05/08/02 14:06:42 n1GMY2uk
昭和58年初夏。
例年よりも暑さの訪れの早い今年の6月は、昼にはセミの、夕暮れにはひぐらしの合唱を楽しませてくれた。
××県鹿骨市。県境にある寒村、雛見沢村。人口2千に満たないこの村で。それは毎年起こる。
雛見沢村連続怪死事件(1979年~1983年)
毎年6月の決まった日(綿流し祭りの夜)に、1人が死に、1人が消える怪奇。
巨大ダム計画を巡る闘争から紡がれる死の連鎖。
昭和中期に隠蔽された怪事件が、蘇る。
陰謀か。偶然か。それとも祟りか。
いるはずの人間が、いない。
いないはずの人間が、いる。
昨夜出会った人間が、生きていない。
そして今いる人間が、生きていない。
主人公『前原圭一』は、引越してきたばかり。
引越してきたばかりの圭一は、新しい友人達のおかげですぐに雛見沢へと馴染んでいく。
けれど穏やかな村と快活な仲間達と過ごす明るい日常は
やがて迎える綿流し祭りにまつわる死の呪いによって陰惨でどす黒い闇へと取って代わっていく。
205:死の連鎖関連
05/08/02 14:08:00 n1GMY2uk
(喰らった人間の内臓を川に流すのが由来といわれる)綿流し祭りの日に死亡、行方不明になった人達
1979年
ダム工事の現場監督が怨恨を持っていた従業員達に撲殺される。しかし主犯格は逃亡(園崎が逃亡に手を貸していたとの噂あり)
1980年
沙都子の両親が崖から墜落、死体は片方しか浮かび上がらず。もう1人は不明のまま。
1981年
梨花の父親が病死(本当に病死か?)
母親がそのショックで自殺を仄めかしたまま行方不明に(残した遺書の信憑性等に不信が残ったまま)
1982年
沙都子の叔母が何者かによって撲殺。その数日後に沙都子の兄が謎の失踪を遂げる。
尚この事件で叔母を撲殺したのは沙都子の兄だと思われていたが(叔父と叔母は沙都子を虐待していた)、
薬中の男が詳細な状況付きで犯行を自白。その直後に自殺したために、事件は一応解決した事になる。
1983年
圭一が綿流し祭りが始まる少し前に雛見沢へと引っ越してくる。
206:人物紹介
05/08/02 14:11:32 n1GMY2uk
前原 圭一(まえばら けいいち)
主人公。熱血漢で口先の魔術師といわれる。頭が良いらしいが精神的に追い詰められるとCOOL(KOOL)になる。
竜宮 レナ(りゅうぐう れな)
主人公の同級生で世話好きなのか、転校してきたばかりの主人公の面倒を見てくれている。
幼少の頃に雛見沢に住んでいたが、転校。しかしあるとき突然転校先の学校で問題を起こしたために村に帰ってくる。
村の守り神のオヤシロ様が実在する事を信じており、時折現れる怪奇現象としか思えない事象をオヤシロ様の仕業と思い込んでいる。
園崎 魅音(そのざき みおん)
主人公の上級生で、クラス委員長。雛見沢と隣にある興宮など近隣に絶大な影響力を持ち、ヤクザとの繋がりも噂される園崎家の跡取り娘。
年齢・性別を問わず誰とでも仲良くなれるリーダータイプ。
北条 沙都子(ほうじょう さとこ)
主人公の下級生。両親の死後に叔母達に引き取られるがそこで虐待される。1982年以降は同じく両親を亡くしていた梨花と同居するようになっていた。
トラップを仕掛けるいうひたすら迷惑な趣味を持っている。負けず嫌いで失敗してもめげない。
古手 梨花(ふるで りか)
主人公の下級生で沙都子とは同学年。歳不相応に落ち着いた物静かな性格で、沙都子とはまるで正反対だが、二人一緒にいることが多い。
古手神社の跡取り娘で巫女でもあるのだが彼女はその出生から特にオヤシロ様との繋がりが深いとされる。
207:人物紹介2
05/08/02 14:13:20 n1GMY2uk
園崎 詩音(そのざき しおん)
綿流し編から登場。興宮に住む魅音の双子の妹。何か複雑な事情を抱えているらしく、実家の園崎家へは滅多に寄り付かない。
富竹ジロウ
カメラマン。雛見沢の自然風景を取りに来ているとの事。結構体格がいいらしい。
鷹野
近所にある診療所の看護婦。雛見沢にまつわる人食い鬼の伝承を熱心に追いかけている危ない一面を持った人。
富竹と付き合っているらしい。
大石蔵人
雛見沢と因縁の深い定年間近の警官。しかし柔道の有段者で凄んだ時の威圧感は相当のもの。
入江京介
祟り殺し編から登場する診療所のお医者さんで何かと沙都子の事を気にかけている。
通称イリー。野球チームの監督を務めていることから監督とも言われる。
208:祟り殺し編 1
05/08/02 14:14:04 n1GMY2uk
祟り殺し編(綿流し編と同時期にスタート?)
魅音やレナ達との弁当製作対決にぼろ負けした圭一(口先の魔術でびりは免れた)だが、
その料理の腕の拙さをどうにかするために自炊に慣れている沙都子が彼を指導する事になる。(圭一の両親はお出かけ中)
それを機に2人は以前よりも仲良くなり、沙都子は圭一を「にーにー」と呼ぶ。(以前は失踪した彼女の兄、悟史がそう呼ばれていた)
けれどそんな穏やかな日々はすぐに終わりを告げた。
かつて彼女を虐待していた叔父が雛見沢に帰ってきて彼女を梨花の所から引き取っていったのだ。
(叔父は叔母が殺された事件で恐れをなして雛見沢から逃亡。しかし逃亡先でもある事件が起きたために再び雛見沢に帰ってきた)
学校を休みがちになり、叔父にこき使われて心身ともにぼろぼろになっていく沙都子。
だが現実的な法律の壁により沙都子を叔父から引き離す事が出来ずに、周囲の手助けは沙都子の許へは届かない。
(公的機関への連絡も空振りに終わる。沙都子自身は叔父の虐待は失踪した兄が帰ってくるまでの試練だと思い込んでいる為か事情聴取にも非協力的だった)
しかしついに彼女が性的虐待を加えられたと思しき反応を見せた時に、圭一の理性は決壊。彼は1人、叔父の殺害を決意する。
殺害計画を練った圭一は土砂降りの雨が降りしきる綿流し祭りの夜に、金属バットで叔父を殺害して穴に埋めて証拠を隠蔽する。
だがその帰り道、彼は偶然にも鷹野と会ってしまう。成り行きから彼女の車に乗って自宅にかえる事になる圭一。
警戒しながら言葉を交わすうちに圭一は鷹野から自分と同じ殺人者の匂いを嗅ぎ取っていた。
互いに会った事を秘密にしようと約束して別れる2人。
圭一は立ち去る鷹野を見ながら、死んでしまえと呪った。
209:祟り殺し編 2
05/08/02 14:14:37 n1GMY2uk
翌日、これで沙都子も楽になれると思って明るい気分になる圭一だが彼を待ち受けていたのはとてつもなく奇妙な現象だった。
祭りに行かなかった圭一に仲間達は昨日は楽しかったねと声をかけてくるのだ。(鬼隠し編の祭りの描写がレナや魅音の口から語られる)
まるで自分が本当に祭りに参加していたかのように話す皆の様子に戸惑いながらも、圭一は沙都子に声をかけた。
けれど沙都子の目は相変わらず死んだ魚のように濁りきっていた。
そして彼女の口から、今朝も叔父に虐められたと聞かされた圭一の混乱は頂点に達する。
自分は狂っているのかと思って入江に相談する圭一はその弾みで、彼に叔父殺しを告白する。
だが入り江は彼を理解する振りをしながら、看護婦に圭一は精神異常をきたしていると言った。
それを盗み聞きした圭一は逃亡。その際に鷹野が死んだ事を知り、入江も死んでしまえと呪う。
だんだんと狂気に犯されていく圭一。
殺したはずの人間が存在して、いないはずの自分が祭りで遊びまわっている奇妙な世界に悲鳴を上げながら、
彼は昨夜の晩に死体を埋めた場所を掘り起こそうとする。
穴を掘っている途中、圭一は待ち伏せをしていたかのように現れた大石によって窮地に立たされる。
逃げるわけにもいかず、大石の前で穴を掘り続けた圭一だが、結局死体は出てこなかった。
もう一度叔父を殺さなければいけないと決意して叔父の家を訪れる圭一だが、
叔父はおらずに叔父の虐待で脱水症状になりかけていた沙都子を発見する。
治療のために診療所に沙都子を連れて行こうとする圭一だが、診療所には警官が何人もいるようだった。
様子を伺う圭一はそこで入江が睡眠薬服用により死んだ事を知る(遺書はなく、自殺は他殺かは不明)。
圭一はそれと共に大石が行方不明になっている事を知り、ここが狂った世界であり、死ねと望めば人が死ぬ世界だと確信する。
210:祟り殺し編 ラスト
05/08/02 14:16:34 n1GMY2uk
とりあえず梨花の家に向かう二人だが、神社の前で2人はまたしても信じられない事実に遭遇する。
神社に放置されていた黒いゴミ袋の中に、腹を引き裂かれて内臓をぶちまけられて死んだ梨花の姿があったのだ。
逃げる沙都子を追う圭一。つり橋のところで対峙する二人だが、
沙都子は「圭一はきっと何か悪いものに乗り移られてしまったんだ。お前なんか消えてしまえ」と言いながら錯乱して圭一をつり橋から突き飛ばして川に落とす。
絶望しながら墜落して意識を失う圭一はその刹那、こんな狂った雛見沢など滅びてしまえと念じた。
けれど圭一は死ななかった。川辺で目覚め、傷を負いながらもとりあえず戻ろうとするする圭一だが、村中に腐臭が漂っている事に気が付く。
学校に到着すると彼を出迎えたのは自衛隊の人間達だった。彼らが持っていたラジオのニュースより、圭一は信じ難い事実を目の当たりにする。
彼が気絶している間に火山性と思われる猛毒のガスが発生して雛見沢の住人の殆どの命を奪っていたのだ。
何百という死体の山を見ながら圭一の意識は途切れてしまう。
(死者1200名。行方不明を除けばキャラクターの中で生き残ったのは圭一と興宮に住んでいた詩音のみ。詩音は数ヶ月後に自殺する)
エピローグ
記者と精神異常をきたしていた圭一との会話。
記者によると圭一が気絶していた場所は毒ガス発生地と予測されている鬼ヶ淵との位置関係により、毒ガスが必ず通る事。
圭一が生きていることはありえないとの事。圭一は取材の翌々日に原因不明の高熱で死亡する。
(毒ガスの発生地は本当に鬼ケ淵か?もしくは気絶していた圭一を動かしてから。目覚める前に川原に戻した人間が存在する?)
211:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/02 18:22:11 TImyCDp5
乙です
内容思い出すのに役に立ちました。
212:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/02 22:06:42 5+exJdHL
「舞-HiME~運命の系統樹」、
誰かまとめてくれない?
213:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/04 11:32:48 MqubDwEi
>>204->>210
乙。祟り殺し編はラスト向かっての展開がものすごいね。
実際にプレイしていた人は衝撃を受けただろうなぁ。
214:ひぐらしのなく頃に 暇つぶし編1
05/08/04 12:15:17 ZJ7Ngkek
舞台はまだダム工事の中止が決定していなかった昭和53年の初夏、主人公は赤坂衛という新米の公安部の刑事になる。
建設大臣の犬飼の孫(小学生)が誘拐され、その捜査の為に新米刑事の赤坂は雛見沢へと派遣された。
(雛身沢はそれほど怪しいとは思われていなかった為に新米の赤坂1人だけが派遣された)
現地に赴いた赤坂はダム反対運動を行っている鬼ヶ淵死守同盟(園崎家が主体)が脅迫や機器の破壊等のヤクザ紛いの過激な手段に出ている事を知る。
(しかも住人ぐるみで隠蔽工作やアリバイ作りをするために現行犯以外の逮捕は不可能な状態)
大石と出会って彼の協力を得た赤坂。
彼は観光客に扮して雛見沢へと足を踏み入れ、そこで梨花と知り合う。
無邪気で愛くるしく振舞う梨花を微笑ましく見守る赤坂だが村内を観察していた彼に梨花は、
「ダム計画は今年で必ず頓挫する」と予言めいた言葉を呟き、
突如雰囲気と口調を一変させると「東京に帰れ、さもないとお前はひどく後悔する事になる」と告げた。
だが元に戻った梨花にその言葉の真意を問いただしても彼女は首を傾げるばかりで何も覚えていない様子だった。
その後、大石の紹介で情報屋と接触した赤坂は、
彼から園崎家が公安以外の警察組織にすら極秘にしていた大臣の孫の誘拐を知っている事を聞かされて驚愕する。
また彼らは公安から新米が1人、雛見沢へ派遣された事すら知っていたのだ。
215:ひぐらしのなく頃に 暇つぶし編2
05/08/04 12:15:55 ZJ7Ngkek
翌日、彼は大石から大臣の孫が持っていた財布が雛見沢で発見された事を告げられ、死守同盟が誘拐に関与している事を確信する。
あまりに出来すぎな状況に園崎家に誘導されているのではないかと思いながらも、赤坂は大石と共に財布が発見されたという奥地へと向かった。
そこで赤坂と大石は誘拐犯と孫を発見。立ち回りの末に犯人を逃してしまうものの孫の救出に成功する。
大石との友情を深める赤坂。事件解決により妊娠して病院に入院している妻に電話をかけようと外に出て公衆電話を探す赤坂はその途中に梨花と出会う。
梨花は「電話を探してももうどうにもならない」と謎の言葉を告げる。
結局電話をかけられずに病院に戻る赤坂に梨花は、これから毎年血なまぐさい事が起きる、と言ってまたしても予言を始める。
彼女が言うには、来年の今日にダム工事の現場監督が殺されてバラバラにされる事、
二年後の六月に沙都子の両親が突き落とされて死ぬ事(或いはこれは不幸な事故かもしれないとの事)、
三年後の六月に梨花の両親が殺される事、
四年後の六月に沙都子の叔母が頭を割られて死ぬ事、
そして五年後の綿流し祭りの日かその数日後に梨花自身が殺されるとの事。
(それまでの死を受け持っていた連中は最後の死を否定しているとの事、にも関わらず彼女は自分の死を予感していた)
赤坂にそこまで告げると梨花は寂しそうに「死にたくない」と言った。
216:ひぐらしのなく頃に 暇つぶし編ラスト
05/08/04 12:19:12 ZJ7Ngkek
だが東京に帰った赤坂は知らぬ間に不幸が訪れていた事を知る。
梨花が「東京に帰れ」と忠告した日の翌日(事件解決の日の夕方)、赤坂の妻が事故で死亡していたのだ(赤坂の捜査によると他殺の可能性はないとの事)。
その七年後(昭和60年)、赤坂は定年退職した大石と再会。綿流し関連の事件について彼と情報交換をした。
雛見沢は祟り殺し編と同様の事件とガスが発生して壊滅していた。(圭一は雛見沢に移住しなかったという設定?大石も行方不明にはならなかったようである)
その中で赤坂は途方もない事実を目の当たりにする。
あの時、梨花から伝えられた予言がすべて的中した事。梨花がガス発生直前にむごたらしく殺された事。
梨花が彼にあの予言を伝えたのは、自分を助けて欲しいと願っていたからだという事。
赤坂と大石は事件の再検証と真相究明を誓った。
後年、赤坂と大石は彼らが事件について調べた事をまとめて本にして出版した。その本の題名は『ひぐらしのなく頃に』。
鬼隠し編~暇つぶし編までが出題編。目明し編から解答編に移る。
(目明し編以降はまだやっていないため、筋は書けないです)
217:planetarian ~ちいさなほしのゆめ~
05/08/05 16:59:57 3gICbOXb
世界大戦から30年後の、荒廃しきった世界が舞台。
主人公は屑屋をしていた。誰もいない都市に侵入して、食料や銃器などを得るという仕事。言ってしまえばゴミあさり。
ただし、都市には大戦の名残で自律戦闘機械が徘徊しており、常に死と隣り合わせだった。
屑屋が偶然、都市の中にあるプラネタリウムに入ると、「ほしのゆめみ」という、案内係のロボットに出迎えられた。
彼女には学習機能が欠けており、周囲の状況の変化にうまく対応する事ができなかった。
そのため、来るはずのない客を30年間ずっと待ち続けていた。
とにかく上映してもらおうという事になったが、機械が錆び付いていたため、屑屋は修理をした。
そして上映が始まったが、途中で電源が切れてしまい、最後はゆめみの声による説明だけで上映を終わらせた。
そして都市を出る段階になって、ゆめみが屑屋に付いてくる。お客様をお届けする義務があるという理由だった。
都市を出る直前、「シオマネキ」という自律戦闘機械と遭遇した。
なんとか破壊に成功したものの、戦闘によってゆめみが大破してしまった。
ゆめみはシオマネキに停止命令を出していたが、シオマネキはそれを承諾しなかったのだ。
「どうして、自分以外のものがこわれてしまったんでしょう」とゆめみは言う。
「天国を、ロボットと人間のふたつにわけないでください」と言い残し、ゆめみはついに動かなくなった。
他の戦車の音が近づいてくる中、屑屋はゆめみの中からメモリカードを取り出し、
武器を捨てて、ゆっくりと歩き始めた。
これから向かう世界には、武器なんて必要ないのだから……。
218:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/05 17:36:41 /Ge6hrhI
ひぐらし&プラネタの人、乙
そろそろまとめサイト作ろうかね
219:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/08 21:33:25 YDTHcY9L
多少活気が出てきたかと思ったんだが、そうそう書き手はいないか・・・
リクされてるやつはどれもやった事無いんで、適当に何か書いちゃってもいいのか?
220:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/08 22:13:43 IQdfXr+G
>219
どうぞ
ていうかぜひとも頼む…
221:My Merry May みさお編1
05/08/08 22:41:49 YDTHcY9L
じゃあ、マイメリの正史のみさお編でも。
>>56におおまかなあらすじが書いてあるけど・・・
ある日、恭介はたえの部屋に遊びに来ていたみさおと出会う。
その後も、たえやレゥを交えた四人でたびたび会っていた二人は、レプリスの研究に没頭する父親を持つ、
という共通点を持つ者同士、お互いに寂しさを埋めあうように惹かれあっていく。その過程で、レゥとみさおも親友同士となるのだった。
しかしある日、みさおにレゥがレプリスであると知られてしまう。
みさおは、父親が自分をないがしろにする理由のレプリスを憎んでいた。
そしてその結果、事故とはいえ、レプリスを殺してしまったという過去があった。
一番の親友であるみさおに「バケモノ!」と言われたレゥ。
再び仲の良かった二人に戻ってほしいと願った恭介は、みさおにレゥは普通のレプリスとは違う。心を持ったレプリスなんだ、それだけはわかってほしいと告げる。
最初は相手にしようとしなかったみさおだったが、やがて恭介の話を信じ、レゥに謝罪しようとする。
しかし、結果的にそれは恭介がみさおばかり気にかけ、レゥの事をないがしろにしてしまっていたのだった。
ある雨の日、レゥが突然外へ飛び出してしまう。
なんとかレゥを見つけ出し、謝罪する恭介とみさお。それを笑って許すレゥだったが、レゥの片腕は地面に転がっていた。
実はレプリスには、自らのレーゾンデートルを失うと身体が崩壊してしまうという欠点があった。
親友から拒絶された上、恭介の心も完全にみさおに向いていると感じたレゥの身体は、既に崩壊が始まっていたのだった。
その時恭介の兄である恭平が現れ、レゥを治療のためアメリカに連れて行く事になる。
間一髪、レゥは何とか助かったように見えた・・・。
222:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/08 22:56:39 DKzCrG5i
このホームページ
URLリンク(www.free-account.jp)
のX-Galleryへのリンクに使われているピンクの髪の子の画像(動画?)の元ネタのゲームを知りたいのですが
223:My Merry May みさお編2
05/08/08 23:00:31 YDTHcY9L
それから三週間後。
治療を終えたレゥが日本に戻ってくるというメールが恭平から恭介に届く。
一時は喜ぶ恭介とみさお。だが、恭介の頭にレプリスに関するある事実がよぎる。
レゥの「もう・・・だめだとおもうの・・・」という最後の言葉と、レプリスが自らの身体に下した診断に間違いは無いという事。
・・・そして、新たなレプリスを造るには三週間もあれば十分だという事。
そして数日後、空港で待つ恭介とみさおの前にレゥが現れる。
三週間前と全く変わらない笑顔で恭介に抱きつくレゥ。
だがその時、恭介は確信してしまう。
違う。レゥの笑顔を浮かべているこのレプリスはレゥでは無い。
あの五月を共に過ごしたレゥとは、もう二度と会えないのだと・・・。
魂あるレプリスを生み出しておきながら、放っておき、結果的には命を奪ってしまった罪。
この罪が赦される時は来るのだろうか・・・?
ちなみに恭介が真実に気づいてしまうのはAエンド。Bエンドは全く同じ展開だけど、やってきたレプリスがレゥではないと誰も気づかないため、
普通にハッピーエンドに見える。そしてAエンド見て鬱に叩き落されるのが正しいプレイの仕方。
時間あったらMaybeのほうも書くかも・・・さらに鬱になるがorz
224:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/08 23:04:38 IQdfXr+G
乙~
ほかにもこのゲームなら書けるぜって人がいたらどんどん書いてください
もうリクとか関係なしに
なにしろ書き手がいないとどうにもこうにも
225:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/09 08:28:11 fWOmrj0n
永遠のアセリア・アセリアルート、
第二章前に頭ン中で纏めるために途中まで書いたけど、
よく考えたらあんまりPC版と変わらないのね。
見ながら書いたら無駄に長くなったし、どうしたものか('A`)
226:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/09 09:01:02 w9EPW+m0
>225
エロゲ板のほうにもまだあがってないようだし
長さとかあまり気にせずとりあえず書いてみたら?
個人的にはヒロインひとりにつき1~2レスにおさまる長さがベストだが
227:・プロローグ~第一章「有限世界の妖精たち」
05/08/09 14:18:48 fWOmrj0n
主人公「高嶺悠人」は夢を見ていた。
事故に遭い、生死の境をさまよう義妹・高嶺佳織の傍らに寄り添い、
佳織の命と引き換えに、何者かと契約を結ぶ夢だ。
【汝の求めを叶えるならば、等価の代償を求める。
願いの深さだけ、我の求めを叶えなくてはならない】
数年後。悠人、悠人の義妹「高嶺佳織」、二人の親友「岬今日子」「碧光陰」、
唯一損得抜きで優しくしてくれたという理由で佳織に固執し、
自分から佳織を奪った悠人を激しく憎む「秋月瞬」を含んだ五人は、
異界『ファンタズマゴリア(命名:悠人)』へと召還されてしまう。
【代償を果たす時がきた。我を持ち、我の求めに応えよ】
ファンタズマゴリアとは、全ての命の根源たるマナを求め、争いを続ける有限世界。
争いの主な部分は人間ではなく、兵器としての位置付けである『スピリット』(※)が行う。
マナより作り出すエネルギー・エーテルを巡り、中世のようなその世界では争いが続いていた。
北方の小国・ラキオス王国近くの森で、永遠神剣第四位『求め』を手に一人目覚める悠人。
体が動かないため周りを見わたすと、そばに黒い翼を持つ少女が立っていた。
突然赤い光に包まれる少女。憑かれたような状態となった少女に『求め』の力の大半を奪われてしまう。
意識が薄れるなか、純白の翼を持つ少女「アセリア・ブルースピリット」が現われ悠人を救う。
アセリアの大剣に切り裂かれ、金色の粒となって消えていく黒い翼の少女。意識を失う悠人。
「『存在』が、敵ではないと言っている……連れて帰る」
※北西の山岳地帯ソーン・リーム台地より生まれてすぐ『永遠神剣』と呼ばれる剣と対にされ、
各国へ自動的に(破滅的戦争へ発展するよう配置)転送される、生殖能力のない女性のみの種族。
神剣によって人以上の力を持つ希少な兵器であり、奴隷のような扱いを受けている。
そのようなシステムを「誰が」「なぜ」「いつ」「どのように」作ったのかは、
「なぜか」殆どの人間に疑問を持たれていない。(第三章以降後述)
228:~第二章「蠢く野心」終了まで
05/08/09 14:21:32 fWOmrj0n
ラキオス・スピリットの館で目覚めた悠人。スピリット長・エスペリアの看護などもあり
会話などを覚えながら穏やかに過ごすが、王家に義妹・佳織を人質に取られた事で、
『求め』を持ち、スピリットを率いた隊長としての戦いを強いられる。
後に『永遠戦争』と呼ばれる戦の幕開けであった。
因果律の操作を行う代償として、本能を解消するために悠人を呼び込んだ『求め』、
伝承に伝えられし強大な四神剣の一振り『求め』の所持者・悠人を手に入れたことにより、
野望を肥大化させるラキオス王。本来ならば王族が操る対象であった神剣からの精神干渉を
より深く受けながら、ラキオス王は『求めのユート』率いるラキオス隊に戦いを命じ続ける。
殺せ、マナを奪えと渇望する『求め』の欲求と、同盟国への謀略・殺しの罪悪感に耐えながら、
ラキオス隊と共に転戦・交流・勝利を重ね、次第に絆を深めていくユート。
神剣と共に生まれ、神剣と共に育ち、神剣と同化する事により強大な力を繰り、
最終的には自我が神剣へと飲み込まれる運命を持つスピリット達であったが、
ファンタズマゴリア外の価値観を持つユートの方針・影響を受け、
ラキオスのスピリットは、次第に神剣の呪縛からも解き放たれていく事となる。
異世界ハイ・ペリア(人のみが行く天国)への憧れを持ち、
他国より「ラキオスの青い牙」と称され恐れられるアセリアもその一人だった。
スピリットの中でも極めて神剣との同調率が高く、自我の希薄なアセリアだが、
あの夜、光の柱の下より現れたユートに対しても「天空から来た人」と子供のような憧れを抱いていた。
ユートを通し「私という存在」を知るにつれ、その憧れも次第に特別な想いへと変化させてゆく。
『龍の魂同盟』を、自らの謀略と『求めのユート』率いるラキオス隊で全制圧したラキオス王、
その機を待っていたかのように、帝国「漆黒のウルカ」率いる遊撃隊が潜入、王は暗殺される。
佳織をも奪ったウルカは「僕の『誓い』で、貴様の『求め』を破壊してやる」と、瞬からの言伝を残し飛び去る。
后も王の後を追い自害した結果、レスティーナ第一王女が女王へと即位。帝国へと戦線を布告する。
「……もうすぐですわ。……やっと駒が揃ってきたようですね」
229:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/09 14:24:43 fWOmrj0n
設定説明共通部までで疲れ果てた(;´Д`)
少し置いてから個別書く、なるべく短めにするよ・・・。>>226
230:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/09 21:52:11 R7GQ7EQS
今のままでも全然かまわないっすよ
人いないけど、俺は毎日ここのスレのぞいてるから
231:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/09 22:16:37 w9EPW+m0
好きなように書いてくれ > アセリア
テッテ的に職人のいないスレだし
少々長くても問題ないし
や、実は俺、>1なんだけどね… orz モリアゲラレナクテ ゴメンネ
232:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/10 00:13:41 HAHvLglI
ざっと読んできたけど、
書いてから言いまわし直すのも大変そうだな…
233:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/12 20:54:46 BjUnJL1G
ファントムのPS2版もギャルゲーなんだろうけど、既にエロゲーの方に書かれてるなあ。
234:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/13 04:35:15 yQJruIBL
続きはどうした!
235:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/14 17:24:53 3SNJTx4v
ブレイブナイトのストーリーなら書ける!
236:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/15 10:23:58 1V5hNgzK
>>235 書いてケロ!
237:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/15 17:35:59 kEyC8KMF
ブレイブナイト ~リーヴェラント英雄伝~
:プロローグと注意事項
主人公のカーライルはリーヴェラント王国の騎士になったその日、
国王の娘であるレミリア姫と知り合った。
レミリアに「(お仕事)がんばって」と言われその気になるカーライル。
これから四年間の間に彼はどの女の子と結ばれるのだろうか?
攻略対象は15人。
一人の女の子を除いてエンディングは3つか2つに分岐する。
便宜上、3つの場合は上中下、2つの場合は上下、として区別する。
:レミリア・アーフォルグ
リーヴェラント王国の第一王女。
父のフォレンには男子がいないため、レミリアに隣国ローフェニアの
エドウィン王子との婚約話が持ち上がる。
周囲に散々焚きつけられたカーライルは、レミリアを取られまいと
エドウィンと一騎打ちし彼を打ち負かす。
フォレン王はカーライルの実力を認めレミリアとの仲を許すのだった。
エンディングは三種類に分岐。
上エンディング。レミリアとの婚約しカーライルは王位継承権を得た。
国王としての勉強に疲れ果てた彼をレミリアがウェディングドレス姿で慰める。
中エンディング。王位継承権を放棄したレミリアと将軍になったカーライルが
月光をバックにキス。
下エンディング。このエンディングの場合は、上記のエドウィンとの一騎打ちが無く、
レミリアを連れての逃亡という形となる。
この場合でもフォレンは二人の仲を認めており、追手は格好程度に出しているだけ。
238:ブレイブナイト ~リーヴェラント英雄伝~
05/08/15 17:36:56 kEyC8KMF
:リィーナ・アーフォルグ
リーヴェラント王国の第二王女。レミリアの妹。
ある日カーライルはリィーナと知り合う。
姉やその友達が話題にしている若い騎士(カーライルの事)に興味を持った
彼女の方から話しかけてきて。
城の中でかくれんぼしたり、野山に出かけては肩車をしたり、……。
初めは子供の遊び程度の付き合いだった。
が、思春期成長期まっさかりのリィーナである。段々と、彼女の心の内に
姉レミリアに対する嫉妬心対抗心が渦巻き始める。
そしてリィーナはカーライルに婚約を迫る。これに指きりで応じるカーライル。
正式な物ではないが、二人だけの約束。
だが、それでも安心しきれぬリィーナは更なる謀を巡らせる。
レミリアとカーライルがデートの約束をしていると聞けば、
姉は病気で出かけられない と、カーライルに嘘をつく。
が、これはその場に健康そのもののレミリアが現れたため、失敗に終わった。
ついにブチ切れたリィーナは最後の手段、”家出”を実行に移す。
だが、子供のやる事……あっさりと馬小屋でカーライルに発見される。
そこでリィーナは本音をぶちまける。
自分がいなくても誰も困らない。姉のレミリアさえいれば国は巧くいく。
周囲はリィーナにレミリアのようになれ、と言う。
そんな圧力が幼いリィーナの心を歪ませたのだろう。
カーライルは、婚約の約束を持ち出してリィーナを慰める。
そして、ゆっくりと考えて答えを出そう と、説得するのだった。
239:ブレイブナイト ~リーヴェラント英雄伝~
05/08/15 17:37:46 kEyC8KMF
エンディングは二種類に分岐。
上エンディング。カーライルとリィーナの結婚式直前。
控え室でいちゃいちゃしていると、式の始まりを知らせる鐘がなり
慌てて会場へ向かう二人。
なお、レミリアが外国に嫁いだためカーライルがリーヴェラント国王となる。
下エンディング。レミリアとエドウィンの婚約が成立して両国は
合併することになった。
将軍となったカーライルとリィーナとの婚約も決まって、めでたしめでたし。
ただ、リィーナはレミリアに比べて成長が遅いらしい。
240:ブレイブナイト ~リーヴェラント英雄伝~
05/08/15 17:38:45 kEyC8KMF
:ルフィーナ・ウェリア
ローフェニア王国の王女。エドウィンの妹。
カーライルが騎士として順調に出世して9段階ある階級の半ば程を越えた頃、
友好国ローフェニアからアルタード国王がリーヴェラントにやって来た。
両国の友好関係を深める外交のためにである。
外交使節歓迎パーティーの会場でカーライルは、ローフェニア王女のルフィーナ姫
に声をかけられた。
カーライルの名前を聞いたルフィーナの喜びようは異常であった。
ルフィーナは言う。
リーヴェラントの騎士カーライルの噂はローフェニアまで届いている、と。
どうもルフィーナは噂で妄想を膨らませた挙句、カーライルにベタ惚れ気味のようで
彼をダンスに誘った。
このダンスで、ルフィーナはカーライルを噂以上の男と感じ、ますます想いを募らせる
のだった。
今度はリーヴェラントからローフェニアへ使節を送る番となり、カーライルは
フォレン王の護衛としてローフェニアへとやって来た。
城で迷子になったカーライルはルフィーナと再会する。
ルフィーナはカーライルに問う。この国で、暮らしてみたいか と。
その問いに、いい国だし住んでもいいかな? と軽く答えるカーライル。
何度かの使節の行き来があり、また二人は再会する。
頻繁に会ううち、カーライルとルフィーナの仲はすっかり盛り上がっていた。
と、ここでお邪魔虫が乱入する。そう、レミリアである。
ズッコケそうになったルフィーナをカーライルが支えた直後をレミリアが目撃したのだ。
二人の様子を、愛し合う男女のそれと勘違いしたレミリアは絶句して走り去った。
241:ブレイブナイト ~リーヴェラント英雄伝~
05/08/15 17:40:06 kEyC8KMF
ローフェニア使節団が帰国する前日の晩。カーライルはルフィーナから手紙で
呼び出しを受けた。
立った一人で忍んで会いに来るルフィーナをカーライルは心配する。
が、ルフィーナは反発し、貴方が心配しているのは両国の関係か私自身か?
と質問した。
カーライルの答えは、どちらも大事。
ルフィーナは、意地悪な質問をした事を謝る。
どうして二人、別の国に生まれたのか。どうして、身分の差があるのだろうか。
ルフィーナはカーライルの胸で泣いた。
そして、もう会う事も出来ないだろうと告げた。
両国の関係が確かなものとなった今、外交カードとしてのルフィーナ王女の役目は
終わったからだ。
エンディングは一つ。
ざっと掻い摘んで話すと、ローフェニア騎士団で一からやり直し始めたカーライルは
僅か三年でローフェニアの次期国王にまで登り詰めていた。
エドウィンはレミリアと結婚しローフェニアの王位継承権を放棄してリーヴェラント
国王になったから、ローフェニアの王位継承権は順当にルフィーナの物となった。
そしてカーライルはルフィーナの婚約者候補である8人の近衛騎士を打ち負かして
ついにルフィーナと結ばれたのだった。
つづきます。次回は貴族の女の子達のストーリー。
242:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/15 17:45:39 RHC+CvuZ
おつかれ~
243:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/16 13:03:03 c70fzOSt
ブレイブthx!!
244:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/19 03:47:58 1BduZ9Wu
あげちゃいます
245:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/23 21:56:21 kiRtM+IH
今更ですが月姫の大体のストーリー教えてくれませんか?
あと一つ分からないことがあるんですが、メルブラって月姫の続編として
ストーリーもあるんですかね?
246:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/23 22:25:08 JhKrFBq5
>245
月姫もメルブラも同人ソフト
おまけに18禁
よって板違い
247:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/24 09:26:12 K2xTWpL7
君望のマナマナについておせぇてください
248:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/24 09:37:07 4qD7ofBe
エロゲ版でよければ↓にまとめがある
URLリンク(www.geocities.com)
簡単に言えば惚れた男を独り占めするために拉致監禁して幼児プレイ
狂ってる
249:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/24 13:05:20 K2xTWpL7
>248
サンクス
こりゃキツイorz
250:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/29 00:29:30 hH7PGPBb
人いないね・・・・
ネギま! 2時間目位なら書けるけど、書いちゃっていいかな?
251:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/29 02:54:35 wDjBp1ju
>>250
お願いします
252:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/29 20:49:23 UcqicOTO
家ゲーRPGから、リク&予約転載。
・アカイイト
253:ネギま! 二時間目
05/08/30 02:32:10 bidhru6o
このゲームには大きなストーリーが二つ有ります。
一つは体育祭。もう一つは生徒達の思い出を護るために戦う話。
二つのストーリーは平行して進んで行きますが、ほとんど関連は無いので別々に書きます。
また、それとは別に生徒ごとのエピソード(数人で一組)がありますが、これも関連が薄いので別に書きます。
254:ネギま! 二時間目
05/08/30 02:32:57 bidhru6o
まずは誰も興味持たなそうな戦闘編を
体育祭の練習にいそしむ毎日。その中でネギは生徒達の異変に気付く。
生徒達の記憶がおかしくなっているのだ。
話したはずの事を話していないと言い、出したはずの課題を出していないと言う。
これは未知の敵の攻撃なのか?
だとすれば時間を操れるほどの強大な魔法使いなのか?
戦々恐々としながらも調べを続けていくと、それはネギの前に姿を現す。
まだ幼い、少年の姿をしたそれは、紛れも無くネギ=スプリングフィールドだった。
勿論本物ではない。以前(一時間目)で封印したはずの共歩き(ドッペルゲンガー)が、不完全だった封印を破り、
今度はネギの姿をして現れたのだ。
共歩きの力はコピーした人間の心の強さに反比例する。
偽ネギは、生徒達の夢に入り込んでそれをいじる事で(ネギのフリをして、色々酷いことをする)、
ネギと生徒達の思い出を壊し、ネギの心を弱らせようとしていた。
エヴァンジェリンの支援もあって偽ネギを追い詰めるが、後一歩の所で逃げられてしまう。
その日からネギは生徒達の夢を探索して偽ネギを追い詰めていくが、いつも逃げられてしまう。
そこで体育祭前々日(多分)にネギは罠を張る。
生徒是認の夢を一つにつなげ(=偽ネギの来る場所を限定して)、そこに逃げられないように結界を張ったのだ。
予定通り偽ネギは来た。しかし、その力は以前とは比べ物にならないほど増大していた。
毎日のようにとも歩きに逃げられ続け、ネギは自信を失いかけていた。
結果としてネギの心は弱まり、偽ネギの力は増大していっていたのだ。
偽ネギの力に圧倒されるネギ。
なす術も無く思い出が破壊されそうになったその時、ヒロイン(親密度によって変化)が偽者だと見抜く。
いつも一生懸命だったネギ。生徒のために真剣に取り組んでいたネギを、彼女は見つめ続けてきたのだ。
そのネギがこんな酷いことをするはずがない。
彼女の言葉を皮切りに、3-A生徒みんなの心にネギとの思い出が蘇ってくる。
もう誰も偽ネギに騙されたりはしない。
ネギはみんなの信頼から力を得、偽ネギの封印に成功する。
大切な思い出は護られ、そして翌日の体育祭で、ネギ達はまた新しい思い出を作ることになる。
255:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/30 02:36:36 bidhru6o
かなり簡単に書いてしまいましたが、取り合えず偽ネギ編は終わりです。
他のエピソードはもう少し詳しく書くつもりです。
取り合えず再プレイをしてからになってしまいますが。
256:ネギま! 二時間目
05/08/30 02:54:35 bidhru6o
連続でゴメン。
何の疑問も持たずそのまま書いちゃったけど、舞台説明とかまったくしてなかった。
多分必要ないと思うけど、一応基本設定だけ。
主人公はネギ=スプリングフィールド。
10歳(数え)の少年で、魔法使い。
修行の為に日本の女子中学校の教師をしている。
魔法使いだと周囲にばれるとオコジョにされちゃうかもしれないので、みんなには秘密。
でも一部の生徒(上に書いたエヴァンジェリンもその一人)にはばれてる。
取り合えずこれ位で大丈夫かな?
で、ちょっと聞きたいんだけど、これから書き進めるにあたって、各キャラの紹介とかはした方がいいのかな?
一応キャラゲーだし、原作に出てるのは省いてもいいかなと思ってるんだけど、エヴァのエピソードとかは設定を知らないとまったく理解出来ない気もするし・・・
257:アカイイト
05/08/30 03:12:16 /ExL32pB
アカイイト書きます。とりあえず無難に。
キャラクター紹介
(はとう けい):主人公
プロフィール:
お人よしでのんびり屋のため、知人からは何かと世話を焼かれるタイプ。好きな言葉は「用意周到」なのだが、意外とうっかりしていて忘れっぽい。
子供のころに火事で父親を亡くしており、この夏にふたり暮らしだった母親を亡くしてしまった。遺産の整理で父親の実家が残されていたことがわかり、夏休みを利用して経観塚を訪れることになった。
和食派で時代劇や落語などが好き。
千羽 烏月(せんば うづき)
プロフィール:
桂と同じ列車で経観塚の地へ訪れた、立ち居振舞いの美しい黒髪の少女。
黄金の鞘の古い太刀・維斗を持っており、旅館の人には近く経観塚で行われるオハシラサマの祭りの関係者と思われている。
若杉 葛(わかすぎ つづら)
プロフィール:
弱肉強食という家風によるものなのか、若い身空でひとり旅をしている女の子。桂とは半回りほど年齢が離れているにも関わらず、かなりしっかりもの。
白い子狐の尾花を相棒に、現在は空き家であった桂の父親の実家で逞しく生活中。
258:アカイイト
05/08/30 03:14:28 /ExL32pB
浅間 サクヤ(あさま さくや)
プロフィール:
日本人離れしたスタイルの持ち主で、一見二十代半ばに見える年齢不詳の美女。桂の母親の親友で、何かと桂の面倒をみてくれている。
ざっくばらんで気さくな姉御肌で、歳相応に(?)オヤジ臭い一面がある。
酒のつまみなどの塩気のきいたものが好き。烏月とは仲が悪い。
ノゾミ・ミカゲ(のぞみ・みかげ)
プロフィール:
経観塚へ訪れた桂のもとに、鈴の音とともに現れる双子の鬼。夢を操る《力》を持っており、ユメイとは対立関係にある
。
ユメイ(ゆめい)
プロフィール:
父親の実家に近づくにつれて見るようになる夢の中で、桂に語りかけてくる不思議な少女。月の光を集めたような、青白く輝く蝶の群れを付き従えている。
259:アカイイト
05/08/30 03:19:29 /ExL32pB
エンディングは32種類
エンディングリストNo.1 槐夢・夏の終わり
エンディングリストNo.2 帰着・夏の終わり
エンディングリストNo.3 挫北・夏の終わり
エンディングリストNo.4 雫
エンディングリストNo.5 残夢・夏の終わり
エンディングリストNo.6 座礁・難破
エンディングリストNo.7 やりたい放題好き放題
エンディングリストNo.8 蛇の神の使い
エンディングリストNo.9 言霊の継承(1)
エンディングリストNo.10 言霊の継承(2)
エンディングリストNo.11「牝岸と彼岸」
エンディングリストNo.12 彼岸の花をつかまえて
エンディングリストNo.13 赤い縛め
エンディングリストNo.14 ニ重箱の底で
エンディングリストNo.15 光は風に
260:アカイイト
05/08/30 03:21:31 /ExL32pB
エンディングリストNo.16 ラクヨウ
エンディングリストNo.17 回帰
エンディングリストNo.18 くらやみのまゆ
エンディングリストNo.19 一片の残花
エンディングリストNo.20 赤い絆
エンディングリストNo.21 白花の咲く頃に
エンディングリストNo.22 月の蝕み
エンディングリストNo.23 鬼切りの鬼
エンディングリストNo.24 凍てる孤月
エンディングリストNo.25 ついのときまで
エンディングリストNo.26 月に向かう蝶
エンディングリストNo.27 満開の花
エンディングリストNo.28 シマイ
エンディングリストNo.29 血海
エンディングリストNo.30 途切れた糸・夏の終わりまで
エンディングリストNo.31 赤い維斗
エンディングリストNo.32 爽やかな立ち風
似たエンディングが多々あります。
後、本編は5つのルートがあるのでそれを絡めて説明したいと思います。
261:アカイイト
05/08/30 03:23:05 /ExL32pB
以下、本編(おおまか流れ
文章の最後の()は章題です
烏月ルートの流れ
初日
本作の主人公=羽藤 桂(以下、桂)は夏休み直前に唯一の肉親である母を亡くし、遺産の整理のため父の実家のある経観塚を訪れる。
実家のある経観塚に向かう電車の中で羽藤 桂は居眠りをしてしまう。夢の中で懐かしいのだが、見覚えのない夢ばかりをみることになる。
(それは物語の予兆)
経観塚に到着、駅のホームで同年代であるが、凛と張り詰めた雰囲気の女性(千羽 烏月)に出会う。烏月は駅員に尋ね人について聞くが芳しい答えは返ってこない。(夜色の人)
最終バスを乗り過ごしてしまったので、駅員さんに旅館を紹介してもらう。(はじめの一歩)
旅館に着いた桂は夕食時、駅で知り合った烏月と出くわす。お互い自己紹介を済ませ、知り合いになる。(天ぷらぷらぷら)
深夜、桂の寝室で紋白蝶を連れた女性の夢を見る。目が覚めて廊下に出ると烏月の姿が。烏月は用心の為にと、封魔の護符をくれる。(タソガレ)
262:アカイイト
05/08/30 03:24:43 /ExL32pB
二日目
朝、旅館の大広間で烏月と取りとめのない話をする。(銀しゃりしゃりしゃり)
その後、烏月に今日一緒に過ごさない?と持ちかけるが、断られてしまう。(今日の予定は?)
