怖いと思うんだよね」
こういう考えもってる彼ら(一般人?)が怖いと思った
798:名前は誰も知らない
09/01/31 21:39:01 /3IBUidh0
そういう視点の狭さとか、異質な存在に恐怖するところは孤男として共感できる
799:名前は誰も知らない
09/01/31 21:42:38 IiFKqLX70
「普通の楽しみ方」「病んだ楽しみ方」
この「普通」や「病んだ」という形容ってなんだろうな
800:名前は誰も知らない
09/01/31 23:14:38 9nZiNMaZ0
誰しも自分を特別だと思いたいのだろう
801:名前は誰も知らない
09/02/01 06:47:27 McSQ0iy+O
>>800
ちょっとズレてないか?
802:名前は誰も知らない
09/02/01 08:53:16 BIrw+ecz0
この場合自分達を普通だと思って居るんだろう。
803:名前は誰も知らない
09/02/01 09:52:18 JALmFe8u0
>>797
あからさまに怪しい格好や不潔な格好なら分かるが。
ただリーボック履いてるだけって。普通のシューズ履いてるだけじゃん。
こいつらすげー病んでないか?「普通」の奴ならそんなの気にも留めないだろ?
804:名前は誰も知らない
09/02/01 09:53:54 alDB92820
12年前のリーボックがわかるというのが異常。
805:名前は誰も知らない
09/02/01 09:59:05 iXdSzC1/0
比喩的な意味合いだろう
中学生のころからずっとかわらないファッション、程度の意味かと
806:名前は誰も知らない
09/02/01 12:52:52 McSQ0iy+O
くどいようだが、比喩の下手さが異常。
807:名前は誰も知らない
09/02/01 13:47:33 iXdSzC1/0
そうか?十分理解できるが
小学校からファッションの変わらなかった知り合い何人かいるし
808:名前は誰も知らない
09/02/01 15:57:41 alDB92820
小学校から足のサイズが同じというのが異常
809:名前は誰も知らない
09/02/01 16:43:59 McSQ0iy+O
どうでもいい事だが、
「12年前」という言葉、「1ダース年前」と書き改めたくなる。
810:名前は誰も知らない
09/02/01 16:52:14 wSGN2GlY0
> 別の病んだ楽しみ
アニメやエロゲのことですね。わかります。
811:名前は誰も知らない
09/02/02 02:59:37 Xkz/45UpO
芝居を見るために町田康の「パンク侍」を読んだ。
時代小説だが、現代語が飛び交う。
作家志望の人が町田文体をよく真似するらしいが、
とてもよく分かる。
躁的にはしゃぐ部分はたまらなく自分もやってみたくなる。
町田康はいわゆる「パンクの人」からどう思われているのだろうか。
パンクの資質の一つに「自己を客観化することのできない精神性」
があるが、
町田は「自己客観性が強すぎるが故の社会不適合」という逆走をした。
俺は大喝采したのであるが…
で、山内圭哉脚本の芝居はいい具合に「テレビ的でない笑い」が起きていた。
812:名前は誰も知らない
09/02/02 22:34:47 YOemuYay0
町田康は好きなのだが、なぜ芥川賞を取ったのか、そこらへんの文学性とか
「自己を客観化」とか言われてもピンとこない
俺の中では、ちょっと変わった面白い文章を書く面白い兄ちゃん、という位置づけ
こんなこと言っておへどにされるのは勘弁な
813:名前は誰も知らない
09/02/03 02:29:17 NZnG6WyT0
人生経験が乏しいからか、感性が鈍いせいかわからないけど本格的な文学作品は大抵ピンとこないっす。
バタイユとかフォークナーとかイミフだった。
で、お勧めは喪や孤の定番だが、フランツ・カフカ。
何回読んでも頭がしびれるくらい引き込まれて「文学」って感じがする。
自己執着的な書き方が、孤や社会不適合者の素質に特有だと思う。
814:名前は誰も知らない
09/02/03 19:58:12 wf/KLupe0
「椿姫」 アレクサンドル・デュマ・フィス
パリの高級娼婦マルグレットと若者弁護士アルマンとの恋の物語
なんか色々あって付き合い始めたんだけど、アルマンのお父さんが娼婦と付き合うな、家の名誉にかかわるって怒って
アルマンの将来のためにマルグレットは身を引いて
突然、一方的に分かれを切り出したマルグレットにアルマンは大激怒
また色々あって
最後にマルグレッテは肺炎で孤独に死んじゃう
後に別れの真相を知ったアルマン号泣って話
(´_ゝ`) フーン
815:名前は誰も知らない
09/02/03 21:41:49 iZ5iQ26l0
昔読んだ「林檎の樹」ってのもフーンで終了だったな。
816:名前は誰も知らない
09/02/03 21:59:25 uKoeTC660
柳田國男
遠野物語・山の人生
817:名前は誰も知らない
09/02/05 18:32:21 aZuHAFaUO
横スレすんまそ
シリアスでダークなお勧め本ないですか?
818:名前は誰も知らない
09/02/05 20:06:08 mQ3Ng6Ms0
ジョーカーゲーム
819:名前は誰も知らない
09/02/05 21:45:49 rRqsv17h0
>>817
久坂部羊「廃用身」
まあ医療モノはシリアスになるのが常だけど、これはまた別の異様さがある。
820:名前は誰も知らない
09/02/05 21:55:16 2uHHNlhh0
>>817
「穴」ガイ・バート
821:名前は誰も知らない
09/02/05 22:30:18 zTeY3Mc20
>>816
遠野物語は面白いよな。河童は岩手では赤いと知ったよ。
822:グッピー兵長【9日目】 ◆tHK1DO3ry2
09/02/05 22:37:55 Jk+N66MF0
伊坂幸太郎「チルドレン」
823:NEO戰車 ◆uJjKY28wMA
09/02/05 22:59:03 zHz1TYjR0
>>816
山の人生
の序文が忘れられない
824:名前は誰も知らない
09/02/06 00:23:21 WyoOjfILO
>>817
ドストエフスキーかな
825:名前は誰も知らない
09/02/06 00:36:18 IeG8pf9g0
>>817
氷点 三浦綾子
826:名前は誰も知らない
09/02/06 13:19:05 ISxkWroGO
出口宗一とか漢字本が売れてるらしい。
これは麻生効果だろうか…
漢検ブームが起きるかな。
827:名前は誰も知らない
09/02/06 13:42:26 9h/UmAnkO
ラ・ロシュフコーってどう?
