06/08/14 19:13:58
「中はやめて下さい、お願い、だからっ……」
「お前は私の妻だ。妻となったのだ。お前はただ呻いているだけでいい」
マーイョリスはセーシカの髪を掴み、床の上に押しつけて腰を打ち付けた。
幾度もなく激しく。
セーシカはその果てしない脈動に苦悶し、切ない声を上げる。
「私があなたの妻だというなら、せめて優しく……」
「その必要はない」
お前は儀式のためだけに必要なのだ。名も知らない世界の腐りきった生物。人をサクサと呼ぶ者。だが私はお前達に名前を付けない。道具でいい。ただの道具でいいのだ。
マーイョリスは笑った。狂ったように笑った。その狂気をセーシカの中へと流し込んだ。