父の実家に向かう途中、記憶の片隅にある緑の山に行ってみることにした桂は、見上げるような巨木の下で、「ケイ」と名乗る少年に出会う。(少年と鬼の木) 選択肢で、世間話をしたり逃げたりする
その後、街に戻ってきた桂は町でばったりサクヤと遭遇する。桂を探してきたというので一緒に旅館に泊まることになる。(なんでこんなところに)
サクヤと一緒に旅館に戻った桂は一緒に温泉に入るが、烏月も入ってきてしまい、なぜだか気まずい雰囲気になる。そこで烏月がケイを探していることを思い出し、ケイに会ったことを話してみる。(月と花)
深夜、桂が眠っているときにノゾミとミカゲの襲撃。紋白蝶を連れた女性(ユメイ)が桂を助けてくれる。その後、烏月も現れ、ノゾミとミカゲを追い払ってくれる。(贄の血)
しかし、烏月は人ではないユメイにも刃を向けるが、サクヤが現れ、助け舟を出してくれる。部屋を出て行ってしまった烏月を桂は追いかけるが、彼女の返事は冷たいものだった。(千客万来の夜)
263:アカイイト
05/08/30 03:27:58 /ExL32pB
三日目
朝、昨夜の襲撃を踏まえ、サクヤは桂を家に帰るように進めるが、桂は拒否する。(鬼影)
→帰るを選択。エンディングリストNo.3 挫北・夏の終わり
午前、今回の旅の目的である父の実家を見ていないことを思い出し、サクヤに連れてってもらう。
(長者の屋敷)
実家に着いた桂たちは、誰もいないはずの屋敷に勝手に住み着いていた少女(葛)を捕まえる。その後、
彼女から烏月の姿を見たという話を聞いた桂は、巨木(オハシラサマ)の前に向かう。(不法侵入?)
→烏月が気にならないを選択。エンディングリストNo.13 赤い縛め
オハシラサマに向かう桂は途中で、飛び出してきた烏月に刀を向けられるが、追ってきた鬼と間違えてしまったと謝る。
出会えたことを幸いとし仲直りの申し出をし、烏月もしぶしぶこれに従う。(元の鞘)
昼飯後、クレープを食べながら、烏月と一緒に街を散索する。散歩中、烏月がケイを見つけて追いかけて行ってしまう。
桂も慌てて追いかけるが、二人の脚力に及ぶはずもなく、見失ってしまう。(甘い午後のひととき)
旅館に戻ってきた桂は、昨夜の襲撃を思い出し、烏月から貰った封魔の護符を寝室の四箇所に貼る。
(時間的にはもうすぐ明日)
深夜、寝静まった寝室に烏月の声と部屋の扉を叩く音がする。慌てて扉を開けるが声の主はノゾミであった。
ユメイが助けに来てくれるが、力を使い果たし倒れてしまう。
その後、必死の抵抗をし、時間を稼いでいると烏月が助けに来て、ノゾミとミカゲを追い払ってしまう。(叩かれた扉)
ノゾミとミカゲを追い払った烏月は、二人を追って部屋を飛び出したが、廊下で力尽きて気を失ってしまう。
桂は苦労して烏月を自分の寝室に運び込むが布団が一組しかなかったので、一緒の布団に寝ることになった。(魂削り)
264:アカイイト
05/08/30 03:30:28 /ExL32pB
四日目
朝、桂を守るため、烏月はずっと桂のそばにいると指切りで約束をする。(指きり)
その後、暇を持て余している烏月に、ケイを探しに行くように提案をするが、烏月は桂の護衛を優先してくれる。
実家の屋敷の見回りから帰ってきたサクヤが、屋敷から浴衣を持ってきてくれる。烏月も和装に着替えるならと正装の狩衣に着替えてくれる。
その後、桂は烏月に浴衣の着付けを手伝ってもらう。(閑暇な午後)
→再度、行ってもらうを選択。エンディングリストNo.28 シマイ
夜、桂の寝室に雰囲気の怪しい男たちが侵入してくる。それらはノゾミ・ミカゲの傀儡であり、さすがの烏月も相手が人間であることと大勢であることにより苦戦を強いられる。(剣・鏡・魂)
鏡を壊しにきたケイが助っ人に来てくれるが、烏月はノゾミの術にかかり、桂を斬ってしまう。その瞬間、桂の意識はケイに乗り移ってしまう。
その後、ユメイ・サクヤの登場により、この場を何とか切り抜ける。(血海)
→一面の赤を選択。エンディングリストNo.29 血海
飛び出していった烏月を(桂の意識が入っている)ケイが追いかけ、ケイは烏月に「鬼切り」の極意を授けたあと、姿を消してしまう。
その後、桂の意識は本体の方に。
烏月はケイとの戦いで意識不明に陥る。(鬼と鬼切り)
→ケイの邪魔をするを選択。エンディングリストNo.31 赤い維斗
旅館でこれ以上の揉め事はまずいと判断したサクヤは桂の体を屋敷に移す。
その後、目覚めた桂は、サクヤに烏月を迎えに行ってもらう。(転地療養)
主の分霊に体を乗っ取られたケイとノゾミ、ミカゲが再度襲撃をしてくる。
ノゾミと対峙した桂は、烏月の刀を構えて烏月を守ろうとする。(燃える盤座)
→対峙せずに逃げるを選択。エンディングリストNo.30 途切れた糸・夏の終わりまで
265:アカイイト
05/08/30 03:31:38 /ExL32pB
桂の叫びが烏月を目覚めさせ、烏月はノゾミを討ち取る。(揺るがすの星)
続いてノゾミも討ち、主の分霊をケイから伝授された「鬼切り」で魂のみを斬るが、斬ったと思われていた分霊は桂の体に移っていただけだった。
しかし、烏月は「鬼切り」で今度こそ主の分霊を斬り倒す。(鬼切りと鬼)
エンディングリストNo.32 爽やかな立ち風(HAPPY)
夏も終わろうとするある日、友人との下校途中、桂の携帯電話が鳴った、相手は消息を絶っていた烏月だった。
烏月はお守りに力を込める為といって、桂の前に現れる。(爽やかな立ち風)
266:アカイイト
05/08/30 03:36:17 /ExL32pB
けっこう説明不足な感じですが、それらは他のルートをプレイしたらわかることなのでその時にでも色々絡めて生きたいと思います。
267:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/30 04:57:05 Ebzg6oZX
>>256
乙。
キャラ設定とかはぐぐれば出てきそうな気もするから書かなくてもいいんじゃない?
希望する人が居たら書くってことでも。
268:名無しくん、、、好きです。。。
05/08/30 07:40:00 fdA6ppGa
ネギま&アカイイトおつかれ~
269:恋で豊
05/08/31 17:15:45 WAK+BBYi
ホントおつかれ
270:ネギま! 二時間目
05/09/02 05:35:18 9NbpdB23
>>267
了解。とりあえずは書かない方針でいこうと思います。
戦闘編が終わったので、次はエピソードをいきます。
271:ネギま! 二時間目
05/09/02 05:36:14 9NbpdB23
運動部仲良し四人組+1のエピソード
次の日曜日に、体育祭前のエキシビジョンがあるのだが、クラブの方で人数が足りないと、
佐々木まき絵、大河内アキラ、和泉亜子、明石裕奈、春日美空の五人から相談される。
クラスの人間も手伝える人がいないため、五人で時間を調整して互いに手伝うこととなる。
やる以上はそれなりの結果が欲しいと言うことで、その日から練習を始めることとなる。
お風呂でアキラを助けたり、
まき絵と一緒にリボンに絡まったり、
勢いあまって裕奈に抱きついてしまったり、
亜子の生足に包帯を巻いたりしながら、なんとか練習をこなしてエキシビジョンを迎える。
当日は神楽坂明日菜の手伝いもあり、各競技で素晴らしい結果を残す事が出来て大成功に終わる。
アスナのエピソード
アスナが麻帆良ドッジ部・黒百合の三人(高校生)に挑発される。
体育祭の告知をするポスターのモデルを競う、グラビアポスターコンテストで勝負しろと言うのだ。
アスナはあまり乗り気ではなかったが、周囲の応援もあって、受けることとなる。
問題はどんな写真をとるかだが、クラスのみんなに思い思いの衣装を持ち寄ってもらい、それを着て取ることに。
メイド服やチャイナドレス。果ては下着姿などというものまで飛び出す中、
最もアスナらしい絵が取れるということで、体操着姿の写真で応募することに。
後日結果が発表され、残念ながら準優勝で終わってしまうものの、
アスナはそれなりに満足がいっているようで、笑顔を見せてくれる。
いつもとは印象の違うその笑顔に、ネギは思わず見とれてしまった。
この二つのエピソードは、ミニゲームやCG集めが主で、特に語るストーリーはないです。
272:ネギま! 二時間目
05/09/02 05:36:54 9NbpdB23
いいんちょ+鳴滝姉妹のエピソード
ある日、ネギは教室でいいんちょ(=雪広あやか)が旅行のパンフレットを眺めているのに気づく。
体育祭が終わると、じきに修学旅行がある。
その候補地から、何処が3-Aに相応しいのかを見繕ってくれていたようだ。
(麻帆良学園では、クラス単位で修学旅行先を決められます)
ネギはその日のHRでクラスのみんなに希望する旅行先を尋ねてみるものの、様々な意見が出てまとまらない。
取り合えず時間を置いてゆっくり考えてもらうことに。
翌日、いいんちょと話をしてみると、もうほぼ決まったと言う。
3-Aは留学生が多く、ネギも外国人のため、海外よりも日本。
それも古都である京都・奈良がいいだろうと言う事になったらしい。
実はネギも内心で京都行きを望んでいたので、この話には大喜び。
まだ見ぬ京都に思いを馳せながら教室に戻ると、そこで双子(鳴滝風香・史伽)が話しをしている。
どうやら修学旅行について話しているようなのだが、いいんちょに聞いた話とは少し違っている。
サンボカンボという島にも人気が集まってきているらしい。
元々の候補地には入っていなかった場所なのだが、学園長に聞くとOKということなので、
修学旅行の目的地は、京都・奈良とサンボカンボ島の一騎打ちに。
翌日、教室に行ってみるとサンボカンボ島派が大勢を占めている。
申し訳無さそうに謝るいいんちょ。あまりに急速に伸びたサンボカンボ人気に戸惑いを隠せないようだ。
生徒たちに理由を聞いてみると、実に様々な答えが返ってくる。
本格ヨガが伝わっていて美人が多い(佐々木まき絵談)
中国武術全般があの島から伝わったらしい(古菲談)
ロボット工学の研究も進んでいるとか(葉加瀬聡美談)
珍しい占いもある(近衛木乃香談)
漫画文化が日本の次に盛んな所(早乙女ハルナ談)
聞いている限りでは過ごそうな場所なのだが、ネギはその島の名前さえ聞いた事がなかった。
不思議に思って図書室で調べてみるのだが、そんな話は少しも載っていない。
一度クラスのみんなに確認した方がいいのかもしれない。
273:ネギま! 二時間目
05/09/02 05:38:19 9NbpdB23
その日の放課後、ダビデ広場で綾瀬夕映と話しているいいんちょを見つける。
何か本を借りたようだが、どんな本なのかは秘密らしい。
その後、自然と話は修学旅行の事になるのだが、そこに双子がやって来て告げる。
クラスで京都・奈良と言っているのは、いいんちょだけになってしまっていると。
残念に思いながらも、クラスのみんなが決めたことなら、それが一番だと思うネギ。
その横で、いいんちょは密かに何かを決意していた。
翌日、ネギがサンボカンボのことについて確認しようとすると、クラスの様子がおかしい。
いつの間にかサンボカンボ派がほとんどいなくなって、京都・奈良派が増えているのだ。
なんでも雑誌やテレビで京都の特集をやっていて、それに影響されたらしい。
驚いているネギの所へ、いいんちょが嬉しそうにやってきて、修学旅行のプランを話してくれる。
いいんちょが自分で考えたものらしいのだが、さすがに良く出来ている。
唯一つ、清水寺見学の際にネギといいんちょだけ調査(うろ覚え)のため別行動となっているのが気になる。
そのことについて聞こうとすると、風香達が飛び込んできて、いいんちょがずるをしたと言う。
京都・奈良にするために、雑誌やテレビでウソの情報を流した(いいんちょはお金持ち)と言うのだ。
うろたえるいいんちょ。が、そこに神楽坂明日菜が登場。
アスナのちょっとした言葉で、双子もサンボカンボにするために偽の情報を流していた事が発覚する。
274:ネギま! 二時間目
05/09/02 05:39:39 9NbpdB23
理由を尋ねるネギに、何とかごまかそうとする風香だが、そこに夕映がやってくる。
風香に頼まれていた本を持ってきたらしい。
慌てて隠そうとする風香。ネギ達は夕映の了解を得て本を見せてもらう。
本はサンボカンボにあると言う伝説の祠について書かれていた。
その祠で愛を確認した三人は永遠に結ばれるのだという(サンボカンボは一夫多妻制)。
二人一緒でネギと仲良くなれる場所は他にないため、二人はサンボカンボにこだわったらしい。
一方、夕映はまたいいんちょに頼まれた本も持ってきていた。
本の内容は、京都の清水寺の近くにある縁結びの神社に関するもの。
こっそりネギと二人で行きたかったらしい。
結局両方ともウソの情報を流した(厳密にはいいんちょのはウソではないが)ということで、
このことはクラスのみんなにちゃんと訂正すると言うことで、この場は収める。
翌日、いいんちょと双子がクラスのみんなに謝り、ネギが改めて本当に行きたい場所を尋ねる。
本当に行きたい場所と言われて悩むが、しばらくするとまき絵から逆に質問される。
「そうだ、ネギ君の行きたい所はどこ?」
その声を契機に、ネギ先生の行きたい所派が続出。
困惑するネギ。
皆さんの修学旅行だから、皆さんの行きたい所にというネギに、いいんちょが微笑みながら答える。
「ええ、ですからこれが皆さんの答えですわ」
「そうそう。『ネギ先生の行きたい所』だって」(風香)
「それも『私達の希望』・・・です!」(史伽)
275:名無しくん、、、好きです。。。
05/09/02 09:02:56 EEEFZaOZ
おつかれおつかれ