828:名前は誰も知らない
09/02/06 13:49:54 +BOQK6StO
白夜行原作。
女の怖さ醜さがこれでもかと描かれているシリアスな一冊
829:名前は誰も知らない
09/02/06 14:32:14 eBQaRsZa0
>>827
俺の崇拝するストア哲学をボロクソにけなしているというが
830:名前は誰も知らない
09/02/06 14:45:03 q19zkjE/O
夜は短し恋せよ乙女の文庫版が出てたから買ってきた
831:グッピー兵長【10日目】 ◆tHK1DO3ry2
09/02/06 15:04:48 8NN0lfwj0
重松清「卒業」
832:名前は誰も知らない
09/02/06 17:16:11 WyoOjfILO
>>826
もう起きてるらしいぞ。
833:名前は誰も知らない
09/02/06 21:29:22 zW+E0Yyh0
>>827
痛快だね
834:名前は誰も知らない
09/02/07 13:15:45 twuyGhUK0
不思議の国の論理学 流し読みもできねぇ
835:名前は誰も知らない
09/02/07 14:03:52 bTPcWhA7O
>>830
感想よろしくな。俺も気になってる
836:名前は誰も知らない
09/02/07 15:26:16 vN7QKmuf0
ジョージ・オーウェルの「動物農場」と「1984年」
837:名前は誰も知らない
09/02/07 17:12:36 yCVzRW5/O
>>830
孤男だったら同著者の「四時半神話体系」お勧め
838:名前は誰も知らない
09/02/07 17:32:48 6E+V8rQq0
なんで時刻なんだよ
839:名前は誰も知らない
09/02/07 19:59:59 +AZlbekU0
ツァラトゥストラを読んでみたけど、かなり孤高な本だな。驚いた。
たとえばこんなことが書いてある。
わが友よ!のがれなさい、あなたの孤独の中へ。
あなたは、このちっぽけな、みじめな者どもに、あまりに近づいて生きてきた。
目に見えぬかれらの復讐からのがれなさい!
840:名前は誰も知らない
09/02/07 21:18:50 Xfu1ba1Z0
俺は最後の人間についてのくだりが印象に残っているな。
ツァラトゥストラは何度読み返してもためになる。
841:名前は誰も知らない
09/02/07 21:52:57 ZH+T/lwR0
ツラトストラは高校んとき読んで挫折したな
思えば新○文庫の訳がひどかったような
少し前に『ニーチェ ツァラトゥストラの謎』をとりあえず読んだが
あんまり頭に入ってない
本棚にねかせてそのうち読むだろう本、に認定されてる
842:名前は誰も知らない
09/02/07 21:55:33 XYuLW0l50
僕は高校のとき読みきったけど全然覚えてない
843:名前は誰も知らない
09/02/07 21:57:34 q3vRY9sOO
↑わざわざ伏せ字にしなくても大丈夫ですよ。
銭ゲバの原作面白いズラ
844:名前は誰も知らない
09/02/07 22:12:10 XkLfzmVl0
新潮のは訳が古いからね。
でも、「ツァラトゥストラはこう言った」じゃどうもシマらない。
「ツァラトゥストラかく語りき」がしっくりくる。
845:名前は誰も知らない
09/02/07 22:18:39 vurTPPr7O
ゼノサーガepisodeⅢツァラトゥストラはかく語りき
846:名前は誰も知らない
09/02/07 22:27:05 83XMajKIO
『粘膜人間』
髑髏(どくろ)のくだり最高
847:名前は誰も知らない
09/02/07 22:40:14 ZH+T/lwR0
ざっと眺めてみたけれど
やはりというか、だいたい似たような本を好きになるんだなw
ここ数年に読んだ内でお薦めしたいような本を挙げると
『タタール人の砂漠』と『退屈の小さな哲学』かな
たぶん過去に挙がってるだろうけど
前者は人生の寓意としてこの類の幻想文学では最高の傑作だと思ってる
たぶん若いときに読んでたらその含蓄を十分に味わえなかっただろうな
後者はここ最近の哲学関連書においてもっとも偉大な本だと評価してる
現代(いま)は退屈の世紀だと、この本が世界に注目されたことで証明してるよ
848:名前は誰も知らない
09/02/07 22:48:02 ZH+T/lwR0
含蓄じゃないな
別に語られてる内容は深くなくて若くても理解できる代物だが
なんというか
若い頃にはないという経験の差が、その味わいの感傷を濃くするといったふうな
849:名前は誰も知らない
09/02/07 23:31:40 6auvrBtt0
>>847
俺ブッツァーティに興味あるんだけど、どんな感じ?
850:名前は誰も知らない
09/02/08 02:14:17 8O1Sb6LtO
みんなどれくらいで一冊読み終わる?
俺は記憶力・理解力がない、言葉を知らな過ぎる…のが原因で、一冊8時間ぐらいかかる…。
趣味である読者が億劫に感じる…。
活字に拒否反応を起こす時もある…。
851:名前は誰も知らない
09/02/08 03:40:18 Ux5wWszb0
>>850
ライトノベルなら、1時間で流し読み。
新書なら、3時間。
専門書は、10時間ぐらいかな・・・
俺も記憶力が無いし、一文読んだら前の文を忘れてて、
また戻って読んだりして時間がかかる。
『読書は一冊のノートにまとめなさい』って言う本がためになったよ。
結構、今までの読書術って頭がよい人向けに書かれている感じだったから、
はじめるのにも敷居が高かったりしてピンと来なかった。
でもこの本は、自分でもやってみようって言う気になったな。
852:ネオ柚茶 ◆uJjKY28wMA
09/02/08 03:47:17 EaJZHmYF0
大体の新書は一冊2時間で読めるようになっている
853:名前は誰も知らない
09/02/08 03:47:27 m4lH1cXc0
簡単な時事問題の本なら半日ぐらいで読むこともある
簡単で面白い本なら最初から最後までいっきに読むことも。数時間かな
でもこの頃は、簡単に読める本を読むのも飽きたので、一冊1ヶ月ぐらいでないと読めないものを好んで読んでいる
哲学とか古典には、そんな難解な本が腐るほどある
854:名前は誰も知らない
09/02/08 08:03:04 7azaMS1s0
俺は記憶力と理解力がないから必ず
本に赤線引いて、後でノートにまとめたりしながら読んでいる
まどろっこしくて時間かかるけど
適当に黙読してた頃より全然いいよ
855:名前は誰も知らない
09/02/08 09:22:57 ePgn/KRy0
俺もそうしよう
今は右から左だからな
856:名前は誰も知らない
09/02/08 09:45:43 GZlf0L3b0
小説とかでも気に入った表現等に線を引くのは前からすごくやりたいと思ってるんだよね。
読み返す時便利だし。ただ、新品の綺麗な本に、しかも気に入った本に傷を入れるってのはどうにも。
とはいえ保存用と書き込み用と2冊買うほどの熱心な読書家でもなければ金や場所の余裕も無いし…
別に文章自体が読めなくなるわけじゃないんだから思い切って書き込もうかな。
857:NEO戰車 ◆uJjKY28wMA
09/02/08 10:12:13 5Qz0de/+0
昨晩は不安で一睡も出来なかった
