FFカップルのエロ小説が読みたいat FF
FFカップルのエロ小説が読みたい - 暇つぶし2ch2:電撃蝸牛ユミール@巻き糞殻 ◆/wL2koyEC2
03/03/27 23:53 7Hz0Rh/i
2

3:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/27 23:53 znj6j5HQ
b

4:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/27 23:53 WTpaIgtY
どうも

5:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/27 23:54 BlbDwy7Z
バレット×ルーファウスでひとつ。

6:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/27 23:56 M8VMem+/
過去を見つめぬ者に“成長”はない。

美辞麗句で未来を語っても
地に足がついていなければ“進歩”はない。

“魔”よ、去れッ!!

7:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/27 23:58 feAhMpdx
518 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ 投稿日:03/03/27 22:51 ID:BRXbdnGX
こないだ友人に
「最近ゲームやってる?」って聞かれたから
「ああ、やってるよ」って答えたんです、そしたらさらに
「何やってるの?」って聞いてきたので
「FF10-2」って答えたんです。そしたらソイツは
「えっ!?」って驚いた顔してから「うわ~」と軽蔑の表情になりました
俺が怒って「な・・・何だよ!」って言ったら
ソイツは苦笑いしながら「いや、別に・・・」
その日からソイツは俺に対して冷たく接するようになりました

それ以来俺はFF10-2をやってるって事を公言しない事にしました
部屋の鍵を閉めて、ヘッドホンでプレイしています

ところで、皆さんにお聞きしたいのですが
ユ・リ・パの温泉シーンはどうやったら見れるのでしょうか(*´Д`)   

8:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/28 00:05 tKzN3hvN
>>7
さっきからウザイよ
他にやることないのか?カワイソウイナヤツ

9:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/28 10:36 QDLx4F8K
>>7
掲示板でアホみたいに出てるから、自分で調べろ

10:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/28 11:52 hBXjy3/k
10ゲット

11:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/28 13:20 MEx6tT/v
本当に最高になりうるカップルはエアリスとティファ。
この二人がデキちゃったら、きっと男など入りこむ余地無くなる。

12:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/28 17:31 mYuQ7Hho
て優かマジな話官スレだろ・・・。
エロ小説読みたいけど、職人さんがここでうpするとまた削除食らう罠を
おそれてエロ小説はうpできん罠。

13:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/28 18:30 79Rc9/Oq
ぼくのなまえはくらうど。
きのう、えありすちゃんのいえで、えありすちゃんといっしょにねました。


おしまい。

14:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/28 21:14 tpQem7Ob
そのときマッシュの息は荒く乱れていた。
「オ、俺、もう我慢できない!ずっと前から好きだったんだ!」
そう言うや否や、マッシュは後ろから抱き付き、そして相手の股間に手を伸ばした。

「なにをするでござるか!マッシュ殿!!!」
以下略

15:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/28 22:40 5wHFI+fW
>>14
続きキボン

16:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/29 07:43 kCPnCphR
>>15
カイエンはマッシュを拒絶した。しかしミナに先立たれてからかなり経つカイエンの肉体は奥で疼きはじめていた。
思いがけない反応に戸惑うカイエン。
「ウゥッ・・・こ、こんなの拙者じゃない!」




以下略

17:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/29 10:28 Z5V3lizs
>>12
>エロ小説読みたいけど、職人さんがここでうpするとまた削除食らう罠を
おそれてエロ小説はうpできん罠。

横レススマソなんすが…。(;´Д`)
他所の板にFFエロ小説専用スレ、出来てますたよー。
…と言う訳で。ココはカポー小説を偽装しつつ
小学生が読んでも大丈夫な、お笑いネタスレとなりますた。(激しく違)

その頬が豊かに脈打つ、デブモーグリの腹にパフパフした。
柔らかく滑らかな毛皮。輝く毛並みに躯を預け、包まれ、
クラウドは紅潮し、陶然と酔い痴れる。
「……………クポー。」
「モ-グリ、パ、パフパフさせてくれ…!l \ァl \ァ」
「あ、あきませんて!クラウドさん!モ-グリはワイの一部なんや!」
ケット・シーの叫びは届かず…力強い肱が、するりと
デブモーグリの豊潤な胸に触れた。
「いけませんッ…て…!」
パフッ…。
ふうわりとした、羽毛のごとき音と共に─クラウドの双眸が伏せらr
(以下略)

18:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/29 23:12 YWNf6me/
>>16
「拙者ではござらん」の方がそれっぽくて(゚д゚)ウマーな気もする。。。(w
以下略せずに書き続けてホスィー…。

>>17
え? そんなのあったんですか?

エロ描写出来ない漏れには打ってつけのスレかも知れない。(w

19:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/29 23:12 YWNf6me/
しまった…。


激しくスマソ

20:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/29 23:16 naiRmLjH
なんでこんなにエロに厳しくなっちゃんたんだろう…俺の好きなFFDQ板はこんなとこじゃなかったはず…

まあ愚痴っても仕方ない…なんとかうまく利用できないものかね…
お笑いスレにするのはなんか負けるみたいで嫌だ…
ああでも読んでみたいと思う俺がいる…

21:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/29 23:30 zs0TQ7yp
以前は千夜一夜スレとかあったよな?
俺も2つほど書かせてもらったが。

22:YahooBB219177058008.bbtec.net
03/03/29 23:32 2VDpVolD
>>1
URLリンク(icelake.hp.infoseek.co.jp)

23:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/30 00:04 PdZe4LQx
>18 >21
FF・DQ千一夜物語 第413夜
スレリンク(ff板:40-43番)
漏れ小説書けないので、ついギャグに走りマスタ…スマソ
あちこちで、住み分けが進行中っぽいような。
逆風なれど、職人様にはエールを送りたいです。。。(ノДT)

24:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/30 00:07 XvDreuZ3
FFで一番のエロカップルと言えばセシルとローザだよな

25:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/30 00:18 RwOt7Bx6
セシルとポロムで誰か書いて

26:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/30 22:12 PqxPw/Zr
>>23
あれ? 千一夜スレ復活してたんですか?
ありが㌧。
漏れはギャグとエロが書けないので、両方書ける人が羨ましい。
読むのは好きなんだけど、書けなくてトホホ。


試しにリクエスト書き逃げテストで
シドとシエラをキボンヌ。マターリしてて良いカップルだとは思うが、エロって思いつかないので
あえて(w

27:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/30 23:53 6mhNtDaV
シド「うらうら!」
シエラ「あはんあはん」



















書いててむなしくなって独り身の夜

28:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/31 19:39 TpCwC4rf
>26-27
激しくワラタです!

>>20
マジレスしると、「児ポ法」「青環法」の絡み
とかと、関係があるのかも知れません…。

シド×シエラ、私もマターリで好きです!
誰か書いて-…。。。漏れは文章書く事自体無理ぽー ウワァァン(ノД`)

29:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/03/31 22:33 jwduVT4K
万年SEED候補生のサイファー。魔女が倒されてもそれは変わりません。そして一年後。
試験の最中、ふとサイファーが風神雷神に言いました。
サイファー「、、、なあお前ら、いつまで俺について来てくれるんだ?」
雷神「何言ってるもんよ!死ぬまで一緒だもんよ!」
サイファー「雷神、、、」
雷神「風神もそうだよな!」
風神「無論」
サイファー「、、、すまねえな。こんな話して。ありがとよ!じゃあ、行くか!」
雷神「おう!」


風神「(あなたと、、、一緒にいられるなら、、、)」
サイファー「ん?どうした?風神」
風神(ドキッ!)「異無!(///)、行!」
サイファー「?」

雷神「(青春だもんよー)」

そして、彼らは次の戦場へ向かって行くのでありました。



駄文長々とスマソ

30:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/01 00:19 oKZaByHY
>>27
おぉ、何とリクエストに応えて……って短過ぎだYO!!(w
シドシエラ(・∀・)イイ!って言う人いてくれてヨカタ……漏れにはネタがないので(´・ω・`)

エドリルは需要があれば書きます。っていうか書かせて下さい。(w

>>29
静かに見守ってる雷神タン萌え~(w。
ところで8ってそれぞれカップル出来るけど(キスティスはキャリアウーマンかカドワキ先生として)
雷神ってどうなるんだろうな? といつも疑問に思ってるんだが…。

余計なお世話か。(w

31:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/01 00:32 vGXuX3iY
エドリルきぼんぬ。

32:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/01 00:43 UQdXc8R5
>>29
なんだか爽やかで幸せでつね!(・∀・)イイ!

>>30
同じくエドリルキボンヌします。

シエラの白い項を、無骨な指が掴む。
「…ぁ…っ!や…ッ」
汗ばんだ男の掌が、女の幽かな熱に気付く。
シドの舌が己の唇をなぞる。
「熱くなってやがるな。へっ、こいつはどうだ?」
「──!それは…。」
芳香を放ち、ぬるりと糸を引く薬剤の感触。
敏感な身体に塗り込まれた薬。そのあまりの刺激の強さに
細い、小さな悲鳴が絞り出される。
「…あっ!ゆ、許して…。」

「んぁ?わり。冷たかったか?」
「最近肩凝りが酷くて…。」
艇長は何も言わず─サロンシップを奥しゃんに貼りますた。おしまい。

何かもう、カポーじゃなくてギャグにもならず。鬱出汁脳。

33:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/01 01:07 wh9k4y6G
うーむ、キスティスはいい男に見初められて過去を振り切って幸せになてホスィ、、、。
まあ、脳内補完の域を出ないでつが、、、。

34:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/01 01:13 oKZaByHY
>>32
サロンシップかYO!!(w
でも、リクエストに応えてくれてありが㌧! 漏れの中でのシドシエラは
まさにこんな感じなんだよな……。

>>31-32
実はスレリンク(ff板:205-213番)の続き…なんです。
エロもないし(書けないんだYO!!・゚・(ノД`)・゚・)


需要がないと分かったら、大人しく引き下がりますので、マターリお付き合い頂けると
幸いです…。

35:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/01 12:47 /IwXPTfs
>>30
そう言えば保健室でいい雰囲気だったと思うのは漏れだけか?>カドワキ
(校内放送あたりだったと思う)
>>34
書(描)きたいから書(描)く、それで(・∀・)イイ!と思うがどうよ?
エドリルって6だっけ?


エロでも非エロでも漏れは大歓迎なので、SS投下期待sageで。

36:エドリルです。
03/04/02 01:38 xGO2RPl9
>>34 dat落ちしているので一応…。
あらすじ
ケフカとの死闘からちょうど1年後。着実に復興を遂げる世界の中で
飛空艇ブラックジャックに集った仲間達は、再び瓦礫の塔跡地へと赴く。
ケフカの暴走により犠牲となった多くの者達と、塔から唯一戻らなかった
シャドウを弔うために。

それぞれ別の道を歩む仲間達の久々の再会。互いの無事を喜びあう
皆の表情は、1年前と変わらない。
しかし、ここにかつて共に旅をした全員が揃うことは叶わなかった。

つかの間の再会を終え、飛空艇に残ったセッツァーに
リルムはフィガロへ連れていって欲しいと願い出た。
彼女はその日、とても不吉な夢を見たのだという…
「フィガロ城が崩れ落ちる夢」を。

セッツァーは半ば押し切られる形でリルムの申し出を受け、二人はフィガロ城へ向かう。

広大な砂漠の中にそびえるフィガロ城。
しかし、この時フィガロ城に起きていた前代未聞の政変騒動に二人は巻き込まれる事に…。

人質となった国王救出のため、セッツァーは飛空艇を駆り、リルムは城へ乗り込もうとしていた。

37:砂漠の王と風の覇者10
03/04/02 01:42 xGO2RPl9
 飛空艇でサウスフィガロに向かったセッツァーを見送り、砂漠に一人残ったリ
ルムになす術などなかった。世界から魔法が消えてしまった今となっては、彼女
の高い魔力は何の意味もなさない。
 だが、そんな事で引き下がるほど聞き分けの良い性格でないことぐらいは充分
承知している。
「……私が交渉役になってあげるわ」
 自信に満ちた表情で彼女は進言する。
「し、しかし……」
 先ほど飛空艇に向けて救援を求めた兵士はどうやら親衛隊の一員だったらしく、
大臣と共に犯人との交渉にあたっていたらしい。二人はリルムの言葉に困惑の色
を隠せなかった。
「大丈夫。私なら相手だって油断するでしょ? その間に内部の状況を探れるじ
ゃない。まずは情報集めないと作戦の立てようがないんじゃないの?」
「それは仰るとおりですが……しかし」
「15分。この間さえ持ちこたえればあとは仲間が来てくれる。……何とかなるわよ」
「ですが、犯人の正確な人数も分からないこの状況で、リルムさん一人では……」
 行動を起こす事を躊躇う二人に、リルムは強い口調で言ってのけた。
「言っておくけど、私だって瓦礫の塔に乗り込んだうちの一人よ?」
「だからこそ。……エドガー様の大切なご友人であるリルムさんを、危険な目に
遭わせる訳には参りません」
 老齢の大臣が諭すように言うが、それに黙って頷く娘ではない。
「『だからこそ』はこっちのセリフ! あなた達にとってエドガーがとても大切
な存在なのと同じように、私達にとっても大切な仲間なのよ。ピンチだって時に
黙ってられる?」
「……なるほど、口達者なお嬢さんだ」
 半ば諦めの境地で兵士が呟くと、その言葉を待っていたと言わんばかりに満面
の笑顔を浮かべて言い放った。
「交渉役には打ってつけじゃない!」
 こうして、リルムは占拠されたフィガロ城への潜入を果たしたのだった。

38:エドリルです。
03/04/02 01:53 xGO2RPl9
書きたいから書いてみる事にしました。(w
エドリル……17歳年の差は犯罪ですか?

