DQFFバトルロワイアル PART7at FF
DQFFバトルロワイアル PART7 - 暇つぶし2ch968:961=964
04/11/02 23:07:11 M7YGG3eY
>>967
あー、そっか。忘れてた。
一人で書き杉かもしれないけどこんな感じで続けていい?

名を呼ばれたのは、アーヴァイン=キニアスだった。
「僕が一番最初ってことは、まさかアイウエオ順なの?」
「ああ、そうだ」
青年の問いに、ティアマトはあっさりと肯定した。
「ふーん。まあいいや、それじゃあ行ってくるよ」
傭兵としての訓練ゆえか、緊迫感がないのか、あるいは空元気を装っているだけなのか、
いずれにしてもアーヴァインは普段どおりの軽い調子で言った。
「待て」
その態度が不満だったのか、巨竜は少し苛立しげに呼び止める。
「説明が一つ抜けていた」、そう言ってティアマトは心臓に矢を受けたマリアを見やり、唇の端を邪悪に歪めた。
「首輪の威力についてだ」

マリアの傍で肩を震わせていたフリオニールの耳に、それは聞こえてきた。
断続的に流れる耳障りな電子音。その間隔がだんだん短くなる。
戦士としての勘が、危険だと告げる。音を止めろと警告する。
だが彼にはどうしようもない。やがて音が重なり、ピーーーというアラームへ変化した時……

思っていたよりも軽い音がした。シャンパンの栓を抜いたような。
けれども舞ったのはコルクではなく人の首で、巻かれたのはワインではなく血であった。
狙い済ましたかのように足元に落ちた生首に、アーヴァインの顔が青ざめる。
首を失った死体を見て、フリオニールの顔からあらゆる表情が消える。
悲鳴さえ上がらず、広間に忍び寄る死のような沈黙が落ちる。
ただ一匹、ティアマトだけが満足そうに参加者たちを見下ろしていた。
そして立ちすくむ青年に向かい、短く言い放った。
「行け」、と。


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