FFの恋する小説スレat FF
FFの恋する小説スレ - 暇つぶし2ch2:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/11 23:33 nJdNE0Ik
※18禁なシーンに突入したら、エロパロ板に書いてここからリンクはる。
 で、その部分は見なくても話はわかるようにする(概略書くなりして)。
◇関連保管サイト
FF・DQ千一夜 URLリンク(www3.to)
◇関連スレ
FF・DQ千一夜物語 第413夜
スレリンク(ff板)l50
◇21禁板
★FINAL FANTASY 壱~壱拾&拾壱エロパロ小説スレ
スレリンク(eroparo板:1番)
FF・DQかっこいい男キャラコンテスト第6幕
スレリンク(801板:1番)-2
どうしても議論や研鑽したい方は URLリンク(book.2ch.net)
挿し絵をうpしたい方はこちらへどうぞ URLリンク(ponta.s19.xrea.com)

カップリングスレリンク
【絶対】ガラフ×ファリスに萌えるスレ【皆無】
スレリンク(ff板)l50
エッジ×リディアを応援するスレpart5.5
スレリンク(ff板)l50
【盗賊】ジタン×ガーネットを応援するスレ【姫】
スレリンク(ff板)l50

3:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/11 23:36 nJdNE0Ik
前スレ
FFカップルのエロ小説が読みたい
スレリンク(ff板)l50

4:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/11 23:36 p1sVvNJo
3ゲット (´・ω・`)ショボーン

5:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/12 08:35 Vu4te5X0
追加です。

◇カップリングスレ
FF?☆ティーダとユウナについて語るスレ
スレリンク(ff板)l50

◇リレー小説スレ
【マジかよ‥】FF都市伝説【怖~~】
スレリンク(ff板)

6:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/12 11:41 PmCHLD9T
記念あげ

7:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/12 11:46 ksv01M5y
元祖が寺田のフリオとマリアだね

8:ラトーム ◆518LaTOOcM
03/06/12 16:05 7Oq6Jl/R
 新スレおめでとうございます~ヽ(´∀`)ノ

 ついでに、千一夜サイト管理人として、ツッコミを。
 1で紹介されているこれらは千一夜サイト内のコンテンツです。
 FFDQ板における官能小説の取扱い URLリンク(yotsuba.saiin.net)
 記述の一般的な決まり URLリンク(yotsuba.saiin.net)

 これだけ見ると、千一夜サイトがこの板でのSS作成についてうるさいような気がされるかも
しれませんが、そんな事はないのですー。流れていってしまうSSたちを後からでも楽しめるよ
うにしようと保管サイトが発足したわけで、保管される為に書く、というのは本末転倒です。
 SS書きの皆さんには、ご自分のパッションを思うままにぶつけた作品を、自由に作り続けて
いただきたいと願っておりますです。


9:ラトーム ◆518LaTOOcM
03/06/12 16:08 7Oq6Jl/R
 それから、21禁板のこちらは、男性同士のカップルが語られています。
そういう小説専用のup板も用意されていますので、気になる方はチェック
してみてください。
FF・DQかっこいい男キャラコンテスト第6幕
スレリンク(801板:1番)-2

10:雫夜 ◆sizukTVGK.
03/06/12 20:10 gxmrmDvh
モツカレー>>1 ラトームさんも乙。
新スレおめ。
SS職人の皆様、作品楽しみにしています。

11:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/12 22:45 CSPwOxAA
>>7
フリオとマリアはゲーム中では何も無いよ
(小説版はくっついてたが)

12:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/13 09:00 j3+/PRpi
ウボァー(゚Д゚)ですか?

13:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/13 22:31 SEMLHhlr
 |
 |    SSキボンヌ スルナラ イマノウチ…
 |∀゚) -
 |∧
 |∀゚)/
 | ∧
 |∀゚)/
 |vv
       キボンヌキボンヌ!
          - (゚∀゚) -
             ' l `∧∧
         ∧∧ ヽ(゚∀゚)/キボンヌキボンヌキボンヌ !
 キボンヌ~ !ヽ(゚∀゚)/  | |
            vv     W
 |
 |  サッ
 |)-彡
 |
 |
 |

14:姐 ◆ane/8MtRLQ
03/06/13 23:10 VCRT+5Ud
>>13
何のSSキボンヌなのか書いてないでつよ~w

前スレ、600未満で容量一杯って……そんだけ
職人のカキコが多かったっていう事でしょうね。
官スレがなくなった時の事を思うと嘘のようです。
今スレでは読者さんのカキコが増える事を祈ってます。

15:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/13 23:39 1P0kp+RM
 まずは新スレの即落ちを避ける為にかきこまねばなりませんよ、皆の衆。
新スレたったのにすぐに落ちるとダメージでかいですよ。

16:雫夜 ◆sizukTVGK.
03/06/14 00:45 PIf6a47w
あ、30レスで即落ち回避でしたか?

保守、ほしゅ…。

17:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/14 00:52 fm89kUJQ
この板に即落ちってあったの?

18:ドリル装備の名無し ◆Lv.1/MrrYw
03/06/14 00:56 PLzChjfC
前スレ全うしようと目論んでいたのに、書き込み不可ですた。(´・ω・`)ショボーン
501KBの表示なのに、実は512KBあるんですか? どこに隠れてたんでしょう…。

と、言うわけで改めて>>1乙ですた。
>>13漏れはいつでもキボンヌ(リクエスト)します
>>10いつぞやはお世話になりますた! こちらでも雫夜さんの作品読みたいです(早速リクエストしてみたいテストw)
>>14そうなる様にがんがりたいです。(今スレでは極力短めのレスを努めようかと思い…)
>>15即死判定って今も厳しいんでしたっけ?

…新スレ記念カキコでカイエン話、完結します。(チョット長かったらスマソ…即死回避になるかも?)

19:懸想人13
03/06/14 00:57 PLzChjfC
 目指すは故国、ドマの城。
「……そうだな。こちらの体勢もまだ完全ではないし」
「揃ってない仲間だっているわ」
 仲間達の中で指揮官と参謀役を務めるエドガーとセリスはそんなことを口にし
ながら、カイエンの申し出に賛同した。
「ファルコンなら問題ない。デスゲイズの野郎が出てこない限り、コイツの行く
手を阻めるモンは無いからな」
 かたや、飛空艇ファルコンの所有者となったセッツァーも自信に満ちた表情で
ドマ城行きを後押しする。
「忝ない」
 深々と頭を下げるカイエンに、仲間達は皆あたたかな言葉を返す。
「ウー……ガウ! なかま、なかま!!」
「そうだぞカイエン。みずくさいぞ」
 ガウとマッシュの屈託のない表情に。
「何ならあの手紙の娘の所にだって行ってやるぜ?」
 揶揄を含んだ様なセッツァーの意味深な笑顔。
「私も喜んで手を貸そう……もちろん、マランダの娘の所でも、さ」
「もう、みんなしてカイエンの事……私もちょっと気になるけどね」
 頼もしいエドガーとセリスの振る舞い。
 彼ら全員に支えられているのだと感じる事ができたから、余計に嬉しかった。

「……皆、本当にありがとう」

 しかし、ここからは拙者の心の内―己自身との戦い。
 彼らを巻き込むわけにはいかなかった。

20:懸想人14
03/06/14 00:57 PLzChjfC

 仲間達の有り難い申し出を丁重に断ると、カイエンは一人故国の地を踏んだ。
「…………」
 帝国軍の―その殆どは狂ったケフカによる―卑劣な攻撃の爪痕は消える事
はなく、無惨に放り出された残骸があの日の惨状をそのまま留めていた。さらに
世界崩壊の衝撃も加わって、完全な廃墟と化したドマ城内の奥へと足を進める。
 せめて、苦痛と無念のうちで息絶えた彼らを弔ってやりたいと、カイエンは城
中を回り、可能な限り散らばる残骸を片付けて行った―その孤独な作業の中で、
己の心と対面しながら。
 彼らのために立派な墓碑を拵えてやる事はできないが、それでも今できる最大
の敬意を払い、小塚に愛刀を立てそれの代わりとした。

(……すまない。だが今度こそ、必ずこの世界に平和を取り戻してみせる故……)

 声に出さぬ誓いを故郷の仲間達に伝え、カイエンは再び城の中へ戻った。
 やがて見えてきた扉の前で立ち止まると、ゆっくりと小さな呟きを漏らす。
「遅くなって済まない……今、戻ったでござる」
 その扉の先に待っていたのは―今は亡き愛する家族の記憶。
 そしてここから始まった帝国、ケフカへの憎悪に囚われた日々。
「…………」
 己と向き合い、決着をつけると。
 その為に訪れたはずなのに、やはりその扉を開くのは容易ではなく。
 身体の動きが止まった。まるで、時計の針すらも進むことを止めたような錯覚
さえ感じていた。

「……カイエン!!」
 
 駆けつけた仲間達の声を遠くに聞きながら、悪夢を司る三人の妖精に己が身と
心を囚われながら、カイエンは成す統べなく夢幻に身をやつしたのである。

21:懸想人15
03/06/14 00:59 PLzChjfC



「パパを助けて!」

 その声は、確かに届いた。
 ドマを守れなかった事。世界を救えなかった事。そして、愛する家族を苦しみ
の中で失った事……。
 けれど、それは彼女らとて同じ。
 心に住まう、カイエンの懸想人。

「お願い……私の夫を……カイエンを助けて……」

 1000年前から続く、哀しみの連鎖が生みだした古の魔物―アレクソウル。
 人の負の心を喰らい、その闇に溺れる者を取り込みながら、生き続けた伝説の
怪物。
 カイエンを、渡すわけには行かない。
「悲しみが、怒りが、憎しみこそが我のみなもと。さあ、貴様らも我の一部とな
るのだ!」
 もちろん、こんな化け物に負ける気など毛頭ない。
 俺達の手で、永き時を経てなお続くその連鎖を断ち切るのだから!
 ―その為に、ここへ来たのだ。
 こうしてカイエンを救うべく、仲間達の死闘は幕を開けたのだった。


22:懸想人16
03/06/14 01:00 PLzChjfC



「あなた……私達はいつも一緒です……」
 戦いとはかくも虚しいものなのかと。
「パパ……大好きだよ!」
 この時ほど痛切に感じた事はなかった。
 カイエンを闇から救い、けれど失った家族や故郷を取り戻す事は出来ない。
 そうと知りながら尚、『平和を取り戻すため』の戦いに赴こうとしている。
 ―そんな自分たちの姿は、矛盾している様な気がした。
 それでも。
「いつも、あなたの、傍に……」
 失われゆく家族の姿と引き替えに、輝きを放ちながら降りてくる一振りの刀を
手にしたカイエンから、迷いは消えていた。
「妻と息子は、拙者の心の中に生き続けているでござる」
 あとは己の信ずる道を―愛する者達の想いと、彼女たちを想う自身の心が宿
った―この刀と共に、進むのみ。

 
 武器が人を殺めるのではない。
 人が人を殺めるのだ。
 己の携えるそれらの道具に“心”が宿り、
 いつしかそれは、己の一部となる。



23:ドリル装備の名無し ◆Lv.1/MrrYw
03/06/14 01:05 PLzChjfC
嘘つきますた。オチがついていないのでもう1レスで終わります…。
初っぱなから申し訳ありませんでした。

(連投規制は未だに生きてるんですね…即死判定はどうなんでしょう? やっぱりあるのかな?)

24:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/14 02:28 qhyBwbK7
規制解除?ガンガレー

25:R@no-name
03/06/14 02:34 hfhfjCd1
前スレログ回収完了!(σ`・ω・´)σ
皆様オツー&ガンガレー

>5
ティユウスレの今の展開に思わずダイヴインしたくなりましたが
グッと堪えてスルーしまつ(;´Д`)ハァハァ

26:白 ◆SIRO/4.i8M
03/06/14 13:50 vGW9v7t3
>>7>>11
FF2は、美男美女揃いで憧れがありますです。

ラトームさん
>保管される為に書く、というのは本末転倒です。
>パッションを思うままにぶつけた作品を、自由に作り続けていただきたい
色々有り難うございますデス。ハァハァの赴くままにお笑いに走り
……じゃなかった、お話がうp出来たら幸せであります。

姐さん
わーい姐さんだ!凄く嬉しいです。
読者さんも職人さんもマターリ行きたいですね。

雫夜さん
私も華麗な雫夜さんの作品、是非こちらでも拝見したいでありますです。

R@no-nameさん
乙華麗様です+有り難うございます。○| ̄|_
ティユウ(*´Д`)/lァ/lァ拝見したいであります、隊長!

>>3に感想書けなかったのでこちらで。。。

作者さん
はー…端正で綺麗な文章ですね。
優しい人が辛くて悲しい恋してるのでつね。。・゚・(ノД`)・゚・。

ドリルさん
み、見たいです!ドリルさんのFF7SS!
カイエンに光が見えてきましたね!無茶苦茶カコイイです。
エンディング後でいいからローラと幸せになってホスィ…(゚д゚)

27:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/14 13:51 vGW9v7t3
30迄は、念のため半日に一度
  ,,,,.,.,,,,
 ミ・д・ミ <ほっしゅほっしゅ! します。
  """"

            \ほっしゅほっしゅ!/
             .,,,,,,,,, ,,,,,,,.,.,,,,,,,, ,,,,,,,,,,,.,.,,,
           ミ;ミ;;             "'''ミミ
         ミミ゙゙                   ミミ
        ミミ    ●  | ̄ ̄ ̄|   ●     ミミ
        ミミ         |      |        ミミ.  ,....、
          ._ ┏━┓_  |  ∧_∧ *        ミдミ
  ∧_∧    |____|/  (´∀`* )  *      ∩iii∩
 ( *・∀・)   ミ;゚Д゚彡  ̄ ⊂ ⊂  ヽ       (´Д`∩ミ
 ( ○⊂⊃  |. ̄ ̄ ̄ ̄|     ヽ∧ ∧ )○    ⊂二⊃ )
○ヽ_)_)  | | .| | |  ,,,,.,.,,,.  (゚Д゚,,)⊃⌒ソ)  ( † )_)
     ( ・∀・) | | | _| | ミ・д・ミ ∩____つ.   ̄ ̄
           ̄ ̄ ̄   """"
            /ほっしゅほっしゅ!\

28:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/14 18:13 6ok3XqPA
前スレから楽しませてもらってる一ROM専です
いつも感想書けなくてスマソ
でも楽しく読んでるよー!
新スレにも期待しとります!保守も兼ねてパピコ

29:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/14 22:24 qhyBwbK7
|д゚) >>28タンに便乗して…同じくホッシュ&記念カキコ

いつも楽しみにしてますぞーコテハンの皆さんガンガレー!

30:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/14 23:16 6HnG6k7Y
>>7
そのカプは何気に同盟が存在している。
しかし小説が無い。


そういや2の小説読みたいなぁ。
世界観は4・10の次に好き。

31:雫夜 ◆sizukTVGK.
03/06/14 23:43 N9Ud4nHu
30超えたので、即死は免れますね…ホッ。

>>ドリルさん、白さん
SS神だと思っているお二人から、私の作品を読みたいとレスを頂いて嬉しいです。
お言葉に甘えていずれうpしようかと思います。
お二人の作品もとても楽しみにしております。
(ドリルさん、「懸想人」完結編待ってますYO!!)


32:姐 ◆ane/8MtRLQ
03/06/14 23:50 CKCrBrsN
>>30
実はひっそりとそのカプで書いた作品持ってたりします。
(まださわりの所しか書いてないけれど)
FF8のシリーズが落ち着いたら書く予定にしてます。

前回分はまだですが、大体のまとめはこちらからどうぞ。
URLリンク(ane2ch.hp.infoseek.co.jp)


33:スニフの恋人/姐 ◆ane/8MtRLQ
03/06/14 23:50 CKCrBrsN
SeeD筆記試験は試験日に即日採点され、水準点以上を獲得した生徒の解答について
不正がなかったか教官が審議して合格者が決められる。
(記述式問題等で内容があまりに類似している場合カンニングしている可能性があるので)
結果として今回も合格率は受験者の約4割というそれなりな結果だった。
その結果を私が知ったのは例によって『兵器研究実習A』の実習中だった。
「SeeD筆記試験結果出たわよ~!」
今となっては完全に他人事のセーラは、教室の端末からプリントしてきたらしい結果表を片手に教室に飛び込んで来た。
「今回はどうだった?」
ジョージの言葉にセーラはちょっと難しい顔をした。
「合格者11名」
「マジで?いつもより少なくねえ?」
ジョージが驚いたように声を上げた。
「噂だけど、実地試験がかなり危険な地域に派兵って決まったから合格基準高くしたのかもって」
セーラは首をちょっと傾げてからジョージじゃなくて私に表を手渡してくれた。
「オリー先輩、残念」
私がお兄ちゃんの名前を見つけるのとほぼ同時にセーラが言った。
各自の氏名がアルファベット順に並んでいて、横に得点が記されていた。お兄ちゃんは合格点に後10点足りなかった。
そして、私の視線はお兄ちゃんの名前の上でぴたりと止まった。
「ニーダ・ローウェル」
ニーダさんの名前だった。
そしてその名前の横には「合格」と印が付けられていた。
「あらー、ニーダ、受かったのね」
サラが私の後ろから表をのぞいて言った。
「あいつ、目立たないけど成績はいいからな」
ミゲルはなんだかうれしそうだった。
「シュウさん、愛弟子が合格してうれしいだろうな」
「あんた、完全に他人事ねえ」
サラとミゲルの話題に上った名前を私もどこかで聞いた事があった。

34:スニフの恋人/姐 ◆ane/8MtRLQ
03/06/14 23:51 CKCrBrsN
「シュウさんて、正SeeD生の?」
私の質問にサラがおや、という顔をした。
「そうよ。シグ、格闘技上級を受けてるの?」
私は慌てて首を振る。
「とんでもない!それは私じゃなく、お兄ちゃんです」
「そうよね」
サラが納得したようにうなずく。
私のコースでは戦闘訓練関係の授業は選択によっては正規コースとは比べ物にならないくらい少ない。
格闘技と剣技の基礎、それに拳銃を始めとする一般武器の基本的な扱いを習うくらいで、幼少時から習っていたとか
よほどの事がない限り戦闘訓練関係の授業の上級クラスを受ける(というか入れる)生徒はいなかった。
「以前、お兄ちゃんに用で自宅に連絡もらった時に、少し話した事があるだけです」
私がまだガーデンに入る前、お兄ちゃんが授業中に怪我をして1週間ほど自宅療養した事があった。
本当は帰るほどの大した怪我ではなかったらしいのだけど、実家の近くに整形外科のいいお医者さんがいたので自宅学習という
形で帰るよう先生に勧められたとかでお兄ちゃんは帰って来たのだ。
その間、心配してこまめに連絡をくれたのがシュウさんだった。
シュウさんは格闘技の上級クラスの指導補佐をしていただからだそうなのだけど、面倒見のいい人みたいで
ほぼ毎日、お兄ちゃんの怪我と自習の経過を確かめる電話をくれていた。
その電話がかかってくるのを取ってお兄ちゃんに中継するのは大抵私だった。
落ち着いた、少し低めの女らしい声の人だった。
「シュウはね、格闘技のクラスでオリーやニーダの指導していたのよ」
現在ではお兄ちゃん達は逆に下級生に指導する立場なのでシュウさんは教わってはいないものの、やはり
先輩にはなかなか頭が上がらないらしかった。
「今回は格闘技のクラスの方が合格者多かったみたいね」
サラの言葉にセーラは顔をしかめた。
「トゥリープ様に申し訳が立たないわ……」
「始まったぜー、『トゥリープ様教』」
茶化すジョージにセーラは眉を吊り上げた。
「失礼ね。『トゥリープ・ファンクラブ』よ。ああ、本当にもう……」
「な、宗教じみてるだろ?」
ジョージが私に同意を求める。

35:スニフの恋人/姐 ◆ane/8MtRLQ
03/06/14 23:55 CKCrBrsN
「『トゥリープ・ファンクラブ』?」
私は聞きなれない単語に思わずセーラとジョージを交互に見た。
「教官のトゥリープ先生の信者の集いだよ」
ジョージがセーラの様子を見て処置なし、と言いたげに首をすくめた。
「ああ、あの綺麗な先生の……」
私が入学試験の時の事を思い出してつぶやくとセーラが突然私の手を取った。
「でしょでしょでしょ???あの方は綺麗なだけじゃないのよ。15歳でSeeDに最年少合格しただけじゃなくて
去年17歳で教官資格のまで取ったんだから。SeeD候補生の剣技・特殊武器使用者クラスの担任なのよ~」
「……て、いうことはセーラの担任の先生?」
「当然よ。ああ、本当に主用武器をショートソードにしておいて良かったわ~」
私が呆気にとられていると外の皆は無言で首を振ってそれぞれの仕事に戻った。
どうやらセーラのこの発作は日常茶飯事らしい。
「ねねね、シグも入らない?」
興奮するセーラにジョージがストップをかけた。
「お前、勧誘より先に補講の申し込みに行ったらどうだ?今日申し込み開始のSeeD候補生対象のクラス、担当はトゥリープ先生だったぞ」
「嘘?ヤマザキ先生じゃないの?」
「変更らしいぞ」
「何で早くそれを言わないのよ!」
セーラはいきり立った声を上げると教室を飛び出して行った。
「私、今度新型モデルの銃作ったら名前は『セーラ』にしようかな……」
思わずそんな言葉が口をついて出た。
セーラの走っていく姿はまさしく弾丸、という感じだったからだ。
「むしろあの口数から、散弾銃の名前にぴったりじゃないか?」
ジョージの言葉に私達は顔を見合わせて思わず笑ってしまった。
私はお兄ちゃんが戦場に出なくて済んだ事に、正直ほっとしていた。
けれどニーダさんは合格してしまった。
ニーダさん自身が何か変わった訳ではないのに、また少し遠い人になったみたいで寂しかった。

36:姐 ◆ane/8MtRLQ
03/06/14 23:58 CKCrBrsN
本日はこれまでです。
やっとゲームの時間に追いつきつつある……(;´Д`)ハァハァ

ちなみに ニーダ×シュウとかって同盟ないんですかね?

37:さくしゃ
03/06/15 12:52 zgCohFVL
(´Д`∩先生!マターリに賛成します!

聖域の墓標サザンクロス
前スレでの拙の作文はこちらです。

スレリンク(ff板:498-504番)
スレリンク(ff板:516-520番)
スレリンク(ff板:578-582番)

ジャ○ト変身コーナーで宝条博士にお体改造されたヴィンさんが
棺桶から目覚めた所からです。(゚Д゚)ハァ?

---------- キリトリマショウ -----------


38:聖域の墓標サザンクロス
03/06/15 12:55 zgCohFVL
 棺の中に置かれていた自分の体を不気味に思った。
 自分の生は存在していたのだ。
 死んではいない、生きている。
 では、あの異常な感覚は…?
 体の中を別の生物が動いている感触。
 意識を体の中に入れて探ってみると、その生き物達が見つかった。
 皮膚の下で何かが動いている。その気持ちの悪さに鳥肌が立った。

(矢張り…夢ではなかったのだな)

 ガスト博士や宝条…そして、ルクレツィアを止められなかった事も。
 自分が撃たれた事も、体に何かされた事も。

(どうして…こんな事に…)

 絶望が心を埋め尽くす。
 ヴィンセントは寒さに震えるスラムの子供のように自分の体を抱えた。


 一体…何が間違っていたのだろう。
 どこで道を踏み外したのだろうか。
 今までの人生を、振り返ってみる。
 人生と言っても二十数年の歳月は、決して長くはない。

 黒い髪の綺麗な母親から生まれて…父親も真面目な男で…大学まで行かせ
てもらい…恋も失恋もして、大きな病気も無く、自分は普通の学生生活を送
って…普通の人生だったハズだ。
 神羅に入ったのが、そもそもの間違えだったのか?
 いや、その前だ。
 確か19か20ぐらいの時…そうだ。
 その頃、ヴィンセントが大学の勉強よりも何よりも先ず熱中してたもの。

39:聖域の墓標サザンクロス
03/06/15 12:59 zgCohFVL

 「  遠  撃  ち  」

 ロングバレルでどれだけ遠くの的に中(ア)てられるかを、仲間と競い合って
いた。
 そのうち競技用の銃をカスタマイズするようになり、距離と着弾との比例
の誤差をどれだけ縮められるかに夢中になった。
 鉄砲の弾は星の重力の関係で真っ直ぐに飛ばない。大きく弧を描いて飛ぶ。
 しかも、その時の風向きや湿度によって、着弾の場所は微妙に違ってくる。
それは長距離になればなるほど誤差は大きくなる。おのずと狙う場所も違っ
てくるのだ。
 その仲間の中で、壱千メートル先の的に当てられたのは、ヴィンセントた
だ一人だった。
 その頃には二~三百メートルの距離なら的の真中を平気で全弾命中させて
打ち抜くだけの集中力と狙撃力が備わっていた。
 ちなみに、警察のスナイパーの場合、最低でも百メートル先の1ギルのコ
イン(約2.5cm内)に全弾命中させることが必要条件である。

 一発必殺を可能にするこの神ワザ的な腕の青年を、神羅が欲しがらないワ
ケがない。

 所持許可証(ライセンス)もなしに撃ちまくっていたヴィンセントは、すぐに治安
局に捕まえられた。
 そこで裏を引いていたのが、神羅カンパニーの軍事部(現在の治安維持部
門統括)だった。

 そこで、タークスにスカウトされた。
 もみ消してやるから、うちに来い、と。

 神羅のワナにはまったと気付く頃には、既に神羅の工作員としての道を歩
みだしていた。


40:聖域の墓標サザンクロス
03/06/15 13:04 zgCohFVL
 当時、若さを持て余していた自分は刺激に飢えていたし、正直大学には飽
きていた。学校に未練はなかったとはいえ、諜報の理論と応用、暗号法、秘
密筆記法などの技術の習得、そして何より、射撃術、薬物、毒ガスなどを用
いたあらゆる暗殺術を仕込まれた身になって、止めとけばよかったと後悔し
た。まあストリートのケンカとはワケが違ったのだ。娑婆に戻れない身にな
って初めて、甘かったなと痛感した。

 だが、ヴィンセントの持っている能力を、神羅は見抜いていた。
 飛びぬけた記憶力と分析力、そして集中力。
 つまり彼には、タークスとして必要な素質が先天的に備わっていたのだ。

 神羅の訓練所で三年程鍛えられ、更にその先天性に磨きをかける。
 その後、23か4の頃には神羅の本社で要人警護をしていた。
 細身の優男は、どう見てもケンカは弱そうなのに、油断ならない強さを秘
めていることが一目で判る。タークスを前にすると、その威圧感に勝てる気
がしない。
 それが、神羅の用心棒。

(それで…何人ヤったんだろう…)

 銃で撃ち殺した事もあった。ナイフで刺し殺した事もあった。時には殺さ
れそうになり、素手で相手の首を絞めて殺らなければならい事もあった。

 考えていた。ずっと考えていた。
 人間の生と死を。
 人間はやがて死ぬのに、何故、生きているんだろう。
 何の為に?
 それが判らなければ、生きている意味が無いような気がして。


41:聖域の墓標サザンクロス
03/06/15 13:08 zgCohFVL
 死ぬのが、怖かった。
 タークスを続ける限り、いつ訪れるとも知れない死が怖かった。
 死ぬから人は子孫を残すのだというなら、肉体は所詮、遺伝子の乗物でし
かないのか?
 極論すれば、生と死は同じ現象である。
 同僚の殉職や始末した死体を目の当たりにして、心のどこかで冷静に見つ
めていたつもりだった死が、本能の純粋な生に対する執着からか、やがて死
に対する恐怖に追い詰められていく。
 死神のカマが首を落としに訪れるのは、明日かもしれない。

 そこで、結婚を考えていたルクレツィアの事を思い出す。
 だから、彼女を幸せに出来るのは、オレじゃない。
 オレには出来ない。
 その自信が無い。


 再び、柩の中で頭を抱えた。

(……そうか、これは、私に与えられた罰なのだ)

 ガスト博士や宝条…そして、ルクレツィアを止められなかった事。
 それはまだいい。
 タークスとしてしてきた事は…仕事とはいえ、人としては最低だ。
 汚泥に塗(マミ)れた自分に対する制裁。
 その結果が、死。

(そう、それならば、いい……)
(それならば、いい?)

 ヴィンセントは目を見開いた。
 不思議なことに、その結果に満足している自分が居るのだ。

42:聖域の墓標サザンクロス
03/06/15 13:13 zgCohFVL

(俺は…裁かれるのを…密かに願っていた?)