そこが萌えなんだよ…って事を表現してみたかったんだ。…長くてスマソ。


漏れのリクエストはシドシエラ。そしてキスティス先生激しくキボンヌ!!
(キスティスの相手は誰なんだよと小一……略)
カドワキ…カドワキって誰だ!? FF8が手元にない・゚・(ノД`)・゚・

39:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/02 01:54 5lv77Co5
保健室の先生だったと思う…カドワキ

40:エドリルです。
03/04/02 01:55 xGO2RPl9
スマソ、カドワキ先生と学園長間違ってたよ…。(恥

シドイデアもキボンヌ…。

41:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/02 01:58 nuauJ4hq
エドリルキタ━━ヽ(゚∀゚)人(゚∀゚)人(゚∀゚)ノ━━ッッ!!!!!

17歳の年齢差…全然OK。むしろそこが萌える(;´Д`)ハァハァ
続きも期待待ち

42:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/02 02:59 GKrztSFY
なんだこのスレ。
マイナーカプばっかじゃねーか(プッ












スイマセン俺も好きなんです
期待してます

43:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/02 08:24 iEJWR2lV
エドリル好きだYO!! ありが㌧&期待さげ。

このスレってマイナーばっかなのか‥(´・ω・`)ゼンブスキダターヨ

44:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/02 10:30 00Oq8tZp
そういえばスコキスの長編書いてた人がいたなあ、、、。
どうなったんだろ。

45:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/02 13:26 ZYPVmkm2
>>43
エドリルはそこまでマイナーではないと思われ。
結構サイトで見かけるしな。

46:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/02 20:52 UIB6dEMA
エドリルもスコキスもそれほどマイナーではない。

真のマイナーとはクロスオーバー、もしくはサブキャラと主人公の組み合わせによってのみ達成される。

47:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/02 23:07 BdFktWec
ヴィンユフィ派っていないの・・・?

48:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/02 23:23 4DASQQZZ
>>47
此処に。

49:砂漠の王と風の覇者11
03/04/02 23:47 8Lb1DHcD

 静寂の中に沈むフィガロ城、王の間。
 眼前に鋭く光る切っ先があてがわれ、エドガーは玉座に座したまま身動きする
事を許されなかった。それでも表情や口調に焦りの色は全く見られない。
「クーデター……そう解釈して良いのかな?」
「…………」
 それに対して何も答えず、ただ剣を突き立てるばかりの兵士。兜で顔が見えな
いせいで、彼の思考をくみ取ることは出来ないが、エドガーを人質にするのだか
ら、なかなかの屈強と見える。
 沈黙を嫌うように、エドガーは一人淡々と語り続けた。
「私がいうのもおかしな話だが、こんな事をしても無駄だ。国王の代わりなどい
くらでもいる。もっとも今は、完全な世襲制でもないから尚更さ」
 ゆくゆくは王制そのものを廃止しようと考えていたエドガーは、手始めに王の
世襲制度を廃止したばかりだった。
「…………」
 それでも男の反応はない。ならばとエドガーは冗談半分に言ってみる。
「もしかすると、私個人への恨みがおありかな?」
「…………」
 長期戦の様相を呈してきたなとエドガーは内心で苦笑した。男は何を要求する
わけでもなく、ただエドガーを人質に取り城に籠城している。要求が無いと言う
事は、すなわち取引材料が無いと言う事だ。こちらから打つ手が全くなくなる。
 こうなれば小細工せずに正面から尋いてみようと、試しに問うてみた。
「分からないな。君の目的は一体何だ?」
「……お前の命とこの城だ。交渉の余地はない」
 予想外にすんなりと答えてくれた事に驚きながらも、どのみち交渉の余地がな
い状況は変わらなかった。
(自力脱出しかないか……)
 そう決意するものの、眼前に剣を突き付けられ、さらに対抗手段を何も持たな
いこの状況ではどう考えてもエドガーが不利だ。一瞬でも相手が気を逸らしてく
れれば、椅子の裏に潜めていた護身用の手槍を取れるのだが。
 打開策を求めるように視線を周囲へ巡らせたその時―彼女の声が広い室内に
響きわたった。

50:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/02 23:50 8Lb1DHcD
エドリル書ける場所提供してくれた>>1に感謝しつつ…。

>>46
クロスオーバーって何でつか?(無知でスマソ)

7でバレットとユフィも結構丸く収まるんじゃないかと思っていたりするんだ個人的に。
ダメ? …ダメか。良いんだ気にしないでくれ…。(w

51:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/03 04:04 Z90ETmIV
職人さまキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
エドガー端正でカコ良いです!ハァハァ/lア/lア/ヽァ/ヽァl \ァl \ァ

キスティス先生もヴィンユフィもバレユフィも読みたいっす。
シドシエラでしたら、書いてみたいのですが。
…漏れ、チュ-しか書けそうに無いです。(駄目ぽ)
あと、需要が無い悪寒がします。。。。。

52:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/03 17:00 B6+eoi++
>>51
何よりもまずは、己の想いに従って書くべし書くべし書くべし!

53:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/03 18:19 pno7ur8K
>>51
是非きぼんぬ。
漏れはチューだけでも全然OKでつ

54:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/03 19:18 TBusfT5I
>52
はい!逝きますっコーチ!!(誰)
抉り込むような右アッパーで!…書くのを目標に
煩悩を燃やしてみます。

>53
有り難うございます。お言葉に甘えて、近日
こっそりと短編を書かせて頂きますです。

55:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/03 19:51 CyVfVKnQ
>>50
クロスオーバーとは別のゲームを交えてということです。

例えば、FFVIIのクラウド×FFXのリュック、なんてね。
これの支持者を昔見たよ。
でもこのへんはKHとかもあるからそこまでありえなくもない。

56:砂漠の王と風の覇者12
03/04/03 23:22 mcPz2GPS
「交渉の余地はないみたいだね。もしかしてあんた、帝国兵の生き残りか何か
じゃないの?」
「!?」
 不意に聞こえて来た幼さの残る少女の声に、驚いたのはこの兵士だけではない。
むしろ動揺の度合いはエドガーの方が大きかったのかも知れない。
 が、この機を逃す手はない。相手が怯んだ隙をついてエドガーは瞬時に身をかがめ
ると、足下の槍を手に取った。
 そのまま流れるような動作で剣の束縛から逃れると、体勢を立て直したエドガーは
逆に槍先を相手へ向けた。
「形勢逆転、と言ったところかな?」
「…………」
 槍を向けられた男は、無言のまま一歩退く。
「私にはまだやり残している事がある、易々とやられるつもりは無いんでな……
何を言いたいかは、分かるな?」
 エドガーの表情から笑みは一切消え、抑揚のない声で最後通告を言い渡す。そ
の様子を目の当たりにしたリルムは、彼から放たれる圧倒的な重圧に息を呑んだ。
(名ばかりの王じゃない……ってことか)
 ふだん周囲に見せている穏やかな表情は見る影もない。一年前、ケフカを倒す
ため共に戦った時でさえ、彼のこんな顔を見る事は少なかった―それはまさに
“王”としての顔であり、フィガロ城主エドガーなのだと、今更ながら改めて痛感する。




57:砂漠の王と風の覇者13
03/04/03 23:31 mcPz2GPS
「……帝国がやろうとしていた事は決して間違ってなどいない。力による統制、
これこそ不動の秩序なのだ! お前は秩序ある国を作らんとしている様だが、
お前の様なふぬけには到底無理な話だ!!」
 鋒先を向けられた男は、それでも昂然と言い放った。
「なぜそう言い切れる?」
 対照的にエドガーは無表情のままで問い返す。
 リルムは、そんな二人の様子を少し離れた位置から見ている事しかできなかった。
「大きな抑圧から解放された人々は、己の我が儘を追求する様になるだろう。真
に恐ろしいのは魔法でも幻獣でもない。“心”そのものだ! お前達が帝国やケフカ
を『邪神』と言うのなら、私はお前らをこう呼ぼう、『死に神』とな!!」
 声を荒げて弁を振るう男の姿に、かつて狂信者と呼ばれた人々が集う塔の存在
が脳裏に甦る。彼はそこにいた人間のように力を盲信し、それに取り憑かれてるの
だろうとエドガーは考えを巡らせていた。
「……そうか。それならば仕方あるまい」
 エドガーは一歩踏み出ると、槍を構え直した。
「私には守るべき国と民がある。それは力によって制圧した奴隷ではない。共に生き
支え合う掛け替えのない存在だと言う事を知っている以上、君の盲信に屈する訳には
いかないのでな」
 あくまでも冷静に応じるエドガーの口調は、だが確固たる信念と自信に満ちていた。
 しかし結果として、それが男の憎悪に火を付けてしまう。
「盲信だと? ……そうでないことを証明してやろう」
 そう言って瞬時に身を翻すと、持っていた剣をリルムに向けて振りかざした。
「……なっ!!」
 突然向けられた剣先に、リルムの思考は一瞬止まる。それでもすぐに平静を取り戻して
防御の態勢を取った直後、剣が空気を切り裂く音が耳に響いた。
 ―間に合わない―リルムは内心で覚悟を決め、強く瞼を閉じた。

58:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/03 23:36 mcPz2GPS
>>51
シドシエラ…キタ━━━(*´▽`)━━━ !!!
是非ぜひキボンヌ! 漏れのFF7最燃えカップルですよええマジで。
熱烈に期待sageでっす!!

>>55
なるほど…。するとどんな設定になるんだろう? 現代風とかになるんだろうか?


FFTのクラウド×アグリアスなんてのも想像して萌え~だったな、昔。。。

59:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/03 23:52 XMiiVofY
エドリル萌えsage

60:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/04 23:15 y5w2/7AF
|・ω・`)誰も居ない…ネタを貼るなら今の内…。
シドシエラ持って来ますたー。


61:天風 (1) 白 ◆KEY/rAMfMQ
03/04/04 23:16 y5w2/7AF
紙吹雪と、霙が、ビルの谷間に混じり合う。
勇壮な軍楽が、石英質の窓を震わせ、行進して行く。
「ったく、礼装なんざぁやってらんねえ。」
オープンカーに乗った武官の1人が、葉巻を取り出した。
「俺も貰おう。悪く無い匂いがするな。」
「ん?おお、特殊部隊の元帥さんの頼みなら、喜んで。」
帽子にゴーグルを付け、コートを肩に乗せたシドが、ライターに手を翳し
セフィロスの葉巻に火を付ける。
「…戦争は疾うに終わった。愚かしい記念式典だ。」
ゆっくりと白い息を吐きながら、シドが頷く。
「もう空軍には戻らないのか。お前も地望ある将官だろうに。」
「宇宙に行くんでぃ。
 手前で命令して高みの見物だの、作戦失敗で味方を死なせる。
 なんてなぁ、性に合わねぇよ。」
街灯の合間を、白金の氷が乱舞する。
吹き抜ける風が、地下スラムへと吸い込まれて行った。

柔らかな日溜まりの廊下を、少女が走る。
ぶかぶかの白衣と大き過ぎる眼鏡。其の手から書類が滑り落ちる。
風に煽られ、廊下中に書類が散った。
「んぁ?なーにやってんでぃ、お前。ほれ。」
「…あ!シドさんすいません!うちゅ、う、宇宙飛行士さん、ですよね?」
手際良く艇長が集めた書類を抱え、少女は脱兎の如く逃げて行った。
「妙に可愛らしい、ちんまいのが居んなぁ。誰だ?」
「飛び級で入った、シエラって博士ですよ。」
「は、博士?!見学かと思ったぜ!」
シエラの、艇長に触れた手が─仄かに暖まってゆく。

62:天風 (2) 白 ◆KEY/rAMfMQ
03/04/04 23:17 y5w2/7AF
山積した煙草が燻る。
疲れきって机に突っ伏したシドの脇に、夜食とメモが置かれた。
博士が毛布を懸けようとした其の時、不意に腕を掴まれる。
「…何だァ?…このメモは──あっ!」
「た、多分、この改良案でロケットが飛べる…と思います…。」
「やった!シエラ、御前天才だ!!宇宙に行けっぞ!」
そうして、草原でのロケット建造が始まった。

点検作業を終えた、懐中電燈の灯がロケットから離れる。
ふと。
毛布に包まり、草上に座る人陰に艇長が気づく。
「あら?シドさん。」
「おう。」
星を見ていたのか?とシドが問いかける。
シエラはゆっくりと、天に手を伸ばし
「こうして、星空だけを見ていると…
 自分が星の中にいる気分がするんです。」
「俺も見てぇな。どれ…」
URLリンク(www.cnn.com)
URLリンク(www.homestead.com)
シドの腕が、シエラの背中を抱えた。
「…ぁ!」
「何もしねえって。…こうしてっと、あったけえだろ?」
博士の指が、艇長の懐中電燈の灯を消す。
天球の恒星は、ざわめき、混じり合い、光を放つ。

63:天風 (3) 白 ◆KEY/rAMfMQ
03/04/04 23:18 y5w2/7AF
途轍もない時間、途方も無い予算を懸けたロケットが、発射中止となった。
「クソッタレ!」
「幾ら本社の命令でも…点検時間が短過ぎですよ、艇長。」
「んな事ァ分ってんだよ!おう!主任さんよう、シエラぁどこでぃ!」

荷物をスーツケースに押し込んだシエラが、タクシー会社に電話する。
その受話器を乱暴に切り、シドの手がシエラの手を掴む。
「痛…っ!」
「おい。村から出て行くつもりか?」
「わ、私の点検が遅過ぎて…発射中止だなんて…
 とても、此処には居られまッ…!」
シエラの涙声が、シドの舌に塞がれる。
「──!」
粗暴な舌が、博士の歯列を滑り、唇をなぞる間
艇長の爪が、背筋を逆しまに嘗め上げる。
「馬鹿野郎!逃がさねぇぞ!」
艇長が吠え、唇が離れた隙に。シエラの手が、シドの頬を打った。
「………。酷いです…艇長。もう、此処には居られません…!」
シエラの足が、震えながらドアを目指す。
しかし─
再び博士は捉えられ、一気に指を銜えられた。
そして軽く吸い上げられ、甘く噛まれ、舌が絡み付く。
「………ッ!」
唾液と共に引き抜かれた、その白い指に。明るい金の指輪が煌めく。
「え…?」
「責任取りやがれ。シエラ。
 俺と一緒に暮らそうって云ってんだよ!」
多分、否、間違い無く村中に響く声で、艇長は叫んだ。
シエラは小さく頷き、優しく微笑む。
…そうして村は、勇者の到着を待つ事となる。END

64:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/04 23:20 y5w2/7AF
>58
こ、こんなんで良かったんでしょうか…スマソ。・゚・(ノД`)・゚・。

65:砂漠の王と風の覇者14
03/04/04 23:55 vr+iniWg
「っ!」
 嗅覚を伝う鉄さびた臭いと、頬に受けた生暖かい飛沫に、リルムは眉を顰め
言葉にならない小さな声を発した。
 それが血であることは間違い無いのに、不思議なことに痛みがない。
「……え?」
 恐る恐る開かれた目に飛び込んできた光景に、思わず息を呑む。
「俺の腕も……まだ衰えていない様で一安心、だ……」
 そう言って穏やかな笑顔を向けるエドガーの顔が、すぐ目の前にあったからだ。
「ち、ちょっと!?」
「やぁリルム。……久しぶりに会えた君が以前にも増して綺麗になっていて嬉し
いよ」
「こんな時に何言ってるのよ! それより腕……」
 咄嗟にリルムを庇おうと、エドガーの伸ばした左腕を剣が襲った。傷口の辺り
は血で赤く染まっている。どう見ても軽傷ではないのに、何事もなかった様に
笑顔を浮かべ、さらに再会したリルムに彼流の挨拶までしている。
 そんな姿を見ていた兵士は、挑戦的な笑みを浮かべながら呟いた。
「たいした余裕だな。だがこれを見た後でもその笑顔を保っていられるかな?」
 男は剣を捨て、持っていた火薬に火を付けると、その束を二人の方へ放り投げた。
「!!」
「……リルム伏せろ!」
 エドガーの叫び声とほぼ同時に、床に転がったそれは強烈な閃光を放った。

66:砂漠の王と風の覇者15
03/04/04 23:56 vr+iniWg
 叫びながら傷を負った左手でリルムを抱え、右手を支えに横転すると、爆風から
リルムを庇うようにしてその場から離れる。
「その身のこなしは流石と言うべきかな。……こんな調子で城中に火薬を仕込ん
でおいた。そろそろ着火し始める頃だと思うがな。せいぜい最期まで悪あがきす
るんだな」
 黒い煙が立ちこめる部屋のなかで、男の笑い声だけが不気味に響いていた。
「ちょっと待て……っ!」
 影を頼りにリルムが男の後を追おうと立ち上がる。が、不意に腕を引っ張られ
身体を引き戻される。
「追うな」
 リルムの腕を掴んだエドガーは静かに告げる。
「でも!」
「彼を追うのは、ここから無事に出た後でも遅くはないさ」
 王者の貫禄―それとも年の功なのだろうか―リルムはこの時ほどエドガー
を頼もしいと感じた事はなかった。
 彼の言うとおり、脱出を考える事が先決だ。
 悔し紛れとも思えるほど、元気良くリルムが宣言する。
「……わかった。行こう!」
 リルムの声に、エドガーはいつもの笑顔を浮かべたままで頷いたのだった。

67:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/05 00:01 b1v/fGl0
>>64
キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━ !!!!

シドシエラありが㌧! ちょっと強引な艇長がハァハァ…もとい萌えますた。
実は漏れ、シドシエラはロケット発射(7本編中のイベント)後の話だと思っていたんで、
言い意味で期待を裏切ってくれて更にヨカタ!!

よく考えたらヤシら二人は 同 棲 してたんだよな……自宅を訪れた客人に
お茶入れてるぐらいだし。(w
どうするよ…なんか7のロケット発射イベント見たくなって来た…。(データねぇよ(´・ω・`))

68:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/05 00:03 b1v/fGl0
スマソ、だから>>64謝らないでくれ。漏れは楽しませてもらったから…。
それと上のレスで誤字ってるケド気にしないで下さい…。(w

69:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/05 08:50 ecq6jHvs
エロ小説…

70:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/05 12:40 pEzJwQDf
ちょっとスマソが、FF8のカドワキ先生は女性ですよ。
ゲーム中は男だとばかり思ってて、アルティマニアで真実を知った時はショックだった・・・

71:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/05 18:22 i9r5JZq8
さり気なく良スレ

72:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/05 19:54 UibbY9TI
>>67
優しいお言葉、有難うございますです。(T∀T*)うpしてから
文章の書き方が色々、無茶苦茶だった事に気が付きウボァー(゚Д゚)
やはし漏れ、お笑い書いてる方が性に合…ゲフゲフン。

嗚呼、エドリルの方の文体、格好良いです!
激しくリルムが可愛いです。続編楽しみにしています。
応援l \ァl \ァ(止めれ)

73:砂漠の王と風の覇者16
03/04/05 23:23 lvSaVWKp
 しかし、彼女の肩に支えられて立ち上がろうとエドガーの足に、新たな衝撃が
伝う。
「わっ!!」
 思わぬ揺れによろめくリルムの腰を、今度は片膝をついたエドガーが支える。
「ありがと」
 エドガーのお陰で横転を免れたリルムはすぐさま自分の足で立ち上がり、煙の
立ちこめる室内に目を転じた。
「思ったよりも手の込んだ細工をしてくれているらしいな……急がないと」
 下から伝わってきた衝撃。それを考えると恐らくあの男は自分たちの退路を断
つために、下のフロアから破壊していく計算なのだろう。
 いくら下が砂地とはいえ、この塔の上層から飛び降りたとなれば無傷では済ま
ない。
彼らに残された時間はなかった。
「脱出するぞ」
「色男、無理しないでよ」
 皮肉るような口調ではあったが、リルムの視線は血の滲んだエドガーの左腕に
向けられていた。
「リルムこそ」
 そう言って僅かに笑みを浮かべるとエドガーは立ち上がり、リルムを先導する
様にして前へ一足を踏み出す。
 こうして二人は、地上を目指して黒煙立ちこめる城内を共に走り始めた。

74:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/05 23:29 lvSaVWKp
>>70
女だったんですか!?
(最初に名前を尋ねてくる校医をシドだと思い込んでいた事よりもショック…)
……しばらく立ち直れそうにないかも。(´・ω・`)

駄レスしてスマソ。

エロ小説と謳われたスレで、自分のエロ無しSS投下するのもスレ違いかなとは
思うんですが…ホント スマンカッタ。(まだ書きたい場面までもうチョットあるんです…)

75:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/05 23:34 lvSaVWKp
連投申し訳ありませんが。

>>72
こちらこそ、嬉しいお言葉ありが㌧。

投稿したあとで誤字脱字、文法ミス、記述不備に気付くのは毎度の事ですが(汗。
もしかしてサロンシップネタを書かれた方ですか? ああ言うノリ凄く好きなんですが、
個人的にエロとギャグは文章にするのがもの凄く難しい気が…(要修行)

76:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/06 01:23 Sy+OivaM
>>50
バレユフィ…中々に盲点ですな(・∀・)イイ!!
問題はⅩのアロリュよりユフィがはしっこい事位…か?

77:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/06 14:23 WvqCFD1L
スコセル投下していいですか? >>ALL

78:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/06 16:29 gX9+br7n
>>77
もち!!

79:77
03/04/06 17:42 2ib73H3j
じゃあお言葉に甘えて。
でもエチくないよ?と前置きしてみたり。

最近この板規制が厳しくなったのでエチくなったら
ピンク鯖に行きますんで。
では↓

80:スコセル1
03/04/06 17:44 2ib73H3j
キスをする事は難しくない。
むしろ難しいのはその後どうするかだって、誰かが言っていた気がする。
それは、たぶん本当。
だって今、私はどうしていいかわからない。
戸惑いながら彼の顔を見ている。

■ ■ ■

F.H.の駅長宅前を借りて行ったコンサートは大成功だった。
混乱続きで気の休まる暇のなかったガーデンの生徒はもちろん、外部の人間との接触がまれなF.H.の住人も
ステージの設営を始め、いろんな点で惜しみなく協力してくれ生徒達と一緒に楽しんでいたようだった。
昼間、問答無用とばかりに攻撃をしかけて来たガルバディア軍をスコール達が追い払った事が無関係とは言えないようだった。
話合いによる解決に誇りを持っている駅長夫妻はそれなりに複雑な気持ちがあるようだったが自宅前をステージとして
提供する事を了承してくれた事を思えば、一応SeeDの存在に理解を示してくれたのかもしれない。
「スコール!」
ステージの奥に立つセルフィはスコールの姿を見つけるとすぐに声を上げた。
「ガーデンの若き指導者スコールの前途を祝してセルフィが贈ります!」
そしてセルフィはスコールの隣のリノアに視線を移す。
「リノアもがんばれ~!」
スコールはセルフィの言葉に、はにかんだような仕草でこちらをちらりと見るリノアの様子を見逃さなかった。
『なんだよ……』
邪気のない、セルフィの笑顔。
それがスコールには面白くなかった。
「では!『セルフィバンド』の素敵な演奏で~す!」
セルフィの声をきっかけにアーヴァインがタップを踏み、セルフィがギターを、ゼルがフィドルを、
キスティスがフルートを演奏した。軽快でどこか哀愁のあるアイリッシュ・ギグ。
セルフィを中心に結成されたバンドは即席とはいえなかなかの演奏を披露していた。
「ね、座ろうよ」
傍らに立っていたリノアに促され、スコールはステージのフロアの端に腰を下ろした。

81:スコセル2
03/04/06 17:45 2ib73H3j
「話ってなんだ?」
「スコール、ガーデンの指揮をとることになったんだよね」
リノアがスコールの顔をのぞきこむ。
正直な所、スコールは他人からその問題について触れて欲しくなかった。
けれどリノアは話続ける。
どうやら皆からメッセンジャーを頼まれたらしい。
他人を頼らないことを旨とするスコールにとって協力を申し出るリノアの意見は平行線のまま、噛合わないままだった。
「ね、わたしたちの提案、どうかな? よけいなお世話かな?」
「みんなの気持ちはわかった。でも……」
スコールは何とか自分の気持ちをリノアに伝えようとした。
リノアだけでなく、心配してくれている皆に。
スコールが言葉を続けようとすると、リノアが慌てて駆け寄ってきた。
「『でも』はいらないの」
そうして言葉を遮るようにスコールの前に手を突き出した。
「あのね……」
リノアはいつになく遠慮がちに言った。
「みんなで一緒にいられるのって、今だけかもしれないでしょ?
 だから、せっかく一緒になんだから、たっくさんお話ししたたほうがいいと思うんだ」
「……今だけか」
スコールはリノアの言葉に反応する。
ここまで意見が対照的なのがいっそおかしいくらいだった。
「明日いなくなるかもしれない仲間なんていらない」
スコールは一言だけ、本心を伝えた。
「なんでも悪く考えちゃうんだね」
リノアはまた笑った。たぶん考え方が違いすぎる事に同じような感想を抱いたのだろう。
「未来の保証なんて、誰にもできないよ」
リノアの顔から笑いが消えた。
「だから、い・ま、なの。みんなが、今したいことはスコールの力になりたいってこと」
そう言ってリノアはスコールの胸を叩いた。
「みんなスコールが好きなんだよ。スコールと一緒にがんばりたいんだよ」
「俺といっしょに……」

82:スコセル3
03/04/06 17:45 2ib73H3j
スコールはリノアに勢いと言葉に呆気にとられてそうつぶやくしかできなかった。
「スコールはそのことだけ覚えといて。1人じゃどうしようもなくなった時に思い出して。
 みんな待ってるから」
そこでリノアは思い出したようにまた笑った。
「保証はないけど、明日とか明後日とか、そんなにすぐにいなくなったりしないよ」
リノアはそこまで言うと、おどけたようにゆっくりとスコールの前を歩き始めた。
「スコールがしたいことって何?今とか将来とか」
唐突な質問にスコールは戸惑った。
まるで今日の昼間にその事で悩んでいたのを見透かされたような気がした。
『わからないんだよな……』
少し間をおいてスコールはしかたなく答えた。
「悪いな、そういう話ならパスだ」
ふと思いついてリノアに質問を返す。
「あんたはどうなんだ?」
「遠い未来の話は……わたしもパス。よくわからないの」
リノアは少し間をおくとスコールを見た。
「今は……。……こうしてたいな」
ステージからは相変わらず美しい旋律が聞こえていた。
コンサートはまだまだ終わりそうになかった。

83:スコセル4
03/04/06 17:46 2ib73H3j
結局その後、スコールはリノアを置いてガーデンへ戻った。
正確には『戻ろうとした』途中、寄り道をした。
昼間立ち寄った場所にふと、行きたくなったのだ。
ガーデンと町を繋ぐ階段の手前、本来は海中での工事のために設置されたと思しい作業スペース。
F.H.の入口にあるこの施設は本来の用途としてよりこの町の有名人専用の釣り場として機能しているらしく、
町の住人は名人に敬意を表しあまり近寄らないのだと言う。
彼の小さな弟子も師匠の許可が出てからと心に決めているらしい。
そんな場所に寄りたくなったのはあの不思議な老人と交わした会話のせいかもしれなかった。
話し合いでの解決を貫いたために故郷を離れて新しい町を作ったという駅長。
そして一筋縄ではいかない技術者をまとめたという『百汽長』の異名を持つ老人。
どちらもスコールの価値観の外にいる人間だった。
物心ついた時から兵士としての英才教育を受けその事に欠片も疑問を抱いた事さえなかった。
戦場で頼れるのは自分だけ。
そう思って生きてきた。
なのになぜ、こんな風に多くの人間の命運を左右する立場に立たされる事になったのか。
わからなかった。
「魔女討伐の先頭に立つ事は君の定めなのです」
まるきり自分の運命が決まっているかのような学園長の物言い。
魔女と戦う事自体は問題ではない。それがSeeDの本当の目的なのだとしたら。
SeeDを辞めるという選択肢はスコールにはない。
辞めたとしてその後どうするか、考える事さえ面倒だった。
今回は三人だった。
三人分の命に関わる決定。
それですら、心臓に針が刺さったような痛みが常に自分に付きまとっていた。
今度はその何十倍以上の人間の命を預かる立場に立つ事になる。
指揮官となった以上、スコールはガーデンの生徒に対して責任を持たなければならない。
一刻も早く、魔女とのバトルに持ち込んで全てを片付ける。
スコールに考え付けた対策はそのたった一つだけだった。

