セリス地下室クラブPart5.5at FFセリス地下室クラブPart5.5 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト981:てのひらの記憶 03/03/14 22:07 ZsHOXMyf セリスは当時、帝国で盛んに行われていた魔導研究の被験者として集められた 、様々な年齢の人間達のうちの一人だった。だがその魔導に対して優れた適性を 持つことから、魔導研究の第一人者であるシド博士と、失われたはずの魔導を蘇 らせた人物であるガストラ皇帝の両者から徹底した魔導戦士としての教育を施さ れていた。魔導という、人間の想像を超える力を手に入れた者達は、その強大な 力を誇り、自身を選ばれた人間である、と驕るようになっていった。 もちろんセリスも徹底したエリート思想の下に育てられたため、かつては強い 選民意識の持ち主であった。 だが、剣技の指導を兼ねてレオにも教育係の役目が与えられるようになってか ら、セリスは大きな変化をみせ始めていた。 共に禁断の力をその身に持ち、帝国という大いなる野望のために作り出された 存在でありながら、ケフカとセリスの歩む道が大きく異なっていったのはレオの 存在があったのかもしれない。 とはいえ、レオとセリスの関係は決して最初から良かったわけではなかった。 そもそもセリスはエリート意識に加え、プライドが高く、それに若かった。その せいで、レオの固い事ばかり言う生真面目な性格や、心の内を全く明かさないそ の無口さが、疎ましく思えていたのだ。 それはただ器用に振舞うことが出来ない彼の無骨な優しさの裏返しだったのだ が、それをセリス自身が認識するのは、かなり後のことになる。だが、それでも セリスがレオの下から離れなかったのは、常に己の信念を貫くレオに対して、尊 敬の念を抱いていたからだった。そんな信頼のおける人物だったからこそ、セリ スは自分の身に起こった重大な事についてもレオに相談したのだった。 「レオ…その、今いいか?」 「ああ。何だ、改まって」 「相談があるんだ。だが…ここだと、まずい」 「そうか。では俺の部屋で聞く。それでいいか?」 セリスは無言で頷いた。 レオの部屋へ行っても、セリスはレオと小さなライティングテーブルを挟んで 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch