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FFカップルのエロ小説が読みたい - 暇つぶし2ch392:road to home-こころの故郷8
03/05/12 01:03 /LyJWeOb


「拙者は先王の頃よりドマに仕えておりました故……」
 ケフカの卑劣な攻撃によって滅んだドマ王国最後の王。元々カイエンは彼の父
に仕える侍であった。
「陛下が王に即位される以前から存じ上げていたのでござる」
 文明も文化も違うフィガロとドマをそのまま比べることは出来ない、と前置き
した上でカイエンは話を続ける。
「先王もドマの政を統べるお立場でしたから、陛下と水入らずで過ごされる時間
をもつ事がかなわず……口には出しておりませんでしたが、察するところ陛下も
淋しい思いをなさっていた様でござる」
 エドガーは手元の作業を止めて、カイエンの方をじっと見つめたままで話に耳
を傾けていた。
「拙者が妻をもらい子をもうけて以来、陛下は事有る毎に拙者の家族を気遣って
くれたでござる―『妻や子にとっての、こころの故郷になる事がつとめだ』と」
 ドマ城が陥落したあの日、主君の元へ駆けつけたカイエンの呼び掛けに、毒に
冒され呼吸すらままならない状態に置かれても尚、王は彼の家族の所へ急ぐよう
にと告げたのだった。
「恐らく陛下ご自身の体験から、拙者の家族の事を気遣って下さったのだろうと
思うのでござる……しかし」
 あの日の悪夢が頭の中をかすめる。忘れる事はできないが、もう囚われることはなかった。
「たとえ血の繋がりがなくとも、こころの故郷である事は可能でござるよ」
 エドガーへ真っ直ぐに向けられた瞳に宿る優しさと決意が、何より雄弁に物語
っている。信じた者、愛する者を守るために戦って来た男が持つ“強さ”を確か
に感じた。力や権力ではない、けれど揺るぎない“強さ”を。
「…………」
 そんなカイエンの姿に、どこか懐かしい思いが重なる。魅入られたように呆然
としていたエドガーだったが、やがてそれが何であるかに気付き、苦笑にも似た
笑みを漏らす。
「……二人のドマ国王はきっと幸せだったでしょうね、こんなに頼もしい人が傍
にいてくれたのだから」
 それは心の支えであり、未だに超えることの出来ない目標であった父王の姿そのものだったから。


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