「悪夢の骨牌」「人外境通信」をポツポツ読む
中井英夫
この人は腐女子受けがよい作家なのではないだろうか
858:NEO戰車 ◆uJjKY28wMA
09/02/08 10:13:36 5Qz0de/+0
「きもちいい。きもちいい」
859:名前は誰も知らない
09/02/08 10:16:39 5N26NAYO0
中井英夫は好きなんだがそういう腐っぽい部分が苦手だ
860:名前は誰も知らない
09/02/08 10:17:36 1VI1IIJ60
>>847
この二冊面白そうだな
今度読んでみよう
861:名前は誰も知らない
09/02/08 10:30:21 SO0OfDk2O
て
862:名前は誰も知らない
09/02/08 10:32:32 SO0OfDk2O
村上春樹
主人公がよく独りでビールのむ描写があり、若い頃はそんな姿に憧れたが、
狐男の今、それが普通になってる。
863:名前は誰も知らない
09/02/08 10:36:32 hSqkN+wU0
本を読むって頭脳にいいね
昨年から1週間に1冊読むようにしてる
世の中に対する見方も変わったし
仕事に対する意欲も違ってきたし
生活が充実してきた
864:名前は誰も知らない
09/02/08 12:08:38 z/t5v52o0
>>856
なら「気に入った表現を書き込むスレ」でも立ち上げれば良い
865:名前は誰も知らない
09/02/08 12:14:24 0vT+iyeR0
>>863
すごいな
なんかオススメ教えてくれ
866:名前は誰も知らない
09/02/08 16:12:13 i1gBnAZ/0
>>849
ブッツァーティは他の作品を読んでないのでなんとも
ただイタリアのカフカとか称されてるみたいだから短編とかそんな感じかもね
『タタール~』に関していえばカフカほど技巧的でない
物語の展開や人物の描写もシンプルでそういう点におもしろみのある作品じゃない
動的な表現でというより、静的な表現の全体で普遍性のメタファーを得てるといったイメージかな
ま、そういう視点の意味ではないけど、なんとなくトーマス・マンのような雰囲気が浮かんだ
867:名前は誰も知らない
09/02/08 20:06:30 5N26NAYO0
>>866
ふむふむ・・・参考になった
いずれ必ず読むと思う。ありがとう
868:名前は誰も知らない
09/02/08 23:08:23 /7nLoPFs0
>>856
俺はあんまり気にならない本は図書館で借りて、好きな本は買う。って多くの人がそうだろうけど
でもなんで買うかっていうと、保存したりいつでも読めるように、っていうわけじゃなくていくらでも汚せるからだ
線引きまくったり注釈入れまくったりすると、おこがましい言い方だけどけど自分の本になっていく、という感じがする
それを読み返せばまたひと味違った読書ができて楽しい
869:名前は誰も知らない
09/02/08 23:42:19 QWLYZXar0
自分が読んだ本の本棚を見るのが楽しい
だから本は買う
870:名前は誰も知らない
09/02/08 23:54:05 6QaMEo+R0
出版社ごとに分けて並べるのがいいよな
871:名前は誰も知らない
09/02/09 02:39:26 6htWD9TS0
読みたい本が近くの図書館に無いので、古本屋で買う。
作品は面白いけどその作家自体が嫌いなので、奴の収入にしたくない。
872:名前は誰も知らない
09/02/09 04:35:41 7QZ04znpO
>>868
家の近くの図書館の本は書き込みだらけ...
萎えるよ...orz
873:名前は誰も知らない
09/02/09 06:24:09 DEDdzpF1O
>>869、>>870
見た目で言うと、俺は新潮文庫が好きだな。
作家別の色分けの中でも、特に、ドストエフスキーの濃いめの青色が気に入ってる。
>>872
図書館側は最後に借りたのが誰か分かってるわけだから、返却後また本棚に戻すときに、パラパラッとでもいいから落書きとかしてないか確認して、違反があったら貸し出しを制限するとかできないのかな、とは思う。仕事増えて大変かもしれんが…。
あと、自習室の机の落書きにも萎える。
874:名前は誰も知らない
09/02/09 19:38:30 Vmw/SM8B0
新潮はとにかくやすいのでありがたい
875:名前は誰も知らない
09/02/09 19:59:55 nWhoCVIt0
孤独が肯定されている小説や孤男が主人公の小説教えてください。
876:名前は誰も知らない
09/02/09 23:43:17 ARRxSkt80
>>874
最近文庫の値段が高くなってきたような気がする。
文庫本を手にとって、値段をみずにカウンターに行って1000円オーバーってことがあって以来
気軽に買えなくなった。
877:名前は誰も知らない
09/02/09 23:56:06 4bOzi2MU0
1000円超える文庫本ってすごい・・・
878:名前は誰も知らない
09/02/10 00:01:22 XPw9iPNq0
>>876
昔の文庫に比べて級数(パソコンでいう所のフォントサイズ)が
大きくなっているのがあるけど、ページ数水増しして値段上げてるのかな?
879:名前は誰も知らない
09/02/10 00:10:35 fhd70Kda0
新潮文庫の紙の薄さが好き
角川文庫の360ページくらいと同じ厚さで500ページになるイメージ
余談だが俺の髪もだんだん薄く・・・
880:名前は誰も知らない
09/02/10 00:38:52 V1CiecB0O
書庫にフォークナーの全集(全27巻)があった
しかも26冊は初版で新品
なにから読み始めるべき?
881:名前は誰も知らない
09/02/10 00:39:31 Lit0utqY0
どこの書庫ですか
882:名前は誰も知らない
09/02/10 01:47:13 V1CiecB0O
実家のです
883:名前は誰も知らない
09/02/10 02:07:04 TDpZKMaj0
>>875
イヴの夜 小川博巳
884:名前は誰も知らない
09/02/10 13:00:14 /O7eJG3lO
>>875
『かめれおん日記』
中島敦
885:名前は誰も知らない
09/02/10 18:35:16 KIGNbOwQ0
>>875
ガリヴァー旅行記
886:名前は誰も知らない
09/02/10 19:25:05 3qSCFfVZ0
>>882
俺の図書館として登録していいかな
887:名前は誰も知らない
09/02/10 20:58:46 jcDM9ZL7O
バカ猫!
おもしろかたよ。
死んだみたいだけど・・・・・
888:名前は誰も知らない
09/02/10 21:41:55 ZvHCAbNL0
中島敦は外せないな
ちくま文庫の全集(全3巻)は揃えるべき
中島敦というと国語の教科書で『山月記』や『李陵』あたりしか知らなくて
オタクっぽい冴えない顔写真にいたずら書きする程度の印象しかない人もいるかもだが
作風が異なるので単純な比較はできないしろ、芥川や太宰といった知名度メジャーよりずっとおもしろい
自分もボルヘスにはまってから中島敦を読み始めたのでその先進的な親似性に驚いた
(ちなみに『虎の書跡 中島敦とボルヘス、あるいは換喩文学論』という秀逸な評論がある。ただし高い!)
