03/11/11 03:42
ある日、神々は決めた。
世俗的な欲望に染まり、情を忘れ酒色におぼれる人類を滅ぼすことを。
そのとき、一人の神が声をあげた。愛を司る神、ヴォルビックである。
「神々よ・・・お怒りをお静め下さい。人間たちはそれでも愛し合い 楽しく暮らしているではありませんか 」
しかし、神々にはヴォルビックの言葉を信じるようとはしない。曰く「今の人類に、真の愛情などありはしない」。
それでも人類を、彼らの内にある愛情を信じるヴォルビックに、嫉妬を司る神デザワが提案した。
「・・・それなら、愛の女神みずから、人間に肉体的な欲望ではない、精神的な愛情が残っていることを、
私たちに証明できればよろしいでしょう。 」
そして、こう続けた。
「あなたはこの世界で最も美しいといわれる愛の神。
でも、その美しい肉体を捨て、首だけになってもあなたを愛することができる人間がいるとすれば・・・その証になるでしょう」
かくして、愛の神ヴォルビックは、人類に愛が満ち溢れていることを信じ、首だけの姿となって人間界に落とされた。
あなたと、ヴォルビックが出会うのはそれからすぐ後のことである。
プレイヤーはこのゲームで地球の愛を示す主人公となり、ある男性と愛し合う運命（？）にあります。
彼は、人間の愛情が真のものであるかを確かめるため、首だけの姿で神々の世界から地上に降り立った「愛の神ヴォルビック」であります。
ヴォルビックは神とはいえ、生きていればお腹が空きますし、のども渇きます。
しかし、ヴォルビックは首だけの姿ですので、プレイヤーが様々な世話をしなければ何もできません。
様々な行為が、二人の愛情を高めるきっかけとなるでしょう。
もちろん、ゲーム中にはヴォルビック以外の男性も登場します。
幼なじみの男の子や初恋の少年、そして新しい出会い・・・もあります。
真実の愛を実現させるには、浮気なんてもってのほか！のはずなのですが、それを選ぶのはプレイヤー次第。
やはり、異形の姿をしたヴォルビックを愛することはできないのでしょうか？
ただし、忘れないで下さい。
あなたと彼の愛情だけが地球を滅亡から救う唯一の道ということを・・・
このゲームの真の目的は、形にとらわれない無償の愛情であることを・・・