02/11/21 20:56
━━━説明━━━
こちらはDQ・FF世界でバトルロワイアルが開催されたら?というテーマで、
主にsage進行で進められている、全員参加型リレー小説スレッドです。
全てのレスは、スレ冒頭にあるルールとここまでのストーリー上
破綻の無い展開である限りは、原則として受け入れられます。
レス内容に「ものいい」のレスが付けば、当該レス者同士を含めての雑談スレへの移動となり、
判定が行われます。ストーリー以外のレスは雑談スレで行われます。
前スレ DQ・FF連盟、バトロワ参戦!! PART2
スレリンク(ff板)
FFDQバトルロワイアル感想・雑談・討論用スレ 2
スレリンク(ff板)
説明は>>2-10…に収まらないんだろなぁ。とりあえず目標で。
過去スレ。
スレリンク(ff板) PART1
2:名前が無い@ただの名無しのようだ
02/11/21 20:56
2か?
3:名前が無い@ただの名無しのようだ
02/11/21 20:57
+基本ルール+
・参加者全員に、最後の一人になるまで殺し合いをしてもらう。
・参加者全員には、<ザック><地図・方位磁針><食料・水><着火器具・携帯ランタン>が支給される。
また、ランダムで選ばれた<武器>が1つ、渡される。
<ザック>は特殊なモノで、人間以外ならどんな大きなものでも入れることが出来る(FFUのポシェポケみたいなものです)
・最後の生存者のみが、安全に帰宅することができる。
・日没&日の出の一日二回に、それまでの死亡者が発表される。
+首輪関連+
・参加者には生存判定用のセンサーがついた『首輪』が付けられる。
この首輪には爆弾が内蔵されており、着用者が禁止された行動を取る、
または運営者が遠隔操作型の手動起爆装置を押すことで爆破される。
・24時間以内に死亡者が一人も出なかった場合、全員の首輪が爆発する。
・日没時に発表される『禁止技』を使ってしまうと、爆発する。
・日の出時に現れる『階段』を二時間以内に降りなかった場合も、爆発する。
+魔法・技に関して+
・初期で禁止されている魔法・特技は以下の通り↓
「レイズ」「アレイズ」「リレイズ」「フェニックス(転生の炎)」
「ザオラル」「ザオリク」「ザオリーマ」「メガザル」「メガザルダンス」「精霊の歌」その他、復活系の魔法・特技
・全体攻撃の範囲は「攻撃側から見えていて、なおかつ敵と判断した相手全て」。
4:名前が無い@ただの名無しのようだ
02/11/21 20:58
※現在の禁止技:
復活系の魔法・特技。
ルーラ、バシルーラ、テレポなどの転移呪文・魔法。および、リターン、デジョン、ラナルータ。
+戦場となる舞台について+
このバトルロワイヤルの舞台は日毎に変更される。
毎日日の出時になると、参加者を新たなる舞台へと移動させるための『旅の扉』が現れる。
旅の扉は複数現れ、その出現場所はランダムになっている。
旅の扉が出現してから2時間以内に次の舞台へと移らないと、首輪が爆発して死に至る。
現在の舞台はFF6帝国領→ロンダルキア台地への移り変わりの時期。
現在、「旅の扉」は
「マランダの街」「ベクタ城内」「ツェンの街」「アルブルグの街」「封魔壁監視所跡地」「大陸西部砂漠」の六ヶ所に存在してます。
5:名前が無い@ただの名無しのようだ
02/11/21 20:58
━━━お願い━━━
※一旦死亡確認表示のなされた死者の復活は認めません。
※新参加者の追加は一切認めません。
※書き込みされる方はCTRL+F(Macならコマンド+F)などで検索し話の前後で混乱がないように配慮してください。
※参加者の死亡があればレス末に、【死亡確認】の表示を行ってください。
※又、武器等の所持アイテム、編成変更、現在位置の表示も極力行ってください。
※人物死亡等の場合アイテムは、基本的にその場に放置となります。
※本スレはレス数500KBを超えると書き込みできなります故。注意してください。
※その他詳細は、雑談スレでの判定で決定されていきます。
※放送を行う際は、雑談スレで宣言してから行うよう、お願いします。
※最低限のマナーは守るようお願いします。マナーは雑談スレでの内容により決定されていきます
6:スラリソ ◆5VrxCs/8kA
02/11/21 21:00
次マップ ロンダルキア台地に完全に移動済みのキャラクター。
【エリア/ファリス(瀕死状態) ジョブ:忍者 アビリティ:!とんずら/ロック
所持武器:妖剣かまいたち・水・1,5リットル・小型のミスリルシールド/ミスリルナイフ・加速装置/食料2ヶ月20日強分&毒薬 水1,5リットル×2 吹雪の剣 小型のミスリルシールド/クイックシルバー フィアーの書×7
小型のミスリルシールド 現在位置:新フィールドへ
行動方針:レナを含むクリスタルの戦士との合流およびファリスの治療】
【セフィロス:所持武器:正宗 現在位置:新フィールドへ 行動方針:全員殺す】
【ゼニス 所持武器:アンブレラ 現在位置:新天地へ 行動方針:物見遊山】
【エビルプリースト 所持武器:危ない水着 変化の杖 現在位置:新フィールドへ 行動方針:天空の勇者(ソロ・クーパー)の始末】
【ジタン/フライヤ/ピエール/ビビ 所持武器:仕込み杖/エストック/珊瑚の剣/ギサールの笛/爆弾石×10 現在位置:新フィールドへ 行動方針:不明】
(全員大火傷の可能性あり)
【エドガー 武器:ボウガン&天空の鎧(装備不可) 現在位置:新フィールドへ 行動方針:魔法使い、デッシュを探し首輪を解除する】
【リバスト 所持武器:まどろみの剣 現在位置:ベクタの城の中の旅の扉から新天地へ 行動方針:今のところ無し】
【マリベル:所持武器:いかづちの杖、エルフィンボウ 現在位置:新フィールドへ 行動方針:不明(軽いバーサク状態、時間と共に回復)】
【カイン:所持武器:ビーナスゴスペル&マテリア(回復) 現在位置:新フィールド 行動方針:セシルを止める
7:hayato
02/11/21 21:01 qAyfIgK8
ff10の攻略スレッド教えてください おねがいします
8:スラリソ ◆5VrxCs/8kA
02/11/21 21:01
【セシル 所持武器:暗黒騎士の鎧 ブラッドソード 源氏の兜 リフレクトリング 弓矢(手製)
ギガスマッシャー 現在位置:新フィールドへ 行動方針:皆殺し
(ハーゴンorエドガーを最優先ただし遭遇すれば他のキャラでも殺す)】
【ティーダ/エアリス/ギルガメッシュ/ 所持武器:無し/癒しの杖/無し/ 現在位置:新フィールドへ 行動方針:不明】
【ラグナ 所持武器:? 現在位置:旅の扉 行動方針:スコールを探す】
【ザックス 武器:バスタードソード 現在位置:封魔壁監視所跡地から新天地へ 行動方針:非好戦的 女性にはやさしく。】
【アーサー 所持武器:ひのきの棒 現在位置:新フィールドへ 行動方針:不明】
【エッジ:所持武器:忍者ロング 現在位置:新フィールドへ 行動方針:仲間(リディアたち)を探す】
【クラウド:所持武器:ガンブレード 現在位置:新フィールドへ 行動方針:仲間を探す】
【ライアン/ルーキー 所持武器 フライパン×2/スナイパーアイ ブーメラン
現在位置:旅の扉 行動方針 次のフィールドへ ホイミンを説得する】
【とんぬら(DQ5主人公) 所持品:さざなみの剣 現在位置:旅の扉
行動方針:王子と王女を助ける、パパスに会う 次のフィールドへ】
【アイラ(ゾンビ) 所持武器:死者の指輪 マンイーター 現在位置:旅の扉
行動方針:ゾンビ状態中はとんぬらについていく。死者の指輪が外れたら???】
【ティファ(負傷) 装備品 無し 現在位置 新フィールドへ 行動方針 クラウドたちを探す/傷の治療】
【ソロ:所持武器:スーツケース核爆弾/エンハンスソード 現在位置:新フィールドへ 行動方針:?】
【ヘンリー 所持武器:ミスリルアクス イオの書×3 火炎瓶×1 現在位置:新フィールドへ 行動方針:皆殺し】
【アグリアス ジョブ:ホーリーナイト スキル:時魔法 装備武器:スリングショット ダイヤソード
なべのふた 現在位置:新フィールドへ 行動方針:ゲームにのる】
(崖から落ちた際のケガはカスリ傷程度です)
9:スラリソ ◆5VrxCs/8kA
02/11/21 21:01
旅の扉にて移動したかどうか定かじゃないキャラクター。2名。飛び込んだかどうかは書き手の判断にて…
【セリス 所持武器:ロトの剣 現在位置:マランダ近郊の森 行動方針:錯乱(とにかく新フィールドへ)】
【ミレーユ 所持武器:ドラゴンテイル・妖剣かまいたち・小型のミスリルシールド・水筒1.5ℓ 現在位置:ベクタから旅の扉へ 行動方針:占いで見た三人に会う(ロック、ファリス、エリア)】
10:スラリソ ◆5VrxCs/8kA
02/11/21 21:05
【モニカ/アーロン:所持武器:無し/鋼の剣 現在位置:大陸西端の岩山北側 行動方針:西の砂漠へ】
【メルビン/ガウ 現在位置:大陸西端の岩山北側 所持武器: 虎殺しの槍 /なし 行動方針 西の砂漠へ ホフマンの仇をうつ】