哲学っぽい思考とかに拘泥したりする人には親近感のわく作家だと思う
889:名前は誰も知らない
09/02/10 22:34:32 /O7eJG3lO
『オブローモフ』
無気力で出無精、寝てばかりなだらしないロシア貴族が主人公。理想の生活を妄想しながらも億劫がって無為の時を過ごしている。
890:名前は誰も知らない
09/02/10 23:19:32 GCP/wPKDO
人生に役立つような本を教えて下さいm(__)mおもしろいだけでなく世渡りに利用できるような……
891:名前は誰も知らない
09/02/10 23:52:50 fhd70Kda0
>>890
今日からできる!光合成入門
892:名前は誰も知らない
09/02/11 10:25:42 bUHOq3gk0
貧困襲来 湯浅 誠
流行なので読んでみた。
本書はタイトルどおり日本にある貧困についてのレポートである
豊富な実例をもとにしており、読んでいて憤りをおぼえる
著者はかつての公共空間から行政が撤退し、
代わって、「貧困ビジネス」と「強いられた支えあい」が新しい公共空間を作っていると論じている
そしてこの「新しい公共空間」を著者は「棄民化された貧困空間」と名づけている
「強いられた支えあい」としては、北九州市の極端な施策(住民の一人暮らし老人宅への訪問等、強制無償ボランティア)を例に挙げている
また、貧困ビジネスとは派遣請負会社、レオパレス21、保証人ビジネスなどを上げている
貧困ビジネスはネットワーク化されており、一度「貧困」状態に落ち込んだら個人の努力でそれを抜け出すことが難しい(貧困の固定化)。
行政に公共セーフティネットを支える気はもはやなく、これら貧困ビジネスは社会資源としてすでに根付いている
893:名前は誰も知らない
09/02/11 12:33:10 z+tZb+R80
まさにその貧困ビジネスである保証人ビジネスの担い手だったからなぁ湯浅は。
派遣村パフォに見え隠れする胡散臭さといい、どうにも好きじゃない。
894:名前は誰も知らない
09/02/11 19:46:35 g3u3N6kmO
>>890
聖書か論語でもよんどけ
895:名前は誰も知らない
09/02/11 22:26:47 mC88B0PF0
「ドグラ・マグラ」の映画版を今日劇場で見た
原作が強烈すぎたのでそれほど期待していなかったのだが、完成度の高さに驚いた
久しぶりに原作読み直そうかな
ブーーーン・・・
896:名前は誰も知らない
09/02/12 00:17:28 XTVTB6+yO
人間嫌いの言い分を読んでみる
897:名前は誰も知らない
09/02/12 00:39:12 n/vL2qRqO
織田作之助のどこかのどかな人情小説を読むと、しばし心が落ち着きます。
ぜひ、読んでみてください。新潮文庫で出てるはず。
898:名前は誰も知らない
09/02/12 00:55:33 oi250bSTO
ものぐさ精神分析
899:名前は誰も知らない
09/02/12 03:08:29 rgWRll830
>>897
↓か?
URLリンク(www.aozora.gr.jp)
900:名前は誰も知らない
09/02/12 04:49:33 KDfuVYtk0
本を買うことは滅多にない。図書館で借りるか、立ち読みのどちらか
901:貧楽亭空財布 ◆7P6S86Mz6c
09/02/12 07:20:53 9oyfyijyO
孤独さ余ってアマゾンで本を買いあさる日々
でもほとんど読まずに積みあげられていく
バーネット 秘密の花園
ツルゲーネフ 初恋
オレーシャ 愛
ドスト 鰐、悪霊
トルストイ 復活
ゴーリー 憑れた鏡
宮本輝 たくさん
平野啓一郎 月蝕←なんで買ったのか我ながら疑問
902:名前は誰も知らない
09/02/12 13:17:28 nU9FSLaqO
>>901
そのラインナップの中だと、初恋あたりは短いし、すぐ読めるのでは?
俺は光文社の読んだけど、文学史に残る超ドM主人公に共感しまくったよ
903:名前は誰も知らない
09/02/12 14:03:17 J2PpDwC80
>>901
宮本輝は高校の教科書に蛍川が載ってたのをきっかけに一時期たくさん読んだよ。
青が散る、春の夢は大学生時代にジャストタイミングで読んだからか今でも好き。
不思議と大学を卒業したらあまり読まなくなった。なぜだろう?
父親が事業で失敗して苦渋を舐めたり、不安神経症になったり、
芥川賞取った後に結核になったり、
ドナウの旅人の取材旅行で知り合ったハンガリー人を留学させたり、
まさに波乱万丈。
904:名前は誰も知らない
09/02/12 14:17:32 zRo+htjd0
本は買ったほうがいいと思う。
借りた本は頭に入らない。
買って積読だけでも、その本についての印象が増す気がする。
905:名前は誰も知らない
09/02/12 19:37:38 ukfNI6Qm0
愛着は増すな、たしかに
906:名前は誰も知らない
09/02/12 20:27:14 B71afZsZ0
悼む人
久しぶりにハードカバー買った
何で買ったかは今でもわからんが、楽しみ
907:名前は誰も知らない
09/02/12 20:42:23 1PkNfJYD0
高校時代、図書室で本を読み漁って過ごしてたのだが
内容をすっかり忘れてきたので買いなおしてる。
せめて読書ノートでも作っとけばよかった
908:名前は誰も知らない
09/02/12 21:02:12 wxWb0KfC0
>898 ものぐさ精神分析は愛読していたが、
最近の同じ著者の本は好きでないし、読んでない
909:名前は誰も知らない
09/02/12 21:59:28 Mdyv3DrR0
古くなった新潮文庫のにおいがとてもいい
910:名前は誰も知らない
09/02/12 22:06:39 rXcGSiaA0
皆新潮文庫って好き?
俺は河出文庫と中公文庫のちょっとひねくれた感じのラインナップが好きなんだけど、
ついつい新潮文庫を買ってしまう
911:名前は誰も知らない
09/02/12 22:31:31 gZkTEyC60
今年はまだ町田康の告白しか読んでない
912:名前は誰も知らない
09/02/12 22:42:26 ukfNI6Qm0
河出文庫は黄色い背表紙を即刻止めるべき
913:名前は誰も知らない
09/02/12 22:56:26 rXcGSiaA0
あの黄色い背表紙が好きなんだけどなw
あの背表紙で澁澤龍彦の本がすらーと並んでるさまがなんともいえず素敵
914:名前は誰も知らない
09/02/12 23:10:18 ukfNI6Qm0
あの黄色い背表紙はどうも講談社文庫みたいな感じのつるつるした感じでなあ・・
俺はダメだw
ちなみに河出文庫の一冊(正確には二冊)に俺はかかわったことあるんだぜムフフ
でかい本屋に行くと、置いてあるかどうかかならずチェックして無上の喜びをかみしめるのだ
どうだうらやましいだろう!