 疑問は闇にかき消された。

---------- キリトリ -----------

【次回予告やってみました】
クラウドです。
今日宿に着いたらケット・シーの様子が変だったので、心配になって部屋に行きました。
すると部屋の中から「ジィィィィ…」とチャックを下ろす音が!
ドアの鍵穴を覗いて見たところ、ケット・シーの背中のチャックから、な、なんとあの
リーブが出てきたのです!そして言いました。「10秒チャージ二時間キープ!」
意味がわかりません。ぼくは見てはいけないものを見てしまったもかもしれません。
さて来週は
「ルード、ロン毛体験」
「ジュノンカミカゼ特攻隊『逝ってきます』」
「ツォン『だから、せ○まさおじゃないって!』」
の三本です。


43:白 ◆SIRO/4.i8M
03/06/15 18:27 +bR+GYpu
~~FFDQ板最燃男トーナメント!! Round1~~
やってますね。あの。。。支援文ってどうやって書くのでしょうか?

>>28-29
投げキッスを飛ばしても、宜しゅうございますか?(イラネ)
ホントにありがとうございますです!!!

雫夜さん
お優しいお言葉、光栄であります。・゚・(つ▽`*)・゚・
雫夜さんの御作品マターリ期待sage。

姐さん
ハードなれど楽し気な、憧れの先輩の集う学園生活ですね。(*´Д`)ハァハァ
ニーダ×シュウは、潜在的な需要が多そうです。

作者さん
>ジャ○ト変身コーナー
ええええ?!ヴィンセントさんの過去が物凄く格好良いです。
>「ジュノンカミカゼ特攻隊『逝ってきます』」
よ、読みたいです!

44:興味無いね(´ _ `*と愉快なマターリ旅(仮)
03/06/15 18:28 +bR+GYpu
■今迄の粗筋■
全てはここから始まった…。神羅屋敷地下24時。
セフィロスは地下研究室で見たのです。
ヴィンセントさんと宝条先生とイン&ヤンが、神経衰弱してる所を。
なんか良く分らないまま、ザックスは蘇生し女装。
エアリスは真剣白刃取りを炸裂させ
気がつけばミディール到着です。ぐげ。

前話はこちらになりますです。
スレリンク(ff板:573-576番)

45:【君はそこに居る】(3)
03/06/15 18:30 +bR+GYpu
 むせ返るように濃密な、熱帯の緑。
クラウドは竜巻の迷宮で、ライフストリームに巻き込まれ
重症の魔晄中毒に罹っていた。虚空を眺める眼差しの底に、光が宿る。
不意に、その瞳が見開いた。
「……来る…」
木々はざわめき、大地は戦く。 振動と共に大地が崩れ、
車椅子ごとクラウドやティファ、仲間達を呑込む。
大地は閉じ、何も残らなかった。

 ざわざわと迫る叫び声。ティファが気がついた時。
薄暗い茫洋とした空間に、人々の声が満ちていた。
『クラウドタンの介護、いいなぁ…私ならl \ァl \ァ』
『女装させる!そんで写真に収めて ピー (放送出来ません)』
ティファは引きつり、脱力する。
「いやっ!私そんなことしなーい!ヽ(`Д´*)ノウワァァァァン」
「えー?」なんか不満げな声が聴こえます。
「な、なな何を…(((((((;゚Д゚)))))))って、あれ?ザックス?」  

 ザックスは背筋を伸ばし、真直ぐに上を見る。
「巻き込まれたな、こりゃ。やー久し振りだなーココ」
「え?来た事あるの?」
「うん。ソルジャーの魔晄漬けってこんな感じなんだよ」
「すごく騒がしいね。頭の中迄読まれてるみたい…」
「慣れれば大丈夫。ライフストリームは物知りだから退屈はしないぜ」
すっ、と。ザックスは指を向けた。

 宙に浮かぶ、懐かしいニブルの建物達。
何人ものクラウドが、立ちすくみ、座り込み、頭を抱えている。
長い金髪を束ねた、幼いクラウドが駆け寄って来た。

46:【君はそこに居る】(4)
03/06/15 18:33 +bR+GYpu
「ここは…クラウドの心の中?」
幼いクラウドが頷く。
「ティファ。本当の俺を、捜して欲しい。…もし本当に俺は、
 神羅の作った人形だったら…」
「それでも仲間だし、友達だろ?クラウド、俺も行っていいのか?」
小さなクラウドが微笑み、ザックスの手を引いた。

 ティファとクラウドの記憶が交差する。
ニブルヘイム炎上のその日。
セフィロスに斬り付けた神羅兵。その兵士が、マスクを脱ぐ。
跳ね返る、輝く金髪。彼は負傷したティファを安全な所に運ぶ。
「そうよ…あれはクラウドだったわ!」
ザックスが己の剣を見つめる。
「ソルジャー用の超重量剣を、一般兵が使いこなしたんだ。
 特例でソルジャー試験を受けたのも納得出来る」
「え?ソルジャーになれなかったんじゃなかったの?」
「中学生が大学院試験を受けるような事だ。
 クラウドは、十代でセフィロスの護衛だった。えらく優秀じゃないか」

 クラウドの意識が統合され、仲間の元に戻った。
「ねぇ。クラウドは多重人格だったの?」
「……それは…」

 微かに。青白い光が揺らぎ、足下からひたひたと満ちて来る。
ザックスは目を細め、足下を見据えた。
「やっぱ繋がっていたか!」
「まさか……?」
「もう一人の心の中だ。こっちの方が厄介かも知れないな」
クラウドが愕然と立ちすくむ。光が満ち溢れ、三人を包み込んでゆく。

47:白 ◆SIRO/4.i8M
03/06/15 18:39 +bR+GYpu
PS. (´Д`)∩先生!オイラもマターリに賛成でありんす。

■次号予告■
クラウドは魔法使いの弟子。
今日も先生に内緒で、呪術用の薬の中からつまみ食いです。
「KH某熊印の蜂蜜が無い!」
「お師匠さまの黒マテリアを割ったので、毒を仰いで氏のうと…」
「Σ( ̄Д ̄|||)○休さんなのか?!」
次回は「頓智でメテオ退治」「帚の水が止まりません」の2本です。

48:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/15 21:38 R4zFnKTp
やっとみつけたぞ、ここだったのかよ!
前スレが更新されていないからどこだよーと探してしまったよ。
また期待してますよ!
以上、記念カキコでした。

49:ドリル装備の名無し ◆Lv.1/MrrYw
03/06/15 23:02 5nzgRRXw
言われてみると、再利用とはいえ前スレとはタイトルの趣が違うような…(w。

>>31
言ってみるモンだな~、雫夜さんの作品、こちらで拝見できるって事ですね!?
ワーー(*´д`)ーイ! どんな作品が見られるのか今から楽しみsage。
(´-`).。oO(嬉しいお言葉ありが㌧、でも当方なにぶん物書きとしてもレベル1なもので…w)
>>33-36
兄が試験に落ちてホッとする身内としての心境。思いを寄せる相手を、遠くに感じてしまう心境。
……(・∀・)イイ! 姐さんの作品、相変わらずこういう細やかで繊細な心理描写が
何気ない日常に上手く織り込まれているから読んでいて程良くリアル感があるので
好きです。シグネってキャラは8にはいないのに、FF8自体の世界観も上手く活きているし。
そういう一つ一つのピースがうまく合わさって、作品を作っているなと感動したり。
>>38-42
スレ違い、板違いな理由でもそのSSに燃えを感じます。(詳述は板違いの為割愛w)
狭い棺桶の中で、クラウド達から起こされるまでずっと思考の中に囚われ続けていた
ヴィンセント……・゚・(ノД`)・゚・記憶違いだったらスマソですが、作中の彼のセリフとも
うまく合わせられていて凄く面白いです。というか、次回予告のリーブが笑える。(w
コスタだったら間違いなく熱中症じゃないんかと小一時(ry。
>>44-47
FF7で数ある感動の場面でも、あの帽子脱ぐシーンキタ━━━(・∀・)━━━!!
ついでに、ライフストリームのミディール襲撃シーン(クラウドの「来る」発言辺り)が
凄く好きな漏れには、終始(*´Д`)ハァハァしてますた。(え)
……と、思いきや。(;´Д`)ハァハァに満ちあふれたライフストリームにワロタ。むしろ、
あ り 得 な く な い。から余計。(w
繋がっていたもう一人の心の中。……どんな展開なのかハラハラしつつ続編待ちsage。


ヒソーリ・コソーリ・マターリを合い言葉に(?)、今スレでも細々と(感想がやたら長いっていう
ツッコミに応える努力をしつつ)がんがりたい所存であります。書き手さん読み手さん、
いつもありが㌧&今後もお世話になりますです。

50:懸想人17
03/06/15 23:06 5nzgRRXw

 巧みなエドガーの口上と、純粋な思いから出されたロックの提案。何より仲間
達の気遣いに負け、カイエンは再びマランダの土を踏んでいた。
 カイエンにとっては、再会。
 彼女にとっては……通りすがりの旅人に過ぎないだろう。
 それでも。
「一度、ちゃんと会って話をしてみた方が良いと思うんだ」
 フェニックスの洞窟から戻ったロックの言葉に、カイエンは頷かざるを得ない。
 出しそびれたままの手紙―なにより彼女には詫びなければならない事がある。
(……拙者が伝えなければならぬこと……)
 数カ月ぶりのマランダ、そしてローラの家。何もかも変わっていない。1年前
のあの日から。
 しかし、彼女の口から語られた真実はカイエンにとって実に意外なもので。
「この花や手紙が彼からでない事は分かっていました。でもそれを認めてしまう
のが怖くて……。自分に、嘘をついていたの」
 まるでカイエンと同じだった。
「でも、もう大丈夫」
 そして、この時になってようやく分かった事がある。半年前、この街でローラ
を初めて見た時、まるで昔からの知り合いの様に―彼女に一方ならぬ思いを抱
いた―訳を。
「どなたかは分かりませんが、その人から届く手紙を読むうちに心の傷が癒えて
きて……」
(そうか)
「きっと、その人も同じ様な傷を心に持った人」
(拙者と……同じだったのか)
 同じ傷を持ち、同じ痛みを味わった二人だからこそ。
「できれば、お会いしたい……」
 臆病なほどに優しくなり過ぎたのだろう。

51:懸想人18
03/06/15 23:07 5nzgRRXw

「実はそれは……」

 真相を告げようとする仲間を制して、カイエンは静かに語りかけた。

「前を向いて生きなされ。光は前からやってくる」
 そして今度こそ、この世界に平和を取り戻すのだと誓う。
「前を向いて……光の来る方へ……私、がんばります」
 戦うために。
 失われた緑と、平和な未来を手にするために。
 今は臆病な優しさを捨てて、一時の別れを告げよう。

 この想いを刀に託して。


 その後、彼ら14人が世界の英雄として語られる頃、この二人は再び出会う事に
なるのだが―それはまた、後日談としよう。



                                         懸想人-終-

52:ドリル装備の名無し ◆Lv.1/MrrYw
03/06/15 23:17 5nzgRRXw
スマソいっこだけ付け加え。
カイエンは事実を語った手紙をローラの家に置いていきます。(FF6本編イベント)
ゾゾ山でカイエンと出会った時にも、手紙を読む事はできますが
(仲間とは言え黙って人の手紙を読むなってw)

…そんな事をしていない人は、ローラの家に置かれた手紙でも同じ内容が読めます。

この辺り、さすがカイエン……ヤシは男だ。
チョットえっちな本を持ってるというイベントもあるのは伊達じゃないでつ(w。

というか、誓いを立てた初っぱなから長々と失礼しました。

53:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/16 00:40 lLZgYOpO

つか、前スレリンク貼ってないし!













スレリンク(ff板)



54:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/16 02:09 S7xxPmBv
>>53
>>3

もちつけ!(w

55:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/16 03:03 Y+g3VuaQ
>>32
書いている方がいらっしゃるというだけで正直驚いた。
しかも姐さんのリアリティ溢れる文体にかかると
あの世界がどう料理されて出て来るのか。
想像するだけでもう興奮やむかたなしであります。

56:姐 ◆ane/8MtRLQ
03/06/16 22:01 injrSYnG
>>55
FF2はリアルタイムでプレイしてますからw(但し未クリア)
小説版もばっちり持ってますよ~。
(ああ、年がばれるw)

>>52
連載終了乙でした。
切ないなあ……。
タイトルが時代小説風なのがまたぴったりなラストでした。

>>47
すみません、本文も続き気になるんですが…。
次回予告が……お師匠さんは誰なんだ。

>>42
瓶(-_-)キ(_- )キ!(- )キッ!( )キタ(. ゚)キタ!( ゚∀)キタ!!(゚∀゚)キタ━━!!!
(;´Д`)ハァハァが止まりません、先生!!!

