03/04/28 22:00 GQeVLnzu
空を埋め尽くすガルキマセラの大群。遠く地平線からはベヒーモスの咆哮が聞こえる。
ここはエスタシティのはずれ。雷神は、ひとり立ち尽くしていた。
何故、彼が此処にひとりでいるのか。話は五時間ほど前にさかのぼる。
エスタから、月の涙による被害のため、バラムガーデンに救援要請があったのだ。
自室で昼寝をしていた雷神は、突然の呼び出しにすぐに対応した。
もともと傭兵を育てるためのガーデンである。この程度の事は日常茶飯事であるのだ。
しかし、今日はいつもと決定的に違うことがあった____________