【デッシュ 所持道具:ミネアの首輪 現在位置:封魔壁洞窟への橋 行動方針:エドガーと合流と首輪の解除】
(橋は崩壊寸前、橋を渡ろうとしている。)
【デスピサロ/サマンサ: 所持アイテム:正義のそろばん、『光の玉』について書かれた本 勲章(重装備可能) 現在位置:アルブルグ 行動方針:腕輪を探す】
【トーマス 所持品:鉄の爪 薬草×10 手紙 碁石(20個くらい) 現在位置:封魔壁跡地 行動方針:パパスについていこうと思ってはいる】
【パパス 所持武器:アイスブランド 現在位置:封魔壁跡地 行動方針:バッツと双子を捜す。最終的にはゲームを抜ける。跡地の旅の扉にて限界まで待つ】
【ピピン(気絶&負傷)/エーコ(睡眠) 所持武器:無し
現在位置:アルブルクの近郊 行動方針:不明】
【バッツ:魔法剣士 時魔法(睡眠)/王子クーパー/リディア(幼児化・記憶退行)
所持武器:ブレイブブレイド/天空の盾、ロングソード/なし 現在位置:アルブルクの町近郊
行動方針:非好戦的だが、自衛はする。レナとファリスを探す。最終的にはゲームを抜ける。
暫定行動方針としてパパス、アリーナ(アニー)との合流/両親探し/セシルを捜す?】
【オルテガ 所持武器 水鉄砲 グレートソード 覆面 現在位置 マランダのチョコボ屋 行動方針 次の世界へ移動】
【ホイミン(強化・魔法耐性を確認) 所持武器:なし
現在位置:ツェン 行動方針 ハーゴン達を殺す。】(ライアンが死んだと思ってます)
【ハーゴン(数日中に呪文使用不能)
武器:グロック17、グレネード複数、ムーンの首、グレーテの首、首輪×3
現在位置:ツェン 行動方針:ゲームの破壊】
【マゴット 武器:死神の鎌、裁きの杖
現在位置:ツェン 行動方針:ゲームから脱出、仲間と合流】
放送後の様子が描かれたがまだ移動してないキャラクター。
11:スラリソ ◆5VrxCs/8kA
02/11/21 21:07
残りは放送後の動向が描かれてないキャラクター。16名だと思うが。
【セーラ(睡眠) 所持武器:ブレイズガン 現在位置:マランダのチョコボ屋物置 行動方針:特に無し】
【リュック(魔獣化制御・身体能力上昇):所持武器:進化の秘法 現在位置:アルブルグ北の岩山 行動方針:仲間と会う 】
(魔獣時の能力を行使可能(レベル3コンフュ・真空波)・腕輪を失えば再び暴走の危険性有り。ただし腕輪を持ってしてもいずれ暴走あるいは死が訪れる)
【アリーナ/王女アニー 所持武器:イオの書×4 リフレクトリング/マンゴージュ 現在位置:ベクタ南側の森の奥 行動方針:アニーを託せる人物を探す ソロを止める(倒してでも)/両親探し。クーパーも探す】
【スコール(負傷) 所持武器:なし 現在位置:アルブルグの街外れ 行動方針:人形状態?】
【リノア 所持武器:妖精のロッド・月の扇/アルテマ×1 現在位置:アルブルグの街外れ 行動方針:スコールと行動する】
【バーバラ/レナ:シーフ 所持武器:果物ナイフ/メイジマッシャー
現在位置:ツェン北の山脈中腹 行動方針:仲間の捜索/ファリスの捜索】
【導士 所持武器:天罰の杖 現在位置:封魔壁監視所方面へ 行動方針:化け物から逃げる(逃げ切ったら身を隠す)。戦闘は避ける。】
【アルス/ティナ:所持武器:対人レミラーマの杖・天空の剣/プラチナソード 現在位置:大陸西端の岩山東側 行動方針:仲間を探す 】
(ブロードソードは現在不明、探せば見つかるかも)
【テリー 所持武器:チキンナイフ 現在位置:ベクタ・魔導研究所 行動方針:謎の剣士の敵(ティナ)を取る 雨が降り終るまで武器の調達、休息】
以上で生存者全員と思う。
12:スラリソ ◆5VrxCs/8kA
02/11/21 21:10
次マップ案内。
URLリンク(xb_lim.tripod.co.jp)
西の城 ハーゴン神殿
東の祠 ロンダルキアの祠
南の洞窟 ロンダルキアへの洞窟
詳しい情報については追々。
13:1/2
02/11/21 21:19
「どうしよう……」
アルブルクの街並みをやたらと遠くに感じながら、クーパーはため息をついた。
熟睡中で、蹴っても叩いても起きないバッツ。過労で倒れて気絶中のピピン。
エーコが起きてくれたのは不幸中の幸いだが―子供三人で大人二人を引っ張り、
時間中に旅の扉に辿りつけというのは、いくらなんでもキビし過ぎる。
おまけに、エーコの話だと、あのデスピサロが町にいるかもしれないというではないか。
もし戦闘になれば、今の状態じゃ勝ち目があるとは思えない。
悩むクーパー……そんな彼の後ろ姿を見ながら、リディアとエーコはこそこそ話し合う。
(あのね、エーコちゃん……(ひそひそ)
(本当? 実はね……(こそこそ)
(それじゃあ……(ひそひそ)
(うん、大丈夫だと思う……(こそこそ)
二人は互いに微笑み合うと、クーパーに話しかけた。
「わたし(エーコ)たちにまかせてちょうだい!」
14:2/2
02/11/21 21:19
アルブルクの町。
デスピサロと女魔法使い―サマンサが、クーパー達のすぐ傍を通りすぎていく。
(すごいね)
二人の後姿を見送りながら、クーパーはエーコにそっと耳打ちした。
(まぁ、このエーコ様にかかればこんなものよ♪)
得意げに胸を張る。……その姿は、まるで小人のようにちっちゃい。
エーコが使ったのは、ミニマムの魔法。
最初はバッツとピピンだけを小人化し―小人状態なら、子供3人でも十分運べる―、
町に入ってから、全員で小さくなった。
流石に歩くスピードは遅くなるが、エーコはヘイストも知っている。併用すれば問題ナシだ。
後は気付かれないように、物陰に隠れながらそっと進んでいくだけ。
(旅の扉は見つかった?)
(うん。そこを曲がって、すぐみたい)
サイトロで辺りの様子を探っていたリディアが答えた。
(よし、行こう!)
角を曲がってから、エーコがミニマムを解除する。
その気配にデスピサロが気付き、イオナズンを唱え始めたが、
呪文が完成する前に、クーパー達はは旅の扉の中へと姿を消していた。
【クーパー/バッツ(睡眠)/リディア/エーコ/ピピン(気絶)
所持武器:天空の盾、ロングソード/ブレイブブレイド/なし/なし/なし
現在位置:新フィールドへ
行動方針:とりあえずアリーナ(アニー)を探す/両親探し/セシルを探す?/仲間探し】
【デスピサロ/サマンサ: 所持アイテム:正義のそろばん、『光の玉』について書かれた本 勲章(重装備可能)
現在位置:アルブルグの町 行動方針:腕輪を探す】
15:スラリソ ◆5VrxCs/8kA
02/11/21 21:30
次マップ案内。DQ2知らない人でもある程度はわかるように。
URLリンク(xb_lim.tripod.co.jp)
西の城 ハーゴン神殿 7階構成。1回には玉座などがある。7階には神殿。
東の祠 ロンダルキアの祠 平屋建て、DQ2にはここが最後のセーブ地点、回復所。旅の扉はバトルロワイアルでは存在しない方向で(ロンダルキア外に通じているため)
南の洞窟 ロンダルキアへの洞窟 地下一階~六階構成。洞窟の入り口は6階に通じている。ロンダルキア外にでてしまうため1階の出入り口は封鎖?落とし穴多数。無限ループもある。
16:名前が無い@ただの名無しのようだ
02/11/22 01:56
「ふふ....してやられたな」
「はい、あのような魔法があるとは」
デスピサロとサマンサは苦笑しながら扉へと向かっていく、
その口調には悔しさよりも感心の響きがあった。
仮にも魔王であるデスピサロと一流の魔法使いであるサマンサ、
その2人がまんまと子供3人にしてやられたのである、これを感心しないでいられるか。
と、デスピサロは時計をみる、残り時間はあと45分だ。
「さて、我々も行くか」
もう少し粘っていたい気持ちを押さえて、二人は扉へと入っていった。
【デスピサロ/サマンサ: 所持アイテム:正義のそろばん、『光の玉』について書かれた本 勲章(重装備可能)
現在位置:新フィールドへ 行動方針:腕輪を探す】
17:オルテガ(ノーマル)1/2
02/11/22 02:11
チョコボに跨った一つの影。オルテガである。
覆面はつけてない。イッてはないようだ。先ほどの空白の時間、自分が何をしてたかいまだに思い出せないがいいことにしよう。
今現在、何とか思い出せた記憶でここまでたどり着けたのだから。
マランダの町についたのはほぼ30分後。それも目の前に旅の扉があるときた。
予想的中。ピッタリ。今の自分ならモンスター闘技場でも百発百中ではないか。
わははと笑う。
辺りを見回す。
…人の影は見えない。
この付近の建物などから全く人の気配がしない。
「ここにいた者はすでに移動済みか。」
多少、焦げ臭い。
「戦闘があったようだな。」
砕け散った剣がある。鈍らだったんだろう。鋭さが感じられない。
「こんな鈍ら剣を掴まされた者は不運だったようだな。」
カッコがつかなかった、というなら不運なのかもしれない。
18:オルテガ(ノーマル)2/2
02/11/22 02:14
─ここで息子を待つか?