57:「再会」1
03/06/16 22:29 1z5fuxCR
「エドガー?エドガーなんでしょ?」

懐かしい、そして一番聞きたかった声が雑踏の中で聞こえた。
セリス―!!生きていたのか。
そして彼女の後ろには彼の双子の弟が立っていた。
マッシュ!
この世で一番大切な人が二人とも生きていた。その事実にエドガーは歓喜した。できることなら今すぐに駆け寄って生きていたことを共に喜び合いたい。
しかし、それは出来ないことだった。
今は正体を明かすわけにはいかない。
王として。愛する国民を救うために。
「きれいなお嬢さん、残念だけど俺はエドガーとやらではないよ」
精一杯の猿芝居。
「…そんな言い方するのはエドガーだけだわ」
だまされるわけが無かった。だませるとも思っていなかった。でもそれでも今は言えない。
「といわれてもなぁ…。俺はジェフ。覚えておいてくれよ」
許してくれ。
思いを込めてセリスを見つめる。


58:「再会」2
03/06/16 22:31 1z5fuxCR
セリスは無言で見つめ返していたが、ふと目を伏せると小さな声でつぶやいた。
「…生きてるってわかってうれしかった」
おもわずエドガーは目を見開いた。
「人違いだったようね。ごめんなさい」
先ほどのつぶやきは空耳だったのだろうか。そう思えるほど自然にセリスは言葉をつむぐ。
その瞳はまっすぐにエドガーを刺し貫いていた。
―そんな目でわたしをみないでくれ!
瞳をそらした時、エドガーはセリスが手首をきつく握り締めているのを見た。
その手首に巻かれたもの。
―あいつのバンダナ
どこでそれを?そして…やはり君の心は奴にあるのか?
ニケアでのジェフとしての暮らしの中で、エドガーは離散した仲間の消息をひそかに
調べつづけていた。
そしてその中にロックと思わしき人物の情報があったのだ。


59:「再会」3
03/06/16 22:33 cTa9rjtC
―バンダナの兄ちゃんが、よみがえりの秘宝を探してる
―よみがえりの秘宝のありかをたずねている若いトレジャーハンター
ロックは生きている。そしてよみがえりの秘宝を探して旅しているのだろう。
それを聞いたとき、エドガーの心に怒りが湧いた。
おまえはもう彼女を忘れてしまったのか!
その怒りが今セリスを前にして思い起こされる。
彼女は今もこんなにもおまえを求めていると言うのに!
その事実を、ロックは秘宝を探しているということをいまここで彼女にぶちまければどうなるか。
―ばかな。傷つくのは彼女だけだ。あいつは何も傷つかない。
「また会えるといいね、お嬢さん」
だからエドガーは何も言わない。
できることは精一杯の笑顔を彼女に向けることだけ。


60:「再会」4
03/06/16 22:35 1z5fuxCR
セリスはエドガーの別れの挨拶に一瞬目を細めると
「そうね。―ジェフさん、っだけ。覚えとくわ」
そういうと彼女は傍らに立つマッシュを見上げ、行きましょと促した。
マッシュは今までのやり取りを呆然と聞いていたが、セリスにひっぱられるようにしていってしまった。

―生きてるってわかって嬉しかった
先ほどの彼女の言葉がよみがえる。
夕闇が迫る町の雑踏の中、エドガーは去っていく二人の背にむかって直接はいえなかった言葉をつぶやく。
―また会えて本当に嬉しいよ
遠くでいとしい女の金の頭がゆらめいた。




61:あさじ~
03/06/16 22:40 25KFoUx9
初カキコです。なぜかPCからは書き込めず、携帯からちまちまとうってました(汗)
また何か書くかもです。よろしくです。

62:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/17 00:10 5vPpAiKk
>あさじ~
すごくイイ(・∀・)!!
このシチュエーション切なくて好きでつ!!
携帯から乙ですた!

63:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/17 00:56 ql4mSbCb
>>57-60
FF6ネタ好きの漏れには溜まらない作品、携帯から乙ですた!
民を思いやるあまりの猿芝居(失礼)エドガーと、流石オペラ女優を演じた役者なセリス、
さらにキンニク男のくせにセリスに引っ張られていくマッシュの図が(・∀・)イイ!
そして、仄かにエドガーはセリスに思いを寄せていたりするところも…(*´Д`)

>>56
漏れには敷居が高くて未見なFF2の世界を姐さんの文で味わえるなんて
楽しみです。スニフの続きと共に期待sage~!
タイトル、漢字だけとかって無性に付けたくなる時ありませんか?(それだけの根拠らしい。w)
いつもありが㌧。

64:白 ◆SIRO/4.i8M
03/06/17 17:51 CFG9t7Zx
>>48 >>53-54
ぬうぉ!ゴメンなさい。前スレのスレタイ入れて良いのか迷ってる内に、
1文に前スレ貼るの忘れてました。漏れのヾ(゚д゚)ノ゛バカー。。。
Σハッ!!そうか!
スレタイを「FFカップルのエクセレントロマンチック小説が読みたい 2」にしたり
(※サブジェクトが長すぎる悪寒)ぴったり500KBになるように計算して
499KBの所で新スレリンクさせれば…!む、無理ぽ…ガクッ
54さん、フォローありがとうです…。・゚・(つД`)・゚・

ドリルさん
「懸想人」終了乙華麗様です!じんわり温かい余韻が残りますね。
名ストーリーテラ-ドリルさんのお話は、深くてカコイイであります!

姐さん
55さんと共に(*´Д`)ハァハァであります。シグネタンの今後が気になります。
8や10のお話も面白くて愛が有る、姐さんの華麗な筆をマターリ期待sageです!

あさじ~さん
新職人さまキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!携帯から乙華麗さまです!
良いお話ですねー。エドガ-切ないであります。
セリスの横に垣間見える、ロックの影が…(*´Д`)ハァハァ


今回、オイラの話長くなったので2回に分けます。スイマセン。m(_ _;)m

65:興味無いね(´ _ `*と愉快なマターリ旅(仮)
03/06/17 17:52 CFG9t7Zx
■今迄の粗筋■
クラウドの呼吸が荒くなった。苦し気に
「キョウミナイネ(´ _ `*」
少年兵はそう呟くと、淡い桜色の
ちょっと背伸びパンツを握りしめるのだった。

前話は>>44-47になりますです。あと今回は、此処と関わりが…
あるような無いような感じであります。(なんだそりゃ)
スレリンク(ff板:175-178番)

66:【君はそこに居る】(5)
03/06/17 17:54 CFG9t7Zx
 クラウドの意識に繋がる人物の、心。
極寒の深淵。錆びた重金属の魔宮。
怨嗟の呪詛と血塗られた刃。
鮮血の匂いに彩られた世界。その底に、垣間見える者。

 柔らかな赤毛の乳児が、壊れたケット・シーと戯れる。
研究員に人形を取り上げられ、乳児は泣きじゃくった。
そこに。小さなセフィロスが歩み寄り、研究員から人形を取り戻す。
冷ややかな笑みを浮かべながら。
無造作に、動かないケット・シーを乳児へ渡す。
「おにちゃ…あ、あいが…と」
セフイロスは黙って、乳児を撫でた。
「名前は?」
「え、えぁい…す」
そう云って、幼いエアリスは、はにかむ。
その情景を見物しつつ
ザックスはちょっと(*´Д`)/ヽァ/ヽァしてました。

「アレが僕の妹?」
セフィロスが、研究棟を指差した。
博士は眼鏡を直し、セフィロスの肩に触れる。
「…そうだな。お前は『ガスト博士の息子』なのだから」
ふわふわとしたぬいぐるみに、エアリスが抱きついた。
「あの人形が欲しいよ」 
「お前が望むなら──作ってあげよう。セフィロス。
 生きた、最高の人形を」
刹那。魔晄色の眼を見開いて。
少年のセフィロスが、不安な表情で博士を見る。
「興味ないな…いらないよ。博士」
若き宝条博士の容貌は伶俐で、端正だった。

67:【君はそこに居る】(6)
03/06/17 17:55 CFG9t7Zx
「(・◇・)あれ?俺じゃん!」
神羅の士官学校時代。賑やかなザックスと共にセフィロスが研究棟に戻る。
「今日は検査かい?」
若い技士の肩で、猫が手を振った。ザックスが叫ぶ。
「ケット・シーが動いてる!リーブさん、凄いじゃないか!」
「今度こそ駄目かと思ったが」
「ふふ。魂を込めたよ。これでエアリスも笑ってくれるだろう」
緊急警報が鳴り渡る。
「この色は…実験用サンプル逃亡?」
セフィロスが剣を構える。リーブの携帯が鳴った。
「え?何だって、博士?警報で聞き辛いんだ。イファルナ、が…?」

 母親がエアリスを連れ、神羅から逃亡した、その年。
神羅は魔晄を巡って、ウータイへ宣戦布告する。
「懐かしいなー。俺は戦争のドサクサで、学校卒業出来てラッキー!
 でも…セフィロスは学者になりたかったらしい。悔しかったろうな。アイツ」
少年のセフィロスが横で頷く。
「セフィロス…!」

 銀髪の子供は、クラウドの裾を引いた。
「ここは僕の記憶。僕、見た物はそのまま覚えるんだ。
 だから、妄執や偽りや歪みは無い筈だけど…。
 それでも。皆には辛い映像が有るかも知れない」
「それってもしかして」
「セヒロスとクリャウドが、熱いハートで見つめ合ってるような!」
少年英雄は狼狽しΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)小声で答えた。
「そんな映像…無いよう…!」
「つうか、違うだろ!」
理不尽にも、勇者のグ-パンチがザックスに炸裂した。

68:【君はそこに居る】(7)
03/06/17 18:04 CFG9t7Zx
 若き宝条博士が扉を開ける。
「……逢いたかった」
とろりとした溶液の中で。ジェノバは微笑み、宝条博士へ肱を伸ばす。
「古代種達は、お前を厄災と呼んでいたが。私はそう思わない」

 あでやかで、禍々しき者よ。
 恐らくお前は、あらゆる者の願いを叶える存在。
 戦いを望めば兵器となり、
 愛を求めれば妖艶になる者。

「善悪はどうでも良い。
 お前は、善人の前では女神であり、野心の前では羅切なのだよ」
博士はケースを張り飛ばした。
「さあ。歪んだ天使よ。私とお前の息子に
 誰よりも強い、右腕となる人形を与えておくれ。
 そうだな…。一対となるような、美しい金髪が良い」
宝条博士のメスが、ジェノバの身肉を切り裂く。
ジェノバは嗤う。博士の手術に、うち震え、歓喜している。
「ニブルヘイムに…何十年間も実験を繰り返した一族が居る。
 ジェノバよ。お前と同じように、遠い星から来た者達だ。
 たっぷりと魔晄を吸い、強化された彼等に、この人形を授けよう」
実験室の灯が遠くなる。

 ティファが顔を覆った。
「俺は…」
「ごめん、クラウド。見たく無かったら、眼を、つぶっていて」
クラウドは屈み、少年姿のセフィロスを見る。
「大丈夫だよ。続けてくれ」
「ソルジャーは皆、こんなもんだ!」
ザックスは、ぐりぐりとセフィロスの頭を撫で回した。

69:白 ◆SIRO/4.i8M
03/06/17 18:06 CFG9t7Zx
■次号予告■
クラウドは魔女っ娘…もとい魔法使いの弟子。
今日もお師匠さんの元で修行です。
「おしょうさーん」
「誰がだ」
セフィロス先生に、くすぐりの刑を喰らいました。
次回は「あわてないあわてない」「このはしわたるべからず」の2本です。

70:雫夜 ◆sizukTVGK.
03/06/17 19:36 UKya4d/0
>>57
ドリルさん、モツカレサマですた。
某所に続き、またしても保存させて頂きました。やっぱりスキダ>ドリルさんの文体、構成
後日談読みたいです(カイエンには幸せになって欲しいので)。うpキボンヌでつ。
それとカイエンネタではないのですが…5に登場のロックがヨカタ。漢ですね。

>>61
私もこのシチュ好きでつ。あと、セリスの仕草も>バンダナぎゅっ
ケータイからの打ち込み、乙ですた。
新作待ってます。

>>69
一言言わせてくだちい。白さんの次号予告、いつも洒落てると思います。
でも今回は
腹   が   よ   じ   れ   そ   う   
「あわてないあわてない」。モニターが涙にかすんで見えません、先生。
ケツ顎のあの人(違 を思い出しますた

71:白 ◆SIRO/4.i8M
03/06/17 21:30 CFG9t7Zx
このスレの皆様の文に萌えであります。応援sage!

>>68
×羅切 ○羅刹
トンデモ誤字、失礼しますた…。。。

雫夜さん
憧れの方にコメント頂けて嬉しいです!ありがとうございますです~。
お笑いの目標は、クラ○ド鈴木御大とビー○シ○ュー騎士様であります。
ケツ顎の人も殿様も大好きですた!

Q 今回真剣に鯖移動を検討しますた。何処の文章でしょう?
A  言えません…。c⌒っ*TдT)っφ

72:興味無いね(´ _ `*と愉快なマターリ旅(仮)
03/06/17 21:30 CFG9t7Zx
■今迄の粗筋■
「フェレットは好きですか?」
そう言い残して英雄は失踪した。
「何でフェレットなの?」
「板違いネタ好きだから、じゃなかったっけ?」
「……興味ないね(´ _ `*」

前話は>>65-69になりますです。

73:【君はそこに居る】(8)
03/06/17 21:32 CFG9t7Zx
 横1列に並ぶ、街の老人や女性。
彼等は頭の後ろに腕を組み、手錠を掛けられている。
この中に、反乱軍が居ると密告があったのだ。
全員銃殺せよ。と云う通達が下る。
「──撃てません!てか、興味無いっす!」
少年兵が、叫ぶ。上官は少年兵の襟首を掴み、正宗を突き付ける。
最早、ギャグも命懸けであります、隊長。(誰)

 金色の、彼誰時の光。
屍からの鮮血が、冬の空気に凍ってゆく。
上官、セフィロスの剣により、全てはあっさりと終わった。
反抗した少年兵の手に、新しい氷のマテリアが差し出された。
「今、生まれた。取っておけ、クラウド」
セフィロスの指は血に濡れ、熱い。

ずっと欲しかった、本物の魔法マテリア。
しかし少年兵の胃はちりちりと痛み、苦い。

「なーセフィロス。軍務違反は分るけどさぁ。
 今回はクラウド、大目に見てやってくんない?駄目?」
「……謹慎は覚悟してもらおう。
 でなければ、処刑されるのはクラウドだ。帰るぞ」
淡藤色の銀髪が、青白く燃え上がる。
濃紺の夜空に。凍れる月が浮かび、黄金の黎明が英雄を照らした。

「…営倉入りしたんだよな、コレ」
「この時からかな。俺に、何人もの人格が生まれたのは」
「クラウド、大変だったのね…(´・ω・`)ショボーン」
「(;´Д`)僕は?」
ミニセフィロスの中の人も大変です。

74:【君はそこに居る】(9)
03/06/17 21:33 CFG9t7Zx
 蝶の幼虫は。蛹の中で溶かされ、成虫の細胞に喰い尽くされる。
記憶も肉体も、何もかも作り直されて。

「人形は、気に入ったかね?」
セフィロスの瞳孔が細くなる。
宝条博士は年老い、セフィロスは伝説の英雄となっていた。
「何度検査しても、お前の躯は謎だらけだ」
「止めろ」
「あのニブルヘイムの人形は、無能だな。
 警備兵にも関わらず、お前を守れず、命令にも従わない」
セフィロスは立ち上がり、全身に繋がれた計器類を外す。
「次は何が欲しい?神の名を持つ化け物よ。
 フランケンシュタインのひそみに習い、花嫁でも作ってみるかね?」
ドアが閉まる。セフィロスは振り返らない。

 ふと。ティファが話し掛けた。
「二人とも、コテンパンに言われてるねー」
「毎日だったから、博士の罵詈雑言には慣れたよ(*´∀`)」
「(つД`)<……………」
「ま、『神に愛された仔』と云えば、天然電波ちゃんを意味する訳だが」
「って電波かよ、ザックス!Σ( ̄Д ̄|||)」