915:名前は誰も知らない
09/02/13 00:41:09 RX2fWNto0
引っ越してから周りの本屋の質が下がってしまった・・・
前は自転車で20分の間に蔵書50万冊の店、30万冊の店、
そこそこ大きいラインナップが素敵な店×2があった。
今は頑張って走っていっても中くらいの本屋が1カ所あるだけ。
それまでが本当に恵まれてたんだと初めて知ったよ・・・
地方都市から(割と)大都市に越したのになぁ・・・
916:名前は誰も知らない
09/02/13 08:33:07 dkrAmudT0
俺はハヤカワの青背ばっかりだな。
917:名前は誰も知らない
09/02/13 08:38:02 dkrAmudT0
>>915
本郷オススメ。治安良く神保町まで徒歩圏内。
神保町~御茶ノ水でもさがぜば7~8万の物件もある。狭いけど。
918:名前は誰も知らない
09/02/13 12:15:34 FnnTJ4NjO
鈴木いづみを簡単に紹介する。
『全部がポーズのようでもあり、本気のようでもあり』
この不確かさは共感する人が多いと思う。
『胸くそわるくなるくらいそらぞらしいことばって大好き』
これなんかも「胸くそわる」いと先に言ってるから、
「嫌い」でも「好き」でもどっちでも良いわけだ。
いつもこの地点にいる人は多いと思う。
で、これ。
『私は客観性ということに神経質になった。
思春期特有の、自分を大げさに考える
あの自意識が、大きらいだ。だが、ひとり
よがりになりたくないという思いの極端さは、
自意識過剰の裏返しだ』
919:名前は誰も知らない
09/02/13 13:03:18 CxyeVSPBO
>>910
新潮はヒモついてるのが良い
920:名前は誰も知らない
09/02/13 14:02:43 Q0iakifgO
>>919
ぶどうマークも良い
921:名前は誰も知らない
09/02/13 17:26:13 iJAjjfqu0
>>918
別に紹介しなくてもいいです
922:名前は誰も知らない
09/02/14 09:24:05 KiPTlCYNO
ぶどうマークはたしかにいいな
923:名前は誰も知らない
09/02/14 21:20:32 k4Pf9Y0FO
岩波のインク壷みないなの可愛い
924:名前は誰も知らない
09/02/14 21:50:25 0nyGVkNyO
岩波のしおりがいい
925:名前は誰も知らない
09/02/14 23:30:47 CvF149Cz0
で、あなたは読んだの?
っていうのはちくまのしおりだっけか
926:名前は誰も知らない
09/02/15 00:57:30 X/UaSVlxO
ちくまだよ
あの文句は最高だと思う
927:名前は誰も知らない
09/02/15 02:45:33 ktn9Gemm0
>>924
岩波のしおりって薄くなってないか?
昔はもう少し厚かったような
928:名前は誰も知らない
09/02/15 13:31:12 kr8PepU9O
「絶対安全文芸批評」佐々木敦
豊崎との対談、桐野夏生論、阿部和重論など。
この佐々木という男、俺の世代では一部で
カリスマ的人気で「ボビー・ギレスピーを
真似たお洒落ジャージ着て阿部和重風に
社会を風刺し、CDで出てる最新洋楽をわざわざアナログで
買う奴」がハッタリでインテリ気取り
女にモテるために用いるアイテムで、
非常にけったくそ悪いものがあり、
彼らが女子学生とデートしているとき俺は一人で
「江戸時代の物流」とか読んでいたので
人生に圧倒的大差が付いてしまったのであるが、
ちゃんと読んだらまあまあいい。
929:名前は誰も知らない
09/02/15 14:42:40 MQVzJUUyO
読みづらい
930:名前は誰も知らない
09/02/15 14:56:15 SEUtuw140
ハリーポッターくらいしかまともに読んだことないんですけど
最近あったドラマ化された心臓のオペの小説作品って面白いですか?
931:名前は誰も知らない
09/02/15 17:39:15 hrKRnG4gO
セリーヌ「北」高いけど買っちゃいました。今はジュネを読み直しています。
932:名前は誰も知らない
09/02/15 18:36:52 FLSeH7ApO
て
933:名前は誰も知らない
09/02/15 19:20:55 l53VcRK+0
論壇誌「正論」毎月購読してる。左よりの意見も取り入れたいと思ってるんだが「論座」の無い今
「世界」くらいしか選択肢がない、が あの表紙は毎月毎月買う気を無くす。マジで。
934:名前は誰も知らない
09/02/15 21:21:31 XuliqwUj0
>>933
あー、世界ね。
分かる分かる。
俺もあの表紙のせいで買わなくなった。
岩波書店ってほんと商売が下手だよな。
935:名前は誰も知らない
09/02/15 22:06:48 GeGEuXk10
ネット始めてから読書量が減ったなぁ。
月に最低でも5冊は読んでたのに、今じゃぁ1冊読むか読まないか...。
買ってはいるんだけどなぁ。
936:名前は誰も知らない
09/02/15 22:25:54 l53VcRK+0
ブックオフオンラインありがたいわ
937:名前は誰も知らない
09/02/15 23:03:06 lUo7CVt60
俺もネットやり始めてからうんと読書量が減った
しかし読んだテキストの数に換算すれば圧倒的に増えてるんだけど
938:名前は誰も知らない
09/02/16 01:03:48 XhzsT5BF0
マルクスアウレーリウスの自省録は良かった
939:名前は誰も知らない
09/02/16 01:18:11 OWNDukwWO
>>927
確かめてみた
言われてみればそうかも
940:名前は誰も知らない
09/02/16 02:33:28 FHuKUss7O
ネットやるようになってから本読む量は激減したな
携帯を寝床でやるのが尚良くない
しかし音楽はいっそういろいろ聞くようになった
941:名前は誰も知らない
09/02/16 03:38:26 MsPG1ked0
ネットやるようになってからも、本買う量は減った。
と言うよりも、紙の本を買わずにパブリックドメイン化した小説を読んでるだけだが。
942:NEO戰車 ◆uJjKY28wMA
09/02/16 08:33:58 8vw0FV290
>>933
2006年~休刊くらいまでの論座は割と面白かった
943:名前は誰も知らない
09/02/16 10:13:04 aNSu7+su0
ネットもそうだが、おれはBSで映画をよく見るようになった。
娯楽が増えると本を読まなくなるね。
944:名前は誰も知らない
09/02/16 17:14:47 5rIQwY7G0
月刊誌だったら「選択」という雑誌がお勧め。
945:名前は誰も知らない
09/02/16 19:50:12 hqzIXMzO0
>>944 選択か、ありがとう初めて知った。サイトの"併読誌"を見ると日経>朝日>>>産経か
やや左よりな内容?
946:名前は誰も知らない
09/02/16 20:47:45 X0wr2bly0
格差はつくられた―保守派がアメリカを支配し続けるための呆れた戦略 / ポール クルーグマン
2008年のノーベル経済学賞受賞者、ポール・クルーグマン教授が2007年に書いた本。
本書の主要な論説はタイトルどおり。
アメリカの現在の格差は政策によって作られたものであるというもの。
ニューディールが作り出した50年代の中産階級の時代がいかにして破壊され、現在の大格差社会が到来してしまったのか?