276:MADARA2
05/09/03 06:01:38 6kFRmToE
近衛木乃香のエピソード
ある日、ネギは木乃香から相談を受ける。
それはもうすぐ来るアスナの誕生日に関することだった。
毎朝新聞配達をしているアスナへのプレゼントということで、運動靴を送ることに決めた木乃香だったが、
そのお金はお小遣いではなく、自分でアルバイトをして稼ぎたいのだと言う。
そうでなければ頑張っているアスナに申し訳ないし、なにより
「それに、自分でバイトして買った靴やったら、一緒に新聞配達してる気分になってくれるかなぁ思うて」
という思いがあってのことだった。
しかしまだアルバイトは見つかっていないらしい。
時間も少ないから、良いアルバイトが見つかったら教えて欲しいと頼まれる。
翌日、木乃香に話しかけてみるとアルバイトは見つかったらしい。
ハンバーガーショップみたいなものらしいが、会話の受け答えやマナーなど、覚える事がいっぱいあるらしい。
ネギは頼まれて、木乃香の練習に付き合うこととなる。
その日の放課後、カフェテラスで会話の練習に付き合う。
マニュアルが渡されており、今回はその初級編。
「名前は?」「年は?」「趣味は?」
質問するネギに、木乃香が順繰りに答えていく。
「アイです」「18です」(木乃香は本当は14歳)「料理かなぁ。あとは秘密です」
どう考えてもハンバーガーショップには必要の無さそうな受け答え。
しかも本名を名乗らず、年を偽らなければならないという事で怪しさ大爆発なのですが、
お子ちゃまなネギや純真な木乃香は気づいてくれません。それどころか、
「趣味と言えど個人情報。セキュリティ意識がしっかりした職場です」
などと感心かましてくれる始末。
唯一アルベール・カモミールだけは気づいてるようですが、止めてくれません。
こうして、(プレイヤーに)多大な不安を残したまま、初めての練習は終わります。
277:ネギま! 二時間目
05/09/03 06:02:46 6kFRmToE
翌日。またカフェテラスで木乃香との練習。今回は上級編。
「バスとのサイズは?」「今晩アフターどう?」「あの時はどんな声出すのかな?」
直球です。というか剛速球です。
さすがにこんな質問が出されれば誰だって変に思う。などという考えは、この二人には通じません。
どこにでも変なおじさんはいる。その対応だろう、などという理由をつけて納得してくれます。
その上「あの時」という意味が分からず、色々な声を出すため早口言葉の練習を始めたりします。
こうして、結局この日も無事に練習が終わってしまいます。
そしてまた翌日。今日は練習最終日と言うことで、木乃香がバイト先の制服を着てきます。
それは可愛らしい制服、ではもちろんなくて、バニー姿です。
さすがに(というかようやく)変だと思ってくれたネギがハンバーガーショップかと確認すると、
木乃香はハンバーガーもメニューにあると答えてくれます。
ちょっと疑問に思いながらも、練習は始められる。
と、いきなり木乃香はネギの隣に座り、フルーツを注文する。
店員であるはずの木乃香が注文すると言うことに疑問を覚えたネギが確認すると、
木乃香のバイト先がハンバーガーショップではなく、クラブである事が判明する。
こうしてようやくネギ達も真相に気が付く。という展開には当然ならず、
「この学園、アルバイトできるクラブがあったんですね」
などとカマしてくれます。
ちょっと変に思いながらも納得してしまい、最後までやろうかとした時、
「おまちなさーい!」
血相を変えたいいんちょが飛び込んできて、二人を止めてくれます。
その後、朝倉和美の情報でバイト先が大学部を中心としたいかがわしい店である事が判明し、
木乃香もネギ以外の人間にあんなことをするのはイヤだという事で、
辞めることに(実際にはまだ働いてないけど)納得してくれます。
とは言え、プレゼントのためにもアルバイトは必要。
木乃香が悩んでいると、アスナが新聞配達のバイトに誘ってくれる。
丁度今週だけ欠員がでたらしい。
アスナの手伝いが出来るという事で、木乃香も喜んで誘いを受ける。
そして翌朝。仲良くアルバイトに出かける二人を見ながら、
ネギはアスナにどんなプレゼントをするか考えるのでした。
278:名無しくん、、、好きです。。。
05/09/03 06:09:38 6kFRmToE
すいません、276の名前はミスです。
分かるとは思いますが、正しくはネギま! 2時間目です。
なんか今日はこんなんばっかだ・・・orz
279:名無しくん、、、好きです。。。
05/09/03 15:26:54 ejbkJCTq
PC-FXの「となりのプリンセスロルフィー」をお願いします。
280:ネギま! 二時間目
05/09/04 16:07:25 DSNDT6/P
>>271
運動部のエピソードは、最後のほう感動的な展開になるので補完してみる。
練習の成果もあって、ほとんどの競技が無事終了した。
のこっているのは、進行中のサッカーと陸上、それに水泳が30分後に一種目だけ。
そこに朝倉が現れ、バスケのチームが大番狂わせで決勝に進出した事を伝える。
しかも、怪我で二人助っ人が必要だった。
いま動けるのはアキラと裕奈の二人だけしかいない。
(ここで アキラ+明日菜orまき絵 だとエピソード失敗確定)
クラスメイトからも弱いといわれていたバスケ部と裕奈にとって、絶対にのがせない試合だった。
しかし、アキラにとって今日の水泳が大切なのは同じ。
バスケの試合に出てほしいとは、裕奈は言えなかった。
「やろう」 言い出したのはアキラだった。
いままで手伝ってくれたから。水泳部の人達も理解してくれる。
アキラが裕奈を説得し、決勝に臨んだ。
(結果は練習回数でかわるが、エピソードの成否には影響無し)
次レスに続く
281:ネギま! 二時間目
05/09/04 16:09:18 DSNDT6/P
*ここからエピソード成功した場合
エキシビジョンは無事に終了し一息ついていたとき、新体操部に まき絵が呼ばれた。
演技の評判が良く、観客がアンコールを求めているそうだ。
ところが、まき絵以外の部員は昼の弁当に当たり倒れてしまった。
そこで、まき絵を含む 5人に新体操部を代表して出てほしいと依頼された。
エキシビジョンの間5人で助け合っていた様子が先生方の間でも評判になり
その御褒美としての意味も含まれていた。
大勢の前で新体操の演技を披露し、5人は戸惑いながらも観客の喝采を浴び続けた。
*おまけ アキラと明日菜が決勝を戦った場合
明日菜の大活躍でバスケ部は優勝してしまった。
裕奈は自分の試合で優勝できなかったことを悔しがった。
つーかキレた。
「コンチクショー」
おわり
282:名無しくん、、、好きです。。。
05/09/04 20:31:44 yhAfXzjB
ネギま! 二時間目を書いてくれた人乙。
キャラごとのエピソードが色々入ったゲームなんだな。
そういう点では普通のテキストタイプのギャルゲーと同じなのか。
283:ネギま書いてた人
05/09/05 04:03:38 dJ1aQ8zI
>>280
乙。
と言うかサンクス。
確かに言われてみればちょっといい話だったわ。
全員の下着セーブデータを作る途中で毎回強制的にやらされてたから、
面倒なイベントというイメージしかなくなっちゃってたよ。
>>282
確かにそういう点では普通のギャルゲーと同じだわ。
けど、各キャラにエピソードがないギャルゲーってあるのか?
284:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:04:29 dJ1aQ8zI
古菲・超鈴音・葉加瀬聡美・四葉五月のエピソード
ある日、ネギはクラブ棟で古を見かける。
近付いていくと、何かいいにおいがする。が、唐突に古が叫ぶ。
「ネギ坊主、危ないアル!」
言葉の直後、何かが飛んできてネギの口をふさぐ。
食べてみると、それは肉まんだった。
ワケが分からずに居ると、超やハカセが出てきて説明してくれる。
なんでも、超とハカセが作った「自動肉まん節食マシーン・肉まんくんRX-01」のテスト中だったらしい。
肉まんくんは、空腹の人を見つけるとその人の口に肉まんを投射するらしい。
と、その時古のお腹がなり、肉まんが投げつけられる。
肉まんをかわし、反射的に反撃してしまう古。
その時偶然にスイッチが押されてしまい、肉まんくんのバーサーカーモードが起動する。
大きくジャンプする肉まんくん。
つられて仰ぎ見ると、古に向かって光が降り注ぐ。が、古は何とかかわす。
ハカセが言うには、あれは軌道上の軍事衛星からのレーザービーム攻撃らしい。
肉まんくんはペンタゴンの軍事コンピューターと繋がっているのだと言う。
ありあわせの部品を使って作ったのだが、その中に軍事兵器の一部が混じっていたらしい。
逃げていく肉まんくん。それを見ながらハカセ達がとんでもないことを言う。
ムリに止めようとすると、最悪ICBMが降って来るかもしれない、と。
後日、ネギはハルナ達が噂話をしているところに出くわす。
その噂話とは『怪盗肉まん仮面』に関するものだった。
それは近頃学園内に出没する怪人で、どこからともなく現れて肉まんをムリヤリ食べさせて去っていくのだと言う。
姿は見ていないが、ハルナも実際に体験したらしい。
285:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:05:07 dJ1aQ8zI
さらに後日。
肉まん仮面の噂は学校中に広まっていた。
チアの三人はダイエットを台無しにされたとして、『女の敵』と呼び、
運動部四人組は、タダで肉まんをくれる『運動部員の救世主』と呼んでいる。
評判はどうであれ、このままでは肉まんくんを捕まえようとする人間が出てくるかもしれない。
ICBMのキケンを無くすために、ネギは超たちを呼んで対策会議を開く。
会議では燃料切れや材料切れを待つ案が出されるが、どちらもダメらしい。
肉まんくんの燃料は200年ぐらい持つし、材料はお料理研究会の倉庫などから、勝手に持ち出しているらしい。
手詰まりかと思われたとき、四葉がぽつりと言う。
肉まんくんの作る肉まんは確かに美味しい。けど、あまりにもレシピ通りだと。
その言葉で超たちが気付く。
肉まんくんより美味しい肉まんを作れば、存在意義を失って肉まんくんは機能停止するかもしれないと。
ネギたちは、肉まんくんをおびき出して止めることに。
翌日の放課後。作戦が決行される。
まずはお腹を減らした古を囮にして肉まん君をおびき寄せ、
それをネギが魔法を使って(ハカセが気付くが、勝手に自分流の解釈をして納得してくれる)足止め。
振り来るレーザーを何とか避け続け、そしてようやく四葉の肉まんが完成する。
その肉まんは、肉まんくんの物をはるかに上回る出来だった。
どんな工夫をしたのかと言うネギに、四葉は唯、「心を込めて作りました」と答える。
料理は相手のことを思い、心を込めて作る事が大切。
それが出来ない肉まんくんの肉まんは、所詮形だけのまがい物に過ぎない。
そのことに気付かされた肉まんくんは、機能を停止する。ついでに自爆も。
何とか解決し、もうあんなものは作らないでくださいと言うネギに、超たちは答える。
「科学は失敗から発展する」と。
286:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:06:19 dJ1aQ8zI
村上夏美・龍宮真名・那波千鶴・長瀬楓のエピソード
ネギがいつものように校内を見回っていると、体育館裏から誰かの声が聞こえてくる。
行ってみると、演劇部員の村上夏美が一人で練習をしていた。
聞くと、今度演劇部はシンデレラをコメディ調にアレンジした巨乳シンデレラをするらしい。
それにしても、休み時間にまで練習してるなんて、夏美は本当に演劇が好きなのだろう。
そう言うと、夏美は演劇に対する想いを聞かせてくれる。
「自分とは違う自分になれたりするし、舞台の上だったら魔法使いにだってお姫様になれる。
それが演劇の楽しい所かな」
目を輝かせて語る夏見。
ネギが次の劇の役を聞くと、今度は裏方なのだと言う。
三年生は通常何らかの役をもらえる。
しかし、今回は思う所があって辞退したらしい。
理由について尋ねるも、夏美は言葉を濁す。
頑張っている夏美を手伝いたいとネギが言うと、丁度困っていた事があると言う。
なんでも、主役に決まっていた子が怪我で入院してしまったと言うのだ。
それならば夏美がやればいいというネギに、夏美は首を振る。
何故なら、今度やる劇は『巨乳』シンデレラ。
胸の薄い夏美ではダメなのだ。
かくして、ネギたちは3-Aから代役を探すことに。
翌朝、ネギはクラスのみんなに向かって言う。
「実は今、僕、巨乳の人を探しているんですよ」
事情を知らないクラスは、当然のことながら騒然となる。
「私のような美しいバストでは、ご不満なのですか?」(いいんちょ)
「先生も露骨に趣味的だね~」(風香)
「はぅ~・・・い、今からでも沢山牛乳とか飲めば・・・」(のどか)
色々な言葉が飛び交うが、取り合えずその場は夏見の説明もあって収まる。
事情を知ったクラスからは巨乳の四人(楓・千鶴・龍宮・朝倉)が協力を申し出てくれる。
代役は、オーディションをして決めることに。
「これなら何とかなりそうですね」
言うネギに、夏美の返事は歯切れが悪かった。
287:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:06:59 dJ1aQ8zI
翌日からオーディションが開始。
一人目は楓。
演技がマズイ、とか言う以前に、一人称が拙者になってたり、語尾がござるになってたり・・・
二人目は千鶴。