84:スコセル5
03/04/06 17:48 2ib73H3j
クレーンの先には釣り名人の残したパラソルが夜の闇の中、頼りなげにぽつんと残されていた。
名人の指定席に腰掛けてみる。
海面はそれでも月の明かりを受けてゆらゆらと穏やかな波紋を浮かべている。
工場塔にぶつかる波と飛沫がクレーンの下で反響してガラスのオルゴールのような不思議な音を立てていた。
幼児期の記憶は殆どないというのに、何故か懐かしい気がしてスコールは目を閉じた。
波の音。潮の匂い。
バラムには海があったからそれ自体は珍しい物ではないはずだ。
なのに何故?
何か、記憶の隅に引っかかるような異様なざわめきを感じた。
「あれ~?もしかしてはんちょ~?」
思考を遮ったのはどこかとぼけてさえ聞こえるセルフィの声だった。
振り向くと闇の中にセルフィの黄色いワンピースが月見草のようにあでやかに浮かんで見えた。
「セルフィ……」
驚きを悟られないようにスコールはゆっくり立ち上がる。
「どうしてここに?」
スコールの疑問にセルフィは「ん?」と首を傾げながらスコールの座っていた辺りに視線を向けている。
「アーヴァインに聞いたんだ~。面白いおじいちゃんがいたって」
そういえばここに来た時アーヴァインも一緒だった事をスコールは思い出す。
そして今夜、彼が何やら決意を固めていた事も。
「一緒じゃないのか?」
思わず滑り出た疑問にセルフィはきょとんとした顔をしてみせる。
「なんで?」
「いや……理由はないが」
どう答えた物かと思案するスコールにおかまいなくセルフィが答える。
「あたし達が一通り演奏した後でF.H.の人もお返しに、って演奏してくれたんだ~。
それでなんとなく集まった人みんなでダンスが始まって、たぶんアーヴァイン、まだ踊ってるんじゃないかな?」
その様子が容易に想像できたのでスコールは頭に手をやった。
『結局、誘えなかったのか……』
「やっぱり、夜はいないんだ」
どうやらセルフィは釣り名人にかなり興味があったらしく本気でがっかりしているようだった。


85:砂漠の王と風の覇者17
03/04/06 23:22 fu+PhALM


 一方、サウスフィガロに到着したセッツァーは、ろくに事情も説明しないまま
半ば人浚いのように無理やりマッシュを飛空艇に押し込むと、再度フィガロ城へ
向けて舵を取った。
「セッツァー、一体どうしたんだよ?」
 数十分前に降りたばかりの飛空艇に、どうしてまた乗らなければならないのか、
当然だがマッシュは尋ねる。
「……いいかマッシュ、よーく聞けよ」
「なんだよ」
 セッツァーは出来る限り少ない言葉で、今起きている状況を伝えようとした。
「フィガロ城が占拠された。国王を人質にされているらしい」
「そうか。ケフカがいなくなっても物騒な世の中だよな……って本当か!?」
 フィガロの内情を良く知るマッシュにとっては、あまりにも非現実的な話だっ
た。最初は何をふざけているのかと聞き流そうとしたが、セッツァーの冗談にし
ては趣味が悪い。
 それに、彼の目を見ればそれが冗談でない事ぐらいすぐに分かる。
「一体なんだってそんな事に!?」
「それは俺らが聞きたいぐらいだ。……とりあえずリルムを残しているが……」
「リルムちゃんがなんで!?」
「それも俺が聞きたいぐらいだ……とにかく行くぞ!」
 まるでマッシュから矢継ぎ早に浴びせられる質問を振り切るように、飛空艇を
急加速させるた。
 ―二人を乗せた飛空艇ファルコンのフィガロ城到着まで、あと5分。

86:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/06 23:28 fu+PhALM
あ、一応断っておきます。(タイトルから察している方もいらっしゃるかと思いますが)
実はエドリル+セッツァーな話なので、途中途中↑の様になりますが、なにとぞご容赦下さい。


>>79(スコセル)
序文が激しく(・∀・)イイ! 釣り場で再会した二人はこの後一体どう展開するんでしょう?
楽しみですsage。
そう言えば(もう8プレイの記憶に自信がないのに…)、フィッシャーマンズホライズンに到着
するのって、ガーデン攻防戦直後でしたっけ? あそこのスコール校内放送と、
文化祭準備していたのを台無しにされ、落ち込むセルフィに萌えた記憶はあるんです…。
そ、その続きと解釈して…(;´д`)ハァハァ。
…記憶違ってたらスマソ。本気で8買い直してプレイしようかと…。

87:場違い小説 ◆de2SptS62s
03/04/06 23:54 9rd+3DS4
もう官能系って、載せられなくなったんだね・・

ところで、8のシュウって、ここでは需要ありますか?

88:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/07 00:45 ++dDqsEf
このスレ(・∀・)イイ!
>>87
シュウは8の最萌えキャラなので是非おながいします。

89:サロンシップ
03/04/07 12:13 CwxTNtoH
>>75
ありがとうです。ただもし、折角のスレが
阿呆なギャグの所為で削除されたら…((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
エドリル+セッツアー楽しみにしておりまつ。セッツアーガンガレ!

無理矢理「サロンシップが、その後どうなったか」書こうとすると…。
 艇長はシエラタンに、もっぺん蛸口でチューしようとしますた。
村中の人々が、野次馬出歯亀猫杓子な黒山の人だかりで見物です。
やけくそで、艇長は宴会を始めますた。
二日酔で目が覚めたら、ウヲッチな人々がイパーイ窓に張り付いてますた。
クラウド「あんたの奥さんじゃないのか?」
シド  「奥さん?だったら手ぐらい繋がせろってんだ!ウワァァン」
                         (以下略)

>>79
スコセル美しいですvFHは景色も曲も大好きでありまつ!

>>87
おおお!かの名スレの職人様が!シュウさんは大好きですv

90:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/07 15:09 8aA5rpQR
良スレsage
普段なかなか見られないカプの小説が読める稀少な所だ。
職人様方がんがってください!

91:スコセル
03/04/07 18:53 8Q3TGoey
皆様感想ありがとうございます。
投稿してから読んだら未プレイの人にはさっぱりな内容なんで
しまつたーと思ったのですが…。精進します。

エドリル様
スピード感のある展開に惚れ惚れしますた。
6は未プレイなんですがそれでも面白いです。

この話はミサイル基地とマスターノーグ戦の後エル姉が船に乗って行って
ガーデンがFHにぶつかったので上陸し、セルフィたちと再会した後
校庭でへこんだセルフィをなぐさめてたら校内放送でいいんちょにされた日の夜です。
↑むりやりな説明。たぶん思っておられる所ではないかと。

サロンシップ様
いやもう、たのしかったです。
シドの江戸っ子口調最高。ちんまいの……(;´д`)ハァハァ。カワイイ…。
軍服のシドに萌えますた。
ちなみにややリアル系シエラさんイメージ画↓
URLリンク(www.gazo-ch.net)

92:スコセル6
03/04/07 18:56 8Q3TGoey
「夜釣りしてるんじゃないかと思ったのにな~」
「ここの宿屋のオーナーみたいだから、町に戻ってるんじゃないか?」
慰めにもならない言葉をかけながらスコールはセルフィの様子がいつもと違うのに気付いた。
いつもに比べて幾分表情が平坦なのは薄闇の中だからとは思えなかった。
「疲れているんじゃないか?」
スコールの言葉にセルフィは驚いたように幾度か瞳を瞬かせた。
瞬時にスコールは昼間のやり取りを思い出す。
校庭のステージが壊れて落ち込んでいるセルフィを励まそうとして「意外」と言われた事をすっかり忘れていた。
自分の進歩のなさにスコールがため息をつきそうになった時、セルフィが呟いた。
「ごめんね、はんちょ」
突然の謝罪にセルフィを見ると、彼女はスコールにぺこんと頭を下げた。
「……何の事だ」
スコールの問いにセルフィは顔を上げた。
「昼間、励ましてもらったのに茶化すような事言ったから。せっかく、気を使ってくれたのに悪かったな、って」
はしばみ色の瞳に見つめられてスコールはどきりとした。
「本当は、うれしかったんだ~」
セルフィは無邪気な笑顔を浮かべる。
「いいんだ」
スコールは首を振った。
「……帰るぞ」
スコールはセルフィにも視線で帰寮を促した。
遠くで、まだ音楽が聞こえる。
ダンスはまだ続いているのだろう。
クレーンの周囲の通路は複雑な段差と梯子が組み合わされ、いくら訓練を受けている人間でも夜間、照明なしで歩くのは困難だった。
しかもパーティーを組んで知った事だが、セルフィは軍事訓練を受けた優秀な兵士とは思えないほどよく転ぶ。
スコールは先導する形でガーデンに向かった。
「そこ、気を付け……」
クレーンの接合部の梯子を降りかけたセルフィに注意した時には遅かった。
スコールが床に足を付けるのとほぼ同時に、セルフィが降って来た。

93:スコセル7
03/04/07 18:57 8Q3TGoey
抱きとめられたのが嘘のようなタイミングだった。
スコールは床に背中をしたたかに打ち付け、一瞬息が詰まった。
それでもどうにか上半身を起こす。
とっさにセルフィの頭だけは庇ったものの、梯子にぶつかる嫌な音を確かに聞いた。
スコールの腕の中で、セルフィは動かない。
「……おい?」
スコールがおそるおそるセルフィに触れかけた時、セルフィが顔だけを上げた。
「……滑っちゃった~」
いつもの、ちょっとしたミスの後に見せる笑顔。
けれど今、その瞳のふちに涙が滲んでいた。
「どこか、怪我したか?」
スコールの言葉にセルフィはうつむいて無言で首を振った。
「セルフィ?」
スコールがセルフィをのぞきこもうとした時、セルフィが顔を上げた。
驚くほどの至近距離で、二人の目があった。
スコールがどきりとした瞬間、セルフィの唇がスコールに触れた。

キスの後で、気まずい沈黙が流れる。
そもそもこれをキスと呼んでいいのか?
スコールの中に疑問符が浮かぶ。
客観的に見れば落下してきた人間を受け止めた後、タイミング悪く唇が触れただけと言えなくも無い。
事故と言えば、事故だ。
けれど-。
今、スコールの腕の中にはセルフィがすっぽり収まっている。
そしてセルフィの瞳は真っ直ぐスコールを見上げたまま、微動だにしない。

94:スコセル8
03/04/07 18:58 8Q3TGoey
「大丈夫か?」
スコールがようやく口にする事ができた言葉はずいぶんと間の抜けた物だった。
言った本人も目の前の相手と自分、どちらに対して言っているのかよくわかっていなかった。
「どうも、そうみたい」
セルフィはまるで他人事のように言う。キスした事など、なかった事のように、淡々と。
「ごめんね」
二度目の謝罪がセルフィからこぼれる。
スコールは問いかけて、止めた。
セルフィの体が震えていた。
しばらくスコールはセルフィを抱きかかえたまま、じっとしていた。
「スコール、本当はイヤなんでしょ?指揮官になるの」
不本意ながら決められてしまった事。その事についての本心をスコールは誰にも言うつもりはなかった。
セルフィの言葉はスコールの思考を止めた。
否定も肯定もできなかった。
「……アイアン・クラッドに閉じ込められてる間、いろいろ考えたんだ。
ミサイル基地に行きたいって言った事は我侭だったかもしれないけど、間違いじゃないって思った。
でも、基地の自爆装置を作動させた後で、閉じ込められて、とっさにあの中に入ったのはいいけど出られないし。
あたし一人だったら別に良かったんだよ?自分で行きたいって言った事だから。だけどキスティスとアーヴァインはそうじゃない。
基地の中で作戦を主導してたのはあたしだから、二人だけはなんとか助かって欲しいって思ったんだ。
……その時、メンバーを決めた時のスコールの顔、思い出した」
「俺の?」
「そう。……すっごく、張り詰めた顔、してた」
スコールの腕につかまっていたセルフィが、手に力を込めた。
「あたしはスコールを信頼してた。皆もそうだったと思う。だけど、あの時ああしよう、こうしようって皆で
考えたみたいに思ってたけど決定はスコールに委ねてた。リーダーだからっていう理由だけで」
「……仕方なかっただろ?実際あの時も俺はリーダーだったんだから」
半ばあきらめに近い言葉をスコールは口にする。
セルフィの言う事は間違っていないが過去の事を今更話した所でどうしようもなかった。