 少年姿のセフィロスは、皆の前で項垂れる。
「食べられていくんだ。
 僕の脳髄は、何処迄ジェノバに置き換わっちゃったんだろう?
 恐いんだ、クラウド。
 なのに誰にも、ずっとずっと言えなかった……!」
セフィロスは眼を見開き──震えているようだ。

75:【君はそこに居る】(10)
03/06/17 21:35 CFG9t7Zx
 小さな英雄と、青年の勇者と。
少年に近付き、クラウドは柔らかく、笑う。
「大丈夫。( ̄∇ ̄)*あのザックスだって何とかなってるんだから」
「Σ(゚Д゚)はい?」
ザックスが威勢よく応える。
「俺達を鍛えてくれたんだ。勿論セフィロスだって助けるさ!」
少年英雄が、大人の姿に戻る。
「…私は…」
「行こう、セフィロス。皆待ってるよ」
ティファの手が差し出された。ライフストリームの流れが上昇する。

 静かな波の揺らぎ。
輝くライフストリームが、皆を島に運び、満たす。
「ぬうぉわ!クラウドもセフィロスも居るのかよ、おい!」
バレットが絶叫した。
「ってゆうかさぁ。ここにセフィいたら○○○○は?」
「ユ、ユフィ!そんなネタバレな発言は!」
むくっと、セフィロスが起き上がる。
「…居るぞ。倒すべき相手は、まだ…」
「誰?」
上空に燃え広がる、どろりと濁った血溜り。
「──メテオだ」
「興味ないね…え?」
「メテオ━━━(゜ロ゜;)━━━ ?!?!?!」
「後はエアリス嬢ちゃんだけだ!それで全員揃うぞ!」
なんかうやむやのまま、全員が物凄い勢いで飛空艇に乗り込みます。

 ふと、クラウドが振り返る。
「お帰りなさい。お師匠」
セフィロスは眉をひそめ、吹き出した。

76:白 ◆SIRO/4.i8M
03/06/17 21:36 CFG9t7Zx
【犬質、宇宙へ】に興味なく続きます。。。

■次号予告■
魔法使いの先生、セフィロスはぁゃιぃ実験中です。
「何の薬ですか?」
「………飲んでみるか?」
「き、ききkいvgdせwgrぁdsかjgdざh…興味ないです!」
「 遠 慮 す る な 」
「(((((((;゚Д゚)))))))」
次回「桔梗屋お主も悪よのぅ」「ハ○-ポ○タ-?」の2本です。

77:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/18 22:14 yvfIYb6m
>>541
この業界では珍しくない、むしろ普通?

…参ったなぁ。(w

78:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/18 22:40 yvfIYb6m
…やっちまった(;´д`)。

>>【君はそこに居る】
マッドサイエンティストな宝条博士がいい味出してます…ポリゴンで見ると前髪後退気味に
見えるんですが、昔はカコイイ学者だったのか? 知への探求心が彼を変容させてしまった
と読むなら、彼もまた切ない……のに、>>69で腹痛になりますた。(w

>>70
本当に嬉しいお言葉ありが㌧。ナルシェでのロックの発言(5に登場してたもの)は、
ともすると誤解を招く様な気がするのですが、ああやって見るとヤシもカコイイと素直に思いまつ。
…懸想人、じつはあれで完結だったりします。(カイエン、なんとなく流浪の民っぽく感じたりw)

79:ドリル装備の名無し ◆Lv.1/MrrYw
03/06/18 22:51 yvfIYb6m
…不手際ばっかり申し訳ないです。

ええと、今回の小ネタは某スレで投下したネタの続きものっぽいのですが、
FF6ラストダンジョン『瓦礫の塔』攻略時の“パーティー組分け騒動ネタ”です。
「パーティーを3つに分けてください」の字幕の後ろで繰り広げられていた…かも知れない
そんなネタ。
(以下に書き込む話の冒頭部分、スレ違い気味ですが…ご容赦下さい)

ちなみに前話↓見てみたいと言う奇特な方は参考までに…。(スレがdat落ちの為暫定措置)
URLリンク(www5a.biglobe.ne.jp)セッツァー編
URLリンク(www5a.biglobe.ne.jp)セリス編

80:家族の肖像1
03/06/18 22:53 yvfIYb6m

 このパーティーはロックの提案から、エドガーが編成を行ったものだった。
「……なぁエドガー、この組分けの根拠って本当に『戦力的な判断』なのか?」
 セッツァー程あからさまではないものの、ロックとしても内心でこの組分けは
少々腑に落ちないと―それどころか、エドガーには別の意図さえある様に―
感じていた。
「なんだロック、お前も不満か?」
「いや……そうじゃないんだけどさ」
 エドガーの采配を疑う訳ではない。しかし、セリスが口にした言葉が気になっ
ていたのだ。
『エドガーはもの凄く悩んでいた。一言ぐらい相談してくれても良いのに……』
 確かにこれまで以上の強敵が待ち構えていることは想像に難くない。メンバー
選定にシビアになるのも分かる。
 だからこそ、もっと皆と相談するもんじゃないか? と、言うのが彼女の意見
だった。
「戦力的なバランスは申し分ないと思うが……?」
 そんなロックの内心を知る由もないエドガーは、真剣な顔で答えたのだった。
 ちなみに、彼の考えた組分けによれば第一陣をロック、セリス、ティナ、モグ。
続く第二陣をカイエン、マッシュ、ガウ、ゴゴ。そして第三陣をエドガー、スト
ラゴス、リルム、シャドウ。そして飛空艇で待機するのはセッツァーとウーマロ。
 という事になっていた。
「……偏ってないか? 特に第二陣……」
 魔法要員がいない。四人ともある程度の魔法は使えるが、セリスやティナ、リ
ルム程の効果を期待するのは難しい。
「いや、マッシュは回復役も兼ねられるし、補助魔法にはゴゴがいるじゃないか。
攻撃面では、カイエンの剣技とマッシュの拳技があるから心配はないだろう」
 躊躇い無くエドガーは組分けの意図を語る。

81:家族の肖像2
03/06/18 22:54 yvfIYb6m
 尤もらしい理由だし、そこにロックが口を挟む余地はない。
「そうかな~」
 ないはずなのに、どうしても引っかかるのだ。トレジャーハンターの勘とでも
言うべきか。
 それとも純粋に、友人エドガーの性格を知るが故の懸念か。
「俺としては変わって欲しいぐらい羨ましい組み合わせだと思うが……? ロッ
ク、お前両手に華。頭にモーグリだぞ?」
 笑いを堪えきれない様子で話すエドガーは、心から楽しそうな顔をしている。
そんな彼の背後から、モグが抗議の声をあげる。
「頭に乗っけるなんて、ボクだけ差別しるクポー?!」
「ははは。仕方ないさ、男だからな」
 多少言葉の意味を取り違えているようだったが、気にせずにエドガーは宥める
様にモグの頭に手を置くと、軽く撫でてやる。
「……そ、そりゃそうだクポー……」
 その仕草に目を細めながら、結局エドガーに丸め込まれるモグであった。


 あれからしばらく談笑を楽しんだ後、エドガーは大部屋を出て飛空艇機関室へ
続く細い廊下を歩きながら、一人考えを巡らせていた。
 実際のところロックの勘は当たっていた―そう、この組分けの根拠は『戦力
的な判断』だけではない―リターナーをきっかけに、ロックとは数年来の付き
合いになるが、彼が時折見せる鋭い勘にエドガーは感心させられる。
 三つのグループの戦力を均等に振り分けるだけなら、誰でも苦労せずに出来た
だろう。

82:家族の肖像3
03/06/18 22:56 yvfIYb6m
 しかし、そう簡単に割り切れないのが人の心である。民の上に立つ者としての
教育を施され、多くの国民をその肩に背負うエドガーには骨身に沁みていた感覚
だった。
『自分がもっとも信頼できる相手と組んだとき、はじめて人は全力を出せる』
 誰が教えてくれたのかは分からない、けれど確かにそれは事実だった。
 この船に集った14人の仲間。それぞれが皆を信頼し気遣い、大切に思っている。
 だからこそ、最後に臨む戦いは彼ら全員がベストを尽くせる環境を整えておき
たい。それが、この組分けに隠されたエドガーの真意だった。
「いやいやお若いのに、大したモンじゃのう!」
 何の前触れもなく、とつぜん背後からかけられた声にエドガーは驚いて振り返
る。

83:白 ◆SIRO/4.i8M
03/06/19 20:02 FFJoN4Vp
ドリルさん
「セッツァー編」「セリス編」迄コピペして
『ページが見つかりません』と云われ、一瞬焦ったアフォは私です。(TДT)
それにしても前話カコ良いです!今回はコミカル風で楽しみであります。

今回の■今迄の粗筋■はじゃ○ぷるネタです。。。

84:(´ _ `*マターリ旅(仮) 番外編
03/06/19 20:03 FFJoN4Vp
■今迄の粗筋■
元ソルジャーが、神羅魔晄炉へと向かう。
クラウドの旅が今、始まる。
「へんじがない。ただのしかばねのようだ」
いきなり魔晄炉で魔王が死んでます。
「おお、まおうよ!しんでしまうとはなさけない!」
「DQかよ!」
FF7から中継でお伝えしました。

※今回、懐かしの「逝っ急さん」ネタが多めです。ゴメンなさい。

85:【ひと休みひと休み】
03/06/19 20:04 FFJoN4Vp
 暗黒城。齢千年を越す、銀髪の錬金術師が棲むと謳われる魔宮。
            外観。→ 崩

 クラウドは魔法使いの弟子。先生はセフィロスです。
「小山の小寺の小坊主が小棚の小味噌をこちょいと小嘗めて
 小頭こつんと小突かれた!」
「ふむ。これはどうだ?」
「赤パじゃmaっ…!し、舌噛みました先生」
「呪文の詠唱に、滑舌は有用だ。精進するように」
騎士ザックスが、テレポでふっ飛んで来ました。
「将軍様…じゃねぇや、ルーファウスがクラウドに来いって云ってるぞー」

 國を支配する若き帝王、ルーファウス神羅君がゆいました。
「このガ-ゴイル像を捕らえてみせよ」
「ではこの虎を屏風から出し…もとい。興味ないね(´ _ `*」
「ふふ。セフィロス公よ。お前の丁稚…弟子は相変わらずだな」
「皇帝なぞ撰帝侯が作り上げる者。明日迄に回答させましょう」
「Σ( ̄Д ̄|||)勝手に話が決まっちゃってるし!」

 帰りの呪文を唱えます。
「セヒロス先生って殿様なんだー」
「政治はどうしたのかと、小1時間問い詰めても良いっすか?」
「ジェノバ分身の術でどうにか、な。デジョン!」

 お寺…もとい、お城でクラウドは、蛇や蝙蝠の餌やりしてます。
「ルーファウスと似てるなぁ、クラウド」
 ポク ポク ポク チ-ン
「んー。思い付いた…かな?
 ルーファウスが生き別れの兄弟、とかの噂はあるよ。(;´Д`)
 ザックス新右衛○親当さん。ホウキで飛ぶにはどうしたら?」
「レビテトじゃねぇの?」

86:【ひと休みひと休み】(2)
03/06/19 20:05 FFJoN4Vp
 宮廷の重厚な装飾。その空間に帝王と、とんち小僧
…もとい魔法使いの、同じ色をした目線が重なります。
「このガーゴイル像を──目で捉えました」
「却下。ちゃんとやってくれ」
云うが速いか、クラウドはストップの掛った袋を被せますた。リボン付きで。
「献上致します。陛下」
「ぬうっ!ではこの動くガーゴイルちゃん101匹、捕らえてみせよ!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
宮殿大混乱です。魔導士達が、全て仕留めた頃には日が暮れてました。
「…面白かったよ!又来たまえ、クラウド」
「なんか、王様と友達にはなれそうにないっす…。。。( ´Д⊂ヽ」

 帰り道。魔法使いの城に、ブランコのような物が見えます。
木にロープを下げ、棒の両端に括り付けてあるようです。
「──これは?」
「Σ(゚Д゚;)あ…。な、何でも無いです!」
「ひょっとしてコレ、空飛ぶホウキ?」
魔法使いの弟子は俯きます。
「…気分だけでも、飛びたいんだよー!。・゚・(ノД`)・゚・。」

 銀髪の魔法使いは、微かに笑い。
騎士と弟子を抱え、一気に天空を駆け昇ります。
「うわぁ…!」
広がる大地と、沸き上る雲。
咲き誇る夕闇の中、街の燈が、海螢にも似て。
「すっげー!何だこれ!」
「──海だ。こんな遠くから、海が見えます!」
「喜んでくれて、良かった。いつか飛行魔術も教えてやろう」
「はい!」
少年は目を輝かせ、明日の大魔導士を目指すのです。

87:白 ◆SIRO/4.i8M
03/06/19 20:09 FFJoN4Vp
■次号予告■
いつものアレな旅に戻ります。。。(´ _ `;タブン

♪すきすきすき(※某テーマ曲)
魔法使いの弟子、クラウドが歌っています。
「君がいるから、歌ったんだ。あのうたを」
「……ジタンネタなの?」
さよちゃん(誰)がフリーズしました。

次回「すいませんでした>all」「神羅の犬め!」の2本です。

88:ドリル装備の名無し ◆Lv.1/MrrYw
03/06/20 04:26 /WHm1rJt
>>84-87
笑いつつ、86のブランコの描写を見た瞬間
「♪おっし~えて~おじい~さん」のネタも入っているのかとつい思ってしまった漏れは
逝ってヨシですか?(w