経済学者の著書でありながら、難解な経済の話はほとんど出てこない(これは訳者が割愛してるのかも)。
過去から現在に至るまでの共和党政権に対する痛烈な批判が本書の主張の軸となっている。
従来の格差拡大の理由としては一般的に以下のような説明が受け入れられてきた
グローバリゼーションや技術革新
↓
単純労働者の賃下げ圧力&専門職の賃上げ圧力
↓
エリート層の形成
↓
エリート層の共和党への献金
↓
エリート層の要求受入
↓
さらなる格差
本書は政治の経済に対する優越性を強調する。
1920年から50年代に起こった急激な経済格差の縮小(「大圧縮の時代」)は主に政策のためであったと言う
そして、経済的グローバリゼーションが格差を広げたのではない。
(同じ条件にもかかわらず他の国、ヨーロッパ・日本はアメリカほど格差が広がっていない)
70年代に右派急進派が共和党を掌握したことこそが格差拡大の原因である。
クルーグマンが指摘していることの中でもっとも重要なことの一つは
共和党の中で右派が勢力を拡大させた最大の原因は、アメリカ人の人種差別意識であるという
共和党が人種差別意識を煽る
↓
保守派ムーブメントの台頭(右派が共和党を支配)
↓
大方の国民が不利になるような政策が受け入れられてしまう
(労働運動攻撃および経営者優遇政策)
↓
格差大
という流れ
(つづく)
947:名前は誰も知らない
09/02/16 20:48:16 X0wr2bly0
(つづき)
過去にアメリカ国民全員に健康保険を与えるチャンスがあった際、白人の一部はこれに猛烈に反対したという。
国民皆保険が実施された場合、黒人、ヒスパニックなどが恩恵を受けることになる。
そして、これを税金によって一番多く負担することになるのはアメリカの白人富裕層。
これは一部の白人にとって到底受け入れがたいものだったという
かくして、アメリカは先進諸国の中で唯一、国民皆保険を提供できていない。
こうした、人種差別的意識の結果台頭した「保守派ムーブメント」こそが「制度」と「規範」を変化させ、格差の拡大につながった。
また、本書で述べられていた論説で興味深かったのは、エリザベス・ウォーレンらが行ったアメリカ家庭の破産件数増大の原因に対する調査である。
今日、我々はマスコミなどを通じて個人破産の原因は分不相応な贅沢品の浪費のせいだというイメージを持っている
しかし、本調査の結果、破産の原因は子供のための住宅購入のせいであるという。
アメリカではよい学区でないとまともな教育を受けることはできない
このため、親は子供のために背伸びをして高い住宅を買わざるを得ないという
決して彼らが貪欲で愚かだったわけではない
子供に悪化する社会の中で勝ち残るチャンスを与えようとしただけだとクルーグマンは擁護する
現在、アメリカ社会の中で「保守派ムーブメント」はその勢いを失いつつある
理由は①白人人口の低下と②白人がかつてほど人種差別的ではなくなってきたからだという
故に著者は不平等と格差を是正するために再び政治が大きくイニシアティブを取ることを主張する(民主党を応援している)。
社会保障整備こそ新しいニューディールであると著者は強く訴える。
新自由主義経済に対して鋭い批判を展開してきたクルーグマンがノーベル経済学賞を受賞したのはまさに新自由主義の時代が終焉しようとしつつある時代を象徴するものである。
行き過ぎた富の一極集中は社会を不安定にさせる
持つものと持たざる物が共存する世界で、経済的に両極端に位置する人々が“ほとんどの人間は信頼に値する”と信ずる理由はほとんどない・・・・・
何故なら、社会的信頼感は経済平等の上に成り立つものであるからだ
格差は是正されるべきだ
アメリカが最も繁栄したのは政策的に中流社会をうみだしたときだった
経済・社会の発展のためには再度、政治的に貧富の差を是正しなければならないと筆者は主張する。
948:名前は誰も知らない
09/02/16 21:41:57 T1zP7CXB0
前から思ってたんだけど、スレ違いのコピペ貼る奴って何なの?
なんか使命感でもあるのかね?
>>943
作品のあらすじとか紹介してるサイト見て既に読んだ気になってる。
ちゃんと作品と向き合うべきなんだが、ネット始めてから読書量が格段に減ったよ。
949:名前は誰も知らない
09/02/16 23:15:49 rZ1MZXh8O
ネットで読書量が減った、てのは分かるなぁ…。
あと俺の場合、これは映画についても言えることなんだけど、何か分からない所があると色々なレビューサイト見たり、場合によっては何処かのスレで質問するクセがついてしまった…。
これじゃイカンと思い、最近は、余程イミフじゃないかぎり自分で考えるようにしてる
950:名前は誰も知らない
09/02/16 23:30:04 Q8Fdv+dI0
>>949
>あと俺の場合、これは映画についても言えることなんだけど、何か分からない所があると色々なレビューサイト見たり、場合によっては何処かのスレで質問するクセがついてしまった…。
>これじゃイカンと思い、最近は、余程イミフじゃないかぎり自分で考えるようにしてる
俺もそれつくづく感じる。前知識や意見の統一や他力本願やら、ネットによる弊害って大きいよね。もちろんタメになる部分もあるんだけど、
でもなるべく素で色んな作品に巡り会い、接することができた以前の方が遥かにまともだったような気がする。
951:名前は誰も知らない
09/02/16 23:42:41 ZN4ck53L0
麻耶雄嵩と北山猛邦は面白いなぁ
正直そんなに評価の高い作家ではないけどどこか歪な人間観が好きだ
952:名前は誰も知らない
09/02/16 23:55:55 nbypLVEo0
>>946-967
概要だけではなく感想も書いてくれると参考になる。
953:名前は誰も知らない
09/02/17 01:09:58 kbD740/MO
夜は短し歩けよ乙女をやっと読み終えた
微妙にファンタジー要素が入ってるのと人物が魅力的なのが良いね
読んでて幸せな気分になるね
主人公の片思いの心情描写がやたらとリアルだったから
色々と思い出したくないことを思い出してしまった
954:名前は誰も知らない
09/02/17 20:18:49 pFVLfPC4O
萩原朔太朗「さびしい人格」
おすすめ 読んでみて
955:名前は誰も知らない
09/02/17 21:55:21 /ZnZlNPG0
あのさ、「世界の中心で愛を叫ぶ」
おすすめ 読んでみて
って言われて読む気する?
せめて簡単な内容と感想を書いてちょーだいな
たまに本のタイトルだけ書き込むのがいて、オススメなのかつまらなかったのか
ただ自分の日記として書き込んだだけなのかさっぱり分からないのもあるし
946とかも本気なのか冗談で書き込んでるのか知らないけど、あんだけ長文で
自分の意見・感想が何一つないし、まったく読む気おきないわ
本屋のポップのほうがずっといいよ
956:名前は誰も知らない
09/02/17 22:31:37 EKor1sQh0
今度の直木賞の作品が気になります。
957:名前は誰も知らない
09/02/17 22:35:22 Yps0gQmQ0
セカチューって映画はただのバカップルだけど小説は深いらしい
というのをキャバクラのおねーさんから聞いた
958:名前は誰も知らない
09/02/17 23:10:18 ku0/6zgFO
>>899
そうです。ぜひっ!
