DQFFバトルロワイアル PART6at FF
DQFFバトルロワイアル PART6 - 暇つぶし2ch317:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/12/18 01:38 VfqaDB2k
保守

318:1/4
03/12/18 14:28 CoBSMA2P
暗闇の中に、玉座が1つポッカリと浮かんでいる。
その上に、何かが1つ座っていた。
髑髏のような顔をした、何か。ヒトではない。魔物でもない。生物ですらないのかも知れない。
それは全てを憎む魔より来たりしモノ。ゾーマという名を持った、何か。

ゾーマの前に三つの魔が、目の前の存在に怯えるかのように小さく、立っていた。
実際怯えているのだろう。彼らは取り返しの付かないミスを犯した。
全身をすっぽり覆うローブを身に纏ったエビルマージが、一番怯えていただろう。
この場で消し飛ばされたとて、文句は言えない。
腐肉を引きずるバラモスゾンビ、太った龍のような頭をしたバラモスブロスも真っ青な顔をしてゾーマの前に立っている。
ブロスの部下が独断専行で動いたらしい。無駄に駒を失うような事が有れば彼もただでは済むまい
残るはバラモスゾンビだが…まあ、ゾンビの顔色は最初から真っ青だ。彼自身に落ち度は無いので堂々としたモノである。

「エビルマージよ…」
「はっ、はいぃっ!」
エビルマージはゾーマに名を呼ばれ、上擦った声で返事をした。
クソ、いくらヤツらにゲームを脱出されて気が動転していたとは言え、素直に出てくるなんてマヌケな真似をしてしまった。
殺される。間違いない。コレを口実に自分を消す気に違いない。自分ならそうする。
クソ、クソクソクソクソクソ!納得行かない。畜生…!
「あ、あの、これは…アークマージ老が…」
「エビルマージ、バラモスゾンビと共にサタンパピーの部隊を援護せよ」
何か、愚にも付かない言い訳を言おうとしたエビルマージをゾーマの言葉がピタリと止める。
「…は?」
「ヤツらを捕まえ、もう一度ゲームに放り込め。いいな?」
淡々と命じるゾーマをしばらくきょとんと見つめてから、エビルマージはローブの下でいやらしい笑みを浮かべた。
口は綺麗な三日月型なのに、瞳は真ん丸で笑っていない、そんな笑み。

319:2/4
03/12/18 14:29 CoBSMA2P
余裕のつもりか?自分など眼中にないのか?そこまでしてこのゲームを続けたいか?
…まあいい。どうでも良い。それならそれでいい。時間を稼げるなら此方も万々歳だ。
「御意」
エビルマージは大げさに、わざとらしく頭を下げると振り返って歩き出す。彼の姿はすぐに闇に消えた。
バラモスゾンビは腕組みをして、ふんと鼻を鳴らす。そのまましばらく待ち、ゾーマが何も言ってこないのを確認してからそれを追った。

「…ゾーマ様」
「惜しい駒ではない」
何事かを聞こうとしたバラモスブロスに、ゾーマは重々しい声で答えを先回りさせた。
惜しい駒ではない…それは、サタンパピーの部隊か?エビルマージか?バラモスゾンビか?恐らく、全部だろう。
「…お前は、兵力の確保だ。1時間以内に出来うる限りの兵力を確保しろ」
「御意」
バラモスブロスは真っ青な顔のまま頭を下げた。
どうやらお咎め無しだというのに、彼の顔には絶望が張り付いたままだった。
バラモスゾンビですら惜しい駒ではない。同等の立場の自分も、恐らくはそうだろう。
…つまり、失敗すればそこまで。惜しくもない駒をわざわざ助けはしないだろう。この闇の帝王は。
不必要な、けれどわざわざ自分の手で壊す事もないような…そう、例えるなら飽きたオモチャ。自分達は、飽きられたオモチャ。
何となく、ゲームの参加者の絶望が理解出来たような気がする。

この瞬間、バラモス達とピサロ達は間違いなく…多少の差異はあるにせよ、同じライン上に立った。
お互いの価値が完全に等価な、殺し合いのスタートラインに。
その差異も、ほんの些細なモノだ。
役に立たない手駒が有るか無いか、たったそれだけの違いだ。たった、それだけの。