「おじいさん! レッド…レッド13が立った!」
「…二本足で立つのも難しいものだな」

…そんな光景が運搬船の中で繰り広げられてる、ちょっとハイジなFF7はなんかイヤだ。(w

89:家族の肖像4
03/06/20 04:29 /WHm1rJt
「ス、ストラゴス……!?」
 エドガーの顔を見上げ微笑んでいたストラゴスは、あまりの驚きを含んだ彼の
声に目を丸くする。
「な、何じゃい……」
「こ、これは失礼。色々考え事をしていたもので……その」
 体を反転させてストラゴスの正面を向き、頭を下げたエドガーに。
「謝られる覚えはないゾイ。むしろ、わしの方がお前さんにお礼を言いたかった
んじゃ……急に大声を出されて、ちょっとビックリしただけじゃ。すまんのう」
 ストラゴスはそう言うと、笑いながらゆっくりと首を振った。
「お礼……というと?」
 一方のエドガーは不思議そうに首を傾げた。ストラゴスに礼を言われる事に思
い当たる節がなかったからだ。
「お前さん、セッツァーの奴にはあんな風に言っておったが、本当は……気を遣
っておったんじゃないかな?」
 まるでエドガーの心中を読みとっているかの様な言葉に、内心ぎくりとするが、
表情にはおくびにも出さずエドガーは返す。
「いえ。……飛空艇に何かトラブルが起きた時の事を考えると、戦力的には彼に
残ってもらった方が得策だと考えたからです」
 動揺した様子も、ためらいも見せずに紡がれるその言葉に、しかしストラゴス
は笑顔を絶やさぬまま。
「お前さんは、わしの考えておった一番のメンバーを揃えてくれよったゾイ。
横にいて戦いやすい人選じゃよ。……それとも、偶然かのう?」
 仲間の中では最年長のストラゴスという男が、どうもエドガーは苦手だった。
惚けた風を装って、実のところ全てを見透かしているのではないか?
 もしそうなら、これ以上取り繕っても仕方がない。嘘をついている訳ではない
が、皆には余計な気遣いをさせたくはない―そう思うと、返す言葉が見つから
なかった。

90:家族の肖像5
03/06/20 04:34 /WHm1rJt
 そんなエドガーの様子を察したように、ストラゴスはこんな話をはじめた。
「わしは若い頃から沢山のモンスターと出会ってきた。モンスターと戦いながら、
彼らを見つめて来たつもりじゃ」
 青魔導士―敵の技を身に受けて、それを己の物にするストラゴスの様な者を
指す。
「しかしな、モンスターも人も皆似たようなモンじゃよ……」
 そこで一旦言葉を切ったストラゴスは、少し意地悪そうな笑みを浮かべながら
こんな事を問う。

「ところで、お前さんは三闘神が束になって襲ってくるとは思わなかったか?」

 もちろんエドガーとてその可能性を考えなかった訳ではない。三闘神が一気
に襲ってきた場合、果たして4人で太刀打ちできるのだろうか?
 なにせ相手は魔法を司る“神”なのだ。
「ええ、ですがその可能性は低いでしょう」
 それでも、エドガーの答えに迷いは無かった。
「何故、そう思うんじゃ?」
「その昔、三闘神は互いを恐れて戦争を起こした。すると、彼らが共闘して向か
って来るとは考えにくい……」
 三闘神が自らの過ちに気付いて自身を封印したとなれば尚更、彼らが共闘する
とは思えなかった。
「フム。わしも同じ考えじゃよ」
 満足げに頷くと、ストラゴスは一つ息をつく。

「その辺に出るモンスター達も、三闘神も同じじゃ。お互いに気の合わない者同
士が徒党を組んで襲って来ることはまずない」

 それが曰く“人もモンスターも似ている”という根拠なのだと。
 ―結局はエドガーの内心を、ずばり言い当てていた事になる。

91:白 ◆SIRO/4.i8M
03/06/20 20:47 neBgnLZQ
ドリルさん
ストラゴスは何の着ぐるみを装備…じゃなくて。
両手に花(*´Д`)ハァハァを装い、ベストメンバーを選出したエドガーが
素敵です。続きが楽しみでありますです。

[FF7 懐かしのハイ時バージョン ]
倉ら:レッドXIII 平太:クラウド おじいさん:ハイデッガー
ルパソ:ユフィ 銭○警部:バレット 富○子ちゃん:ティファ
ゴ○もん:セヒロス ○ラリス:エアリス(※ハイ時不在)
こんな風に考えてしまった、オイラも逝ってヨシですか?

92:興味無いね(´ _ `*と愉快なマターリ旅(仮)
03/06/20 20:49 neBgnLZQ
■今迄の粗筋■
━━┓
 / ̄ ̄ ̄ ̄\
[[|l________l|]]
.____|___|__|_______
_.|000OOO000|_
|________|     r――――――――――
|||  ゚| .|。| ゜。|    | と云う魔晄漬けクラウドの夢だったのさ。
|||。 ゚ ∧ ∧    |ジャポン!!|_ __________________  
||| ゚. (゚Д゚;). ゜ |     ∨          
|||。  ⊂ ⊂|。 |    ∧_∧ ___        ぐげ?
||| ⊂⊂ ) ~ 。 |   ( ´∀`)//  /      ∧_∧ 
|||          |   / ̄(つ__//__/       (・∀・ )
|||_____|  |  __ ̄{ニ=====|         (    )
{ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}  ゝ _| ̄| ̄ ̄ ̄|         | | |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (((ニニ || | ̄| ̄ ̄ ̄|        (_(_)

((((;´Д`))))ゼッタイ ズレテル…ぜ、前話は>>72-76 になりますです。

93:【犬質、宇宙へ】(1)
03/06/20 20:50 neBgnLZQ
 ハイウインドのモーターが唸りをあげる。
それは、勇者帰還を祝う凱歌。蒼穹を渡る旋風が、飛空艇を掴む。
「みんな……すまなかった。なんて言ったらいいのか……」
「気にしないで」
「…でも俺、ソルジャーじゃなかった」
ユフィが断言した。
「ソルジャーなんか、今楽勝で倒せるじゃん!」
「Σ( ̄Д ̄|||)ってそれはあんまりじゃ?!」
「結局アレだ。クラウドの正体はどうあれ、勇者には変わり無く
 考えてみたらセフィロスも、神羅では正義の味方だった訳で」
ケット・シーが言葉を継いだ。
「皆さんで星を救いましょ、クラウドさん。
 まずはメテオをなんとかしませんと」
勇者は黙って頷く。強い決意を内に秘めて。

 ボトルから、なめらかな水が喉を潤す。
「ふー。。。」
「あ、リーブさん」
「ク、クラウ……………………………………………!!!」
慌ててデブモーグリのファスナーが上がる。
「いやあの。たまに本体で来てるのは皆知ってるから…(;´Д`)
 丁度良かった。神羅幹部さんに相談が」
「は、はい?」
「ヒュージマテリアの事なんだ」

 飛空艇のファンが、軽やかな音を立てる。
「…ヒュージマテリアを、共有する?!」
「そう。メテオにヒュージマテリアをぶつける作戦は、悪く無い。
 でも、俺達にはマスターマテリアが必要だ。
 俺達がマスターマテリアを作るまで、作戦を延期してもらえないか?」

94:【犬質、宇宙へ】(2)
03/06/20 20:52 neBgnLZQ
 リーブ部長は髪を掻き揚げ、唸った。
「…それは、私の一存では決められない…」
艇長が横に立った。
「おう、分ってるさ。リーブさんよう。だがな…
 何故ミサイルではなく、ロケットを使おうとすんのか
 俺もパルマーに聞いてみてぇ!」

 さて。パーティ全員、海底魔晄炉のヒュージマテリア回収にきますた。
通路で軍用犬がわんわん吠えてます。
「…神羅の犬め!犬質にしてやる!」
そういって勇者君は、犬質を抱え猛然とダッシュします。
犬質は、短い尻尾をピコピコ振ってます。 ちょっと嬉しそうです。

 エレベーターで神羅兵士が呟きます。
「生き残った方が、エレベーターガールとデートってどうだ?」
「………人質にしてやるッ!」
戦闘は回避されました。

 潜水艇ドッグ目前に、タークスのエースが立ってました。
「──レノ?」
「星の為にも。ヒュージマテリアの積み込みは邪魔させないぞ、と。
 ……ん?どうしたんだ?と」
「な、何か凄い罪悪感が……! |||○| ̄|_ガクリ」
「又私は罪を…(ry」
「レノ質にしてやるー!ヽ(`Д´)ノウワァァァアアァン」

 全員が潜水艦に乗り込んだ頃には、
犬質 人質 レノ質 潜水艦乗務員質 +パーティ全員
ぎゅうづめの物凄い事になってますた。
その最中にあって─勇者君は潜水艦酔いです。大丈夫か、このパーティ。

95:白 ◆SIRO/4.i8M
03/06/20 20:53 neBgnLZQ
■次号予告■
魔法使いの弟子、クラウドがセフィロスお師匠に云いました。
「先生…ドラゴンに勝てませんー!」
「はいっ!どこでも正宗!」
次回は「クラウドの恐竜」「ミニ英雄ズ!」の2本です。

96:ドリル装備の名無し ◆Lv.1/MrrYw
03/06/20 23:46 mTwRxfuM
>>92-95
犬質、人質、レノ質(?)……そんな質屋状態の潜水艦内部を想像すると笑えます。(w
まさかロケット村で踏まれるルードもルード質になるんですか?!
そして、>>95の正宗ネタに、
「あの長すぎる正宗をしまえるのは、やっぱり四次元ポケット(鞘)だけなn(略。」などと
思っていた場合、やはり心ない天使の裁きが下りますか?(くだります)

97:家族の肖像6
03/06/20 23:50 mTwRxfuM



 その夜は仲間達それぞれが思い思いの場所で、残されたひと時の安らぎを満喫
していた―ある者は愛する者の傍に、ある者は夜空の星に記憶を重ねながら。
 そんな中、飛空艇ファルコンの一室で彼女は紙に向かい一心にペンを動かしていた。
「……なんだかリルムの絵、前よりもずっと上手くなったわね」
 暫くその姿に見入っていたティナが、スケッチブックの中に描き出されるデッサンを
目にして思わず溜息をもらす。
 考えてみれば、世界が崩壊して離ればなれになってから1年。戦闘以外でリルムの
“絵”を見るのは久しぶりの事だった。
「ティナ!?」
 その声に、ようやくティナがその場にいたことに気付いたリルムが驚いて顔をあげる。
「ごめん。散らかしちゃったね」
 言いながら、周囲に散乱する紙を慌ててかき集めた。
「ううん気にしないで、そのまま続けて」
 優しく微笑むティナの笑顔に、その言葉の信憑性がそのまま伺えた。それでも
ここはティナやセリスと共同で使っている場所なのだし、とリルムは躊躇いがち
な視線を向ける。
「でも……」
「お願い」
 促されて、リルムは再びペンを走らせた。
 彼女の邪魔をしないようにと、ちょうどリルムの真横にあったベッドに腰掛け
て、その様子をただ黙って眺めているティナ。ふと、周囲に散らばった紙の中から
数枚を手にとって眺めやる。
 紙の中に描き出されている仲間達の表情は、どれも生き生きとして躍動感があ
る―まさに、今にも動き出しそうな絵だった。
「……聞いても良い?」
 それを見て、思わずティナは問う。
「なーに?」
 彼女の声に、動かす手を止めないでリルムは答えた。
「どうしてリルムは絵を描くようになったの?」

98:家族の肖像7
03/06/20 23:53 mTwRxfuM
 ティナの言葉に、リルムはふふっと嬉しそうに笑いながら。
「好きだから」
 短いが、一番説得力のある言葉を返した。

「いちど見たこと忘れちゃったらイヤじゃん? だから絵に残すの。いつでも
思い出せるように」
 ―それが、夢じゃなかったって証拠。あたしがそこにいた証だから。

 向かい合っていたスケッチブックから目を離し、できたよ! と言わんばかり
の笑顔でそれをティナに向ける。
「あたしが今、見てるティナ」
 紙の中に描き出された自分の姿を見せられて、ティナは少し驚いたような表情
を浮かべた。描き出されているのはとても穏やかな表情の―まるで聖母のよう
な―絵に戸惑う。
「……私、こんな綺麗じゃない」
「そう見えるんだもん。仕方ないじゃん」
 ピクトマンサー―それは心を描き出す絵師。
 三闘神やケフカを目前に、愛する者達を守る為とはいえ戦いに臨まんとする
ティナの姿は、けれど穏やかな心の上にあるのだとリルムの絵は物語る。
「アウザーんトコに描きかけの絵があるし、……うひょうひょ野郎たおしたら、
描きたい絵があるんだ」
 嬉しそうに、目を輝かせながらリルムは語る。
「だから、あたしは死ねない。それにみんな死ぬんじゃないよ!」
「そうね」
 つられるように、ティナも微笑んだ。

99:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/21 11:15 KyaGq78T
>白さん
よかったら途中参加の漏れのために
少し話をまとめてくれると嬉しいっす
ザックス生きてるのはなんでだ-?
ってなってるので
ワガママスマソ

100:白 ◆SIRO/4.i8M
03/06/21 19:09 iPaniUIh
ドリルさん
リルムタンの絵ネタキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!
穏やかで丁寧な描写にうっとりでありますです。/lァ/lァ
正宗の鞘が四次元ポケット…(((((((;゚Д゚)))))))(w

99さん
はい!喜んでまとめマスです。要約すると、FF7のif物であります。
解り辛くてゴメンなさい。心ない天使で逝ってきます。。。
途中からお読み下さって、ホント嬉しいです。アリガトウ

101:興味無いね(´ _ `*と愉快なマターリ旅(仮)
03/06/21 19:10 iPaniUIh
■今迄の粗筋■
ザックス「ヘイ!ボブ!今日は真面目にあらすじをまとめるぜ!」
シド  「ワ-オ!ジョージ!今迄纏めて無かったのかい?HAHAHA」
クラウド「…誰だおまいら!興味ないけど…(´ _ `;」


 ザックスは20代。ピチピチのソルジャーです。
郷里ゴンガガの魔晄炉事故で、ちょっぴり魔晄を浴び
士官候補生だった時、うっかりタ-クスに攫われ
気が付いたら、神羅屋敷でソルジャーにされてました。
以来、神羅屋敷のイン&ヤンや宝条博士、ヴィンセントさんと仲良しです。

 クラウドと神羅屋敷を逃亡し─追っ手の神羅兵士に、蜂の巣にされた時。
心配して付いて来たイン&ヤン(゚∀。)に…じゃなくて、ヴィンセントさんに
フェニックスの尾を使って、助けて貰いました。

 英雄もゾンビ風に復活して、クラウド一行と旅をする羽目に。
しかし此処で、ザックス最大の問題が。
 エ ア リ ス に 浮 気 が バ レ て ま す 。
その為彼は…身を隠し、そっとパーティに付いて行く事にしました。
祭壇でエアリスが、真剣白刃取りを炸裂させた時
流石に慌てて、飛び出して来ましたけど。

 そんな訳で。マターリ旅(仮)にはザックスも英雄も健在です。
竜巻の迷宮で、エアリスが失踪し探索中ですが。。。
現在、海底魔晄炉。レノが巻き込まれて人質になってます。

