03/05/04 03:08 v0m7Glch
サイファーは、無意識に自分の前髪を掴んでいた。
「その先は……俺はまだその気にはなれそうにない」
「まだ不安なの?」
「わからねえよ」
リノアの方が、互いの関係を狭めるのに熱心だった。無頓着とも思えるほど大っぴらにモーション
をかけてくる度に、サイファーは、心臓が焼け焦げる思いをしてきた。
「どう答えてやればいいのか、俺にはまだわからねえ」
欲求だけなら煮詰めてジャムに出来るくらい有り余っていたが、それをリノアの前で見せること
だけは避けてきた。
「じゃあ……さ、私で練習してみない?」
不意に、シヴァの手が肩に触れた。
「な!?」
返答を考える間もなく、青白い彫像を思わせる肢体が、サイファーを仰向けにして跨いでいた。
不敵というべきか、無邪気とも感じられる笑みをたたえながら、サイファーの胸に手を着き顔を
見下ろしていた。
丁度、二つの膨らみが腕に挟まれ、谷間を強調する格好になっていた。
「シヴァ!?」
「大丈夫よ、サイファー」
何が大丈夫だ、と言いかけたところで、口を塞がれてしまった。
リノアとのキスより、何倍もこそばゆい感触がした。
感覚を共有しているせいだろうか。シヴァの分も同時に感じている気がした。
「私も貴方が好きなんだから」
シヴァの唇には、冷気ではなく、ほのかな微熱が含まれていた。
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続きはピンク板に移動予定でつ~
(おぬうど描写&一緒にお風呂くらいならここでもおけ?)