09/02/14 04:34:52 lFQy28yo
ほれ、これ基本な。
--- 携帯電話基地局の電波出力は、想定以上の出力が可能な能力を持っている。
(その要因はアナログとデジタルの違いの盲点を突き、規制値の独自解釈によって最大限の
出力が可能に設計されている)
--- 出力コントロールは常に制御室側から操作可能で、アンテナからの出力は常に一定では
ない。意図的に変更が可能で、この頻度は比較的頻繁に変更されている。
--- 電源設備は、最小構成で500W、最大で1kWの容量を持つ。電源はDC25Vを使用している
らしい。
--- コリニアアンテナの出力は位相がコントロールされており、フェーズドアレイのように
特定の方位にビームを向けることが出来る。これは2.1GhzのSBの基地局からのテスト信号
を偶然に受信して判明した。au,docomoについては把握していない。
--- 携帯電話の出力は規制値を超えている。最大5W出力という規制値は一般に無線設備の総電力
であるにもかかわらす、携帯電話においてはコリニアアンテナ一台につきピークは5Wと
解釈されている。
従って四つのアンテナを持つ施設では、実際には大きい電力が出力されている。
--- 電磁波のエネルギーは波長にも関係する。従って最大出力電力(W)以外に周波数によって
エネルギーが定まる。これらはプランク定数と波長を掛けた値、hvがエネルギーである。
従って、等しいエネルギーである場合、800Mhzと2GhzではGhzのマイクロ波帯では出力が
mWというオーダーとなる。ワット数はmWと微小になるが、出力されるエネルギーは等しい。
--- 携帯電話の電波は秒間800回ほどの間隔で出力制御されている。したがって生の電波は
AM変調されているように出力レベルが常に変化している。この変調はフェージングによって発生
したものではなく、意図的に出力が制御されているものである。
--- 携帯電話の総電力は通話状態によって変化する。CDMAはスペクトル拡散を二次変調として
利用しているが、これはマルチアクセスの手段として利用されており、時分割方式(TDMA)
とは異なるチャンネル利用法である。
したがって、同時通話が多くなると、同周波数帯での通信が増え、空間電力が増す。