そう思ったが、やはりやめた。
息子のことだ。無事に違いない。
魔王クラスが束になってかからない限りやられはしまい…
よいこらしょっと、と声をかけてチョコボから降りる。…やはり自分も年かもしれん。
やれやれと溜息をつく。
「世話になったな。」
チョコボがクェー…とさびしそうな声を上げる。くちばしをなでてやる。
「ここまでだ。この先まで付き合う必要はない。」
切なげな瞳をオルテガに向ける。
オルテガは踵を返し、旅の扉へと入る。
寂しさをこらえきれないチョコボがオルテガを追いかけて旅の扉に飛び込んだ。
オルテガがそれに気づいたのはすでに旅の扉へと身を躍らせていた。そのときであった。
【オルテガ 所持武器:水鉄砲 グレートソード 覆面 現在位置:旅の扉 行動方針:アルスとの合流(ただしイッちゃったらこの限りではない)】
(チョコボが一羽、次のフィールドに迷い込みました。オルテガと共にいます。)
19:メルビンとか
02/11/22 17:55
「…ふむ。ここから北北東に500Mといったところでござるな。」
制限時間まであと30分、メルビン一行は砂漠の入り口まで来ていた。
「見えるのか?」
少々困惑した表情でアーロンが問い掛ける。
端からみれば手をかざしていくつモノ砂丘を見ているようにしか見えない。
しかし、メルビンの視点は高く青空に飛び砂漠を見下ろしている。
「昔、船乗りやってたでござるから。その時覚えたんでござる」
ホントに芸達者なじいさんだとモニカとアーロンは思っただろう。
「ほかに来ている奴はいるのか?」
「いや、ここに来たのはワシらだけのようでござる。足跡もないでござるし」
「やっぱりみなさん町のほうに行ってしまったでしょうか?」
「だろうな」
「大丈夫でしょうか。あのリュックさんと、ソロ…っていう人に……」
「あいつらはそんなにヤワじゃない。…アイツは泣いているかもしれんがな」
そのアイツというのはティーダの事なのだと、アーロンの微かに歪んだ唇から
モニカは理解した。短いつきあいだが、そのくらいわかる。
「ガウガウ~!」
ふと声の方を向くと、すでにメルビン達は砂丘を登りきっていた。
「ここから扉がみえるでござるよ~」
アーロン達は互いに苦笑いをみせ、砂丘を登り始めた。
20:メルビンとか
02/11/22 17:55
「ほう、さすがだな」
アーロンがめずらしく感嘆の声をあげた。
砂丘の上から見える扉の位置と距離はほぼぴったりだった。
「…アーロンさん。…もうおろしてくれませんか?」
アーロンにだっこされているモニカが顔を赤らめて言った。
「ほう、あそこまで転ばずに行けるのか?お姫サン」
「もう、アーロンさんのバカ」
砂丘を登るのに何度も転んだのが恥ずかしいのか、からかわれて恥ずかしいのかわからなかったが。
「それならワシがおんぶするでござる」
「結構です」
「さみしいのぅ」
鼻の下をのばしているメルビンを一蹴して、モニカはひしとアーロンに抱きついた。
21:メルビンとか
02/11/22 17:56
「もう時間も無いし入った方がいいでござるな」
「そうですわね。ってキャア」
すこし手前でおろしてもらったモニカがさっそく砂に足をとられて転んだ。
「もう。もっとイイ靴はいてくるんでしたわ」
「靴のせいにするな。おまえがドジなだけだ」
モニカも含めてみんな笑った。このゲームが始まってから、一番。
「もう、…あら?……メルビンさん。アーロンさん!これ、見てください!」
モニカは掘り返した足元に埋まっていた紙切れを拾って二人に手渡した。
「…ふむ。首輪についてのメモでござるな。ところどころにじんでいるでござるが」
「…なるほど。よくやったぞ、モニカ」
「もう、コドモ扱いしないでください!」
「…肝心なところが滲んで読めないでござるな。…エドガーという人物でござるか」
「ガウガウ!」
「ほう、ガウ殿の仲間でござるか」
「…言葉……わかるんですか?」
部外者の二人は困惑した表情を浮かべている。あの4文字にあんな意味があるなんて。
「もうほとんど覚えたでござる。それよりもう入った方がいいでござる」
「ああ。行くか」
「ガウ!」
そして四人は同時に旅の扉へ飛び込んだ。微かな希望をその胸に抱いて。
【モニカ/アーロン:所持武器:エドガーのメモ(ボロ)/鋼の剣 現在位置:旅の扉 行動方針:仲間を探す】
【メルビン/ガウ 現在位置:旅の扉 所持武器: 虎殺しの槍 /なし 行動方針 仲間を探す ホフマンの仇をうつ】
(メモは肝心なトコが読めなくなってます)
22:名前が無い@ただの名無しのようだ
02/11/22 19:23
「……」
「行った、の?」
スコールがコクリと頷く。今の今迄まで気配を殺していた二人。
時間ぎりぎりまで待つつもりが意外にあっさり行ってくれたためリノアが安堵の息を漏らす。
魔法を詠唱していたときはびっくりしたが。
「やはり…殺すの?次あったら…」
スコールは沈黙を守りつつ頷く。エーコたちのことである。
「…そう。私はどうするの?」
「……」
無言のままそこにある旅の扉に足を向ける。
相変わらずスコールは無言である。だが、一つだけ今までとは違ったことがひとつある。
リノアを守る。二人だけになったら…自分が死ぬ。そうすればリノアは生き残れる。
スコールの後をあわてて追うリノアは何か嫌な、悲しい予感がしていた。
【スコール(負傷) 所持武器:なし 現在位置:旅の扉 行動方針:人形状態ではあるがリノア以外は殺す】
【リノア 所持武器:妖精のロッド・月の扇/アルテマ×1 現在位置:旅の扉 行動方針:スコールと行動する】
23:名前が無い@ただの名無しのようだ
02/11/22 20:51
――朝のやわらかい光が窓からこぼれる。その光がベッドで寝ているアリーナとアニ―の横顔を照らす。
天使のような寝顔。このゲームにはふさわしくない。とても。
『バゴヲオオオオオオン!!!!』
耳をつんざくような爆音が静寂を切り裂いた。二人はあわてて身を起こし、
窓の外を見下ろす。視線の向こう、ちょうど町の中心部で大きな爆発があったようだ。
アリーナはベッドから飛び出し、乾かしておいた服を着た。―半渇きだったが。
「アニー、なにしてるの!早く服をきなさい!」
「へ?えあ、アリーナさん!ここどこ?なんではだかなんですか!?」
「濡れたまま寝てたらカゼひくでしょ! 服はソコにあるから!
それに、ここはツェン!夜明け前にたくさん走ってここまでに来たでしょ!」
「って、なんで二人で寝ちゃってたんですか!」
「しょうがないじゃない!寝ちゃったんだもん!」
そうイイながらもさっさと手袋をしてお気に入りの帽子をかぶる。アニ―も手早く服を着て、マントをつける。
「準備できたわね?いくわよ!」
アリーナは言いきる前に既に駆け出していた。アニ―もいそいでそれを追う。
「扉の場所わかるんですか?」
「そうゆうのはたいてい町の真ん中にあるって決まってんのよ!」
「…真ん中って、さっき爆発あったトコじゃないですか!」
「大丈夫よ!一気に飛び込むわよ!」
そう言うとアリーナはアニ―を抱え、高く跳躍し屋根に乗る。
「しっかり掴まってなさいよ!」
アリーナはいくつモノ屋根を跳躍して、最速でまっすぐ町の中心へ向かう。
「…あった!アニー、一発空に魔法ぶちかまして!」
「はい!イオラ!!」
あさっての方向に大きな爆発が起きる。誰かいたとしても、コレで目をそらせるはずだ。
タイミングはバッチシ。アリーナは広場の中心に渦巻いている扉に向かって大きく跳躍した。
「このまま跳びこむわよ!」
「キャアアアアアアアアアア………」
アニ―の悲鳴を残して、アリーナは寸分違わず旅の扉に跳びこんだ。
【アリーナ/王女アニー 所持武器:イオの書×4 リフレクトリング/マンゴージュ 現在位置:旅の扉
行動方針:アニーを託せる人物を探す ソロを止める(倒してでも)/両親探し。クーパーも探す】
24:1/4
02/11/22 22:36
木立の影で、導士の少年は目を覚ました。
「……?」
状況がわからないのか、それとも寝ぼけているのか。
ぼんやりと、視線を宙にさまよわせている。
「……そっか、あのバケモノから逃げようとして、ここに隠れてたんだっけ」
いつの間に寝ちゃったんだろう? そんなことを考えながら、辺りを見まわす。
雨はすっかり上がり、薄霧の向こうに見える朝日がとてもキレイだ。……って、朝日?
