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FFカップルのエロ小説が読みたい - 暇つぶし2ch399:スニフの恋人/姐 ◆ane/8MtRLQ
03/05/12 21:28 iosyY5+t
「シグネってエマ先輩の事知ってるよね?」
買い物に行った週明けから、私は時間があると実習室に篭っていた。
お母さんが作ってくれたお菓子のうち日持ちする物はここに持って来て皆に食べてもらった。
セーラは私に尋ねながら、残りわずかになったクッキーを火薬用に常備してあるはずのシリカゲルの
特大缶から取り出してかじっている。
「知ってるけれど……どうしたの?」
「私、同じクラスなんだけどSeeD試験の事前選考から落ちちゃったみたい」
セーラはSeeD候補生の剣技・特殊武器使用者クラスに所属しているのだ。
「エマさんが?」
「うん。それとあたしも」
セーラはクッキーを食べ終わると指を拭きながら口をちょっと尖らせた。
「あたしはまあ、仕方ないかなとは思うんだよね。最近SeeD資格よりこっちの方に必死になってるから。
エマ先輩は気の毒だったよ。体力測定の基準が今回はいつもより厳しかったみたい」
「基準て、そんなに変わる物なの?」
私の質問にセーラはバンダナをむしりとって頭を掻きながら答えた。
「最低ラインは変わらないんだけど、その時SeeDが不足している分野を埋める感じではあるかな。
今回は作戦能力とか知識よりバトルでの戦闘力重視みたい」
SeeDは様々な能力を必要とするが、個性を重視するガーデンは全てを一定基準の成績でクリアしていれば
苦手分野があってもそれを補って余りある特技があればSeeDとして認める事もあるらしい。
「前回の基準だったら体力測定値はなんとかクリアできたはずだからショックも大きいみたいだった。
オリー先輩がすごく一生懸命慰めてたよ。それでシグがどうとかって、あんたの名前も出てたよ」
だから聞いてみたのだ、という風な様子のセーラにそれ以上質問しても仕方ないような気がしたので私は手を止めたついでに
お茶を淹れようとした。
するとちょうどジョージがやってきた。
「お。今日は早いな」
ジョージが私を見て言う。私は必須の授業が他の人より多い関係でここに顔を出す時間が比較的遅めなのだ。
「コーヒー飲む?」
先輩が先に声をかけてくれたので私はお願いする事にしてクッキーを出すために缶を開けた。


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