胸は一番立派なのだが、演技はあまり上手くない。
三人目は朝倉
前二人に比べれば、抜群に上手い。
四人目は龍宮。
演技は完全な棒読み。と言うか中の人の演技が(ry
全員のオーディションが終わるものの、夏見の顔は晴れない。
やはり全員演技がつたないのだ。
協力して貰いながら申し訳ないが、もう一度オーディションをと言う夏美に、四人は快く頷く。
とは言え、十分な演技をするためには手本が必要。まずは夏美がやって見せることに。
さすがに現役部員。夏美の演技にみんなは息を飲む。
やはり夏美がやるのがいい。
口々に言う五人(ネギ含む)に、夏見は首を振る。
いまみたいな練習なら大丈夫。けど、本番ではダメ。
自分の胸は小さいし、何より巨乳と言う言葉を連呼することに抵抗がある。
何百と言う観客の前で小さい胸が笑い者にされる。そう考えたらもうムリなのだと。
そう言う夏美に、ネギはやりたい人こそがやるべきだと言う。
なにより夏美が演じたとき、そこにいたのは紛れもなく巨乳のシンデレラだった。
巨乳じゃないからこそ、巨乳以上の巨乳が出来るはずだ、と。
ネギの言葉を聞き、夏美はそれでも自分には無理だと走り去っていく。
追いかけようとするネギを、四人が止める。
夏美にはちゃんとネギの言葉が伝わっている、と。
288:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:24:22 dJ1aQ8zI
そして発表会当日。
夏美は会場には来ていなかった。
一応千鶴が代役と言うことで衣装を着ている。
が、千鶴は夏美が来ると信じている様子だった。
そして開幕直前。
千鶴の言葉どおり、夏美は来た。
しかしそこで問題が起こる。
衣装は千鶴に合わせていたので、胸が大きすぎたのだ。それに、パットの用意もない。
それを告げると、夏美は自信を持って答える。
「大丈夫。胸は関係ないって言ってくれたの、ネギ先生だよ」
そして開演。
幕が上がり、巨乳の娘としてシンデレラが呼ばれる。
応えて夏美が登場した途端。場内に爆笑の渦が起きる。
だが、それでも夏美は動じない。堂々とした演技を続ける。
その後も巨乳という言葉が出るたびに失笑が起こる。
が、次第に夏美の演技に飲まれるようにして、会場から笑いは消えていった。
そして、ネギは見る。
夏美の胸に、あるはずのない巨乳を。
夏美は、演技によって巨乳を生み出したのだ。
こうして、演劇部公演・巨乳シンデレラは大成功のうちに幕を下ろしたのだった。
289:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:25:40 dJ1aQ8zI
ある日、ネギは屋上でエヴァンジェリンを見かける。
話しかけてみるものの、機嫌が悪いようで直ぐに立ち去ってしまう。
不思議そうに見送るネギ。
その側では、まき絵たちが修学旅行についての話をしていた。
翌日、教室でエヴァを見かけたネギは話しかけてみるが、
相変わらず機嫌が悪いようで、立ち去ってしまう。
そのネギに、刹那が話しかけてくる。
修学旅行の班についてだが、エヴァ達が欠席するので少し問題が出たらしい。
その話を聞いて、ネギは思いつく。
エヴァの機嫌が悪いのは、呪いのせいで学園から出られず、修学旅行にいけないからではないかと。
後日エヴァに確認してみると、やはり呪いのせいで修学旅行にはいけないらしい。
本人は修学旅行など行きたくもないと言っているが、本心が別にあることは見て取れる。
なんとか出来ないかと考えながら教室に行くと、まき絵たちが駆け寄ってくる。
その手には何故か枕やろうそくが握られている。
ワケを聞いてみると、エヴァ達が旅行にいけないと言うので、修学旅行ごっこをするのだと言う。
修学旅行の気分だけでも味わってもらいたいと言うまき絵たちの気持ちを受け、
ネギはエヴァに参加してくれるように説得することに。
なんだかんだと理由をつけて断ろうとするエヴァを、茶々丸の助けも借りて何とか説得。
しかし代償に血を要求される。
ネギが要求を呑むと、エヴァの命令で茶々丸がネギを押さえつける。
「貴様の血、根こそぎ吸い尽くしてくれる!」
そう言ってエヴァの顔がネギの首筋に近付き、画面が暗転する。
何かを吸うような音だけが聞こえ、少ししてエヴァは意外とあっさり離れてくれる。
言葉どおり吸い尽くされることはなかったネギだが、何故かその顔は赤くなっていた。
290:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:26:38 dJ1aQ8zI
翌日の放課後。
修学旅行ごっこは行われる。
名所探訪、枕投げ、怪談話。
なんだかんだと文句を言いながらも、エヴァは楽しんでいるようだった。
そして最後はキャンプファイヤー。
ねぎは少し離れた所で休んでいるエヴァに話しかける。
楽しかったですかと尋ねるネギに、エヴァはぶつくさと文句を言うものの、
「・・・・だがまあ、こんなバカ騒ぎも、たまには悪くない」
と言ってくれる。しかしその直後、ポツリと
「いくら楽しくとも、今日だけのことだがな」
と続けるエヴァ。
ネギが何か言おうとする前に、まき絵たちが来てエヴァに聞く。
どうしても一緒に修学旅行には行けないのかと。
一緒に行けたほうが楽しいと繰り返すまき絵たちに、エヴァはうるさいと怒鳴ってどこかへ行ってしまう。
エヴァを探しに行ったネギは、屋上でキャンプファイヤーを眺めている彼女を見つける。
まき絵達は悪気があって言ったんじゃない。
本当にエヴァと行きたかったからなんだ、と言うネギに、エヴァも大人気なかったと認めて皆の所へ戻る。
そして最後は記念写真を全員で撮る。
何気にさよも写ってたりする。
解散後。
ネギはエヴァも一緒に旅行に行ける方法がないか、
学園長に聞いてみようと決める。
291:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:28:45 dJ1aQ8zI
綾瀬夕映・宮崎のどか・早乙女ハルナのエピソード
このエピソードは、すすめ方次第で中心となる人物が変わります。
まずは正統(多分)の、のどかルートから。
ハルナ達から、珍しい本の情報を入手したが、図書館島は危険なので一緒に来て欲しいと頼まれる。
いつものように色々企んでいるようだが、ネギは何の疑いも持たずに引き受ける。
ネギが探検の打ち合わせに行くと、突然パルと夕映が急用を思い出したといっていなくなる。
しばらくはのどかと二人で話しているものの、二人きりという状況に耐えられなくなって、
のどかが走り去ってしまう。
しばらく待っているものの、帰ってくる様子はない。
そこにアスナが来て、のどか達が三人で話していたと教えてくれる。
行ってみると、確かに何かを話している。
『キス』や『告る』とかいう単語が漏れ聞こえてくるものの、詳しくは分からない。
話しかけると、慌てたようにのどかは逃げていく。
なんだかよく分からないまま、打ち合わせは翌日に持ち越される。
翌日、打ち合わせのために図書室に行くと、三人が何か話しているのを見かける。
良くは聞こえないが、のどかが「そんなのムリだよ~」といって真っ赤になっている。
その後行われた打ち合わせは何事もなく終わる。
帰り際、ハルナが寮の入浴時間が変更になったと教えてくれる。
絶対7時半に入るようにと念を押してパルは去っていく。
なんとなくいやな予感がして入浴を止めておこうかと考えるネギだが、カモは熱心に入るように勧めてくる。
292:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:29:52 dJ1aQ8zI
言われた時間に行くと、誰も入っていない。
身体を洗おうとすると、声が掛けられる。
振り向くと、のどか。
慌てて出ようとすると、のどかに呼び止められる。
背中を流してくれるのだと言う。
恥ずかしそうに頬を染めながらも一生懸命に背中を流してくれるのどか。
ネギが時間を間違えたことを謝ると、時間を間違えてはいないと言う。
よく分からないままでネギがいると、のどかはずっと背中を流し続けてくれる。
さすがにもう十分だと伝えると、のどかは反射的に『前を』と言ってしまい、自分の言葉に大慌て。
何とか落ち着かせようとした時、他の女の子が入ってくる気配がする。
のどかの身体に隠れるようにして、ネギは何とか見つからずに脱出。
廊下に出たのどかは、自分がバスタオル姿だったことに気付き、慌てて逃げていく。
さらに翌日。ネギたちはついに図書館島へ。
順調に進む一行だったが、目的の本まであと少しというところで、
カモによってネギとのどかは本棚から落下(図書館島では本棚の上を歩く)。
幸い怪我はなかったものの、二人は本棚に囲まれた場所に閉じ込められてしまう。
魔法を使って脱出しようにも、のどかが見ている。取り合えずのどかの助言に従って救助を待つことに。
二人はしばらく話をしているが、ふと出た『二人きり』と言う言葉を意識して、
のどかはギクシャクとした会話しか出来なくなってしまう。
そんな時、のどかのポケットから手紙が落ちる。
ネギが尋ねると、これから読むから聞いて欲しいといわれる。
さらに翌日。ネギたちはついに図書館島へ。
順調に進む一行だったが、目的の本まであと少しというところで、
カモによってネギとのどかは本棚から落下(図書館島では本棚の上を歩く)。
幸い怪我はなかったものの、二人は本棚に囲まれた場所に閉じ込められてしまう。
魔法を使って脱出しようにも、のどかが見ている。取り合えずのどかの助言に従って救助を待つことに。
二人はしばらく話をしているが、ふと出た『二人きり』と言う言葉を意識して、
のどかはギクシャクとした会話しか出来なくなってしまう。
そんな時、のどかのポケットから手紙が落ちる。
ネギが尋ねると、これから読むから聞いて欲しいといわれる。
293:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:30:23 dJ1aQ8zI
「ネギ先生、私はネギ先生のことをずっと見ていました。ねぎ先生のことを思うと私は・・・その、私は・・・
体が熱く・・・なってしまいます。ああ、ネギ先生。私を強く・・・・抱き・・・!
え、ええと、その・・・抱きしめて・・・私の全てを・・・・・・・・ううう、うば、うば、奪って・・・・・あうう・・・」
真っ赤になってどもるのどか。
意味が分からずに困るネギ。
どうやらハルナが書いたものだったらしい。
ネギと二人で会話に困ったら読めと渡されていたのだと言う。
こんな方法だが、ハルナは応援してくれているのだとのどかは言う。
それはどういうことなのか。手伝えることなら手伝うと言うネギ。
その言葉に、のどかはしばし無言。
そして、今度こそ自分の言葉で言う。
「・・・ネギ先生。わ、私・・・伝えたい事があります・・・!
ネギ先生に、私の気持ち・・・。
せ、先生。私・・・・・
私、ネギ先生の事が・・・・・・・・・」
と、そこでハルナ達が救出に来る。
ハルナは、本棚を蹴倒して助けてくれた。
が、その影響で床が抜けてしまう。
とっさにのどかを助けるために手を伸ばすネギ。
何とか助けることは出来たものの、のどかを押し倒す形になり、唇が触れてしまう。
どう責任を取ればいいのかと慌てふためくネギ。
それにのどかは、謝らなくていいと言う。
自分はびっくりしたけど大丈夫だと。
そして助けてくれたことにお礼を言うのどか。
そこにハルナ達が登場。
ラブ集をかぎつけて、キスでもしちゃったのかと聞く。
慌てて事故だったと言うネギ。結果としてハルナ達にばれてしまう。
その様子を見て、まだ告白していなかったのかと言う夕映。
のどかは、今はこれで幸せだと答える。
294:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:31:50 dJ1aQ8zI
夕映ルート
大まかな流れはのどかと同じです。
初日の打ち合わせの時、走り去ったのどかを追うと、夕映と出会う。
のどかはパルが追いかけたというので、夕映と二人で打ち合わせをすることに。
てきぱきと進んでいく打ち合わせ。
その時、ネギがふと思い出し笑いをする。
「お姉ちゃんが言ってたんです。
『しっかりした子が僕のパートナーになってくれれば安心なんだけど・・・』って。
もし会ったら、お姉ちゃん、夕映さんのこと気に入るかもしれませんね」
思わぬ言葉にうろたえる夕映。
「そ、それはどういう意味で言ってるのですか?」
尋ねる夕映に、きょとんとした表情のネギ。
深い意味は無かったことに気づき、気まずげな顔をする夕映。
どうやら、二人きりという状況に動揺していたらしい。
二回目の打ち合わせ後。指定された時間より遅めに風呂へ行くと、夕映が入っている。
他の女の子に見つからないように夕映の身体に隠れてお風呂を脱出。
あまりにもバカすぎる計画だったと、夕映は猛省する。
295:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:32:36 dJ1aQ8zI
図書館島で、ネギとともに落下した夕映。
夕映は足を捻ってしまう。
治療のためにも早く脱出しようと、夕映を背負って本棚をよじ登り始めるネギ。
しかし、もう少しで半分という時に、手が滑って落下してしまう。
幸いにも怪我はないが、崩れてきた本にのしかかられて、ネギは夕映を押し倒す形のまま動けなくなってしまう。
ネギの言葉に、それは困ると言う夕映。
しかし、その自分の言葉に戸惑う。
もともと動けないのだから問題はないはず。
密着状態とは言えネギは子供。なにも困ることはないはず。
なのにどうしてこれほど動揺しているのか。この感情は一体・・・?