「しまった! 放送聞き逃しちゃった!」
その事実に気付き、オロオロしていると、遠くで誰かの声が聞こえた。
『―たすけ……』
「?」
ドコかで聞いた声だ。頭の中で危険信号が点灯するが、無視してその方向へ行ってみる。
すると、一人の男が、何故か橋の上でうずくまっているのが見えた。
「……デッシュ? デッシュじゃないか! 久しぶり!」
知己の姿に、少年は喜んで駆け寄ろうとする。
しかし、デッシュは顔色を青くし、首を横に振る。『こっちへ来るな』というように。
「どうしたのさ?」
さらに一歩近づく。向こうはもっと青ざめ、首を振るスピードを上げた。
逆に、一歩下がってみると、ちょっとだけ顔色が良くなる。
(……ちょっと、おもしろいかも。)
などと思ってしまったが、そんな面白がっている場合ではなさそうだ。
25:2/4
02/11/22 22:42
少年がそっと橋のたもとまで降りてみると、橋桁に無数のヒビが入っているのが見えた。
なるほど、こんな状態じゃ、ちょっとの衝撃が加わるだけで橋は簡単に崩壊してしまうだろう。
「ちょっと待ってて、誰か呼んでくる」
事態を把握した少年は、踵を返した。その時。
こつん、と音がした。
『…………(汗)』
振り返ると、少年の持つ天罰の杖の先が、橋桁に思いっきり当たっていた。
それに反応するように、グラグラピシピシと橋が揺れる。無数の破片が濁流に落ちていく……
「うぉおおおおおおお!!」
デッシュが跳んだ。
その弾みで、橋は完全に崩壊する。
導師の少年は、慌てて杖を差し出した。
だが、わずかに届かない。このままでは、デッシュは橋と同じ運命をたどるだろう。
「デッシューーー!!」
濁流に消えて行くデッシュの姿を想像し、少年は叫んだ。
―その時、杖の先端から、竜巻のような風の渦が巻き起こった。
宙空のデッシュの身体が、渦の中心へと引き寄せられる。
彼の手が、杖の先端を握り締めると同時に、風は消えた。
「しっかりして!」
物凄い勢いでデッシュをさらおうとする水の流れ。
少年は手近にあった木をつかみ、必死で杖を握り締める。
何があっても、この杖を離すわけにはいかない―
その身体が、不意にぐいっと動いた。真後ろに。
それに合わせて、デッシュの身体が、勢いよく陸へと上がる。
「大丈夫か?」
ぼーっとしていた少年が振り向くと、そこには壮年の剣士が立っていた。
26:3/4
02/11/22 22:45
「くそっ、荷物は全部パァか」
「仕方ないよ、あんな状況じゃ」
荷物が流された、それで済んだだけでも十分幸運だ。
「大丈夫だよ、食料ならパパスさんも少し分けてくれるって言ってたし、
僕のもまだまだあるからね」
「そういうわけじゃないんだが……」
言いかけて、デッシュはふと何かに気がついたかのように、少年を見つめた。
「……なぁ、おまえ、何のジョブについてるんだ?」
「え? やだなぁ、このネコミミフードでわからないの?」
わからねーよ、と心の中でツッコむデッシュ。
「導師だよ。ど・う・し」
聞いたことはある。確か、白魔道士系最高のジョブだ。
当然、白魔法に関する知識は、並みの魔導師を遥かに凌ぐはず。
「そうか。……実は話があるんだが」
デッシュは単刀直入に話を切り出した。
エドガーや首輪のこと。研究の成果。
そして、自分達が魔法使いの助力を求めている事。
「無理にとは言わないが、良かったら協力して欲しいんだ」
「いいよ」
デッシュが拍子抜けするほどあっさりと、導師の少年は承諾した。
「……本当にいいのか? 運営側に狙われる可能性もあるんだぜ?」
「だって、このまま隠れ続けるのも限度があるだろうし」
それに、腕輪を持っていったバケモノ。あんな奴に勝ち目なんかあるもんか。
首輪が外せるんだったら、とっとと外して逃げるに限る。
「……ありがとよ」
デッシュの言葉に、少年は少し照れたように、そっぽを向いた。
27:4/4
02/11/22 22:49
「お世話になりました」
二人は旅の扉の傍に立つパパスに礼を告げる。
「行くのか?」
デッシュがうなずく。
「そうか……気をつけてな」
パパスの隣で、トーマスが別れを惜しむように、くぅんと鳴き声を上げた。
「……また、会えるといいですね」
できれば、首輪の解除方法が見つかった後で。
導師の少年はそう思いながら、扉をくぐった。
【導師/デッシュ 所持武器:天罰の杖/なし
現在位置:新フィールドへ 行動方針:エドガーに会う・首輪の入手】
【パパス 所持武器:アイスブランド 現在位置:封魔壁跡地
行動方針:バッツと双子を捜す。最終的にはゲームを抜ける。跡地の旅の扉にて限界まで待つ】
【トーマス 所持品:鉄の爪 薬草×10 手紙 碁石(20個くらい)
現在位置:封魔壁跡地 行動方針:パパスについていこうと思ってはいる】
28:名前が無い@ただの名無しのようだ
02/11/22 23:29
「はぁはぁ」
マランダの街で1番高い建物の上でリュックは苦しげに息を荒くしている。
その身体の疼きは今の所収まっている、だが・・・・・
渇く・・・渇くのだ。
リュックはフラフラと井戸の前に行くと、がぶがぶと頭から浴びるように水を飲むが、
それでも渇きは一向に収まらない。
分かっている・・・・この渇きは水では凌げない・・・・そう、渇きを癒すためには
と、自分の前方で金髪の女性が扉へと入るのが見える。
それを見つめるリュックの瞳が妖しく輝いた。
吸いたい・・・その喉に喰らいつき、滴り溢れる血潮を思う様すすりたい・・・・
そこまで考えたところで我に返ったリュックは思い出したように首を振る。
「いけない、いけない、さっきからどうも上の空になってしまうなぁ」
空を飛んでいる途中、突然気分が悪くなったかと思うと、ここにいた。
リュックはせわしなく、きょろきょろと周囲をみて、自分の身体の状態も確かめる。
「まだ・・・大丈夫みたいだね」
ともかく自分もそろそろ次の場所に向かおう、時計を見るともう30分を切ったところだ。
リュックは助走を付けると、勢い良く扉へと飛びこんだ。
【リュック(魔獣化制御・身体能力上昇):所持武器:進化の秘法 現在位置:新フィールドへ
行動方針:仲間と会う 】
(魔獣時の能力を行使可能(レベル3コンフュ・真空波)・腕輪を失えば再び暴走の危険性有り。ただし腕輪を持ってしてもいずれ暴走あるいは死が訪れる(暴走とは別に吸血衝動が現れ始めています))
【セリス 所持武器:ロトの剣 現在位置:新フィールドへ 行動方針:錯乱?(とにかく新フィールドへ)】
29:名前が無い@ただの名無しのようだ
02/11/23 01:34
セーラは足取りも軽やかにマランダの街へと到着した。
長時間、柱に縛り上げられていたわりにはその表情は幸福に満ちている。
まさか....新たな快楽に目覚めたか?