95:スコセル9
03/04/07 18:59 8Q3TGoey
「違うよ」
セルフィは大きく首を振った。
「あたし達、自分をスコールの仲間だと思ってた。でも違ってた。スコールに頼ってるだけだった。
信頼しているっていう言葉で、自分達をごまかしてた。ただ、難しい決断をスコールに押し付けてただけだった」
セルフィは相変わらず真っ直ぐスコールを見上げていた。
「スコールがそんな仲間ならいらないって思っても仕方ないよね。それでもあたし達、コンサートの準備しながらいろいろ話したんだ。
どうすればスコールの負担をちょっとでも減らしてあげられるかって」
砂にしみこむ水のような言葉だった。
「本当に、本当だから。皆でスコールの事、手伝うから」
「……ありがとう」
スコールは初めて素直にそう思った。
セルフィはスコールの言葉に安心したように笑い、勢いよくスコールの腕の中から立ち上がった。
「じゃっ!あたし、先に戻るね!」
呆気に取られているスコールを残し、セルフィは駆け出した。
スコールは小さくなっていくセルフィの黄色い後姿を呆然と見送った。

96:スコセル10
03/04/07 19:01 kx59cVTE
『なにしてるんやろ、あたし』
自室に辿り着いた途端、セルフィは自分の膝から力が抜けて行くのを感じた。
キスを、してしまった。
それも自分から。
リノアの気持ち、知ってるのに。
収容所でリノアと一緒になった時、色んな事を話した。
「俺のそばから離れるなって、言ってくれたんだ」
無謀にもイデアに挑み、挙句魔物に襲われてもうだめだと思った時、
スコールが現れてそう言ったのだと話すリノアはとても幸せそうだった。
幼少期から戦いのための訓練を受け、自分を守るのは自分という常識の中で育ったセルフィには、
理解はできたが共感できない話だった。
好きな人に守られるという事に喜びを見出せない。
セルフィの価値観からすると好きな人に守られるより一緒に戦う方が良いと思う。
でも、リノアは良い子だ。
自分がミサイル基地へ行きたいと言った時、ガーデンの生徒ではないのに一緒になってスコールを説得してくれた。
リノアが強引に決を取ってくれなかったらスコールは基地に潜入する許可をしてくれなかったかもしれない。
ガーデンで育った人間には、自分の気持ちに正直に行動するリノアは眩しくさえ見える。
『だから、皆で応援しようねって言ったはずやのに……』
コンサートの途中、スコールがリノアを置いてガーデンの方へ戻ったのをステージから見た。
その時、セルフィは自分がどこかでほっとしているのに気付いた。
自分であれだけお膳立てしておいたくせに。
どうしてこんな事をしたのか、セルフィ自身にもわからなかった。
ステージでダンスが始まって、皆楽しそうにしているのに何故か心がもやもやとしてイヤな感じだった。
一人になりたくて、昼間アーヴァインに聞いた場所に来てみた。
たぶんおじいちゃんはいないだろうと思っていたけれど。でも。
思いがけない事にスコールが、いた。

97:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/07 19:15 QzCd+ofG
スコセルキタ━━ヽ(゚∀゚)人(゚∀゚)人(゚∀゚)ノ━━ッッ!!!!!

98:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/07 22:14 wuzsnnu+

某良スレから来ますた。
いや、こういう所探してたんだけど、なかなか見つからなかったんでな。
というわけで、一応始めから書きます。 









99:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/07 22:15 wuzsnnu+
「おーっちゃん♪」

 飛空挺内に割り当てられた一室。アーロンがベッドに腰かけて、愛用の太刀の手入れをしていると。
 不意にベッドが小さく揺れて、聞き慣れた愛らしい声とともに心地よい重みがやんわりと肩に凭れかかってきた。胸の前で交差された細い腕と、視界の隅に映る淡い金髪。そして、鼻腔をくすぐる甘い芳香。振り向いて顔を確認するまでもない。
 もっとも、伝説のガードの彼にこんな風に気安く抱き付いたりできる人間など、仲間の中にも一人しか存在しないが。
「……なんだ、リュック」
刀身から目を離さぬままそっけなく返事を返すと、後ろで不満げに鼻を鳴らす音が聞こえた。
「も~、刀磨いてる時まで眉間にシワ寄せちゃってさぁ。そんな表情ばっかしてると、そのうちホントに顔中シワだらけになっちゃうよ?」
 それでもまだ、たくましく盛り上がった筋肉質の男の肩に顎を乗せたままからかい混じりに頬を突ついてくるリュックを、隻眼で鋭く一睨みして。
「余計な世話だ。用がないなら部屋に帰れ」
アーロンは再び正面の太刀に視線を戻す。
もちろん、それですごすごと引き下がるリュックではなかった。

100:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/07 22:16 wuzsnnu+
「用があるからこうしてるんじゃんかぁ~……ね、かまって?」
「悪いが、俺は子供のお遊戯に付き合っている暇はない。他を当たるんだな」
これ以上ないほどの甘い猫撫で声でアーロンの耳元に囁きかけてもやはり彼は取り合わず、太刀を磨く手の動きを止めることもない。
全く相手にしてもらえない上に子供扱いまでされ、リュックは不貞腐れたようにむぅ~、と口を尖らせた。
「いっつも子供子供ってさ!アルベドで一五歳っつったら、もう立派な大人なんだから~!」
お酒だって飲めるんだぞっ、と言葉を続けると、ナイトテーブルに置いてあった飲みかけの徳利に腕を伸ばそうとする。
「俺から見れば十分子供だ」
アーロンはリュックの手をぱしっと払いのけると、徳利を取り上げてぐいっと煽った。後ろであ~っ、至極残念そうな声が聞こえたが、無視して全部飲み干す。
空になった徳利をナイトテーブルに戻して再び作業に専念するアーロンに、リュックがなおも抗議の声を上げようと彼の肩を掴んで身を乗り出した瞬間。
「お―んっ……!?」
いきなりその顎を掴んで自分の方を向かせると、アーロンは薄く開かれた柔かい唇に自分のそれを押し当てて、口に含んでいた酒を流し入れた。リュックの口の端から酒が零れて顎を伝ってぽたぽたと滴り落ち、紅い衣を濡らす。
「……ん……っぅ……こくっ……」
口を塞がれているので吐き出すこともできずに、リュックは白い喉を鳴らしてアーロンの唾液が混じったそれを飲み込んだ。


101:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/07 22:17 wuzsnnu+
「ごほっ……うぇ~……なにコレ、メチャメチャきっつぅ~」
喉と胃が焼けつくようにひりひりと痛み、思わず顔をしかめてけほけほっと咳き込む。
「度の強い酒だからな……どうだ、おまえの口には合わんだろう?」
 アーロンは愉快そうに喉の奥でくつくつと笑いながら、涙目になってむせるリュックの様子を眺めている。
「ってゆーか……げほっ、……そゆ問題じゃなくって!」
「なんだ、酒が飲みたいんじゃなかったのか」
「だっ、誰も口移しで飲ませてなんて頼んでないよ……!」
 ようやく咳が収まってきたかと思えば、今度は耳まで真っ赤になった自分の顔を両手で覆ってリュックが悲鳴に近い声で呟いた。今の口づけすっかり腰が砕けてしまったらしく、その場にへたり込んでしまっている。
「ふん……こんなことでうろたえるようでは、俺の女は務まらんぞ」
「オ、オンナって……そいじゃあ、あたしのこと認めてくれるのっ?」
 思わぬアーロンの言葉に驚きつつも、目を輝かせて顔を上げると。
「俺を満足させられたらな」
 いつの間にか彼がさっきまで磨いていたはずの太刀は鞘に納められ、ベッドの横にベッドの横に片付けてあった。
「へっ?……あ、あれ?もう終わったの?」
「ああ。刀より先に、お前の方を可愛がってやる……覚悟しろ」
 上に羽織っていただけの着流しをかなぐり捨てながら、アーロンはニヤリと意地の悪い笑みを浮かべてそう告げる。


102:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/07 22:24 wuzsnnu+
 リュックは一瞬頭の中が真っ白になり―ベッドの軋む音ではっ、と我に返った時には、すでにアーロンの手によってシーツの上に
組み敷かれていた。
 どんなに邪険にされようともめげずに通い続けてきた日頃の努力が、ここに来てようやく報われたことに喜んだのも束の間。性急す
ぎる男の行為には、さすがに思考がついていけなかった。
「ギャーッ!?ちょっ、ちょちょちょちょっとぉっ、いいよ!ああたしは後回しでいいよ!!」
「気が変わったんだ」
 混乱と恐怖と焦りが入り混じった頭で、目の前に晒し出された分厚い胸を必死で押しのけようとするも、もちろん大の男の力にか弱
い少女の腕力が敵うはずもなく。
「いっ……!」
 あっという間に両手を掴み取られ、頭上に無理矢理押さえ込まれる。
「やだっ、やだってばっ……ひゃぅっ」
 なおも抵抗を試みようとするリュックだったが、鎖骨に唇を落とされ軽く吸い上げられただけで、呆気なく体の力が抜けて大人しくなってしまう。
 アーロンは空いている手でリュックの前髪の髪留めを抜き取り、頭の天辺で後ろ髪を結わいていた髪紐を慣れた手つきで解いて、そ
れらをサイドテーブルの上に放り投げた。零れ落ちたその髪の毛を梳くように指を滑らせていきまとめて耳にかけると、露になった耳
朶をねっとりと舐め上げてやる。
「ぁっ、あ……!」
 味わったことのない不思議な感覚に戸惑いを覚えつつも、リュックは自然に唇から甘い声が漏れるのを止めることができない。その
ままやわやわと耳朶を甘噛みされ、完全に無抵抗になる。
 それを確認すると、アーロンはリュックの手首を拘束していた手を離して本格的な愛撫を開始した。

103:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/07 23:07 TQj/WIiW
アーリュもキタァァァァァ!!!!

104:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/07 23:24 wuzsnnu+
ごめん、でも↑これの続きまだ書けてません。
誰か書ける奴いたら書いてくれてもいいよ。

105:砂漠の王と風の覇者18
03/04/07 23:32 gP46V/9f


「……うっ……」
 堪えきれずに吐き出されたリルムの小さな声に、エドガーは立ち止まって後ろ
を振り返る。
「大丈夫かい?」
 男の仕掛けた爆薬が順調に作動していたお陰で、城中が黒煙に包まれはじめて
いた。視界は遮られるうえ、ろくに息も出来ない。考えていた以上に脱出は困難
を極めていた。
 それでも、あの大扉を抜ければ一旦は屋内から外へ出られる。そこでひとまず
落ち着けるのだから、最終的に脱出は可能だとエドガーは考えていた。
 それに煙で殆ど視界の無い中ではあったが、そこは住み慣れた城である。彼の
的確な誘導が功を奏し、二人は大扉まであと数メートルほどの所まで辿り着いた。
 しかし。
「……しまった!」
 エドガーは思わず声を上げ、リルムの身体を自身の方へ抱き込む様にして引き
寄せた。
「え!?」
 突然の行為に、自分の身に何が起きたのか一瞬思考が追いつかなかったリルム
は、躊躇いがちな表情で頭上のエドガーを見上げた。
 直後、大扉の前に大量の瓦礫が降り注ぐ。危うく難を逃れ引き返した二人だったが、
地上へ続く唯一の脱出口である大扉は完全に閉ざされてしまった。
 エドガーの算段は、城の内壁と共に音を立てて崩れたのである。
(万事休すか……だが彼女だけでもなんとか……)
 リルムの身と負傷した左腕を庇いながら、何とか脱出の術を探ろうとするエドガーの
耳に、ことのほか明るいリルムの声が届いた。
「……そうだ上っ! セッツァーが来るんだよ!」
 その言葉は、煙の中に閉じこめられた二人にとってまさに希望だった。

106:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/07 23:36 gP46V/9f
職人の皆さんありが㌧! こんなに各シリーズのSSが一堂に会したスレは他になさそうで(゚д゚)ウマー
……自分のSS投稿分より感想の方で改行規制に引っかかった漏れ…(w
>>87
シュウって言うともしや……ニーダの隣にいた女子生徒の事でつか……(;´д`)ハァハァ
もとい、うpキボンヌです。
 …少し余談ですが、漏れはエロ描写そのものより、エロに至るまでの過程が萌えなので、
 現状のエロ規制に賛同する訳じゃないけど、内容のないエロは萌えない…。
 流れ(物語の主題)によっては、エロも必要な時(=萌え)だってあるわけだし、
 その辺を分かって欲しいと思う今日この頃。(力量あれば作品という形で反論したい…)

>>89(サロンシップ)
やはりそうでしたか! ギャグで削除依頼出される様な自体になったら、
この板だけじゃなく、それこそ2ちゃんの存在意義を根底から揺るがす大事件でしょう。(w
続きとして書かれたシドの嘆き、本当にありそうで(・∀・)イイ!
(シドからは昔カタギな職人気質を感じます。…そう言う所萌えなんですが、
凄く良く出てますよね。)出来ればまた書いて頂けると……(煩)。

>>91(スコセル)
…スマソ、未プレイだと分かりづらいのは漏れも同じくですた。……同じく精進します。
それから、感想までありがとうございます。
ミサイル基地潜入作戦後だと言う事が分かっただけでもカナーリ有り難い解説です!
スコールと、自分の(これまでの)行いに対して真っ直ぐに向き合うセルフィの姿は
作中で感じたそのままで(・∀・)イイ!、スコセル読んで思い出しますた……
故郷のガーデン壊された時とか、それでもセルフィ明るく振る舞っていたり、
周囲を気遣っていたり、健気な娘やぁ…・゚・(ノД`)・゚・
そんな二人の展開に期待sage!

>>98
自分の中にあるアーロン像と180度違っているのである意味新鮮です。
時期的にはいつ頃の話なんでしょうかね? そう言った所も読んでると気になって
きたものですから……こちらも期待sage。
(´-`).。oO(できればご自身の手での完結をキボンヌ!!)

107:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/08 00:27 QITfH3mE
エドリル好きでつ。今回はハラハラな展開でドキドキですた

108:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/08 14:05 FbDw5NrN
萌えます。アリガトン

109:サロンシップ ◆KEY/rAMfMQ
03/04/08 19:40 MIxdDtKH
スコセル様
Σ(゚Д゚*)おおおお!イメージ画が美人さん!有難うございます~。(涙
セルフィは明るいけど奥行きがあって、大好きでつ。
気丈なセルフィの、切ない展開が気になりますです。
音楽が聴こえるような、繊細な文体に萌えても宜しいでしょうか?
(*´Д`)ハァハァ/lア/lア/ヽァ/ヽァ

エドリル様
あ、有難うございますです。・゜゜・(>_<*)・゜゜・。
実は他所でコソーリお笑いを書いてたので、ギャグになる悪寒がします…。
スレリンク(ff板:122-143番)
シドシエラ続編(多分お笑い)近日書かせて頂けたら、幸せです。
エドガ-がリルムを庇うシーンに萌えました!
リルム健気であります…。ガンガってくださいませ!

アーリュ様
親父キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!l \ァl \ァ

110:場違い小説 ◆de2SptS62s
03/04/08 20:26 6PIMaFzB
需要ありますか?なんて聞いといて、途端に体調不良&風邪。アホだ俺。
書き出しだけ書いて、「この設定ならいけそう」とか思った途端でした。

でも一応、書き出しだけでも載せてみます
続きは、この状態が治り次第。

111:場違い小説 ◆de2SptS62s
03/04/08 20:29 6PIMaFzB


「スコールとサイファーはね、本当に凄い素質を持ってるのよ。サイファーもかなりのものなんだけど、問題ばかり起こすのがね・・。でもスコールは、ちょっと暗くて冷たいのが欠点だけど、それ以外は完璧なの。きっと、いえ絶対seedになれるわ。それも一流のね」
「またサイファーがやってくれたわ。相手は言わなくても良いわね。頭が痛い・・。これからまた、私まで説教されそう」
「スコールがね・・・」
昼食時の親友との会話。相変わらず聞かされる話は、例の問題児(有名人)二人の事についてだった。私は少し甘ったるいパンを食べながら、半分いい加減に耳を貸す。
キスティスが教師になった時から繰り返される、愚痴のような話。しかし最近は、恋の相談を聞かされているとしか思えなくなってきていた。
(で、どっちなの?)
多少のイライラを伴って、私はキスティスを見つめた。見つめたって答えるわけは無いが、しかしそれでもキスティスは、何かに気付いたように立ち上がり、
「さ、そろそろ行かないと。じゃ、また後でね」
と、自分の受け持つ教室へと去って行った。私の口からため息が一つ漏れる。
「ハーッ・・」
キスティスの話を聞く度、自分にはそんなに夢中になれる男がいないことを思い知ってしまう。
「・・・本当にそんなに良いのかぁ?」
無駄に勢いをつけて立ち上がると、私は重い足取りでその日の仕事に向かった。

112:場違い小説 ◆de2SptS62s
03/04/08 20:30 6PIMaFzB
昼食時に言った言葉を、私は撤回しなくてはならなくなった。スコール・レオンハートは、確かに美しい顔立ちをしていた。
今までも遠くから見かける事はあったが、近くで見ると確かにきれいな顔立ちだった。それこそ、嘘のような。
ちなみにその時は、サイファーの顔もじっくりと見ることが出来た。といっても、サイファーは過去何度も試験に落ちているため、見るどころか何度も喋ったことさえある。サイファーも決して悪い顔ではなかったが・・
しかし、スコールの顔のインパクトには叶わなかった。
私の呼吸がわずかに荒かったのは、船内の狭さのせいだけではなかった。
(こりゃ、確かにはまってもおかしくない)
「キスティス。確かにスコールかっこ良いね」
ドールでの試験後、私はちょっと興奮した声でキスティスに話しかけた。
「えっ、そんな事私言ったっけ?」
「白々しい。耳にタコが出来るほどね」
「あははっ」
私はキステイスを軽くからかいながらも、自分の中に、固い友情を壊しかねない感情が生まれているのに気付いていた。

113:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/08 22:05 HWbsa3Vq
8好きな漏れには有り難い。
>>110
体に気を付けてマターリ執筆してください。

114:スコセル11 ◆ane/8MtRLQ
03/04/08 22:47 Vw7dpi6q
びっくりするくらいスコールは優しかった。
パーティーを組んでからずっと、他人に必要以上関わろうとしない人だと思っていた。
けれどアイアン・クラッドから脱出した時見たスコールの顔はすごく優しかった。
あの時、初めて気付いた。
スコールも自分と同じ年の、経験の浅い兵士だっていうことに。
いつもクールで、余計な事や泣き言を言わない人だから冷静な指揮官タイプの人間だって勝手に決め付けていた。
出会ってからの事を思い出せばいくらでも、スコールが皆に気を使って行動していたのがわかる。
けれどその時には気付かなかった。わかろうともしていなかった。
さっき梯子から落ちた時だって、スコールは真っ先にセルフィの頭を庇った。
抱きとめてもらったのに気付いた時、心臓が飛び出しそうなくらいドキドキした。
背中を抱えてくれている腕の力が強くて、その腕の中はとても暖かで。
そしてすごく切なくなった。
リノアの言葉を思い出したから。
魔物に襲われていたリノアを守った時も、こんな風にしたんじゃないか、って。
当然なんだけど「俺のそばから離れるな」っていう言葉はあたしは貰えないんだな、って思ったから。
そんな事が理由で泣きそうになるなんて、初めてだった。
笑ってごまかすつもりだった。なのに。
「どこか、怪我したか?」って心配してくれたスコールの声を聞いたとたん、目の奥が熱くなった。
うつむいて、こらえて、顔を上げたらスコールの顔が本当にすぐそばにあった。
そうして、気が付いたら自分からキスしていた。

115:スコセル12 ◆ane/8MtRLQ
03/04/08 22:48 Vw7dpi6q
「ごめんな~」
誰に、というわけでもなくセルフィはつぶやいた。
自分がした事なのにまるで現実じゃないみたいで、どうしていいかわからなかった。
頭の芯がすーっと白くなったみたいだった。
馬鹿みたいに、スコールの顔を見上げていた。
スコールもたぶん困ったんだと思う。
あのタイミングだと、考えようによってはキスっていうより唇がぶつかったみたいだし。
「大丈夫か?」ってあたしに言った時、スコールはどうしようって感じの顔で首を傾げてた。
もしかしたら途方に暮れてたのかもしれない。
だからあたしは、あれはキスじゃなかった事にしようと思った。
これ以上スコールを困らせたくないから。
今まであたしはスコールの「仲間」ですらなかった。頼って甘えていただけだった。
ちゃんと仲間になりたかった。
スコールに言おうと思った事、自分がすらすら話しているのが嘘みたいだった。
それでも、最後にスコールは「ありがとう」って言ってくれた。
『きっと今頃スコール、何だったんだろうって思ってるやろな』
明日どんな顔をしてスコールに会えばいいのか、セルフィにはどうしても思いつく事ができなかった。

116:砂漠の王と風の覇者19
03/04/08 23:29 v3n1VwEt


「……ちっ。思った以上にヒドイ有様だな」
 城の中央塔の上部が黒煙に包まれ、その合間から時折覗くオレンジの炎を目の
当たりにしたセッツァーが、露骨に顔をしかめて舌打ちするのも無理はない。
 今目の前に広がる光景は、禍々しい以外の何でもないからだ。
「一体なんだってんだこりゃ!? ……ってセッツァーあそこ!!」
 炎上する塔の最上部に、小さな人影を見出しマッシュは叫んだ。それがリルムと
フィガロ国王である兄だという事はすぐに分かった。
「セッツァー! イカリと一緒に俺を降ろしてくれ……二人を連れ戻す!!」
 既にマッシュは甲板から飛空艇の船底へ降りようと手摺に掴まり、身を乗り出
していた。
「んな無茶な!」
「こんな状況で、玄関から入ったって間に合わないだろ? それとも操縦に不安
があるか?」
 言うとおり、炎に包まれた塔周辺は気流が乱れている。特に厄介なのが上昇気
流だ、並の飛空艇と操縦者ならその気流には耐えられないし、何より船と人の両
方に多大な危険を課すことになる。
 マッシュとしてはセッツァーの操縦能力や飛空艇ファルコンの性能を疑っている
訳ではない、むしろ彼らだからこそ言えた台詞だった。
「……ふん、俺を誰だと思ってる? やってやるさ」
 この状況下でも不適に笑ってみせるセッツァーの表情は、自信に裏打ちされた
頼もしい笑みである。
「そーこなくちゃな!」
 相変わらず明るい口調のマッシュに向けて、釘をさすように冷然と言い放った。
「だがチャンスは多くない。いいな?」
「一発で決めてみせるぜ!」
 そう言うとすぐさま碇に飛び移る。一年前、瓦礫の塔へ降りた時と同じ様に。
そうして炎渦巻くの城の中へ、飛空艇ファルコンは迷うことなく二人のいる塔を
目指して進むのだった。

117:砂漠の王と風の覇者20
03/04/08 23:36 v3n1VwEt



 信じ難い光景を目にしたのは、炎に包まれた塔に立つリルム達の方だった。
「飛空艇……セッツァー達だ!」
 喜びの声を上げるリルムだが、黒煙の間から覗くファルコンの姿は、自分たち
目がけて一直線に飛んでくる。それももの凄いスピードで。
「……セッツァーのヤツ、私らにどーしろって……」
 溜息を吐いたリルムの身体が突然宙に浮く。思いがけない出来事に何がと見れ
ば、エドガーが笑いながらリルムを抱き上げている。
「本当はもう少し楽な体勢にしたかったんだが、今の私ではちょっと無理な様だ。
窮屈だろうが、少しの間これで我慢してくれるかい?」
 傷を負った左腕はさすがに使えず、エドガーは右腕でリルムの腰を抱える様に
して抱き上げていた。お陰様で、普段は見上げなければならないエドガーの顔を
すぐ真横に見る事ができるのだが。
「こんなトコで何やってんだよ! おろせ、降ろせったら!!」
「……美しくなったリルムの顔を、間近で見たかったからね」
 こんな非常時にこの男は一体何を考えているんだと抗議しつつ、内心ではなぜ
か恥ずかしいと言う感情の方が勝っていた―それこそ、こんな状況下で感じる
物ではないのに。

118:砂漠の王と風の覇者21
03/04/08 23:36 v3n1VwEt
 自らの動揺を悟られまいと、リルムはエドガーの腕から逃れるため全力をもって
反抗を試みる。
「……。……すまない、暴れられると……傷に響くんだ」
「ご、ごめん」
 エドガーの僅かに辛そうな表情が見えて、リルムはとたんに大人しくなった。
心から申し訳なさそうな表情で謝る彼女の姿に、密かに愛らしさを感じながら、
エドガーは柔らかな微笑を向ける。
「本当に、美しい女性に成長したね」
「だからこんな時に……」
 炎に包まれた城に閉じこめられた状況で吐く台詞ではない。と、冷静に突っ込
みながらも、いつもは見上げていたエドガーの顔がすぐ横にある。
 こんなに近くで目が合うと、耳の辺りが熱い様に感じて、リルムは堪らずに視線を
逸らした。
「もう少し大人になったら、本気で口説かせてもらうよ」
 そんなリルムの横顔に、冗談ともつかないエドガーの声が届いた。
「子どもで悪かったわね」
 視線を逸らしたままで返した言葉は、リルムにとって今日二度目のセリフだった。

119:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/08 23:38 v3n1VwEt
現在、6ブームのまっただ中にあるので……純粋にエドリル望んでる方、スマソ。
色んな方の描写出てきますです。。。

>>107-108
このスレは萌えSS(しかも他ではお目にかかれない)が多くて萌える。
ホントここ通りかかって幸せだYO!!
107さん、そう言っていただけると自分も(妄想の)突っ走り甲斐があるってもんです。

>>109(サロンシップ)
そ、その名にされるんですか……?(w
他スレの文章拝見させていただきました。松田優作風ザックスから先は大爆笑。(w
でも、漏れ◆KEY/rAMfMQさんの描写好きです。言葉というか、単語の選択が(゚д゚)ウマー
途中まではもの凄いシリアスな戦闘物なのかと思うほど。(そこからギャグに転じる
せいで、余計笑えるんでしょうかね……どちらにしても羨ましいです)
シドシエラ続編、激しく期待まちsage。

>>110(場違い小説)
もしやこれはキスティスとシュウとスコールの三角関係でつか!?(違)
こちらも展開気になりますsage……でも体調回復を優先させて下さいませ。
読み手としてはマターリ期待sageって気構えでお待ちしておりますです。

>>114-115(スコセル)
セルフィの心情描写がもの凄いスムーズに読めて(・∀・)イイ!
言葉少ななスコールのモノローグとは違って、普段明るいセルフィだけに
もの凄く切ない……そ、そこが萌えなんですが(*´Д`)


毎度感想長くてスマソ。ウザかったら遠慮なく言って下さい。

120:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/08 23:41 QpxPCssb
立て続けにキタ━━(゚∀゚)━━!!!!
イイ!このスレめちゃイイッ!!

121:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/09 05:16 CWmWYj4H
こんなスレを待っていた!
職人さんたちありがとう、そして頑張って。

そしてベイオウーフ×レーゼをキボン、と言ってみるテスト。


122:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/09 17:04 FSERIqll
職人さん達ガンガレー
応援パピコ

123:スコセル13 ◆ane/8MtRLQ
03/04/09 20:40 N1xjMrm7

『明日、どんな顔でセルフィに会えばいいんだ』
スコールはベッドの上で寝返りをうつ。
あれはキスじゃなく、事故だ。
そう自分に言い聞かせる。
たぶんセルフィも気まずかったのだと思う。
ひどく戸惑った顔をしていた。
考えてみればミサイル基地からずっとアイアン・クラッドに閉じ込められた挙句、自分達に
攻撃されてようやく脱出できたという状況で、そのまま演奏の練習と会場の手配までこなしていたのだ。
いくらセルフィがイベント好きと言っても無理のしすぎだった。
もしかしたらあの場所に来たのは一人になりたかったのかもしれない。
『だとしたら、悪い事をしたな……』
考えなければならない事は他にもいろいろあるはずなのに、柔らかい唇の感触が不意に蘇ったり、
抱きしめた時、セルフィが思ったより小柄だった事を思い出してしまう。
『何考えてるんだ、俺……』
中庭からは虫の声が響いていた。
「スコール、本当はイヤなんでしょ?指揮官になるの」
本心を言い当てられた。
自分の気持ちは自分以外には理解できないと思っていた。
他人に自分の気持ちを伝える努力などするつもりもなかった。
「もっと話して」と、リノアは言う。
「手伝うから」と、セルフィは言う。
『仲間……だからなのか?大体、仲間って何なんだ。どうして、一人でいる事ができないんだ……』
ガーデンの皆と自分の共通点はSeeDに象徴される、一流の兵士になるという目的だと思っていた。
一人で生きて行くために兵士を目指したはずだった。
『他人はそうじゃないのか?』
今まで考えてもみなかった事が次々に起こる。
「SeeDは何故と問うなかれ」
疑問とは最優先に排除されるべき物だ。
任務に関してなら、スコールはいくらでも雑念を振り払う努力をしただろう。
『こんなに個人的な理由で悩んでいる人間が、ガーデン全ての人間を統率できるのか?』
悩み続けるうちに疲労している身体はあっさりと睡魔を受け入れていた。

124:スコセル14 ◆ane/8MtRLQ
03/04/09 20:42 N1xjMrm7
雨の音だ。
庭の木を滑り落ちる水滴が立てる葉掏れの音。
湿った空気が肌にひんやりとまとわる。
目に見える景色の中には誰もいない。
一人だった。

  おねえちゃん、ぼく    ひとりぼっちだよ。


でも がんばってるんだよ。

 おねえちゃんいなくても、だいじょうぶだよ。

なんでもひとりでできるようになるよ。


雨は止まない。


「スコール委員長、スコール委員長!至急ブリッジまで来てください」
眠りを破ったのは校内放送のアナウンスだった。
『……委員長?』
自分を呼んでいる事は間違いないと思いながら、聞いた事のない肩書きにスコールは首をひねった。
「スコール委員長、ごくろうさま!」
ブリッジに入るなり、キスティスが笑顔で言う。
「委員長って?」
「なんか、肩書きがあった方がいいでしょ?私とキスティスで決めたわ」
キスティスの傍らのシュウが答えた。


125:スコセル15 ◆ane/8MtRLQ
03/04/09 20:59 N1xjMrm7
「スコール委員長、スコール委員長!至急ブリッジまで来てください」
眠りを破ったのは校内放送のアナウンスだった。
『……委員長?』
自分を呼んでいる事は間違いないと思いながら、聞いた事のない肩書きにスコールは首をひねった。
「スコール委員長、ごくろうさま!」
ブリッジに入るなり、キスティスが笑顔で言う。
「委員長って?」
「なんか、肩書きがあった方がいいでしょ?私とキスティスで決めたわ」
キスティスの傍らのシュウが答えた。
「私、ガーデン内のいろいろな物資の補充とかそういう手配担当するから」
シュウはそうつけたすと続きをキスティスに譲った。
「私はカドワキ先生と手分けして、生徒たちの面倒みるわね。あなたは移動や戦闘の方針決定に専念してちょうだい」
「ああ」
昨日言われた事がこういう意味とは思わなかったので予想外に肩の荷が下り、
スコールはうなずきながらほっとした。
ガーデンが移動する上での最優先事項の二つが片付いたのだ。
「え~と、それから」
キスティスが少し考えるように首を傾げる。
「セルフィをちょっと休ませてあげて」
突然出た思いがけない名前にスコールは心臓が跳ねた様な気がした。
「理由をあれこれ言ってたけど……」
スコールは自分の顔に血が昇って行くのを感じた。しかしそれは本人が感じ取る体の反応であって、表面上には現れない。
「本当はミサイル基地とかの疲れがドッとでちゃったんだと思うの。どう、OK?」
心配そうなキスティスの顔にスコールは安堵しながらうなずいた。
「ああ、わかった」
「鉄面皮」などと言われる事もある自分の表情の乏しさに、心から感謝した。
操縦担当者にニーダが着任した報告を受け、スコールは一度自分の部屋に戻った。

126:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/09 22:40 LLXxa1v2
スコセルキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
ゲームの裏側って感じがイイ!(・∀・)ね。


127:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/09 23:43 4orQoQ7m
萌え

128:サロンシップ ◆KEY/rAMfMQ
03/04/10 00:20 fKBPSxiV
場違い小説様、お体お大事にどうぞです。スコールハアハア
エドリル様、有難うございます(泣)熱く激しく応援しますです。
スコセル様、切ない…!毎日楽しみにさせて頂いております。

129:発光(1)白 ◆KEY/rAMfMQ
03/04/10 00:21 fKBPSxiV
 サイレンがスラムを振動させる。教会に、開発途中の宇宙船が墜落したのだ。
船体が、鈍い灰白光を反射する。その、真下に。
「……内臓が破裂している」
寒さを避けて、教会に忍び込んだ老人が、巻き込まれた。
事後処理に隠密部隊が来た。屋根の大穴から、吹雪が這い寄る。
黙って、黒衣の部隊長が痛み止めを打つ。
「眠らせてやらねえと…」
幼い少年兵が、特殊部隊員の手を遮った。
「待ってくれ。
 ──もうすぐ、医者が来ます」
老人が、金髪の少年兵の腕を掴む。
一片、クラウドの頬に雪の結晶が落ち、静かに流れる。
老人の骨ばかりの躯。その元から、魔晄が微かに湧き、こぼれる。

 広大な廃虚の上を、萌葱色の水が滑る。
「おう、リーブ部長」
「お?艇長さん、久し振りやね」
メテオで崩壊した都市、ミッドガルの再建。
避難民達にとってそれは、悲願でもある。
二人の男が、歩き乍ら瓦礫のハイウエイで語る。
「で、どうだい?」
「どうもこうも、見ての通り、ライフストリーム浸しですわ」
住人達は、元の街に戻ろうとして言葉を失った。
一夜にして、都市が、深い薮や蔦に覆われていたのだ。
「…ワイは、諦めませんで。此処が駄目なら、何処か近い場所に。
 今度こそスラムの無い街を作るんや」
魔晄に満たされた水が、黄昏の内に光を放つ。
URLリンク(www.weartv.com)

130:発光(2)白 ◆KEY/rAMfMQ
03/04/10 00:22 fKBPSxiV
「そう言う訳でよ、暫く飛空艇は、部長に使って貰いてぇんだが」
クルー達は喜び、鯨波を上げた。

 星が旋回し、雲がゆるりと移動する。柔らかな灯が、家々に宿った。
「ロケットどころじゃ、ねえなぁ」
「あら?どうしたの?シド」
ネルで抽出したコーヒーが、シドのゴーグルを烟らせる。
「一度行ったのに、贅沢かも知れねぇが。
 この面見てくれよ。…生き物そのものじゃねえか。」
URLリンク(photojournal.jpl.nasa.gov)
URLリンク(www.astro.web.sh.cwidc.net)
色鮮やかな堆積物を吐き、沸き立ち、侵食する星の貌。
「木星の衛星、イオね?」
「ロケットは、メテオにぶつかってバラッバラでぃ」
「作れば良いのよ」
「シエラよぅ。簡単に云うない」
「じゃ、部品を捜してみたらいいじゃない」
「……」
「手伝うわよ。シド」

 小さな、魔王も勇者も居ない旅が始まった。
或る部品はエアリスの生家に。或る物は崩落したミッドガルの地下に。
大半の機材は、ギ族の洞窟の隠し通路から見つかった。
そして──

131:発光(3)白 ◆KEY/rAMfMQ
03/04/10 00:26 fKBPSxiV
 夜気の中、潜水艇のハッチが開く。
「ふう。──ん?ありゃあなんだ?」
凪いだ海面を、白く大きな巻貝が滑る。
「アルゴス…ね。蛸船の揺り籠よ」
「って、タコかよ!」

 太古の冒険者達を乗せ、黄金の羊と云う光冠を求めた船。
殻を脱ぎ捨て、擬態の達人となる事で、今も賑やかな蛸達。
遠い昔に、大繁栄したアンモナイトの子孫。
その証は、紙のオウムガイの半透明の揺籠にも、残されている。
「この辺りに落ちた筈なの」
「……なぁ、シエラ」
なぁに?と、朗らかに答えるシエラの首を、シドの唇が吸う。
赤褐色の結い髪を解き、逆さに梳き上げ、囁く。
「有難う、な」
シエラの腕が、柔らかくシドの頬を包み
            ガターン!
とゆう音と共に、パーティメンバー全員が転がり落ちて来た。
「やっぱりこうなんのかぁ。…なんでぃ!てめぇらぁ!」
「興味ないんだが!…ウプッ。いや、手伝わせて欲しいんだ、シド」
クラウドを追い掛け、シドの鎗が月光に反射する。
喧しい程賑やかに、潜水艇が潜行してゆく。

 かつてエアリスが植えた花が、魔晄の泉水に運ばれ
崩壊したミッドガルに広がり、芽吹く。
建造中の街に、老人が辿り着き、花を撫でる。
遠い昔、ロケットに押し潰された傷を抱えながら。

132:affection 16 ◆ane/8MtRLQ
03/04/10 21:33 JyiQaeYf
■ ■ ■

「セルフィ……。無理に明るく振舞ってる」
キスティスはブリッジを出て行くセルフィの背中を見送ってつぶやいた。
「サイファー、雷神、風神……。ちょっと前まで、このガーデンにいたのよね……」
キスティスの言葉はわずかに湿り気を帯びていた。
ニーダのおかげでガーデンが移動可能になった後、まず最初に行った場所はバラムだった。
ガーデンが制御不能だった時、街の手前で無理やり海へと方向転換したものの、被害が出なかったとは言い切れない。
何よりバラムは軍を保有しているものの小規模で、ガーデンが創立されて以降、学園の運営協力の代わりに
出兵依頼の優先権を獲得してそれに依存しているのが現状だ。
ガルバディアが侵攻してきた場合、自衛できない可能性が高い。
果たして、様子を見に行ったバラムはガルバディア軍に占領されていた。
なんとか潜入し、司令官と指揮官に対面してみるとそれは風神と雷神だった。
二人は魔女の騎士となったサイファーを認め、協力するのだという。
仲間だから全てを肯定し、助けるのだという。
予想していない訳ではなかったが、ひどく苦い思いが残った。
二人の主張は立場の違いをのぞけばセルフィ達がスコールに言った事と同じ事だ。
ガーデンでは戦いの理由はは善悪ではなく、それぞれの立場の違いから起こると教えられる。
だから敵と味方も良いか悪いかではなく置かれた立場による物で状況の流れでどうにもなってしまう。
それは特別な事ではない。
傭兵はクライアントに従う。憎いとか許せないとかいう自分の感情では戦わないのだ。
ガーデンを出た後で状況によっては卒業生同士が敵対する事だってある。
それは決して特殊な事ではない。感情を挟めば、死ぬのは自分なのだ。
それなのに自分はひどく動揺してしまっている。
指揮官としては褒められた事ではなかった。
だからスコールは元教官であるキスティスの言葉にどこか安心した。
揺らいでいるのは自分だけではないと。

133:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/10 21:34 EhZa4hQn
サイ風書きたいのだが、、、。なにぶん文章能力が無いのとベンキョが忙しいのとでもうだめぽです。ウワアアアン
あと二年くらい、、、人に塗られて出直して来ます。

むしろどなたかサイ風キボ、、、ン、、、。

134:affection 17 ◆ane/8MtRLQ
03/04/10 21:35 JyiQaeYf
「どうする?セルフィのリクエストに答える?」
シュウの質問で、スコールは本題に戻った。
バラムをガルバディアから開放したのはいいが、特に進むべき場所がどこかは決まらないままだった。
補給の問題もあるので報告を兼ねてスコールがブリッジにいるとセルフィが現れたのだ。
そしてもし目的地が決まっていないならトラビアの様子を見に行ってはどうかと尋ねられた。
SeeD試験に合わせて転校するまでセルフィはトラビアガーデンの生徒だった。
気になるのは当然だろう。
魔女とガーデンの繋がりを考えればそう筋違いの行き先でもなかった。
「ああ。トラビアに向かう」
スコールはニーダに行き先を告げた。

トラビアガーデンの惨状は予想はしていたがひどい物だった。
正直に言って建物の破損状況からすると生存者がいる方が不思議なくらいだった。
ガーデンという名を冠するだけに軍事訓練を受けている人間が殆どなので変事に気付いて
それなりに対応していたのだろう。
それでも魔女やガルバディアの気配がないのが救いだった。
セルフィはガーデン中を駆け回って皆を元気づけていた。
バラムガーデンの目的としては外れだったがセルフィの様子を思えばここに来た事は無駄ではなかった。
スコール達はセルフィの気が済むまでバスケットコートで待つ事にした。
トラビアの空はうっすらと曇っていた。
晴天の方が珍しい土地なのだと習った覚えがある。

135:affection 18 ◆ane/8MtRLQ
03/04/10 21:36 JyiQaeYf
「セルフィはここで育ったのかぁ……」
アーヴァインが空を見上げてつぶやいた。
遠い目だった。
スコールの視線に気付いたアーヴァインが振り返る。
ほんの一瞬だけ、スコールの胸がうずいた。
スコールはそれが罪悪感だという事に気付かなかった。
アーヴァインが意味ありげに笑う。
「なんだ?」
居心地の悪さをごまかしてスコールは尋ねた。
「別に」
アーヴァインは腕を組んで一人でうなずいた。
「セルフィが頼りにできるような、男のよゆ~ってやつを身に付けなくっちゃ!」
スコールは胸のうちを見透かされたような、かすかな不快感を感じた。
気配に気付いて顔を上げるとコートの向こうからセルフィが駆けてくる。