自分の感情。ネギの年齢。様々な思いが夕映の脳裏を走り抜ける。
そして、もしキスをするような事態になったとしたら自分はいったい・・・・
そこで思考は途切れさせられる。
ハルナ達が助けに来てくれたのだ。
帰り道、二度目に落下した際怪我をしてしまったネギを心配するのどか。
いい雰囲気の二人を、夕映は複雑な表情で見つめていた。
ハルナルート
大筋ではのどかルートと同じです。
背中を流すイベントはないものの、一緒にお風呂に入ることも出来ます。
図書館島では、のどかの代わりにネギと一緒に落下します。
そこでハルナはクラスで誰が一番好きかと聞いてくる。
仲がいいなら、ハルナが一番だがと戸惑うネギ。
その後ハルナが本棚を蹴って脱出。
帰り道、ネギと図書館島にいけて満足そうなのどか。
作戦失敗で、残念そうなハルナ。
296:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:33:53 dJ1aQ8zI
桜崎刹那のエピソード
スポーツフェスティバルの準備にいそしむ毎日。
ネギは、学園長からフェスティバルの学園共通パンフレットを作る係りを二人選ぶように言われる。
クラスでその話をすると、木乃香が立候補してくれる。
もう一人には、木乃香が刹那を希望する。
しかし、刹那はそれを辞退。
スゴク残念そうな木乃香がネギの印象に残る。
ネギは断った理由を刹那に聞きに行く。
しかし、刹那はその理由を話すことは出来ないといい、もう一度頼んでも断られる。
刹那は立ち去り、その様子を見ていた木乃香も寂しそうに去っていく。
翌日、ネギは木乃香に刹那を指名した理由を聞いてみた。
木乃香は、刹那とは小さい頃からの親友だったのだと言う。
しかし刹那の剣の修行が忙しくなってからはなかなか遊べなくなり、木乃香も麻帆良に引っ越してきてしまった。
中一の時に刹那も麻帆良に来て喜んだのだが、なぜか昔みたいに話してはくれなくなってしまっていた。
むしろ同じクラスに慣れたのに、避けられているようにすら思える。
「・・・ウチ・・・・なんか嫌われるようなことしてもうたんかなぁ?」
哀しそうに言う木乃香。何とか力になってあげたいと思うネギ。
その時、不審な視線を窓の外から感じる。
追いかけてみると屋上で気配は消える。
見回してみると、そこには刹那がいた。
297:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:34:38 dJ1aQ8zI
通りがかっただけだと言う刹那。
追おうしたその時、ネギに何者かが襲ってくる。
襲ってきたものは刹那によって斬り捨てられるが、それは紙切れになってしまっている。
それは式神。紙で出来た使い間のようなものだと刹那が説明してくれ、
彼女はまた、自分のことについても話してくれる。
刹那は秘密裏に木乃香の護衛をしているのだと言う。
木乃香は非常に強い魔力を持っている。それを狙っている者がいるのだ。
今回のことは、関西呪術教会の一部の者の仕業だろうと言う刹那。
そして、ネギが魔法使いだと言うことは知っているが、今回のことは自分に任せて欲しいと言う。
バレていたことに驚き、同時に何か手伝いたいと言うネギだが、カモの説得もあり、
この件は刹那に任せることとする。
しかし、それとは別にネギは刹那に尋ねる。
木乃香の護衛をしているのなら、木乃香のことを大切に思っているのでは?
頷く刹那に、それならパンフレットの係りを引き受けてほしいと頼むネギ。
護衛なら近くにいるほうが都合もいいと言うネギに、刹那は慌てて首を振る。
自分のような者がお嬢様に近付いてはならないのだと。
お嬢様には普通の日々を送って欲しい。魔法のことなど知らない、平和な日常を。
自分は影から見守るのが一番なのだといい、刹那は去っていく。
刹那の言葉に納得できないネギ。何かをしなければと決意する。
翌日。教室で刹那を見つけたネギは、木乃香も呼んで話す。
刹那にパンフ係りをやってもらうことに決めたと。
「そんな、勝手な・・・」
文句を言おうとする刹那に、暗くなっても刹那が要れば安心と言い、強引に決めてしまう。
刹那もどうしてもというならば、と引き受けてくれる。
事情を知らない木乃香は、素直に喜ぶ。
298:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:35:29 dJ1aQ8zI
その後刹那に会うとなにやら怒っている。
先生ならば自分の立場を理解してくれると思ったのにと言う刹那に、
友達なら一緒に居るほうがいいというネギ。
しかし刹那は、『自分は木乃香の護衛。それ以外の何者でもない。それ以外の何者であってもならない』
と、まるで自分に言い聞かせるかのように繰り返す。
木乃香の事が大切ならと説得しようとするネギだが、刹那は無言で去っていく。
その後、教室に行くとパンフレットを作っている二人を見かける。
だが、それはとても楽しそうとは言えなかった。
ひたすら木乃香が喋り、刹那は事務的に頷くだけ。
ムリに明るく話そうとする木乃香は痛々しく、見るに耐えない。
しかしここまで来れば、これはもう二人の問題。
ネギはしばらく様子を見ることにする。
後日、気になって様子を見に行くネギ。
木乃香は資料を取りに行っているところで、刹那だけだった。
もう少し仲良くできないかと言うネギに、
お嬢様と私は主従の関係。必要以上に親密に成るのはよくない、と答える刹那。
その時、背後で何か物音がするが、気にせずに刹那は続ける。
「そもそも、私とお嬢様は『友達』ではないのです。
このような役目を仰せ付けられるのは、正直、迷惑です」
本心なのか、それとも自信に言い聞かせようとしていたのか。
ともあれ口にしてしまった言葉を、丁度帰ってきた木乃香が聞いてしまう。
走り去る木乃香。
誤解を解かなければと言うネギに、刹那はこれでいいのだと答える。苦しそうに。哀しそうに。
299:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:36:13 dJ1aQ8zI
その日の放課後。
一人で悩んでいる木乃香の側に一匹のツバメが舞、そして話し出す。
全ては木乃香のせいなのだ。木乃香がここにいるせいで刹那は迷惑しているのだと。
木乃香が都(木乃香の出身は京都)を離れたせいで、刹那も住み慣れた都を離れなければならなかった。
全ては木乃香を護らなければならないから。友達でもない人を護るため、その身を犠牲にさせられている。
桜崎刹那はもう友達やない・・・迷惑しとる。・・・・もう友達やない・・・迷惑しとる・・・・
いつの間にか数を増やしていたツバメが何度も何度も繰り返し、
そしてその夜から木乃香は姿を消してしまう。
翌朝、木乃香がいないことに気づくネギ。
先に学校に行ったのかと思い行ってみるも、やはりいない。
そこに刹那が駆け寄ってきて、木乃香の所在を尋ねる。
ネギが分からないと答えると、刹那は敵が実力行使に出てきたのかもしれないと言う。
刹那が木乃香を探しに行く。
いたずらにことを大きくすると余計な危険になるかもしれないということで、ネギは刹那の成果を待つことに。
放課後に落ち合うことを約束し、二人は別れる。
そして放課後。
結局木乃香は見つからなかったらしい。
自分を責める刹那。
自分のような者がお嬢様とお近づきになったせいで
昨日もあんなことになった。全てが自分のせいなのだと。
しかし、それはおかしいとネギは言う。
木乃香は刹那と昔のように仲良く出来なくてとても寂しがっていた。
自分が悪いことをしてしまったのかと泣いていた。
刹那が木乃香を大切に思い、護りたいと思うのなら、
身辺だけじゃなく、寂しさからも護ってあげてください、と。
ネギ達は魔法も使い、学園に走る地下通路で木乃香を見つける。
さらった女(天ヶ崎千草)もいるが、協力して倒して奪還。
千草は逃げていく。
300:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:36:58 dJ1aQ8zI
助けられた木乃香は、刹那に抱きかかえられ、意識のはっきりとしないまま刹那に話しかける。
刹那の意思を無視してパンフ係に指名してしまったと謝り、そして一つお願いをする。
「せっちゃんには迷惑かもしれへんけど・・・・
友達やなくてもええから・・・・
たまになら、側にいさせてもらってもええかなぁ?」
その言葉に刹那はハッとしたような、驚いたような表情を見せた後、答える。
「はい・・・・もちろんです」
翌日、教室で作業をしている二人を見かける。
相変わらず木乃香が喋って刹那が頷いている。
しかし、その様子は前とは違い、中睦まじく見える。
そんな中、使う紙の色を尋ねられて、刹那が遠慮がちに赤がいいと答える。
初めて自分の意見を行ってくれた刹那に、木乃香が抱きつかんばかりに喜ぶ。
これからもよろしくな、という木乃香に、照れたように刹那は頷いた。
301:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:38:26 dJ1aQ8zI
長谷川千雨・椎名桜子・柿崎美砂・釘宮円のエピソード
休み時間、ネギはいつものように一人で教室にいる千雨を見かける。
友達がいないのではと心配するネギ。
そこにチアの三人が入ってくる。
次の日曜に、麻帆良の外に遊びに行こうと話しているらしい。
クラスのみんなも誘おうという事になり、桜子が千雨に声を掛ける。
しかし、千雨はめんどくさそうに断る。
その次の日曜日はと聞く桜子に、
その次も、そのまた次もダメだと答える千雨。
すげなく断られ続け、桜子達も苦笑しながら別の人を誘いにいく。
心配したネギが千雨に話しかけると、ネットに沢山のファンがいるから平気なのだとこたえる。
(千雨はちうという名前でネットアイドルをしている)
そして、そんなことよりもと、撮影を手伝うように頼まれる。
今度の企画のテーマはチアガール。
臨場感が欲しいので、本物の応援に紛れ込む気だという。l
翌日、ネギは撮影のために体育館へ。
試合はやっているものの、スタンドはガラガラ。麻帆良も大差を付けられて負けている。
チアが応援しているが、他の試合もあるので桜子達三人だけしかいない。
もちろん頑張って応援しているのだが、やはり少し寂しい。
そこに千雨(ちうバージョン)がやってくる。
ネギの知り合いと言うことで、一緒に応援することになったちう。
ネットアイドルと言うことで、
「私、ネットアイドルって初めて見た~」(桜子)
「へ~、コレがそうなんだー」(美砂)
などと珍獣扱いされながらも大歓迎される。
その時、釘宮がどこかであったような気がするという。
慌ててごまかすちう。
ちうは、写真を取ったらさっさと引き上げると、こっそりネギに伝える。
302:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:39:01 dJ1aQ8zI
ちうの時は非常にテンションの高い千雨。
そのちうにつられ、チア三人のテンションも上がっていく。
同時に周囲も盛り上がり、試合の流れも良くなってくる。
ネギはちうの写真をちゃんと撮るが、撮影が終わればちうは帰ってしまう。
せっかく千雨に友達が出来るチャンスだという事で、うまく撮れていないと言い訳して時間を稼ぐネギ。
そうこうしている内に、試合が追いつく。
大差を逆転しそうな試合に、ちうも写真のことは忘れて全力で応援している。
そして試合終了。麻帆良は奇跡的な大逆転劇を演じていた。
思わずチアと抱き合って喜ぶちう。
千雨はとっさにとってしまった自分の行動に戸惑いながらも、
「でも、たまになら今日みたいなのも悪くないかな」と納得する。
その後、明日の決勝戦にも来てと誘われるが、あまり乗り気でないちうは時間があったらと言葉を濁す。
が、桜子は来てくれるのだと解釈し、大喜び。ちうも誘って、四人でお茶にいくことに。
その様子を見ていたネギは、千雨にも友達が出来たと一安心。
が、カモはそんなに簡単にはいかないだろうと言っている。
翌日、話しかけると千雨の機嫌が悪い。
「もう二度とチアガールなんかやりません」
とだけ言い、去っていってしまう。
その後チアの三人がやってくるが、いつものような元気がない。
聞いてみると、ちうとケンカしてしまったのだという。
最初は仲良く話してたのだが、あまり自分のことを話さないちうに色々聞いたら、怒って帰ってしまったらしい。
以前にネットのファンに追いかけられ、困った事があったので、
私生活を人に知られたくなかったのだろうと、ネギはフォローする。
しかしチアの三人は、今日の試合に来てくれないかもと心配している。
ネギは三人から謝罪の伝言を頼まれ、もう一度ちうと話そうと決意する。
303:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:39:44 dJ1aQ8zI
昼休み。
悪気はなかったのだというネギに、千雨は「友達ごっこに興味はない」と答える。
こんな変人クラスに友人を作る気はない。
煩わしいことを排除できるネットの関係こそ最高だと言う千雨に、ネギは言う。
「でもそれは・・・・『友達』じゃないです」
目を逸らし、無言で立ち去ろうとする千雨に、ネギは今日の応援に来てくれるように頼む。
「昨日の千雨さんは楽しそうでした。
一緒に応援して、勝った喜びを分かち合って・・・
そりゃ友達が一緒でイヤな事もあると思いますけど・・・
それ以上に楽しいこと、たくさんあると思いませんでしたか?」
その言葉に千雨はためらったように沈黙し、そして答える。
「・・・・イヤです」
その日の応援、千雨は来ていない。
しかし、体育館には満員の観客が来ている。
驚くネギだが、観客の話を聞いていると、ほとんど全員がちうのファンだという事が分かる。
昨日の事が噂になったらしい。
そんな状況でもチアの三人は懸命に応援をするが、さすがにやりにくいのか、
力が入りすぎて空回り気味になってしまう。
何とかしたいと千雨を探しにいくネギだが、千雨は見つからない。
しばらくすると、ちう目当てで来た人が大勢帰っていってしまう。
ちうがいないだけではなく、試合も完全なワンサイドゲームになってしまっていて、見る気がしないのだと言う。
心配になったネギがチアの所に戻ろうとした時、ようやくちうが来てくれる。
「写真の出来が悪かったから撮り直しに来ただけだから」
照れたように言う千雨。
二人が会場に戻ると、どんどん開く点差に、チアが元気をなくしていた。
ちうとチアは仲直りをし、一緒に応援を始める。
ちうがまだ残っていたファンにも呼びかけ、会場は一気に盛り上がる。
それにつられ、試合もだんだんと良い流れになっていく。
304:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:40:42 dJ1aQ8zI
結局、試合はあと少しというところで負けてしまったものの、
良い思い出になったと(試合をしてたキャプテンから)お礼を言われるちう。
その後、打ち解けたように談笑する四人。
「また、いつか一緒に応援しに来てもいい・・・?」
聞くちうに、三人は嬉しそうに頷く。
「もちろんよ。いつでも大歓迎!」(美砂)
「うん! だってちうちゃんは友達だもん。ね?」(桜子)
驚いたような千雨。けれどその言葉をかみしめるように頷く。
「・・・うん。友達だよね、私たち」
お茶をしに行く四人。
その姿を見ながら、ネギはちうが新しい写真を一枚も取らなかったことに気付いた。
翌日、教室で昨日の話をしているチア。
話は次第に次の休みの事移っていき、桜子がまた千雨に誘いを掛ける。
ノートパソコンから顔を上げた千雨は、少し考えた後、
「う~ん、残念だけど、その日は本当にすることあるからな~。
また次の機会にでも声を掛けてよ」
いつもと違う柔らかい態度に、三人が驚く。
何かいい事があったのかと訪ねる三人に、
「なにもねー!」
と照れ隠しのように怒って図書室へ行ってしまう千雨。
本当に打ち解けるまでには、まだ少し掛かるかもしれない。
けど、慌てても仕方ないし、一歩ずつかな。
そんなことを考えて、ネギは一人で納得するのだった。
305:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:42:15 dJ1aQ8zI
ある日、ネギはカモの様子がおかしいことに気付く。
何かあったのかと聞くと、ムリヤリ話を逸らそうとする。
そこでアスナたちが戻って来て、お風呂の話をする。
どうやら、寮の大浴場に変質者が出るらしい。
入っていると、身体をぺたぺた触ってくるのだと言う。
以前のように(一時間目)誰かが入り込んでるのかと考えるネギだが、
アスナたちの話では、どうもクラスの誰かがやっているらしい。
アスナに連れられて大浴場に行くと、確かに変な気配、魔法の力を感じる。
魔力を感じたこともあり、部屋に戻ってエヴァンジェリンに相談することも考えていると、カモが謝ってくる。
実は浴場に出る変質者は、カモが魔法使い専用通販で間違って購入したスライムなのだという。
スライムの容姿は変幻自在。クラスの誰かに化けているようだ。
スライムは人間の老廃物を栄養にしている。なのでぺたぺた触るらしい。
今はそれほど害がないが、成長したら丸ごと飲み込まれてしまうと言うので、何とか捕まえることに。
カモの話では、変身したスライムは驚かせれば原形を現すかもしれないという。
アスナも交えて色々話し合った結果、相手の胸をさわって驚かそうと言う結論に。
その後、一度は逃げられるものの、魔法を使って何とか捕獲。
一件落着となる。
このエピソードはほとんどストーリーはありません。
が、生徒の胸を触る事が目的(←ちょっと違う)なので、各生徒の触られた時の反応を書いておきます。
見方は
名前 触ったときの反応 その後の反応
というようになってます。
306:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:44:10 dJ1aQ8zI
裕奈「ひゃっ」「ええー!? ネギ君、どうしたの?」
朝倉「あっ」「えーっと・・・・。何やってんの、ネギ君?