いや、これにはちゃんとした理由があるのだ。
つい1時間ほど前、セーラは物置の中で悪戦苦闘していた。
いくらもがこうとも縄は外れてはくれない、このまま騎士様に会えることなく終わってしまうのか、
そんな絶望的な気分を振り払うようにセーラは必死でもがいていた、そんな時、
ガタン!という音と共に物置がぐらぐらと揺れる、もともと老朽化していたのだろう。
その揺れの最中、セーラが縛りつけられていた柱は真ん中から折れて、そのおかげで縄が緩み
彼女は自由の身になれたのだ。
もたもたと縄を解いて、何事かと外に飛び出していったセーラが見たもの、
それは黒い翼を広げ悠然と空を飛ぶ何者かの姿。
そう、その姿こそ.....。
「騎士様!またも私を救いにきて下さったのですね!お待ち下さい、今度こそお名前を!」
セーラは声を限りに飛行物体に叫ぶが、それはセーラの呼びかけに答えることなく彼方へと消えていった。
その正体は飛行中、我を失い物置に激突したリュックなのだが、
セーラから見ると、黒い翼を広げたリュックの姿は逆光になっていた行為か、
彼女が捜し求める騎士そのものに思えたのだ。(幾分美化も入っているが)
「奥ゆかしい....方」
セーラはリュックが消えた方向の空をうっとりと眺めながら呟くと
そのまま猛然とマランダの街へと走ったのだった。
その甲斐あって、なんとか間に合った、残り時間はあと10分....ギリギリセーフだ。
「騎士様、あなたはついに天空すらも支配する真の英傑へとなられたのですね」
扉を目の前にして改めて空を眺め、セーラは決意を新たにする。
「セーラも負けてはいられませんわ、必ずやあなたの覇道を阻むであろう不届き者たちを、
いかなる手を使ってでも討ち果たして見せますわっ、いざっ!」
そして掛け声も勇ましくセーラもまた新たな戦場へと進んで行った。
30:名前が無い@ただの名無しのようだ
02/11/23 01:34
【セーラ 所持武器:ブレイズガン 現在位置:新フィールドへ 行動方針:騎士様を探す&皆殺し】
31:名前が無い@ただの名無しのようだ
02/11/23 02:31
ティファ、アグリアス、ヘンリー、そしてソロ
幾人もの戦士を受け入れた扉の前にまた1人の戦士が立つ。
しかしその姿は戦士にしては、やや幼いように見えた。
その少年、テリーは旅の扉の前に立っていた。
彼は今の今まで大広間のバルコニーに潜んで下の様子をうかがっていたのだ。
そこから見た斧を持った男と女の人、ヘンリーとティファとの闘いは未だにテリーのまぶたに焼き付いている。
そしてその闘いから学んだことが一つあった。それは、
「強くならないと、仇は取れないんだ...見てろ僕はもっと強くなるんだ」
自分に言い聞かせるようにそう呟くとテリーは扉へと飛びこんだ。
しかしちっぽけながらも勇気を取り戻したテリーの手の中のチキンナイフは
刻一刻と切れ味を失っていくのであった。
【テリー 所持武器:チキンナイフ 現在位置:新フィールドへ 行動方針:謎の剣士の敵(ティナ)を取る
邪魔するのなら手当たりしだい 強くなりたい】
32:名前が無い@ただの名無しのようだ
02/11/23 11:28
「…限界か。」
ワン!とトーマスが吠える。
もう時間が、ない。
あれからだいぶ時間が経った。
これ以上待ち続けるわけにはいかない。
会えなかったか。
だが、次の大地で必ず会う。
決意を新たに旅の扉をくぐる。
バッツは、アニー、クーパーは元気だろうか。…いや、元気のはずだ。
頭の中にふとそう思った。
一日会わなかっただけでこんなに懐かしく思えるのか。
溜息を一つ、吐いた。
【パパス 所持武器:アイスブランド 現在位置:移動中
行動方針:バッツと双子を捜す。最終的にはゲームを抜ける。跡地の旅の扉にて限界まで待つ】
【トーマス 所持品:鉄の爪 薬草×10 手紙 碁石(20個くらい)
現在位置:移動中 行動方針:パパスについていこうと思ってはいる】
33:1/2
02/11/23 19:09
内容:
「何処をどうやったらそんな結論が出るのだ馬鹿者っ!」
あのな、我々の戦略はあくまで囮の利用だった筈だぞ?
ああいう場合は、この間抜けと連中が殺し合った跡で必要な物を入手するべきだろうが。
…我々も間抜けであったという事か。
イオナズンを打った当人であるマゴットは答えない、目の前のべホマスライムの攻撃を防ぐので手一杯の様だな。
「下がれ!」
わしの声に応えて下がるマゴット、その隙を逃さず振り下ろされる触手を変わりにわしが杖で受け止める。
スライムに銃が有効とは到底思えん、わしが接近戦で時間を稼ぐしかないが…
「ガァッ!!」
二度、三度と身体を触手で貫かれる、技量と数の圧倒的な差がわしの命を削っていく…。
「ライアンサン…ライアンサンノ……」
これだ!
「わしがライアンの敵か?間抜けめ、ライアンを殺したのは貴様だ!」
「チガウ!」
「違わない、貴様がわしをライアンの前に導いた。」
「ダマレッ!」
乱暴に殴打され吹っ飛ばされる、とっさに庇った右腕は有得ない方向に折れ曲がっている。
「ククク……事実は変わらぬ。貴様がライアンを殺したのだ!貴様が死神をライアンの元に導いたのだ!」
「ダマレ!ダマレ!ダマレ!ダマレ!ダマレェェェェッ!!」
殆ど全ての触手がわしの急所に狙いを付ける、もうわしにそれをかわす余地は…無い。
触手が稲妻の様に蠢き…
「バギクロスッ!!」
マゴットの呪文がその全てを切断する。
「べホ…」
「マとは言わせん。」
次の瞬間、わしが杖を奴の口の中に突っ込み、真空が奴の舌を切り裂いていた。
34:2/2
02/11/23 19:11
「………イ……ア…ン……サン」
「ライアン…サン……ドコ?」
「奴は既に次のフィールドに向かった、安心しろ、あの男は必ず生き残る。」
「……」
「べホマを頼む、行くぞ。」
赤い塊を乗り越えると我々は旅の扉に飛び込んだ。
【ホイミン 死亡】
【ハーゴン(数日中に呪文使用不能)
武器:グロック17、グレネード複数、裁きの杖、ムーンの首、グレーテの首、首輪×3
現在位置:ツェン 行動方針:ゲームの破壊】
【マゴット 武器:死神の鎌
現在位置:ツェン 行動方針:ゲームから脱出、仲間と合流】
35:訂正
02/11/23 19:55
>>33の冒頭に以下の文を追加
「まったく……」
マゴットから受け取った杖を握りながらわしはどなっていた。
>>34
のハーゴンとマゴットの現在位置を“新フィールドへ”に変更
36:名前が無い@ただの名無しのようだ
02/11/23 20:58
「…イリ―ナさん、みつからなかったね」
「…他のトコに行っちゃったのかなぁ」
レナとバーバラは今まで山のふもとで滑っていったイリ―ナを探していたのだが、
日が高くなった今でも見つけることができないでいた。
「もう町に向かった方がいいわね」
「うん。生きてたら、また会える、よね?」
「そうね。行きましょ」
そして、目を向けた町の方でおおきな爆音が響いてきた。
「ひどいわね……」
町の広場は半壊し、通りでは何者かが争った跡があった。
「…もう、誰もいないみたいね」
制限時間が迫った今、町に人の気配はない。もしかしたら、この世界に残っているのは
既に私達だけなのかもしれない。
「…? なにこれ?」
バーバラは通りの真ん中に落ちていた、透き通った緋色の、
ルビーのようなかたまりを拾った。触り心地もちょうどそれのようだ。
「バーバラちゃん、早くいくわよ」
「ちょっと待って。…よし」
バーバラはそのかたまりをふくろに入れ、レナの後を追った。
「次の世界で、みんなに会えるかな?」
「会えるよ。きっと」
そして二人は青い渦に飛び込んだ。
【バーバラ/レナ:シーフ 所持武器:果物ナイフ・ホイミンの核/メイジマッシャー
現在位置:ツェン北の山脈中腹 行動方針:仲間の捜索/ファリスの捜索】
(核には記憶とかいろいろ詰まってますが、そこから肉体は再生できません)
37:名前が無い@ただの名無しのようだ
02/11/23 23:48
刻限まであとわずか、そんな頃。
砂漠の中、煙を上げながら全力疾走で扉に向かうアルスとティナの2人がいた。
その身体は砂でどろどろに汚れている。
ここに向かう途中、流砂に捕まってしまったのだ。
なんとか脱出に成功したものの、大幅に時間をロスしてしまった。
砂と空以外何の目印も無い砂漠を2人は駆ける。
だが.....いくら走ろうとも砂と空と風だけが延々続いていた。
そんな時、アルスが感きわまって空に向い叫ぶ。
「頼む!もしこの絶望の大地にも神がいるのならば、僕たちに道を示してくれ!