320:3/4
03/12/18 14:31 CoBSMA2P
「何も言う事はないのか?エビルマージよ」
「死に損ないの負け犬に言う事はないがね。世の中、生き延びた者勝ちだ」
石畳の廊下を歩きながら、エビルマージとバラモスゾンビは真っ正面を睨み付けていた。
お互いの口から漏れるのは鋭いナイフのような呟き。
「勝てば官軍、か。さすがはインテリだな。狡猾さは魔界一だ」
「お褒めに預かり恐悦至極」
そのセリフを最後にバラモスゾンビはむすっと押し黙り、エビルマージは口の端に僅かな笑みを浮かべた。
バラモスは生きていた事については多少驚いたが…生きているならしょうがない。また利用するまでだ。
だが、コイツの骸は究極生物に利用したはずだ。後で調べて置かねば。


ゾーマはくい、と片手を上げるとその指先に小さく魔力を込めた。
「ピエロよ、エビルマージの研究室に制御を移す。ゲームは貴様が管理しろ」
呟きは魔力と1つになり、消える。言葉はエビルマージの一つ目ピエロの元に届いたはずだ。
ゾーマは腕を下ろし、そのまま静止…しなかった。
ゾーマの身体が震え出す。
寒いわけではない。辛いわけではない。寂しいわけでもない。
「クックックックックックッ…ここまで、とはな…ククククッ」
ゾーマは笑っていた。だが、何故笑っているのだ?
参加者に逃げられた事も、エビルマージ達の無能ぶりも、この魔王にとっては面白い事ではないはずだ。
それが、どうして、なぜ、笑うのだ?

ゾーマは、自分がいつ生まれたのかを覚えてはいない。覚えている必要もないので。
ただ、遙か昔からと言う事だけは覚えている。
幾度か、肉体が永劫の時間に飲み込まれ朽ち果てそうになった事もあったが、そのたびに、いつぞやに習得した肉体交換の呪法で新しい身体を得てきた。

321:4/4
03/12/18 15:03 CoBSMA2P
その内、彼は大魔王になった。なるべくして、全てを憎む魔の者、大魔王ゾーマに。
その間、彼は幾度も身体を取り替え、己は永遠の魔王だと信じるようになった。実際その通りだった。つい、最近までは。
肉体を取り替えれば永久に存在出来る。ソレが、間違っていた。
魂の摩耗。無限の時と、幾度もの肉体交換と、魔王として存在している事それ自体が強靱な彼の魂を僅かずつ削り取っていったのだ。
人間ならば、八十年、九十年程でたどり着く境地。「生き疲れた」という思いに、彼はようやくたどり着いたのだ。
だが、彼は認めなかった。自分は魔王だ。魔王が滅んでいいはずがない。全てを統べる魔界の王。だから、魔王。それが生き疲れただと?
冗談ではない。だが、もういいと思う。だけど、それを認めるわけには行かない。だが、もう疲れた。
そんな、矛盾した考えを統合するために…このゲームはある。

ゾーマは片手を上げると、五つの指先で器用にルーンを描く。
ゾーマの目の前に闇の檻が現れ、その中に輝く何かが無数に現れる。無形の何か。魂と呼ばれるモノ。
ゲームの参加者の魂。強靱で、柔軟で、力強い。絶望のトッピングに彩られた魂。
そう、ココにある魂は強い。例えゲームが始まったとたんに死んでしまった者であっても、例え心を壊した者であっても、魂の強さは常人とは比べ者にならない。
何しろ、メンバーの選考理由はその一点にある。
ゲームを抜け出して自分と戦おうとする者など、それこそ全ての並列世界に置いて最硬の魂を持つだろう。

彼は、ゾーマは、それらを取り込むつもりだった。
すり減った自分の魂を、他人の強靱な魂で補完する。絶望を糧にそれらを飲み込み、ゾーマは完全になる。
ゲームを最後まで生き延びた全並行世界最強の肉体に、若返り強く強靱になった魂を納め、ゾーマは真なる大魔王となるのだ。
ピサロ達の脱出の際に、かなりの絶望や闇を吸い上げられてしまったようだが、この程度ならば問題ない。

322:もう一つ
03/12/18 15:05 CoBSMA2P
こんな物を取り込む必要はないと思う。そうすれば、魂が摩耗している自分は倒されるだろう。魂の根本的な強度で、負けている。
戦いを決めるのは意志。それが摩耗している自分は勝てない。それで楽になるが…
そんな事は許されない。自分は魔王なのだから。

魂を取り込もうとすると、ゾーマの眉間がピシリとひび割れた。
脆くなった肉体が頑丈な魂を支えきれない。だが、問題はない。すぐにヤツらを倒してしまえば問題はない。
負けるはずはない。何しろ彼は魔王なのだから。

323:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/12/21 21:41 fqRnKbTj
まsねー


324:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/12/22 00:16 cpwu3h0O
死守

325:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/12/22 01:33 BRiBFEZB
死守その2

326:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/12/23 21:00 gQDktTj7
「うむむ、どうも不気味な場所だな…」
「クェ」
チョコボは、オルテガの感想を肯定した。
地面に張られた2対の鉄の棒。その上にある、車輪のついた長方形の物体。
おそらくはこの鉄の上を走る乗り物なのだろう。車輪は荒れた道には弱いが、このように硬くて平坦な上を進むのは向いている。
それはわかるのだが、これだけ大きなものをどうやって動かしているのかはわからない。
人、あるいは動物の力に因らないシステムは、オルテガの文明では『神秘』と呼ばれる。
これもそう言った類いのものなのだろう。

オルテガはこの物体……『列車』……について考えるのをやめた。
自分は学者ではないから『神秘』に付いて考察しても仕方がない。
あるモノをただ受け入れるだけだ。なぜかを追及するのではなく、どうするのかを追及すべきだ。

ともあれ、これは移動手段なのだろう。
オルテガは列車の中に乗り込んだ。チョコボも、少し狭そうではあるが後に続く。
埃まみれの車内を移動して戦闘の方まで来ると、そこにはレバーやスイッチがあった。
「む、これか」

スイッチを押す。レバーをまわす。
が、何も起らない。オルテガは首をかしげる。これは乗り物ではないのだろうか?
乗り物である。しかし動かないのは当然だった。
この列車は壊れて破棄されたのだから。ここは、壊れた列車の、墓場だった。


 現在位置:列車墓場
【オルテガ(チョコボ) 所持武器:危ない水着 グレートソード 覆面 壊れた水鉄砲
              ビーナスゴスペル&マテリア(回復)天罰の杖
 第一行動方針:アルスを探す
 最終行動方針:未定】

327:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/12/26 18:51 1NLTZBo2
ほしゅ

328:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/12/26 23:12 5pXaJVZY
捕手

329:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/12/29 01:03 g0Hv/Wvb
保守。

330:sage
03/12/31 03:04 +qieGPSn
保守とう

331:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/12/31 18:26 R21eOEhN
保守党

332:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/01/01 00:46 mUI2Q+dQ
あけましておめでとう保守。

333:名前が無い@ただの名無しのようだ
04/01/01 00:47 mUI2Q+dQ
おお、IDがDQだ。縁起がいいぞw

334:1/4
04/01/01 18:54 anKn1jLK
魔物たちは侵入者たちがいる扉を躊躇無く開けた。
中にいるのはヒヨワな人間どもで、生意気にもゲームから逃げ出してきたムシケラどもだ。
自分たちの欲を満たすための獲物であり、自分たちの退屈を紛らわす玩具である。
そう思い込んでいた魔物たちは、警戒など微塵にもしなかった。
それ故に、手痛いしっぺ返しを受けることになる。

溶接された扉をサタンパピーが派手に蹴破った瞬間、その顔面に白刃が突き刺さった。
あっと叫ぶ間も無く、その隣にいた一体もハンマーで叩き潰される。
「あ…ああ!」
魔物たちが、部屋の中にいるのがただの人間ではないという事に気付いたのは、
既に大爆発の炎に飲まれたあとだった。

デスピサロ、サマンサ、バーバラのトリプルイオナズンが部屋の外にいる魔物を残らず飲み込む。
「この感じ、擬似魔法ではなく本物の魔法のようですね」
「それなら、禁止魔法とかも普通に使えるってことかな?」
禁止魔法の中には蘇生魔法も含まれている。だから安心というわけでもないが、バーバラの表情に少し明るさが戻った。
しかし、デスピサロはそれを否定する。
「安心するのはまだ早い。ゾーマが直接魔法を封じる可能性もある。広大なフィールドでは無理でも、城内なら出来る可能性がある」
「そう言えば、屋外なのにルーラとか聞かない場所とかあるよね」
バーバラは肩を落とした。結局はゾーマを討たない限り、何も解決しない。
そして、ゾーマを倒すにはこんな所で足止めを受けるわけには行かないのだ。
気を取り直し、魔法を唱える。今は、戦う事を考えるべきだから。