そしてその日、アーヴァインは心に閉じていた全てを、語りだした。


■ ■ ■

季節外れの雪は夜までわずかに降っては思い出したように降るのを繰り返した。
「きれいやなぁ……」
まるでアーモンドの花みたいだった。
夜になって皆が寝静まった後でセルフィは一人でバスケットコートに戻った。
トラビアガーデンはバスケットが盛んで転校前はセルフィもチームを組んで校内戦に出ていた。
バラムガーデンは飲料水の補給のためにトラビアガーデンから少し離れた場所に停泊している。
本当はバラムガーデンの生徒たちが補給の間だけでもと協力を申し出たがトラビア側は断った。
バラムガーデンの生徒が攻撃に関与しているという噂を掴んだせいもあるが彼らなりのプライドと遠慮も
あるのだろうとスコールは彼らの意見を尊重した。
せめてその間だけでも、というキスティスの勧めでセルフィはトラビアガーデンに残らせて貰った。
夜半には補給が完了する予定なのであらかじめ決めておいた時間には迎えが来る事になっている。
一人になると寒さと共にじんわりと現実が心に染み込んでくる。

136:affection 19 ◆ane/8MtRLQ
03/04/10 21:37 JyiQaeYf
ミサイルの威力を考えると人的被害は予想よりいくらかましなレベルではあった。
けれど、やはりたくさんの友人が死んだ。
それなのに涙は一滴もこぼれなかった。
とにかく、生きている皆を助けよう。
そう決めたはずだった。
「嘘ばっかり」
セルフィは自分に対してつぶやいた。
ミサイル基地から生還してバラムガーデンが無事と知った次の瞬間から気を抜くと浮かんだのはここの惨状だった。
みんなと約束したから、と自分に言い聞かせながらバンドのステージを用意した。
でも、本当は立ち止まったら泣きそうだから。
トラビアにミサイル攻撃があったなんて嘘だって誰かに言ってもらいたくなるから。
皆がバラムで戦っている間、一人になって脳裏に浮かぶのは、過去の思い出ばかりだった。
死んでしまった友達との、懐かしい日々の影がこのガーデンのあちこちに転がっていた。
皆の仇を討つために魔女と戦うって決めた。
たとえ相手がママ先生でも。あたしは今、ママ先生と戦うべき立場にいるのだから。
それがSeeDだから。
そして結果として自分の記憶をG.F.に食い破られるとしても。
優しい、暖かい思い出を失ったとしても。
それが生き残った自分のやるべき事だと思うから。
記憶は失うわけじゃない。思い出せなくなるだけだ。
だから日記を書いて、皆と話して思い出せるきっかけをたくさん作ればいい。
でも、スコールとのキスは?
セルフィの中の悪魔がささやく。
あの思い出は誰とも語れない。記録に綴る事だってできない。
だって、自分で無かった事にするって決めた事だから。
腕の中の温かさや、あの時聞いた言葉の全て、いずれ瑣末な日常の出来事と一緒に記憶の欠片になって
思い出せなくなるだろう。
セルフィの瞳から、初めて涙がこぼれた。

137:affection 20 ◆ane/8MtRLQ
03/04/10 21:38 nBQdfFHE
人でなし。
セルフィの中で、誰かの声がしたような気がした。
友達を失っても泣かなかったくせに過ちを犯した事を思い出して泣くなんて。
「ごめんな……」
殆ど消え入る寸前の声でセルフィはわびた。
「きっと、あと、ほんのちょっとの間だけやから……」
いずれ今日の雪のように消えてしまう思い出。
自分と、そしてスコールからも。
そしてセルフィは自分の心の中に耳を澄ます。
聞こえてくるのは波の音。鉄塔にぶつかってガラスの粒のように弾けて消える、オルゴールのようなあの音。
月の明るい夜の下、振り返るスコールの顔。
『セルフィ』
指揮官ではないスコールの声。
『どうしてここに?』
あの時、夜の中にあたし達二人しかいなかった。
何も望まない代わりに心の中の箱にしまっておくつもりの思い出だった。
これはきっと罰だ。
トラビアの皆が苦しんでいる時、笑っていたあたしへの、罰。


138:affection 21 ◆ane/8MtRLQ
03/04/10 21:41 nBQdfFHE
セルフィは涙をぬぐった。
腕時計のアラームが鳴った。定時だ。迎えが来る。
セルフィはもう一度コートを見回した。
雪はとっくに止んで、消えていた。
「またね」
コートのすみっこの思い出の影にセルフィは手を振る。

ガーデンの入口に、車が止まっていた。
「セルフィ、こっち」
アーヴァインが手を振っている。
「ごめん、待たせた?」
アーヴァインは首を振る。
「補給が少し早く終わりそうなんで、早めに迎えに出たんだ」
「本当に?ありがとう」
セルフィは車に乗り込む。
「疲れたんじゃない?そんな顔してる」
アーヴァインが尋ねる。セルフィは苦笑する。
もしかしたら、という淡い期待が胸にちくんと棘を刺す。
「ガーデンはどこらへんに行ったの?」
「ここから一時間弱ってとこかな?けっこうあったよ」
セルフィはトラビアの地理を思い出す。
距離的には昔野外訓練に行った湖のあたりの気がした。
「道、大丈夫?」
「ま~かせなさい!」
アーヴァインの明るい声につられてセルフィは思わず笑った。


139:affection 22 ◆ane/8MtRLQ
03/04/10 21:42 nBQdfFHE
「あ、やっと元気になった」
アーヴァインがほっとしたように言った。
「スコールに頼まれたんだ」
意外な名前にセルフィはどきりとする。
「何を?」
「こんな状態だからさ、セルフィはきっと疲れてるだろうって。そんな状態でもスコールが相手だとセルフィは
気を使っていろいろ話したりしようとするだろうから僕が言った方がセルフィが気楽なんじゃないかって。
スコール、なかなかわかってるよね~」
「本当だね……」
セルフィは胸が暖かくなるのを感じた。
目の奥がじんとする。
スコールは優しい。たとえあたしが特別な女の子じゃなくても。それで十分。
「ごめん、アービン、ちょっと疲れたから寝てもいい?」
「いいよ」
アーヴァインは前を向いたまま答えた。
「道がわからなくなったら起こしてね」
セルフィは腕で目を覆った。
「おやすみ、セフィ」
アーヴァインの声に安心して、セルフィは眠りについた。

End

140:姐 ◆ane/8MtRLQ
03/04/10 21:49 nBQdfFHE
は~、やっと終わりました。
別スレで違うカップリングで書いてるのでご存知の方が
混乱しないように覆面かぶってましたがここも保管されてる
みたいなんで名乗っておきます。

別カプの話で行き詰ってるのと友達から少女漫画借りて
一気読みしたためコテコテの少女漫画風味が書きたくなって
思わず書いたのがこれでした。
最初短かったんですが萌えてくださる方がいたみたいなんで
こってりめに書き足ししつつ投稿しました。

感想下さった方、ありがとうございました。
後ほどまた参ります。


141:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/10 22:09 DCClnPVD
もつかれですた

142:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/10 22:21 fKBPSxiV
姐様、乙華麗様でした!エンディングの余韻が至福です。

>>133
だ、ダイジョブですか?133さんの勉強は大切なので
優先して頂きたいですが…。
133さんの一番好きなサイ風は、133さんの中にしか無いでつ。
他の方のサイ風を期待sageしつつ
133さんのお話をマターリ読める迄、何年でもお待ちします。

143:133
03/04/10 22:32 0M+RLUVV
うぐぉ割り込んでしまた。ゴメンナサイ
私=>>29なわけなんですけどね。がんがりまつ。
スコセル、萌えますた。少女漫画風味イイ!

144:砂漠の王と風の覇者22
03/04/10 23:30 5V+A5lIY
「……やはり若い男の方がいいかな?」
「なっ……何言ってるんだってば!」
 しかしセッツァーとは全く異なる反応に、逆にリルムが狼狽える。それを面白くて
仕方ないと言った様子でエドガーは見守る。
 笑顔を絶やさずに優しい瞳を向けながら、けれども真剣な口調でエドガーは告げた。
「リルム。私とマッシュを信じられるかい?」
「え?」
 最初、リルムは聞かれている事の意味が分からなかった。黙って前方を見つめている
エドガーの視線を追う。その先には、迫りくる飛空艇ファルコンの姿。
 さらに目を凝らして見れば、船の下に揺れる小さな影―マッシュだ。
「マッシュなら大丈夫さ。君一人ぐらい何ともないだろう」
「あ?」
 そう言うと、エドガーは両腕でリルムの身体を持ち上げる。前方に見えていた
小さな影が徐々に大きくなり、やがて手を伸ばすマッシュの輪郭もはっきりと見
えてきた。
「―また会おう」
「っ!?」
 異を唱える間もなく、リルムの身体はエドガーの手を離れ一瞬だけ宙に舞った。

145:砂漠の王と風の覇者23
03/04/10 23:31 5V+A5lIY
 次の瞬間、しっかりとマッシュの腕が彼女を捉えていた。
「大丈夫かい?」
「…………」
 マッシュの問いにただ頷いただけで、リルムの視線は塔の上に残された男に向
けられたままだった。
「バカだよ! ……ホントにどーしよーも無いぐらいのバカだ……」
 絞り出すような声でリルムは呟いた。わき起こる失意と後悔の念に、小さな体
が押し潰されそうな錯覚さえ感じるほど。
 今になってようやく、塔の上での不可解な行動の意味が分かった―あれは全
て計算し尽くされた行動。初めからエドガーは、リルムを塔から脱出させるつも
りだったのだ―自分に向けられた柔らかな笑顔と、最後の言葉の持つ意味が胸
を締め付ける。
「兄貴の事なら心配ないさ」
 そんな彼女の心中を察したマッシュは、笑顔で言い切った。
「……うん」
 操縦士セッツァーの腕と、マッシュの事を信用していないと言うわけではない。
 ただ。
「やっぱり、魔法が無くちゃ足手まといだったね」
 悔しいけれど、それが現実だった。
「…………」
 マッシュからの合図を確認すると、セッツァーは飛空艇を大きく左に旋回させ
て一旦その場から離れた。体勢を立て直しつつリルムを甲板へ収容すると、再び
炎の海へ船を向けた。
「リルム、中へ……」
 不安定に揺さぶられる舵を取りながら、セッツァーは口にしかけた言葉を呑み
込むと、強い口調で言い放った。
「このまま突っ込むぞ! 吹っ飛ばされたくなかったらその辺に掴まってろ」

146:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/10 23:34 5V+A5lIY
この後、しばらくはエドガー視点で話が進みます。(リルムの見せ場はもうちょい先…)
どうかご了承下さいませ。

>>121
FFTって(・∀・)イイ!キャラ多いよなー。漏れも6知る前まではFFTネタ色々
考えていたクチなもんで…。
便乗で漏れもキボンヌ。特にムスタディオとメリアドールの話を!!(少数派?)
(余談:イズルードも(・∀・)イイ!んだが、メリアドールと姉弟だったんだよな……)
他にもウィーグラフとかバルマウフラとかオーランとか……魅力的なキャラ多いし。

>>133
自分が今一番優先させる事を優先させて下さい……とはいえ、142さんの仰るとおり、
自分の中にある萌の形は自分が一番良く表現できる物だから、いつかうpキボンヌ!
……かく言う漏れも、今は研修中。(ここ来てる場合なのかと小一時間。略)
息抜きにはなると思う……うん。

>>発光
都市再建に奔走するリーブ。再び宇宙を夢見るシド。
シド以上に根性座ってるシエラ。……(・∀・)イイ! どれも漏れのツボっていうか
抱いてるイメージに合っててヨカタ!!(そして覗き見部隊も。w)

>>affection(スコセル)
ゲーム中の場面が思い返される感じで(・∀・)イイ! 実際にはそんな出来事はなかった
筈なのに、スコセル全然違和感なく、寧ろ本編と上手く合わせて読んでいけるのが良かった~。
漏れは特に、FF8本編中でも出てきたG.F.使用による記憶障害という副作用。その回避策と
セルフィの前向きな考え方(日記の真相>>136-137)辺りが切なくて良かった……。
乙ですた!

147:姐 ◆ane/8MtRLQ
03/04/11 00:22 DSa0+9Vj
今読み返すとメモ帳からコピペする時に重複してるとこありますね(汗
誤植はいつも事なんですが(大汗
本当は15と16の間にバラム封鎖のエピソードが入るんですが
スコセルには関係無いのでカットした関係でちと消化不良です。
記憶喪失の話とかもきちんと書きたかったんですがすごく長くなるので。

サロンシップ様
画像付きでイメージが膨らみます。シドがすごくセクシー。(;´Д`)ハァハァ
アルゴス、親戚の家にありますた。きれいですよね。
やはり覗きがキタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!

>>133
いえいえ、おかげでレス1個たくさん書き込めましたので。
ぜひがんばって下さい。お待ちしてますので。

>>146
毎回読み込んだ感想ありがとうございます。
一応スコキス作家という事になっているのですが、それでもこのスコセル話は
あった事として組み入れる事ができるのではという疑問から生まれました。
今日もエドガー(・∀・)イイ!

そして感想くださったたくさんの方、ありがとうございました。

148:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/11 00:36 L+CRQ2O4
このスレの小説全てに萌える。

149:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/11 16:58 ffCV0Jq1
職人さんは神様だ
エロじゃないけど(*´Д`)イ…イイッ!

150:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/11 20:18 MvWATMjt
リュック×ギップルかいてください。だれか

151:名前が無い@ただの名無しのようだ
03/04/11 20:30 1b8Zcd9x
リュック攻めかい


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