僕らが日夜あなたに祈るのはこんなときのためなんだぞ!」
その時であった、風向きが大きく変わる。
「あれ!」
ティナの指差す先で風があきらかに不自然に舞っている。風向きが変わらなければ分からなかっただろう。
2人は文字通り、最後の賭けと思わんばかりに息を切らし砂漠を走る。
そして、扉に飛びこんだとき、残り時間は3分を切っていた。
【アルス/ティナ:所持武器:対人レミラーマの杖・天空の剣/プラチナソード 現在位置:新フィールドへ
行動方針:仲間を探す 】
38:スラリソ ◆5VrxCs/8kA
02/11/24 00:21
──それは突然始まった。
大地は揺れ、天は割け。
異様な空気があたりに漂う。
いつの間にか帝国領は完全に外界からの接点を断たれた。
辺りを包むのは虚無。
深淵なる闇。
如何なる手段を持っていても見通せない闇の中で崩壊は始まる。
ベクタの城が崩壊する。
まるで玩具のように。
大地が裂ける。
まるで紙切れのように。
取り残された動物たちの悲鳴が聞こえる。
まるで終焉の詩の詠っているように。
外界から見ることができるならば…まるでディオラマが無残にも壊されていくような。
そんな崩壊であった。
無の中へ、また一つ、世界は落ちた。
【帝国領:消失】
39:1/3
02/11/24 09:53
《午前8時前後》
凍える大地、ロンタルギア。
その東の端に位置する雪原の真ん中で、『勇気の炎』は燃え尽きようとしていた。
「ははは…これってひょっとして……雪か?ラッキーだな、初めて見るよ。冥土の土産にはちょうどいいな。綺麗だ。」
「冥土って…ば、馬鹿な事言わないでください!」
ファリスが辺り一面に広がる雪景色を見て、力のない歓声を上げた。
その彼女の台詞に驚いて、エリアが怒声を…あまり迫力のない怒声を上げた。
ファリスは、熱い炎のような血潮を胸から溢れさせながら横になっていた。
その血潮も外にあふれ出るやいなや冷えていく。彼女の身体と一緒に。
今はロックの神秘の鎧を着せられてはいるが、それでも傷は塞がらない。ソレが死に至る傷だから。
エリアはその隣で跪き、祈っていた。祈る事しかできなかった。
その後ろには、ロックが立っている。ぎり…と歯を食いしばりながら。
(魔石さえあれば魔法が使えるのに…魔石さえあれば…。)
「二人とも、そんなに難しい顔するなよ。」
雪にその身を半ば沈めながら、ファリスは笑っていた。妙に、穏やかに。
「ファリス…!」
「俺な、『死の直前ってのは奇妙に心が穏やかなものだ』とか『自分の身体の事くらい自分で分かる』って台詞、ウソだと思ってたんだ。」
思わず叫びかけたロックを、ファリスの静かな言葉が押しとどめる。
「職業柄、何度か死にかけたけど穏やかになんてなれなかったし、ほっとけば死ぬような怪我しても「死ぬもんか」って思ってた。
特に今なんか、レナがどっかで大変な目に遭ってるかも知れないんだぜ?それこそ落ち着いてられるもんか。」
ファリスの言葉を、エリアとロックは聞いていた。聞く事しかできなかった。
「でも、今は確かに『死ぬ』って分かるし、二人にレナとバッツを助けてもらえるなって思うと、確かに穏やかにもなるな。
…勝手な言いぐさだけどさ。」
40:2/3
02/11/24 09:54
ファリスの言葉は続いた。全く、途切れない。
「レナは強い。アイツといれば絶対このイカレた状況から抜け出せる。アイツは『諦める』って事を知らないから…。
バッツは…なんかすげえヤツさ。ガキっぽくてバカだけど、最後には必ず何とかするんだ。カッコつかないけどな。」
ファリスの呼吸が穏やかになっていく。安定していく。ただしそれは0の安定にむかってだが。
「エリア……右手、出せ。」
涙を止めどもなく流すエリアに、ファリスは呼びかけた。
訳も分からずエリアが右手を差し出すと、ファリスがその手をしっかり握った。
そのとたん、暖かい何かがファリスの腕を伝ってエリアの中へと移動した。
「シルドラ、ってんだ。俺、の、トモダ、チ、だ…。多分、いっか、いしか使え、無いから、気を付けろ…。」
声ががくがく震えだした。ファリスは震える肺に無理矢理空気を送り込んだ。
「とにかく、二人に会えば生き残れる。がんばれよ。」
ファリスがキッパリと言った。自信を持って、言い切った。
…息が止まる。肺の収縮が止まり血液の流出が収まる。
視界が暗くなり、その闇の中にぼんやりと何かが見えた。
(死ぬ直前に走馬燈が見えるって言うけど…うそっぱちじゃないか。)
もはや喉を振わせる事を叶わず、ファリスは意識の中で呟いた。
そう。走馬燈なんて見えなかった。見えたのは二人の姿。
頼もしい妹の優しげな笑顔と、一番信頼できる戦友の悪戯っぽい笑顔。
(がんばれよ。)
二人にそう呼びかけた。そのとたんに、全身を覆う雪の冷たい感覚が消失した。
(アモっさん、悪い。俺、死んだ。)
その意識が、ファリスの最後の意識。
彼女と現世を繋ぐ糸がぷつりと切れた。
41:3/3
02/11/24 09:56
「あ…あ…!」
繋がれた手から力が抜けた。ファリスが…死んだ。
声が出ない。喉が凍り付く、体が熱くなる、何もかもが分からなくなる…!
エリアが、握りしめていた手を離した。力を失った手が雪の上に落ちた。
ロックが、顔を伏せたままファリスの身につけさせた神秘の鎧を脱がし、両手を胸の前で交差させてやる。
ぐっ…と、ロックの目から涙が溢れ出す。
ソレを見て、エリアの何かが切れた。
残りの3人を探さなければならない。ファリスもソレを望んでいるはずだ。でも、今は…今だけは。
「あ…あぁぁぁぁぁあぁぁぁっ!」
ファリスの亡骸に顔を埋めて、エリアは泣いた。ただひたすらに、大きな声で。
【ファリス:死亡】
【エリア/ロック
所持武器:妖剣かまいたち・水1,5リットル・小型のミスリルシールド・ミスリルナイフ・加速装置・食料2ヶ月20日強分&毒薬 水1,5リットル×2 吹雪の剣 小型のミスリルシールド・クイックシルバー フィアーの書×7
小型のミスリルシールド 現在位置:ロンタルギア東の端の雪原
行動方針:クリスタルの戦士との合流】
(エリアは一度だけ召喚魔法『シルドラ』を行使可能)
42:1/5
02/11/24 10:05
「ビビ・・・・しっかりしろよ」
力無くジタンはビビに呼びかけるが、ビビはわずかに首を揺らすのみで答えようともしない
扉をくぐる瞬間、ジタンたちはセシルの放った火炎瓶によって炎に包まれてしまった
フライヤともはぐれてしまった上、ジタン自身も腕にひどい火傷を負っている。
しかし親友の無残な姿に比べれば可愛いものだ。
「ビビ・・待ってろよ、今助けを探しに・・・・」
と言いながら茂みを抜けたジタンは目の前の光景を見て絶句し、慌てて地図を見てまた絶句する。
そう、ジタンたちのいる場所はロンダルキアの南に位置する湖に、
何故かぽつりと浮かんでいる小島だったのだ。
ジタンが絶望に沈んでいたころ
「参りましたね・・・」
サマンサは薄く氷の張った湖面を見つめながら溜息をつく
扉から出る瞬間、ピサロから手を離してしまった。
この近くにいるといいが・・・・・
どうやらここは太陽の位置などから推察するに、南の湖に浮かぶ孤島らしい
ここから岸まではざっとみて数百メートルはある。
(1人で向こうに行くのは骨が折れそうですね)
と、思いながら茂みを掻き分け、とりあえず内地の調査を・・と思ってると
突然目の前に少年が現れる。
「!」
とっさに呪文を唱えようとしたサマンサを手で制するとジタンは頭を下げて懇願する
「俺の友達が死にそうなんです!お願いです、力を貸してください!」
しかし・・・私は治癒呪文は・・・と言いかけてサマンサは言葉を飲みこむ、興味の方が勝ったのだ
「分かりました、お役に立てるかはわかりませんが・・・・」
43:2/5
02/11/24 10:05
「これはひどい」
サマンサはビビを一目見て、思わず口走ってしまう。
今まで様々なケガ人、死体を見てきたがここまでひどいのは久しぶりだった。
意識はあるようだが、全身の皮膚が黒焦げになっている上に、炭化した皮膚がズル剥けになって、
そこからどす赤い肉が見えており、もはや健康だった頃の面影が想像できない、
それほどまでに無残な状態だ。
吐き気をこらえながら口の中を見ると、喉の奥までも焦げているのがわかる。
つまり内臓までもがぼろぼろに焼け爛れているのだ。
これは治癒呪文では手の施し様がない、復活呪文の範疇だ。
少なくとも、自分の知る限りでは・・・・。
サマンサはしばらく考えていたようだが、やがて無言で指先に火花を散らすと、
それをビビの心臓へと押し当てようとする。
が、その手は寸前でジタンに掴まれてしまう。
「お前、何をしようとしているんだ!!、ううっ!」
火花を掴んでしまったために、軽い痺れを覚え、ジタンはよろめく
「残念ながら、彼を助ける手段は存在いたしません。したがって苦痛を長引かせるよりはと思い
安楽死させようと思っただけです」
ジタンの問いにサマンサは表情を変えることなく淡々と答える。
「そんなことを頼んだ覚えは無い!俺はビビを助けてくれって頼んだんだ!」
「ですから私は彼を救おうとしたのです、このままだとまだ数時間もの間、ビビ君は地獄の苦しみを
味わいつづける事になるのですよ」
悪びれる風もなく、ぬけぬけと言い放つサマンサを見てジタンの顔が怒りで紅潮していく。
「だからといって簡単にあきらめたりなんかできるかよ!奇跡だって起こるかもしれないだろ!