前話は>>92-95になりますです。

102:【犬質、宇宙へ】(3)
03/06/21 19:14 iPaniUIh
 深い海の底から。海底魔晄炉の灯が沈む。
特別なマテリアを積んだ紅い潜水艦を追い、深海迄辿りついた一行。
「あ、アタシもう、駄目ー!」
「おかしくなりそうだ…」
勇者もユフィも激しく船酔いです。ぐらぐらであります。

「って、ヒュージマテリアが逃げちゃうよ!ウプッ」
強引に潜水艦に押し込まれた、そんなレノが立ち上がる。
「繰艦出来る奴は居るのか?と。」
…………………………………………………………………。
犬質以外、全員が沈黙です。
「仕方ない…舵を貸すんだ、と」
轟音と共に起動し、紅い潜水艦を目指す。
「おい!勝手に…」
レノの肩を掴んだバレットが、目を丸くする。

 手際良く黄色の護衛艦を躱し、機雷の森を縫い
エメラルドウエポンの脇をすり抜け、目標の背後に張り付く。
「スゲー!」
「──お前達が、最終的にメテオにぶつける為
 ヒュージマテリアを集めている話は聞いた。
 それなら今は手伝うぞ、と」
「…レノ!」
紅い潜水艦に魚雷が命中する。
「だが。次は又阻止してやるぞ、と」
「仕事だからか?」
赤毛のタークスが口の端を上げた。

──神羅潜水艦部隊全機。ジュノンドッグへ帰航せよ…
「ああ、こちら2号機。了解」

103:【犬質、宇宙へ】(4)
03/06/21 19:16 iPaniUIh
「さて。人質全員解放する迄、神羅が追跡するぞ?と」
「あ」
「独り言だ。潜水艦を目立たない入り江に隠して置く。
 後で取りに来い。お前達は魚雷に乗って逃げろ、と」
「あ、有難う、レノさん!」
慌ただしく勇者達が、ハッチに向かう。
「……ティファに何かあったら、ルードが泣くぞ、と」

 イルカの入り江に、勇者一行が打ち寄せられた。
柔らかく熱い呼気が、クラウドの肺腑を満たす。
濡れた、ぬめらかな感触が唇を覆い、離さない。
「──…ッ!ゲホゲホッ!」
「大丈夫かい?クラウド。溺れちゃったねー」
「イルカさん、人工呼吸ありがとう!」

   や  っ  た  な  。

「興味なんか…興味なんか無いよ!ヽ(`Д´)ノウワァァァァン」
なんかそんな表情で、勇者君はイルカさんを睨み、走り去ります。

 それは兎も角。ジュノン空港へ急いだら、ヒュージマテリアを載せ
神羅飛空艇ゲルニカが去って行く所ですた。
「あちゃー」
「追うぞ!クラウド!」
「ん~。。。ちょっと待ってくれ。
 チョコボ育成してないし、リミット集めてないし」
「ウータイにも来てないよっ!・゚・(つД`)・゚・」
「後にしろ━━━━━ !!!」
夕闇の空港の中で。
バレットに小脇に抱えられ、勇者がゲルニカを追います。

104:白 ◆SIRO/4.i8M
03/06/21 19:19 iPaniUIh
■次号予告■
魔導士セフィロス先生は、とんち小僧に云いますた。
「クラウド。お前にフォースの加護があるように」
「お師匠さま…」
「ジェ○イかよ!」
次回「ジャバウ○ックだよ、全員集合!」「ダー○ベーダー コーホー」の2本です。

105:雫夜 ◆sizukTVGK.
03/06/22 00:07 VAaa5nb2
アーロンとリュックの話を書いたので、3レス分、うpさせて頂こうと思います。
10クリアしたのは随分前なのでウロオボエな箇所が…設定とか本編と違っていたらスマソ。
一応アーリュのコイバナを目指してるんでつが…。

106:体温【1】
03/06/22 00:10 VAaa5nb2
 雷が目の前すれすれに落ちてきて、リュックはひぇっ、と悲鳴をあげながらあとずさった。
「もぉやだよ~。帰ろうよ~」
 半泣き状態のリュックに、アーロンは表情を変えることなく冷ややかに告げる。
「…『七曜の武器』はこれからの戦いには絶対必要だ」
「じゃっじゃあ、あたしは旅行公司で待ってるからさ」
 ある目的のために彼らは雷平原を訪れていた。大の雷ギライであるリュックにとって、ここは異界以上に近づきたくない場所である。
「ね、アーロン」
 帰ろう?―、普段の彼女からは考えられないしおらしさで、リュックはアーロンに頼み込んだ。
「……」
 だが彼は避雷塔の下で動けずにいるリュックを無言で一瞥しただけで、さっさと平原に戻っていく。どのみち一人では、ここから旅行公司に戻ることもできない。小さく舌打ちして、リュックは彼の後を追った。 


107:体温【2】
03/06/22 00:16 VAaa5nb2
 ザナルカンド遺跡で『シン』に対抗できる唯一の手段である『究極召喚』の真実を知り、それを召喚士に授けていたユウナレスカを倒してから、召喚士ユウナとそのガード一行は、エボンの総本山である聖ベベル宮にいる総老師マイカに会うことを決めた。
 『究極召喚』を消滅させ、エボンの教えを否定した以上、彼らの住むスピラを脅かしている『シン』が何故破壊行為を行っているのかを、マイカから聞き出す必要があったからだ。
 だが老師シーモアを攻撃し、エボンの敵であるアルベド族と手を組んだとされ『反逆者』の汚名を着せられた一行を、
ベベルのエボン僧たちが素直にマイカと面会させてくれるとは思えなかった。そしてこれからは今まで以上に激しい闘いが待ち受けている。
 そんな中とりあえず戻ったルカで、話好きな学者メイチェンに再会したのは偶然だった。
 語ってもよろしいですかな―いつもなら遠慮したい彼の長話は、一行の今後の方針を決定する重要なものとなった。
(『七曜の武器』、ですか?)
 ユウナの言葉に、メイチェンは頷いた。
(左様です。七つあると云われ、古くは千年前の機械戦争以前に造られたものだと聞き及んでおります。更にその武器に『聖印』を施すことにより限界まで強化されるとのことです)
 その後一行は、彼から教えられた『七曜の武器』があると云われる場所を巡って六種まで無事に入手し、『聖印』により強化も行った。だがしかし―。


108:体温【3】
03/06/22 00:17 VAaa5nb2
「ひゃくさんじゅうに、ひ、ひゃくさんじゅうさん、ひゃくさんじゅうよ…ひゃああっ」
「途中で二回、数え間違えていたぞ。正確には百三十二回だ」
数えながら走り回るリュックの脇に落雷しても、アーロンは表情を変えない。
 リュックは小さく唸って地面に沈み込む。
「冷静に言うけど、雷がいつどこに落ちてくるかわかんない場所で二百回なんか避けられないってば」
 雷平原で二百回以上落雷を避ける―それがルールー専用の『七曜の武器・ナイトオブタマネギ』の『聖印』を入手する条件だった。
 とりあえず二人一組に分かれてやってみるッス、というティーダの提案に従って、先のユウナレスカ戦で負傷した足の傷がまだ癒えないキマリを旅行公司に残し、一行は雷平原に散らばった。
「みんなあたしが雷大っキライなの知ってるくせにさ…リゴミモ*1…」
 思わずアルベド語が飛び出す。しばらく話していなかった言葉が出るなんて、今の自分はよっぽどテンパってるんだろうな、と思う。

109:雫夜 ◆sizukTVGK.
03/06/22 00:21 VAaa5nb2
IDがトライエ(ry
スレに書くのが久しぶりなせいか、【2】うp時にエラーが出てしまいますた。

>>104
遅レススマソ。
白さん>>86-87、禿ワラ。なつかしアニメがこんなに面白かったなんて…。
思わずザックスの顎が割れてないか確認してしまったヤシは私でつ。
笑いすぎた私の耳に飛び込んできたのはTプロデューサーのテーマソング(違)いや、ダー○ベーダーの曲でした。
あと、今回のレノ、(・∀・)スキダ!!。

>>96
カイエン話、後日談…無いんでつね Σ(゚д゚lll)
脳内で『再会』を妄想します…うぅ。
新作来たのが嬉しいでつ。感想は…長くなりそうなので次回に>リルムに共感したとだけ言わせてくだちい。
それからメル欄なんでつが…ドリルさんですよね?
ありが㌧。


110:R@no-name
03/06/22 01:00 qCuiQWLK
>104
先生! 銀河大戦のふとましいアレは「ジャバ・ザ・ハット」で
「ジャバウオック」は不思議の国のアリスでARMSですyo!

ああ、またこのスレに混じりたい……でも連載二本立てはムリポ

111:ドリル装備の名無し ◆Lv.1/MrrYw
03/06/22 01:40 LjUP8r5u
おまいら面白すぎだYO!!

>>101-104
イルカの人工呼吸に笑い、空港でのクラウドがもの凄くプレーヤー視点でさらに笑い、
次回予告の「ジャバウ○ック」を、まかり間違えて「ジャパ○ット」と一瞬読み間違えて
画面の前で焦っていたのは漏れですが、何か?(w
これは白氏の意図的なものであって、決して眼科には逝か……逝った方が良いのか?(w

>>105-108
待ってますた!! しかもFF10の雷平原! あそこの二人の描写はなかなか微笑ましい
ので好きなんです……雷避け200回は激しく健康に悪いですが。(w
焦ったときに故郷の訛が口をついて出る、という細かいところがリアルで(・∀・)イイ!
相変わらず活かし方がうまいな~、と思います。
…カイエン話はすみません。でも、ああいう玉虫色の決着的な話好きなんです。(迷惑)
お察しの通り、某所でツボの中にハマってメイチェンよろしく語ってしまったのは漏れですスマソ。

>>110
新作見たい期待sage……してみるテスト。(はじめてシヴァに萌えたあの衝撃が忘れられないらしいw)

112:家族の肖像8
03/06/22 01:52 LjUP8r5u



 一夜明けて、瓦礫の塔。
 魔大陸で甦った三闘神により破壊された世界中の嘆きを集めたその内部は、
複雑に入り組んだ構造になっていた。
 しかし、多くの仲間達がいたお陰でその道を超えていける―皆の存在を感じ
ながら―一歩一歩着実に決戦の時が近づいている事も同時に感じていた。
「皆、大丈夫か?」
 パーティーの先頭を行くエドガーが振り返って三人を見る。
「ぜんぜん問題なし!」
「年寄り扱いしおって」
「気にするな」
 とは言いながらも、やはりここに至るまでの険しい道のりは確実に彼らの体力
を奪っていた。三人の言葉を笑顔で受けながら、エドガーは逆の結論を導き出す。
「少し休んだ方がいい」
 というわけで、塔内部で見つけた安全地帯で四人は小休止をとる事となった。
 そのテントの中で。
「…………」
 四つの視線を浴びながら、相変わらず言葉少ななシャドウ。
「何をしている?」
「絵を描いてるの。見れば分かるでしょ」
 全く物怖じしないリルムの口調に、だがシャドウは淡々とした声で問い返す。
「俺を描いても何の得にもなりはしない」
「あたしが描きたいから描いてるだけだよ」
 結果は、リルムの圧勝だった。
「…………」
 無言のままテントを出ようと立ち上がるシャドウに、リルムの声が飛ぶ。
「もうちょっと座ってなよ! すぐ終わるから」
「俺は絵を描いてくれなんて頼んだ覚えはない」
 しかしリルムの横から動きそうにない相棒インターセプターの様子に気付くと、
仕方なしにシャドウは少女の言葉に従い、再び腰を下ろした。

113:家族の肖像9
03/06/22 02:00 LjUP8r5u
「……難しいね」
「何がだ?」
 暫くして、リルムはスケッチブックから目を離さずにぽつりと呟く。
 取り立てて興味があるという訳でもないが、話の先を促すようにシャドウが問う。
「アンタの絵、いっつもうまく描けないんだ」
 それに応えるように、リルムはペンを動かす手を止めないままでまた呟く。
「そのマスク、取ってくんない?」
「断る」
 目の前に座る小さく偉大な画家の願い出を即答で拒否したシャドウに、
少女は思いっきり憎たらしい声で反撃を試みる。
「ケチ」
「何とでも言え」
 少女のささやかな反抗も、意に介す様子はなかった。
 しかし、居心地の悪い場所ではないと感じていたのだろうか―スケッチが終わるまで
シャドウは静かにその場に座していた。

114:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/22 06:25 kzb4DyGe
>>110
あ、あえてツッこまなかったのに…(・∀・;)
ARMSネタもよいかなって…w

115:作者
03/06/22 11:34 QcZAmpdL
>104 先生!次回予告のツッコミ、誰が突っ込んだのか気になって夜も眠れま千!
それより随分前の予告の、セクシーパルマーたん/ヽァ/ヽァがホントに気になって夜もry

>ドリルさん
遅れながら、是懸想人乙でした!
いい年こいてエロ本持ってる侍にハァハァして…ウッ(´д`)な香具師がここに。
漢ならエロ本は聖書(バイボー)だらジャァスティイッス!

雫夜さん新作キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!
でも自分10は未プレイな罠(DEATH

116:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/06/22 14:05 yfRTalfU
>白さん
ありがとー
これで安心して楽しめます 感謝

なんかこのスレ、職人さんたちの活気と熱意に満ちててレス見てるのも楽しいよ
いつもロムってるけどみなさんの作品楽しみにしてるYO!

117:R@no-name
03/06/23 00:33 yyYiAqOO
話の読めない漏れでゴメンね

   ||
   ||
 ∧||∧
(/ ⌒ヽ)
 | |   |
 ∪ 亅|
  | | |
  ∪∪
   :
   :

 ‐ニ三ニ‐

>111
リン「大召喚士様であれ送料は貴方が負担ですよ(ニヤリング)」
たかたシャチョーAA略(ターn)

118:ドリル装備の名無し ◆Lv.1/MrrYw
03/06/23 01:28 pAbIZn/s
>>115
ヤパーリ「チョットえっちな本」ははずせない貴重なアイテムですよね!(違
腐っているであろう魚も、しっかり重要アイテムとして持ち歩いている彼らに乾杯。(w
サザンクロスの続き楽しみにお待ちしてますsage~。

>>116
ボケ、ツッコミ、イッパツネタもщ(゚Д゚щ)カモーンなスレなので、いつでもお待ちしてます!