335:2/4
04/01/01 18:55 anKn1jLK
「大したものだな」
エドガーは前で戦う二人を見てぽつりと呟いた。
エドガーとて、剣術にはちょっとした腕を持ち合わせている。
しかし、アルスやライアンのそれに比べれば及ばないと素直に感じる。
戦いを本職にしているものの凄みというか。昨日はボウヤ扱いしていた少年と今の姿は、どうも一致しない。
「…と、遊んでいる場合じゃないな」
脇からアルスを狙おうとしていた魔物にボウガンを撃つ。大した被害は与えられないが、一瞬だけ魔物は怯み、その瞬間アルスの剣が魔物を両断する。
「勇者、か。伊達じゃないね」

ずしゃ、と。ライアンのハンマーが最後のバルログを叩き潰し、第一陣は全滅した。
アルスとライアンはやや息を荒げながら、武器を収める。
二人にティナが駆け寄った。
「アルス君、ライアンさん、二人とも大丈夫?」
「僕は大丈夫。上手く不意をつけたし、援護もあったから」
「しかし、すぐに新手が来るでござるよ。次は油断してくれないでござる」
「………」
三人は黙った。今回は良かったが、消耗戦になれば時間が経つほどこちらが不利だ。
回復の暇も貰えないなら直にでもゾーマを倒さないといけない。
しかし、自分たちでゾーマを倒せるものか……

「場所を移動するぞ」
デスピサロたちがやってくる。
その考えはもっともだ。しかし、
「どこへ?ゾーマは僕たちを休ませるつもりは無いようだけど」
逃げ回れば逃げ回るほど、勝ち目は薄くなる。だから……どうするべきなのか。
重要な選択になる。それはデスピサロにもわかっていたから、即答は出来ない。
「考えるのは後だ。逃げて、逃げながら考える。そうするしかあるまい?」

336:3/4
04/01/01 18:58 anKn1jLK
その時、ライアンが言った。
「考えてみたが、やはりこのままではもたないでござる」
「そんな事は……」
わかっている、とデスピサロが言う前に、ライアンは続きを言った。

「我々以外の参加者たちを引き込むというのはどうでござるか?こんな状況なれば、事情を話せばきっと協力してもらえるでござるよ」

「………」
全員が沈黙した。暫くして、サマンサは嘆息する。
「……ふぅ。そんな事が出来ればやっています。かの場所はゾーマの魔力で構成された仮想空間ですよ? 干渉する手立てはありません」
「しかし、その仮想空間を抜けてここに来たのでござろう? ならばその逆をするまででござる」
「だから、どうやって――!」

「まあ、落ち着け。確かに、行く方法もあるのは間違いない。しかしゾーマの力で移動を行っているのなら、結局はゾーマを倒さない限り、無理な話だ」
「いや、しかし、全てをゾーマ一人がやっているわけじゃないだろう?」
脇から口を挟んだのはエドガーだった。
「例えば、定時放送はゾーマの配下らしき奴が代わりにやっていた。つまり、少なくともゾーマ本人でなくとも、何らかの方法で放送を流すことはできるはずだ」
なるほど、とデッシュは頷く。
「なら、その方法を探そう。俺は戦いはできないが、その手のシステムは自信あるぜ」
「連絡が取れるならあたしも賛成かな。まだ、仲間が残ってるし」
バーバラも賛成する。ただ逃げ回るよりも、とアルスとティナも賛成した。
そして、デスピサロも。
「可能性は低いが……この期に及んで選り好みはしていられんな。試せることは全てやる。サマンサ、それでいいな?」
「……御意」

337:4/4
04/01/01 18:59 anKn1jLK
一方、そんな一堂を脇から眺める視線が一つ。
「さてさて、どうなることやら」
ゼニスはどこまでも他人事のように呟いた。


【デスピサロ 所持アイテム:『光の玉』について書かれた本 死神の鎌】
【サマンサ 所持アイテム:勲章(重装備可能)星降る腕輪 手榴弾×1】
【バーバラ 所持武器:果物ナイフ・ホイミンの核・メイジマッシャー・ミスリルナイフ】
【ライアン 所持武器:大地のハンマー エドガーのメモ(写し)】
【アルス(マジャスティス習得) 所持武器:対人レミラーマの杖 天空の剣 黄金の腕輪】
【ティナ 所持武器:プラチナソード チキンナイフ】
【エドガー 所持武器:エンハンスソード ミスリルシールド ボウガン 天空の鎧(装備不可) スナイパーアイ ブーメラン  首輪×5】
【デッシュ 所持武器:アサシンダガー 加速装置 裁きの杖 首輪×5】
以上、第一行動方針:参加者との連絡方法を探す
    最終行動方針:ゾーマ打倒

【ゼニス 所持武器:アンブレラ 羽帽子? 行動方針:最後まで物見遊山?】


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