959:名前は誰も知らない
09/02/17 23:53:15 ErBC3sdY0
>>955 >>957
ハーラン・エリスンの「世界の中心で愛を叫んだけもの」というSFがあります
まあ、ここに書き込むような方たちなら、とっくに御存じでしょうが
960:名前は誰も知らない
09/02/17 23:59:09 575Clzsk0
読みたいけど最寄りの図書館に置いてないんだよ
誰か寄贈してくれ
961:名前は誰も知らない
09/02/18 00:12:08 v7cJX8sW0
>954
朔太郎ファンっす。なんか頭の悪い自分にもものすごく単純でいて、わかりやすく、
読みやすかった印象があります。
絶望の逃走という詩を読んだときにショックうけましたね
じぼあんじゃ~ん のあるううう~とかわけがわからないけど
この人はまちがいなく弧男だったと思う
962:名前は誰も知らない
09/02/18 00:16:58 DkSg50eJ0
朔太郎は妻帯し子供もいたけど、自分の娘ともまともに目を合わせることができなかったらしいね
963:名前は誰も知らない
09/02/18 01:25:42 YUG5syPq0
>>962
娘側の視点も知りたいとおもったら
本があるみたい。
父・萩原朔太郎 筑摩書房 1959 のち角川文庫、中公文庫
by wikipedia
そのうち読むことがあるかな・・
964:名前は誰も知らない
09/02/18 11:41:02 KPdBmNbe0
>>955
このスレは別に他人にお勧めする本を上げるスレじゃないからね。
POPのほうがいいのは当然だろう。販促の為なんだから。
気になればググるなり本屋で手にとって自分で判断するなりすればいい。
読む気起きなれりゃスレ開かなければいいだけだし、POP見てればいいんじゃないの?
965:名前は誰も知らない
09/02/18 11:50:01 ieR9ZI2W0
>>964
大筋では同意
タイトルだけあげることが
住人からすりゃ不親切だし
情報価値としても低いとは思うが
別に仕事でもなんでもないしねえ
966:名前は誰も知らない
09/02/18 14:31:04 803zi7L80
アンネの日記を読んだ。
俺が20歳を超えてから考え出したようなことを、14歳の少女が実に見事な文章で表現していることに驚愕した。
特に両親に対する思いと、内気で孤独な少年に向ける愛情と失望が痛いほど伝わってきた。
いい子でいることを常に選択してきた姉のマルゴット、愛情に飢え自分を価値のない人間だと思い込んでいる少年ペーター、
そして自分と他人を観察、批判しながら成長していこうとするアンネ、俺の中にはまさしくこの3人のような子供がいて、
愛したい、救ってやりたい気持ちにさせられる。
967:名前は誰も知らない
09/02/18 15:10:09 BqejGL9V0
アンネの日記は捏造説があるんだよね
968:名前は誰も知らない
09/02/18 18:26:30 mz5uWx9Q0
当時高級品のボールペンを使ったらしいしね。
俺たちが学校の教科書で習った歴史なんてしょせん表層的なものだし。
ワーテルローの戦いでナポレオンが負けたことは教えても、
その戦いで天文学的な富を得た一族についてはほとんど教えないし。
セシルローズの名前は出ても、ミルナー幼稚園についてはほとんど教えられてないし。
969:名前は誰も知らない
09/02/18 18:27:01 3JkF3VMaO
「書かれた内容は事実とは限りませんが、書かれたという事実は事実です」
日本教について/著イザヤ・ベンダサン_訳山本七平
古本屋で80円だったから読んでみた。
当時の状況は知らないけれど、皇室制度、靖国問題、中国朝鮮との軋轢、マスメディアと大衆、日本人の気質や政治的態度など、
今にも通ずる話が多くて楽しめた。
970:名前は誰も知らない
09/02/18 18:54:19 7QznIX9o0
朔太郎、孤男かなぁ。
最も、社会不適応人格なのはわかるけど、
若い時分から、友人も、取り巻きもいっぱいいてたしな。
971:名前は誰も知らない
09/02/18 22:43:30 iRFsUQjH0
朔太郎は弧男であるだけでなく、精神的に病んでいるね。
僕の孤独癖について
URLリンク(www.aozora.gr.jp)
972:名前は誰も知らない
09/02/19 19:33:33 0xh8GHqB0
>>959
お前、元ネタ言いたかっただけちゃうかと
>>959、>>957とかみ合ってないじゃん
孤男らしくてほのぼのできたわ
973:名前は誰も知らない
09/02/19 20:42:02 Om5TPEYY0
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974:名前は誰も知らない
09/02/19 21:34:21 BumYZubTO
魔術書を読んでいるのは俺くらいだろうな。
非科学大好きwww
975:名前は誰も知らない
09/02/19 21:47:50 /SYgqt4u0
俺は文学より陰謀論系の本が好き
ワクワクする
976:名前は誰も知らない
09/02/19 21:57:25 taEf175J0
>>975 「日中戦争はコミンテルンの謀略による」「日中戦争はドイツが仕組んだ!」
977:名前は誰も知らない
09/02/19 22:01:14 3u/Xl89r0
そりゃコミンテルン関わっていたんだろうけど、ちょっと関わっただけでも
陰謀だとか言われるんだろうな・・・
978:名前は誰も知らない
09/02/19 22:19:53 taEf175J0
日本が焼却しちゃった文書ってどのくらいあったんだろう。悔やまれるわ・・
979:名前は誰も知らない
09/02/20 13:55:17 DYvIXxnI0
初めて読んだ大江健三郎 「取り替え子(チェンジリング) 」
主人公≒著者、サブキャラも全て現実そのままの相関で登場するほぼ私小説のフィクション。
義兄にあたる伊丹十三の自殺とその背景が虚構の中で語られる。
>>49さんのレビューとかぶるが、各所に極めて個人的な芸術観が長々と語られてやや辟易。
それ以上に嫌なのが、迂遠かつネチっこい多方面(病的右翼ヤクザや業界人たち)への批判。
真っ向叩くならまだ気持ち良いが、いちいち緩衝材を挟む。でも辛らつ。
執筆姿勢・動機自体にも同様なまだるっこしさを感じる。
敵をリアルで直接攻撃はせずに、わざわざこうフィクションの中で憂さを晴らすのだが、
しかし誰のことを指しているかははっきり分かる書き方をして、それに対する反感には、
小説が持つ虚々実々さと、いかにも高尚な主題を盾にできるようになっているという複雑な嫌らしさ。
そこまで言うなら直接文句言いに行けば?と読者が思うだろうことを先読みしてか、
まともに相手するとどれほど粘着されて疲労困憊させられる敵なのかも作中で示してくれる。
いや、だったら作中批判もやめなさいよ、というかあなたも充分すぎるほど粘着でしょ、
などと著者との脳内対話がループする。
この冗長さは何だろうと思ったが、これがインテリ左翼という人種なのかなと勘付いた。
抗争を忌諱する人道主義者の仮面と、その実やむことの無い敵への糾弾欲求。
相反する両者を並び立たせるために取られた方式なんじゃないかと。
インテリらしく、それを多様な語彙と技巧で延々ネチネチ繰り返す能力もあるわけだ。