>>117
生㌔!(一度使ってみたかったコレ。w)
…って、そこで何故吊っているんだ!?…………しかも送料自己負担なのかYO!!
危うくツッコミ損ねるところですた。(w
漏れがR@no-nameさんの新作で(*´Д`)するまでは逝ってもらっては困r(問題はそこなのか?)

119:家族の肖像10
03/06/23 01:32 pAbIZn/s


 テントのすぐ外では、エドガーが手に抱えた機械と向かい合って入念な整備の
真っ最中だった。
 100%の動作率と安定した威力は、こうして戦闘の合間合間に細かく行われる彼
のメンテナンスの賜といえる。
「相変わらず、機械の手入れには余念がないな」
 エドガーが作業に没頭していたせいなのか、それともアサシンとしてのシャド
ウの職業がそうさせたのか、声をかけられるまで彼の気配に全く気付かなかった。
「こう見えて機械も繊細なんだ……もちろん、扱いはレディの方が難しいけどね」
「お前も少し休んだらどうだ? ここは俺が代わろう」
「ありがとう。そうさせてもらうよ」
 一見すると息が合っていない様にも見える二人の会話だが、話が早いので余計
な気遣いをせずに済む、互いに気の置けない相手だったようだ。
 テントへ戻るエドガーの後ろ姿を見ながら、やはり一人の方が落ち着くなと実
感しつつも、心の中に浮かんだ言葉は。
(……仲間、か)
 ビリーと別れて以来、そんなものとは無縁の生活を送って来た。孤独が好きな
のではない、慣れざるを得なかった。
 しかしそれも、もう終わる。

120:家族の肖像11
03/06/23 01:37 pAbIZn/s
(……もうすぐ)
「三闘神か……ケフカがおる場所じゃのう」
(!?)
 ひょっこりと、いつの間にか背後に立っていたのはストラゴス。
(この翁、今まったく気配を感じなかった?!)
 シャドウにしては珍しく動揺に揺れる瞳は、幸いなことにマスクが隠してくれ
る。何事もなかったかのように顔だけを向け、いつもの淡々とした口調で対した。
「ここは俺がいるから大丈夫だ、中で休んだらどうだ?」
「お主こそ疲れておるのではないかな? 集中力が欠けておるゾイ」
「…………」
 めざとい翁だ、と内心で思いながら。もちろんそれを声に出す事はなかった。
「わしはまだ、孫にちゃんと似顔絵を描いてもらった事がないゾイ。お前さん、
さっき描いてもらっておったじゃろ? 羨ましいのォ~」
「俺が望んだ訳じゃないからな、別に嬉しくはない」
 素っ気ないシャドウの返事にもめげず、ストラゴスは話を続けた。
「サマサに帰ったら、大きな絵を描きたいって張り切っておったゾイ……みんな
の事を描いた大作じゃと」
 まるで我が事の様に嬉しそうに話すストラゴスの姿を見下ろしながら。心中に
わき起こる懐かしさにも似た感覚は何だろう―そう、僅かに戸惑いながら。
「そうか」
 それでも普段と変わりない調子を装ってシャドウは答える。

「絵が完成した時には、お前さんにも見に来て欲しいんじゃ」

 まるで何かを含んでいるようなストラゴスの言葉が、最後までシャドウの頭か
ら離れなかった―それが、自分の抱く大切な何かに気付くきっかけになった事
を知るのは、それからすぐ後だった。

121:白 ◆SIRO/4.i8M
03/06/23 17:16 Jfxj/99V
雫夜さん
ア-リュキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!
冷静なアーロンも、表情豊かで一所懸命なリュックも素敵です!
「たまねぎ剣士ぬいぐるみ」の運命や如何に?!(違

R@no-nameさん
つ、吊らないでください~!。・゚・(ノД`)・゚・。
こうなったら!英雄さんに人工呼吸して貰うしか!(激しくスレ違い)
愉快な突っ込み、有り難うございますです。
素で間違えた(……。ゴメンポ)のが、お陰様でボケに昇格*致しました。
元々「さあ、あなたもボケやツッコミをがんがん書き込もう!」BYラト-ムさん。
と云うスレであります。SS投下無しでも、こちらでマターリ構ったり遊んで下さると
幸せです。正直、素敵英雄SSを書かれる職人様に、コメント頂けてハァハァハァハァ(´д`*)
スレリンク(ff板:276-280番)

ドリルさん
シャドウカコ良いです!リルムに描きにくい、彼の心には
何が有るのでしょうか。。。ストラゴスの描写が飄々として深いであります!

114さん
お気遣い申し訳無い…(;´Д`)ARMS好き過ぎて本気で間違えマスタ。。。
ラビットに蹴られて逝って来まーす! お気軽にツッコミキボンヌです。

作者さん
先生!瓶さんのセクシーポインツは何処でありますか!(又もスレ違い)
予告突っ込みは主にザックスです。作者さんの文章に(*゚Д゚*)=3=3 ハァッハァッ

116さん
>なんかこのスレ、職人さんたちの活気と熱意に満ちててレス見てるのも楽しいよ
有難うございます。感謝致しますです-。゚(゚´Д`゚)゚。

122:興味無いね(´ _ `*と愉快なマターリ旅(仮)
03/06/23 17:18 Jfxj/99V
■今迄の粗筋■
RHさん「悪魔の飽食を地で行く人でした。結局自分にも実験して…。
     私を想ってくれる方も居りますが、30年来の引き蘢りで。
     息子はグレて行方不明です」
SHさん「ええ、いつも宇宙宇宙と。今は会社にも干されて
     侘びしく壊れたロケットを磨いてますよ」
AGさん「デート中、他の女の子、見てました。しかも、失踪しちゃって。
     でも…今好きな人、ごつい男の人とデートしたんです」
TLさん「駅でうずくまってる男の顔見たら、元カレでした。
     今ですか?廃人状態で療養中です」
YKさん「…だ○んずうおーかーに、相談した方が良いんじゃ?」

えー。。。前話は>>101-104になりますです。

123:【犬質、宇宙へ】(5)
03/06/23 17:23 Jfxj/99V
 苔むした、古いロケットに、小さな蜥蜴が登る。
柔らかな外装に啄木鳥が穴を穿ち、苔達は胞子を振りまく。
そのロケットが、稼動し始めた。

「お!艇長お帰り!」
「ロケットが飛ぶのか?」
「シエラが整備した。完璧だよ、艇長!」
「Σってちょっと待って、ヒュ-ジマテリアはー?!」
ドタバタと、ロケット発射台に向かう一行。

 その足許に、銃弾が打ち込まれる。
ティファがタ-クスの弾丸をすり抜け、足技を寸止めする。
「邪魔しないで!」
ルードは肘でガードし、束の間、笑う。
「……セフィロス。生きていたなら何故、神羅に戻らない?」
「ロケットが飛んで、実験データを送信すれば。
 いずれ私も…大いなる厄災生まれし星へ、戻れるかも知れない」
「ウル○ラマンみたいだ。。。(;´Д`)」
「ならば……神羅に協力してもらいたい」
「しかし。今神羅に残されたヒュ-ジマテリアは1つ限り。
 当初の予定よりも、遥かに破壊力が失われている。
 私は──確実にメテオを壊せる方に付く!」

 ルードの拳が、地の底から火竜を覚醒させる。
英雄の剛撃が、劫火を解き放ち。瞬く間にルードを、瀕死に追い込む。
「……一撃、か……」
エクスポーションを持ってきたティファを制し
「今日の…仕事は、終わった…」
そう呟き、ルードは手を振った。

124:【犬質、宇宙へ】(6)
03/06/23 17:25 Jfxj/99V
 一方。腹巻ヒゲ親父艇長は、駄洒落親父を蹴り飛ばし
ロケット操縦席の通信機に怒鳴る。

「何でミサイルじゃ無く、ロケットを使うんでぃ!」
『うひょ?決まってる、飛ばす為うひょー!』
「……ああん?」
パルマ-宇宙開発部門総括は、マイクを握り締めた。
『本当は、自分が一番宇宙に行きたかったうひょ。
 だから…だから、宇宙飛行士を応援しようと思ったんだよ~ん』
「──!」
『ロケット計画が頓挫しても、必死でロケットの予算や
 維持費管理費人件費、毎年確保したよん!うひょ!』
「パ…パルマ-。あんた、漢だぜ…!」
シドの背後に、飛空艇演歌が流れてます。
♪ゆっくぞ~星のぉおお大海ぃ♪(以下略) キョウミナイネ(´ _ `*
『壊れて飛べなくなる前に、一度は宇宙へ!うっひょひょ!』
犬質をダッコしたまま、勇者一行は宇宙へ向かいます。

 大気の無い虚空へ。太陽風はうねり、星々は息づく。
「どったの?」
黒衣の魔王は顔を覆う。
「帰って来た…かつて私は此処に居た」
声が微かに震えている。 長い前髪が顔を隠し、表情が見えない。
「今、分った。私は──ジェノバは
 ただ、宇宙に戻りたかったのだ」
「ジェノバではなく。あんたは、どう思うんだ?セフィロス」
勇者の問いに、英雄は首を横に振る。
「私は、星を護りたい。今はそう思う」
5度の太陽の死を経て、生まれた星系。銀河が絡み合い、又離れる。
星雲そのものが、意志を持った生き物であるが如く。

125:白 ◆SIRO/4.i8M
03/06/23 17:27 Jfxj/99V
■次号予告■
 お寺の…ゲフン 教会の鐘がゴーンと鳴って、鴉が鳴く空の元。
クラウドは魔法使いの弟子。騎士ザックスさんとお喋りしてます。
「うわあ!格好良いバスターソードだね!」
「剣に高枝斬り機能もお付けして、今なら何と9480ギル!」
「早速枝を払ってもらおう」
騎士は銀髪の大魔導士に連行されますた。
次回は「ジャ○ネットたか(ry」「ミラクル正宗も憑いてます!」の2本です。


FFの1行リレー小説スレ、まだ一杯ありますた。・゚・(つД`)・゚・スイマセン

泣くぞ すぐ泣くぞ 絶対泣くぞ ほ~ら泣くぞ 4
スレリンク(ff板)l50
FF学園その12~血の十二限~
スレリンク(ff板)l50
【一文ずつレスして文章を作っていくスレッド~第二巻~】
URLリンク(www.tiara.cc)

126:ドリル装備の名無し ◆Lv.1/MrrYw
03/06/23 22:31 uTLAvCuR
>>122-125
なんか…読んでいくうちに「FF7がこういう話だったら良いな」と思ってしまってる
自分に気付くんですが…。(突っ込めなくてスマソ) なんだろう? うまく言えませんが
実は7って敵って言う敵がいない話なのかも知れないと認識を改めさせられますです。
その前にパルマー……素敵過ぎます!!
リルムがいたら危うく「うひょうひょ野郎」と勘違いされている所ですが。(w


関係ないですが、神羅幹部のなかで(生身で)一番強いヤシって、
実はパルマーだったんじゃないかと疑惑が浮上しているんですが……。(人は見かけによらない)

127:家族の肖像12
03/06/23 22:37 uTLAvCuR



「死ぬと分かっていてなぜ生きようとする? 死ねば全てが無に帰すのに」
 力の傀儡となり果て―既にケフカ自身に人間としての心が残されていたのかは
分からない―狂ったその男、自分たちが目指して来た目標が眼前に立ちはだかる。
 そして。
「お前は見つけたのですか? この死に絶えようとしている世界で……」
 ―ここまで辿り着いた彼らに、男は生きる理由を問う。
 それはケフカの身を借りて、力そのものである三闘神の放った台詞なのかも知れない。
「見つけた!」
 しかし、仲間達の声にためらいは無かった。
 この長い旅路の途上で、あるいはその果てに―見出した大切な物がある。彼
らは各々が抱く“大切なもの”のために、ここまで来たのだから。
 そして今、問われてはじめて晒したシャドウの胸の内。

128:家族の肖像13
03/06/23 22:37 uTLAvCuR

「友と……家族と……」

 暗殺者であるが故に、心を閉ざし孤独に生きてきた時間。
 友を見捨てた自分をあたたかく迎え、受け入れてくれた愛おしい人の存在。
 そして―。

「心の中の妻と子」

 家族。
 シャドウの心の深淵に描かれた、肖像。
 それはカイエンと同じ様に故郷の匂いをのせて漂う、穏やかな記憶。

「仲間がいるクポ!」

 平和を手にするために集った仲間達の、勇姿。
 それらは即ち―希望の光。

「命…夢…希望…。そんなものは……この私が破壊する!!」

 ―今こそ、1000年に及ぶ哀しみの連鎖を断ち切る時。
 三闘神からの、真の意味での解放を賭けて。託された幻獣の力を借りた最後の戦いは、幕を下ろした。

129:家族の肖像14
03/06/23 22:46 uTLAvCuR


 それは希望という名の光が、勝利を収めた瞬間。
「崩れるぞ!!」
 神々しく輝き、禍々しい光を放ったその塔が―主を失い崩れ落ちる。そこに
集う、希望を呑み込まんとする勢いで。
 しかし、そこから彼らを救い出したのも新たな希望の声。
「助けに来た!」
「さあ急げ! この先に飛空艇が停めてある」
 それは飛空艇に待機していたウーマロとセッツァーだった。
「さあ、行きましょう!」
 ―塔の崩落まで時間がない。けれど、皆がいるからここまで来れたんだ―
その自信が、仲間への信頼が、何より自分たちの抱く大切なものが。今の彼らを突き動かしていた。

 脱出の途中、リルムとストラゴスは他の仲間達とはぐれてしまう。
 崩れ落ちる瓦礫の合間を縫い、必死に出口を目指して進むも、幼い少女と年老
いた青魔道士には厳しい道のりだった。もしかしたら、そんな考えが脳裏を掠める。
 ―最期かもしれないでしょ?
「おじいちゃんダメだよ! あきらめちゃ」
「すまんのォ」
 ―だから全部。
「弱音はいてると、似顔絵かくぞ!」
「あわわ。それだけは勘弁ゾイ」
 ―話しておきたかったの。
「……でもね、いつか本当の似顔絵をおじいちゃんに描いてあげたいの」
「リルム……よせい、こんな時に……かすんで前が見えんゾイ」
 ―ううん。話すだけじゃダメだよね。
「だから帰ろう……サマサに!」
 ―やっぱり、絵は描かなきゃ!

 みんなの姿を、一枚の絵に。
 忘れる訳ないけど、そこに集った証……だから。


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