人の命をなんだと思っているんだ!!」
(ふふ・・・アルスもきっと同じことを言うでしょうね)
サマンサはふとジタンの姿にアルスを重ねていた、そういえばアルスに出会ったのは・・・・
44:3/5
02/11/24 10:06
魔法学校を首席で卒業したのはいいが、人間関係に問題があった彼女は何処にも仕える事が出来ず
適当な雇われ仕事をたまに請け負いながら、流れ流れてルイーダの酒場で書物を読みふける暮らしを続けていた
そんな頃、そこにアルスがやってきたのだ。
『腕のいい魔法使いがいるって聞いてやってきたんです、僕と来ていただけませんか』
そう言って手を差し出した姿をみて、大いに興味を感じた、勇者の血統にあるというこの少年が、
どこまでやれるのか見届けたくなったのだ。
それ以外に、別に世界の平和を守ろうとかそういう殊勝な考えを持っていたわけではない。
事実、自分にとってより魅力的な何かを与えてくれるのであれば、彼女はバラモスの元へ仕えたかもしれない。
こうして旅の仲間となったサマンサだったが
戦闘時以外はなるべく目立たないようにし、いつも書物を開いて難しい顔をする事にしていた。
こうしておけば滅多に声をかけられることはなかった。
全ては自分の本性・・・冷酷で自己中心的(少なくともサマンサはそう思っている)を隠すためだった。
もっともアルスには他に優れた仲間がいたので、サマンサはただ時折、
参加料程度の意見を言うだけで済んでいたのだが。
もし他の仲間たちがもっと無能で、サマンサが前面に出ていかざるを得なくなっていれば
アルスとサマンサは間違い無く衝突していただろう。
サマンサがそんな事を考えていると、ジタンは何時の間にか仕込み杖を抜き放っている。
「信じられない・・・・お前のような人間がいるなんて」
(ふふ・・・やっぱり似ている)
そんな一触即発の状態になってもサマンサは余裕だった、何故なら・・・・
「貴方の相手は私ではありませんよ、バイキルト!!」
サマンサの呪文と同時に背後の気配に振り向くジタンだったが、遅い、
その時にはすでに黒い炎を纏わせたデスピサロの拳がジタンの背中にめり込んでいた。
45:4/5
02/11/24 10:06
デスピサロは何時の間にかジタンの背後へと忍び寄っていたのだった。
腕のいい盗賊であるジタンなら当然気がつくべきだろう、しかし熱くなりすぎていたのか察知できなかった。
ジタンの骨がきしむ音をBGMに2人は淡々と会話を交わす。
「ピサロ卿、やはりここでしたか」
「おおサマンサ、近くにいるだろうとは思っていたがな」
デスピサロはジタンを無造作に投げ飛ばし、さらに話を続けようとした、その時であった
ジタンの身体から何やらオーラのようなものが立ち上っている。
「お前らの・・・お前らのような奴らがいるから・・・」
と、次の瞬間、彼は信じられないような速度で、デスピサロへと襲いかかったのであった。
その速度はデスピサロですらついていくのがやっとだった、いやデスピサロだからこそついていけるのだ
事実、サマンサには2人の動きをかろうじて目で追うのがやっとだった。
(魔法攻撃では的が絞れない・・・・と、なると)
「モシャス」
呪文の完成と同時にサマンサの姿がデスピサロの姿へと変わって行く、
この呪文は効果はきわめて短いが、変身した相手の能力をほぼ再現することが出来る。
(ふふ、この姿なら見えます)
デスピサロの姿のサマンサはやはり拳に黒い炎を宿すと、ジタンのみぞおちへとその拳を叩きこむ。
そこにさらに今度は本物のデスピサロの拳がジタンの顎を捉える。
『く』の字に折れ曲がった状態でジタンは吹っ飛び、凍りついた湖面にゴムマリのように叩きつけられる
しかしそれでもジタンは立ちあがろうとするが、その瞬間、湖面に張った氷が割れ
ジタンの身体が水中へと没していく。
そこをすかさず彼女本来の姿に戻ったばかりのサマンサの呪文が飛ぶ。
「マヒャド」
46:5/5
02/11/24 10:07
超低温の刃が水面へと殺到し、もうもうと煙がたつ、それが晴れたとき、
ジタンは、水面に片手をわずかに覗かせたまま完全に凍り付いてしまっていた。
急速冷凍のためか未だに心臓は動いてはいたが、このまま放っておけばやはり凍死するだろう。
「止めは差さぬのか?」
デスピサロはサマンサへと問う。
「どうせ2人とも、長くもって正午過ぎまでの命でしょう」
サマンサは思い出したように、ビビの身体に威力を弱めてヒャドを唱える、
これで命が延びるわけではないが苦痛は和らぐだろう。
(奇跡が起きるかも・・・ですか)
「そうか・・・サマンサよ、お前は自分で思っているほど冷たい人間ではなさそうだな」
デスピサロのその言葉にサマンサは不思議そうな顔をする。
「ともかくここから出るか、捕まってろ」
デスピサロはサマンサを抱きかかえると、まるで無重力のような身軽さで湖へと飛び出していく
そのつま先が湖面に触れる寸前、
「ヒャド」
足場を瞬間的に魔法で固め、着地するとまた宙を舞う、それを何回か繰り返し、
2人は陸へとたどり着いた。
デスピサロはサマンサを下ろすと、また何事も無かったかのように先へと進む。
それを追うサマンサの頬は、やや桜色に染まっているようにも見えた。
【デスピサロ/サマンサ: 所持アイテム:正義のそろばん、『光の玉』について書かれた本 勲章(重装備可能)
現在位置:ロンダルキア南の湖 行動方針:腕輪を探す】
【ジタン(瀕死)/ビビ(瀕死): 所持アイテム:仕込み杖/ギザールの笛 現在位置:ロンダルキア南の湖の小島
行動方針:?】
(2人とも、正午過ぎまでに処置されなければ死亡)
47:ライアンとか
02/11/24 12:26
「……いったいなにが起こったんでござるか?」
旅の扉の中で、突然の事態について行けなかったライアンはひとり言のように呟いた。
「…ぼくが見たのは、あの時町の広場の入り口からホイミンさんがきたんだ。
そのあと、後ろにいた誰かがイオナズンを…。でもそれなら何で…」
「うん。…ちょっと待って」
とんぬらはアイラからさざなみの剣を受け取り、さっき彼女のやったように振りかざした。
すると光の壁がうっすらとあらわれた。
「やっぱり。マホカンタだ」
とんぬらは小さい魔力の塊を壁にぶつけながら言った。
「アイラさんはこの事をしってたみたいだね。
「待って、マホカンタって、それじゃあホイミンさんは四人分のイオナズンを
くらったってことじゃないか!」
「…うむ。おそらく」
「おそらくって、ホイミンさん死んじゃったかもしれないんだよ!?」
「たぶん、ひとたまりもなかっただろうね」
「そんな……」
「…この方が良かったのかもしれないでござる。もうどうしようもないところまで
行っていたようでござるし、あやつが誰かを殺してしまう前に……」
ライアンはルーキーを諭すように言っていたが、おそらく自分自身に言い聞かせていたのだろう。
一度は接触できていたのだ。そこから逃げ出したのも彼自身。一番悔しいのは自分だろう。
48:ライアンとか
02/11/24 12:27
「あの、聞きたい事があるんですけど…」
沈んだ空気に耐え切れず、とんぬらが口をひらいた。
「…なんでござるか?」
「息子と娘を探しているんです。二人とも紫の髪をした、10歳くらいの」
「見ていないでござるな。ルーキー殿は?」
「ううん。見てない」
ルーキーの口調は重い。ホイミンの死は自分の責任でもある、と思っているのだろう。
「そう…ですか。…40歳くらいの、髪の長い剣士には?」
二人とも首を横に振る。二人のしぐさを見てとんぬらははっきりと落胆の色を見せた。
足下から、扉の出口がゆっくりと近づいてきた。
「二人とも、これからどうするんですか?」
着陸地点は、寒冷地にはふさわしくないうっそうとした森の中だった。
「仲間を探すでござる。…もしそちらがよろしければ、行動を共にしたいでござるが」
「もちろん、よろしくお願いします」
「ねえ、とりあえず、アイラさんの呪いを解かない?」
さっきから黙っていたせいで忘れていたが、ルーキーはアイラが呪われている事を説明した。
「そうだったんですか。でも、壊したりするのは反対です」
「うん。呪いがどんなのかわからないもんね」
「うむ。やはり解呪の術者を探した方がいいでござるな」
「娘が確かシャナクを使えたはずです」
そして四人は森の中をあるきだした。
【ライアン/ルーキー 所持武器 フライパン×2/スナイパーアイ ブーメラン
現在位置:台地の北中央の森 行動方針 仲間を探す】
【とんぬら(DQ5主人公) 所持品:さざなみの剣 現在位置:台地の北中央の森
行動方針:王子と王女を助ける、パパスに会う アイラの呪いを解ける人を探す】
【アイラ(ゾンビ) 所持武器:死者の指輪 マンイーター 現在位置:台地の北中央の森
行動方針:ゾンビ状態中はとんぬらについていく。死者の指輪が外れたら???】
49:とんぬらとか
02/11/24 14:00
(…あれ?シャナク使えたのクーパーの方だったっけ?…だめな父親だな。ぼく。)
子供の事を細かく思い出せなかったとんぬらは、重いため息をついた。
50:名前が無い@ただの名無しのようだ
02/11/24 14:52
>>41
ロック達の所持武器を
所持武器:ミスリルナイフ・加速装置 食料2ヶ月20日強分&毒薬 水1,5リットル×2 吹雪の剣 小型のミスリルシールド×2 クイックシルバー フィアーの書×7
に変更します。ご迷惑お掛けしました。
51:713
02/11/24 19:51
「……やっぱりここ、ロンダルキアの洞窟だ」
見覚えのある風景。何度も落ちた落とし穴の痛みが、ここがそうだと確信させる。
おそらく始めに入り口のほうにいたのだろうが、落盤でふさがっていたためわからなかったのだ。
記憶を頼りに稲妻の剣のあった所へ行ってみたのだが、残念ながらナニもなかった。
「…あ~あ、あの剣があったらよかったのに」
アーサーはそう言いながら手に持ったひのきの棒を振り回す。
「…ここにいれば隠れられるし、旅の扉もここにでるだろうし……」
この洞窟の中は少し湿ってはいるが、外の寒冷地に比べたらずいぶんましだろう。
それにここの台地は高低差がキツイが、決して広くない。この目立つ服装。
やる気のある奴に見つかったらまず助からないだろう。ならばここにいた方が……
「…ひぃっ!」
アーサーは息を飲んだ。悲鳴をあげそうな口をなんとか両手でふさぐ。
視線の先。無限回廊の手前に男が立っていた。絶対忘れない。
アリアハンで自分を殺そうとした男。青の、赤い刃の男。あの身の毛がよだつ感覚がよみがえる。
(早く!早くそこに入っちゃえ!)
