05/03/12 20:22:20 +4ol13rn
下宿の女主人が、「東洋の神秘なスイーツよ」といいながらもってきた、「ワガシ」
なる菓子は、中国の奇妙な言葉で「守屋亭二代目謹製饅頭」とかかれた紙に包まれて
いた。
私はその紙のなかからアーモンドの匂いがきつい小さな柔らかな塊をとりだし、半分
に割ると、彼に勧めるとともに、自分の口の中に放り込んだ。
それはアーモンドと砂糖の甘みのなかに奇妙な苦味が入り混じった、奇妙な味わいの
菓子であったが、なぜか魅力的なその味に一気に食べ終わると、なぜか彼も目を輝か
せながらむさぼるように食べていた。
彼は、腹が膨らんだためかうとうとしはじめようだ。わたしは、かれに、こえ、を、
かけ、よう、と、「ほ、-、む、、、、