それが妙な味わいとなってるのも事実で、不快に思いながらも惹き込まれもした。
オブラートに包む振りをしたこれ見よがしな爆撃精神と、
翻ってなんとなく自己弁護されちゃってる被害者(著者サイドの人たち)というあざとさ。
その中に前述の個人的芸術観をぶち込んで、遅まきながらようやく表題にリンクする。
「死んだ彼を産み直します」―これはいったい何の宗教なんだろう。
命は「取り替え」などできない。そう考えることで失った悲哀や憎悪が減るというのか。
仮に減ったとしてそれは良いことか。人道的か。平和的か。健全と言えるのか。
著者が嫌った狂信者たちの、その反対側の端っこに到達していないか。
980:名前は誰も知らない
09/02/20 16:59:03 eEXslyQaO
坪内祐三「考える人」
幸田文、吉行淳之介、福田恆存、中野重治、唐木順三らの思考の
軌跡を追体験しようという試み。
インテリの資質がない俺が購入した理由は、
色川武大が登場すること、
著者のかっこを多用し言葉を補う
スタイルを面白いと思ったこと、
『地味渋』な装丁が好みであったこと。
この人の評論は、読んでも体も心も動かないものだが、
繊細に言葉が選択されていていい。
植草甚一についての章、東京の変化を嫌いノスタルジーに
流れたくなる著者が植草の街歩きの仕方に
勇気づけられるところ、何度も読んでしまった。
981:名前は誰も知らない
09/02/20 17:34:56 eEXslyQaO
それにしても著者(1958年生まれ)の学生時代の
エピソードには嫉妬するな。
「書斎派」対「実践派」の議論だとか福田恆存を友人に教わったりだとか…
俺は「うぉーい」とか「チンポー」とか「堂本光一みたいな
顔になってヤリまくりてえー」とか奇声を発する
以外のことを喋ると落伍者にされるような
(自分にとっては逆説的に緊張感のある)環境にいて、
TVは見るが読んでる雑誌が『TVブロス』
というのがせめてもの妥協点、折り合いだった…
で、坪内氏が福田恆存「人間・この劇的なるもの」に寄せたエッセイ、
学生さんにオススメする。
982:名前は誰も知らない
09/02/20 21:43:47 BKv6HcVz0
そういや、福田恒存の「私の幸福論」を昔読んだなぁ
口語体で書かれてるんだけど、口調が「~しておしまいなさい」見たいな感じで上品で
なんか心安まったよ。
「結婚できない」と言う女に「顔見なきゃわからん」って女性誌の連載で堂々と言う
福田恒存はかっこいい
983:名前は誰も知らない
09/02/20 23:33:49 ui2OkQKTO
久しぶりに図書館で本借りて来たもののあまり読む気がしない…
本は買って積ん読してたほうが自分には合ってそうだ
読み直したい時に手元にあったほうがいいし
984:名前は誰も知らない
09/02/21 15:27:32 dCAPD9Pc0
僕は図書館で女子高生を眺めながらする読書が一番
好きだね。女子高生の生命エネルギーが俺に力を与
えてくれるくぽ!
985:名前は誰も知らない
09/02/21 16:52:09 cPpC9qKP0
小説はあまり夢中になって読んだ経験が無い。
人生で一番没頭して時間忘れて読んだ本もノンフィクションだった。
986:名前は誰も知らない
09/02/21 17:06:15 2d5ggu7w0
>>985
その本教えて
987:名前は誰も知らない
09/02/21 17:27:59 cPpC9qKP0
>>986
「少年A 14歳の肖像」って本。
この事件ほど興味をそそられる事件は無い。
外国の殺人鬼のノンフィクションも読んだけどなんか違うんだよな。
なんていうか、犯人の少年の苦悩とか悲しみみたいのが胸を打った。
読んだ時の自分の年齢と犯人が事件起こしたときの年齢が近かったってのも大きいかな。
大人になってから読んだら「青臭いな」の一言で片付けてたかも。
若い時期に読めてよかったよ。あの没入感と読後感は、超飽き性の俺にはものすごく貴重な体験だった。
988:名前は誰も知らない
09/02/21 18:58:17 2d5ggu7w0
>>987
ありがとう
989:名前は誰も知らない
09/02/21 21:47:57 ZefH8BPN0
まだ途中だがパンク侍おもすれー
お前らいいもの紹介してくれやがって全く
990:名前は誰も知らない
09/02/21 22:21:24 9Cxb41c80
PHPの太平洋戦争の本読んでる。面白いわ。
991:名前は誰も知らない
09/02/21 22:52:29 zBL90ryI0
学生時代読書嫌いだったのに今は趣味になってもうた
992:名前は誰も知らない
09/02/22 09:02:18 R3F+BmEF0
ホスト規制でスレ立てできず。どなたか頼む。
無理な場合は重複の読書スレが一個立ってるからそこを避難所にするも良し。
「プードルの身代金」パトリシア・ハイスミス
犬の誘拐事件に入れ込みすぎたやや堅物で要領の悪い若い警官がドツボにはまっていく。
他の警官が捨て置く中、一番真面目に取り組んだ主人公が、最も感謝されるべき
犬の飼い主にすら心底疎まれてしまう過程が、イヤになるほどの説得力で迫る。
993:名前は誰も知らない
09/02/22 09:41:01 SBjcuo/X0
やってみたら出来た。
孤独だし読書しようぜ 七冊目
スレリンク(alone板)
994:名前は誰も知らない
09/02/22 10:52:43 Ux8r+dfF0
やればできる
995:名前は誰も知らない
09/02/22 15:08:02 8scOe5sLO
フロイト面白いよ。答えじゃなくて多様性が見てとれる。
それとフランス文学があまり出ませんね。ジャン・ジュネ「泥棒日記」なんて面白いけどな。ドキュメント好きでも見れる感じ。孤児でホモで家もなかったジュネの社会からは汚物だが詩情で美しき泥棒小説。不良なのにジュネの視線は母性で溢れてる。
996:名前は誰も知らない
09/02/22 15:17:01 9xuDXnZJO
もうすぐ1000(´3`)
997:名前は誰も知らない
09/02/23 03:30:16 0+sdyZcTO
最近SFばっか読んでるな
本屋より図書館のほうがSF小説あるって気がついた
ラノベはあるけど早川置いてある店少ないしあってもちょっとなんだよな
998:名前は誰も知らない
09/02/23 07:43:08 gmtKi3FX0
ハイペリオンは最高におもしろい
999:名前は誰も知らない
09/02/23 10:08:20 ZFhBBLC50
海外の有名SFは壮大なものが多いが、日本のこじんまりしたのも捨てがたいぞ。
小品ながらSF的スパイスがピリっと効いてる草上仁が好きだった。もう長らく読んでないが。
>>993
乙。
1000:名前は誰も知らない
09/02/23 11:08:48 nIoALRndO
1000もらうぜ
川端を4月までに新潮で全部読むことをここに誓います
1001:1001
Over 1000 Thread
/⌒彡:::
/冫、 )::: 1000だ
__| ` /:::: スレ立てろ
/ 丶' ヽ:::
/ ヽ / /:::
/ /へ ヘ/ /:::
/ \ ヾミ /|::: 孤独な男性
(__/| \___ノ/::: URLリンク(that4.2ch.net)
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