05/09/10 18:08:58 Kua3wmGF
「昴萌えは、もはや趣味ではない。それは焼けつくように熱く、一日として耐えられないので誰もが
PS2に飛び込み、飢えから逃れようとする。一般人は、この深みから逃げ出す。昴スキーだけが、
耐えるのだ。神よ、なぜ我等を引き合わせ給うたのか!」
「昴には、神秘的な力で我々を魅惑し、熱狂させる何か違ったものがあったのです。それはじっと前
方を見つめ、鉄扇を振りながら戦う、一糸乱れぬ立振る舞いでした。しかし、私の父が昴について語
る時、その言葉に感激や萌えがなく、それどころかひどく不機嫌な響きがあるのが理解できませんで
した。父は、『昴は狼だ。奴は、我々サクラユーザーを恐ろしい形で誘惑しているのだ』と言うので
す。しかし、興奮した私たち昴スキーの耳には、父の言葉は耳に入りませんでした」
「サクラ大戦Ⅴが今日持っている人気、同人文化、関連イベントの多くは、ほとんどもっぱら、九条
昴によって生み出されたものである。昴は紐育華撃団のプロメテウスであり、その輝く両脚からは天
才の精神的な萌えが飛び出し、二次元の夜を明るくし、星組を、歴代華撃団の頂点とする道に上らせ
た。我々昴スキーは、昴を一般生活の根本に据え、昴力向上のために配慮しなければならない」
「それは、暑い日だった。蛇が見えた。くねくねと、長いやつ。昴オンリー会場入口から、どこまで
も長くのびてゆく。途中、力尽きて動けなくなった一人の昴スキーが座り込んでいた。彼は、狼のよ
うな声で泣き叫ぶんだ。『A-2の黒昴本、待ってくれ!F-5の新×昴本、買わせてくれっ!』…
…ってね。仲間は、肩をすくめて歩いてゆく。一度も、振り返らずにね……」