あ、もしかしてクラス№4の魅力にまいっちゃったかな?」
夕映「あ・・・っ!」「ネ、ネネ、ネギ先生・・・? これは一体・・・?」
亜子「きゃっ」「ええっ!? ね、ネギ先生?」
アキラ「んっ・・・」「・・・ネギ先生? ど、どうしてこんな・・・?」
美砂「あんっ!?」「あ・・・あれーっ? ネギ君? どうしたのよ?」
アスナ「あ・・・っ!?」「・・・ね、ネギーッ! ちょっとあんた、どういうつもりよ!?」
美空「あっ・・・」「だ、誰!? ・・・って、ネギ先生?」
茶々丸「あ・・・」「せ、先生・・・。これは一体、どんな目的が・・・?」
釘宮「ん・・・っ!?」「え・・・ええ!? ネギ君?」
307:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:47:10 dJ1aQ8zI
古「ひゃっ!?」「なんと。誰かと思えばネギ坊主アルか。急にどうしたネ?」
木乃香「んんっ!?」「ん・・・あれー、ネギ君? どうしたんよ、急に?
いきなり胸を触るなんて、ウチびっくりしたわぁ」
ハルナ「あん・・・っ!」「もう、誰よー・・・・って、ネギ先生? なにやってんの?
そーかそーか。おねーさんの魅力にまいっちゃったかー」
刹那「ぅあっ!?」「ネギ先生・・・。これはどういうことでしょうか・・・?」
まき絵「あんっ!」「え・・・あーっ! ネギ君!!」(←何だか楽しそうな声で)
桜子「きゃっ!?」「わー、ネギ君だー! どう? 気持ちいいかな~?」
龍宮「ん・・・っ?」「・・・ネギ先生?」
超「ひゃっ!?」「んー、これはどういうことネ。ネギ坊主?」
楓「ん・・・?」「おやおや、ネギ坊主。いつになく大胆でござるな」
千鶴「あ・・・っ?」「あらあらネギ先生。いつの間にお風呂に?」
風香「ぅあっ!?」「ね、ネギ先生じゃん! うわ~~ネギ先生、エッチ~!」
史伽「きゃっ!?」「ネ、ネ、ネギ先生・・・ですか?」
ハカセ「え・・・?」「ネギ先生~? これは、どんな理由があってのことなのでしょうか?」
千雨「んぅっ!?」「こここ、子供教師! なにやってんだよ、おめーはっ!?」
308:ネギま! 二時間目
05/09/05 04:51:09 dJ1aQ8zI
のどか「きゃっ」「ね、ネギ先生・・・!? あ、あの・・・私・・・」
夏美「きゃあっ!?」「ね、ネギ先生!? なんでっ!?」
四葉「あ・・・!?」「ネギ先生・・・どうしたんですか?」
ザジ「ん・・・・!」「・・・ネギ先生?」
残る二人はネギのセリフをはさみ、少しだけ長くなります。
エヴァ「う・・・っ!?」「・・・おい、ぼーや。これはどういうつもりだ・・・?」
「あわわわ・・・え、えーと、これはその、スライムが・・・」(ネギ)
「わけのわからんことを・・・。そんなに死にたいなら、すぐにでも地獄を見せてやるぞ・・・!」
あやか「ああっ・・・!?」「ネギ・・・先生? これは・・・」
「あわわわ・・・え、えーと、これは・・・」(ネギ)
「ああ、ネギ先生。ついに私の愛を受け入れてくださるのですね!」
309:名無しくん、、、好きです。。。
05/09/05 04:54:50 dJ1aQ8zI
以上、ネギま二時間目のエピソードでした。
一気投下でスマンです。
すまんついでにもう一つ。
>>289と290は、エヴァンジェリンのエピソードです。
(正確にはエヴァ・茶々丸・さよ)
これで残るのは体育祭のストーリーだけなので、
多分一両日中には投下できると思います。
310:名無しくん、、、好きです。。。
05/09/05 06:56:02 FhdhZpDX
セリフ丸写し系は勘弁
311:シンフォニック=レイン(1/9) あらすじ
05/09/08 01:58:15 dOXpga36
常に雨が降り続ける、ピオーヴァという街が舞台。
街の住人たちは雨に慣れきっていて、傘を使う人はほとんどいない。
主人公のクリスはフォルテールという楽器の奏者であり、才能を伸ばすために
幼馴染のトルタと共にピオーヴァ音楽学院に通っていた。
クリスとトルタの故郷は遠い町で、トルタにはアルという双子の姉がいた。
また、クリスとアルは恋人同士だったが、それぞれの夢に向かって頑張るため
2人は離れ離れに暮らす事になった。
2人は週に一度、手紙で気持ちを伝え合っていた。
クリスが借りているアパートの一室には、
自称「音の妖精」のフォーニが住み着いていた。
そして音楽学院の卒業の季節が近づいていた。
生徒達には課題として、卒業演奏をする事が課せられていた。
でも、クリスは卒業演奏でのパートナー(歌う人)がまだ決まっていなかった。
トルタの後押しもあり、クリスのパートナー探しが始まった。
※最初に攻略できるのはトルタ・ファル・リセの3人。
その3人をクリアーすると、もう一つルートが開きます。
それもクリアーすると、さらにもう一つルートが開きます。
312:シンフォニック=レイン(2/9) キャラ紹介
05/09/08 02:00:20 dOXpga36
かっこ内は愛称、文中でも愛称で書いています。
○トルティニタ・フィーネ(トルタ)
クリスの幼馴染。声楽科の三年生で、世話好き。祖母の家に居候している。
歌はとても上手だが、料理は壊滅的にダメ。
好物はどろり濃厚チョコラータ。
○アリエッタ・フィーネ(アル)
トルタの双子の姉。クリスの恋人。現在は遠距離恋愛中。
料理は得意だが、音楽に関してはさっぱり。
○ファルシータ・フォーセット(ファル)
声楽科の三年生。元生徒会長で、学年トップの成績。
誰に対しても優しい。
○リセルシア・チェザリーニ(リセ)
一年生。とても大人しく、おどおどしている事が多い。
○フォーニ
クリスの部屋に住み着いている、音の妖精。でも、ほとんど飛べない。
背は14cmくらいで、クリス以外の人には見えないし、声も聞こえない。
音の妖精だけあって、歌はかなりのもの。また、自由に姿を消せる。
割とわがままで、構いたがり。そして、構ってもらいたがり。
でも、クリスの事をいつも気にかけている。
313:シンフォニック=レイン(3/9) リセルートその1
05/09/08 02:02:22 dOXpga36
クリスが旧校舎に立ち寄ってみると、リセが一人で歌を歌っていた。
綺麗な歌だと思い、メロディを覚えたクリスは一緒に合わせてみる事を提案する。
リセも初めは遠慮がちだったが、演奏してみると、2人の息はぴったり合った。
ある日、フォルテールの特別講義が開かれる事になり、グラーヴェという講師が招かれる。
彼は鼻持ちならない、とても嫌な性格だった。
そして実習の時、クリスがリセといつも演奏していた曲を弾くと、グラーヴェはクリスに退室を命じた。
実は、リセはグラーヴェの子で、フォルテール科だった。
彼女の家系はフォルテールの名門で、歌を歌いたがるリセをグラーヴェは許さず、
無理やり、リセにフォルテールを学ばせようとしていたのだ。
そして、フォルテールを演奏するには必要ないということで、
足に怪我をさせたり、首を絞めたりして、リセに虐待を加える。
このままではリセの身が危ないと思ったクリスは、自分の部屋にリセを連れ込み、一緒に暮らす事にした。
リセは自由に歌えるようになり、2人でアンサンブルを繰り返す。
314:シンフォニック=レイン(4/9) リセルートその2
05/09/08 02:07:42 dOXpga36
卒業演奏の前日。リセの希望で、彼女の家に行って、いつも歌っている歌の楽譜を探す事にした。
リセは元々孤児であり、捨てられていた時にその楽譜を持っていたのだという。
その時になって、フォーニはクリスに別れの言葉を告げ、消えてしまう。
家で楽譜を発見したが、丁度そこにグラーヴェが現れ、話をする。
その曲は、グラーヴェが妻のエスクに贈った、恋の歌であった。
グラーヴェは家庭を顧みなかったため、エスクは娘のリセを連れて出て行ってしまった。
その後、偶然孤児院でリセの歌声を聴き、自分の子だと分かったという。
グラーヴェはリセに戻って欲しいと願うが、卒業演奏の結果次第では恋仲を認めるという。
リセはその話を信じていたが、クリスはなおも疑っていた。
卒業演奏は大成功に終わった。リセは、グラーヴェと共に家に楽譜を取りに行った。
ところが、クリスの部屋に来たのは、首に新たな傷をつけられたリセだった。
そして、リセを連れてきたグラーヴェは、昨日の話を一部訂正する。
エスクは愛人を作って、グラーヴェとリセを捨てて家を出て行ったのだ。
あんな女との娘なんかいらないと、グラーヴェはリセを孤児院に預けた。
その後孤児院に来てみるとリセに音楽の才能があるのが分かり、連れ戻したというのが真実だった。
今回の出来事で、グラーヴェはリセとの関係を絶った。代償に、リセの一番大事なもの、すなわち声を奪っていった。
リセには知的障害が残り、クリスは病院のベッドのそばで愛する人のために演奏を続ける。
それから一年、リセに回復の兆しが見え、あの歌を歌い始めた。「そして明日は希望……」
315:シンフォニック=レイン(5/9) ファルルート
05/09/08 02:09:54 dOXpga36
チェナーコロ(サロン)でパートナーを探していた時、ファルに声をかけられる。
そしてパートナーに誘われ、一緒に練習をする。
ファルはクリスに的確なアドバイスをするなど、かなりの才能があった。
また、孤児院の出であったが、そのハンディにもめげずとても勤勉であり、プロを目指していた。
それに加えて優しさや茶目っ気があり、歌を心から愛する彼女を、クリスは好きになっていく。
フォーニは、一緒にいてくれる人が見つかった事に安心し、クリスにキスをした後、二度と現れなくなる。
卒業演奏の前日。
クリスは、ファルの部屋に誘われる。そこで2人はキスをする。
すると、突然そこにアーシノ(クリスの男友達)が現れ、その光景にクリスもアーシノも驚愕する。
そしてファルは真実を話す。彼女は、自分自身のことを酷い人間だと言い切った。
ファルはクリスに近づくために、アーシノを利用していたのだ。
また、パートナーになって欲しいというアーシノの願いを、ファルは一蹴していた。
先ほどのキスは、その考えをアーシノに見せ付けるためだった。
アーシノが出て行った後。ファルはなおもクリスに語り続ける。
ファルは、本当は『誰かが誰かを利用するなんて当然のこと』という冷たい考えの持ち主だった。
もっとも、今までの彼女の言動に嘘は無かった。
演奏会でクリスのフォルテールの音色を聞き、彼女は非常に感銘を受けた。
そして、自分の夢のためにクリスを利用して、2人でもっとこの世界で上を目指そうと考えていた。
ファルは、一種の賭けに出たのだ。
本来の醜い性格を知って、それでもクリスには自分のことを好きでいてほしかったのだ。
苛立つクリスに、ファルはなおもこう言い放つ。
「だってわたしは、くりすさんのことをあいしているんだから」
クリスはついカッとなって、ベッドの上でファルの身体を好きにした。
卒業演奏の日。グラーヴェが才能を認めて、自分を音楽学院に連れてきたのだとファルは話す。
グラーヴェも、その娘(リセ)も嫌いだと彼女は言い放つ。
(リセルートでは、ファルはリセに親身になって対応しているのだが……これが本心)
卒業演奏が終わった後。クリスは全てを知りつつも、ずっとファルの側にいると決めた。
そしてファルも、愛するクリスの側からずっと離れないと決めた。