アーサーは身を隠し、その男に向かって電波を飛ばす。
アーサーの祈りがつうじてか、その男は回廊に姿を消した。
アーサーはそれを見届けて、ゆっくり今来た道を引き返す。できるだけ早く遠ざからなければ!
しかしその願いもむなしく、背後から誰かが走ってくる足音がした。
(まずい!気付かれた!!)
アーサーは慌てて走り出す。しかし体がついていかず、足がもつれて転んだ。
(もうダメだ!)
アーサーが死の覚悟をした時、走ってきた男に思いっきり頭を踏まれてアーサーは気絶した。
52:713
02/11/24 19:54
「…あれ?ここは…」
あれから少ししてアーサーは目を覚ました。
「おう、気がついたか」
アーサーは息を飲んだ。しかし、それが自分の見間違えだったんだとわかった。
目の前の男は、例の男に似ていたが全然違う。なんとなくだけど、雰囲気が。
「ふんずけたりして悪かったな。でもあんなトコで寝てるおまえさんも悪いんだぞ」
…なるほど。さっき回廊の方に走ってったにもこの人だろう。
「ああ、大丈夫です。もう痛くないですし」
まだ痛む後頭部をさすりながらアーサーは言った。
「それにしてもあの回廊にはまいったな。まさかUターンしてるとは思わんかった」
「……そうですか」
重度の方向音痴なのだろう。アーサーはそう確信した。
その時、不意に背後の空間が歪んだ。そこから何者かがこぼれおちてくる。
「…どうしましょう、これ」
「…とりあえず目を覚ますまで待った方がいいんじゃないか?」
アーサーとラグナの二人は呆けた顔をしてマリベルを見ていた。
彼女は扉の出口から頭から落ちてきて、そのまま気絶したのだ。
とりあえず回復魔法をかけ、二人はマリベルが目覚めるのをじっと待った。
【マリベル(気絶)/アーサー/ラグナ 現在位置:ロンダルキアへの洞窟(無限回廊手前)
所持武器:エルフィンボウ・いかづちの杖・エドガーのメモ/ひのきの棒/???
行動方針:マリベルが目を覚ますのを待つ】
53:712 1/3
02/11/24 20:06
―気がつくと、マリベルは不思議な場所にいた。
大地も天空もない、延々と続く白一色の世界。
そして。
『全く、何をやっておるのじゃ』
死んだはずの人間が、目の前に立っていた。
「グレーテ……」
呆然とするマリベルに、彼女―グレーテ姫は、矢継ぎ早に言葉を浴びせた。
『そなた、それでも我がマーディラスを救った英雄の一人か?
我が盟友が今のそなたの姿を見たら、何と思うであろうな』
「あんたに言われたくないわ。それに、参加してないあいつは関係ないでしょ!」
フィッシュベルの幼なじみの姿を思い浮かべ、マリベルは顔を真っ赤にして叫ぶ。
だが、グレーテは彼女の言葉を無視するように、言葉を続けた。
『だが、そなたしか頼める者はおらぬと来ている。
歯がゆいが、そなたの記憶と知識に頼るしか……じゃ……』
その声が、聞き取れないぐらいにかすれていく。
『かつて我…国を………うに、……友を…ってくれ…―』
グレーテの姿が、幻のように薄れていく。
「待って、待ってよ!」
マリベルは彼女に駆け寄った。
だが、その手がグレーテに触れる前に、彼女の姿は虚空に溶けて、消えていた。
54:712 2/3
02/11/24 20:09
―……回復呪文はかけましたけど、大丈夫でしょうか?
―思いっきり、頭打ってたからなぁ。ま、息はしてるし、平気だろ。
近くで、誰かの声が聞こえる。
マリベルがゆっくり目を開けると、そこには二人の男が座っていた。
頼りなさげなヒマワリ頭の少年と、年齢不詳の長髪の男性……
風景もマランダとは一変し、どこかの洞窟といった趣だ。
「おう、気がついたな」
長髪の男が、マリベルに微笑を向けた。その顔から、敵意は感じられない。
だが、彼らがセーラのような人間ではないという保証もない。
「ここはどこ? あんた達は誰?」
もしものために、気付かれないようにいかづちの杖を引き寄せながら聞いた。
「オレはラグナ、んでこっちはアーサー。
ここは『ロンダルキアへの洞窟』って言うらしい。良くは知らねーけど。
で、あんたはあそこらへんから落っこちて、今の今まで気を失ってた、と」
ラグナ、と名乗った長髪男は、天井の一角を指した。
「ロンダルキア?」
「ハーゴン率いる、邪教の総本山……雪と魔物が支配する、人外の地です。
まさか、またこの場所に来るハメになるなんて……
どうせなら、稲妻の剣も元通り置いておいてくれれば良かったのに」
ヒマワリ頭、もといアーサーがため息をつく。
口ぶりからするに、この場所にかなり詳しいようだが。
「ふーん……って、そういえばハーゴンって人、参加者にいなかったっけ?」
「ああ、いたな。そーいや」
「……え゛?」
アーサーはマヌケな声を上げた。
1番早い時期に出発していた彼は、今までハーゴンの存在に気付いていなかったのだ。
55:712 3/3
02/11/24 20:14
唖然とするアーサーに、ラグナはふくろから1冊の本を取り出し、見せた。
「ほら、ここにも乗ってるぜ」
『参加者リスト』と題された本―
そこには、各々の名前と顔写真・支給武器・簡単な経歴が記されていた。
「ホントだ……」
忘れもしない、大神官・ハーゴン。その写真を、アーサーは複雑な表情で睨みつける。
そんな彼の手元から本をひったくり、マリベルはページをめくった。
(いた!)
「エドガー・ロニ・フィガロ……この人が、どうかしたのか?」
後ろから覗きこんだラグナが、怪訝な表情でマリベルを見る。
(この二人は信用しても良さそうだけど……どうしよう)
少しだけ考え込んだ後、彼女はふくろからメモを取り出した。
そこにさらさらと文字を書き加え、二人に手渡す。
「………!!」
二人は驚きを隠しきれないまま、メモと彼女を何度も見返した。
彼女が書き加えたのは、たった1行。
"首輪を解く手掛かりは、もう掴んでる。"
さっきの光景が、夢か幻かはたまた現実なのか……なんて、どうでもいい。
グレーテの言葉が、あの呪文を思い出させてくれた。それだけで十分。
(マジャスティス。……あの呪文さえあれば、脱出も不可能じゃないはず)
「私と手を組まない? 一緒に、この下らないゲームを抜けてやりましょうよ」
強い意思を湛えた瞳を向け、マリベルは手を差し出す。
二人はゆっくりと頷き、彼女の手を取った。
【マリベル/アーサー/ラグナ 現在位置:ロンダルキアへの洞窟(無限回廊手前)
所持武器:エルフィンボウ・いかづちの杖・エドガーのメモ/ひのきの棒/参加者リスト
行動方針:首輪を外してゲームを抜ける】
56:1/5
02/11/24 21:53
「ここが新しいフィールドね」
「寒いよう…」
レナとバーバラは身を寄せ合う。
どうやら森の中のようだ。樹の上にも足元にも冷たい白い物が積もっている。
「これが雪っていうのね。はじめてみたわ」
「えっ、そうなんだ。お姉ちゃんのいた世界は雪は降らなかったの?」
「ええ。暖かい所だったから…。小さな頃、雪の絵本を読んでもらって姉さんと一緒にいつか見にいこうね、って言ってたわ…」
レナは静かに幼い日の思い出に目を伏せる。
そして、いつも自分を安心させてくれる大好きな姉の綺麗な笑顔を。
「お姉ちゃん…」
「あ、ごめんなさいね。もう大丈夫よ。そういえばイリーナさん、どうしたかしら」
「うーん。また会えるといいんだけどね。誰か会った人がいるかもしれないから、そうしたら聞いてみようよ!」
「ええ、そうね。でも気をつけて。今は決して安心できる人ばかりではないから…」
レナは言い聞かせるようにバーバラに念を押した。
その時。
「あ、あそこに誰かいるよ!」
森の木々の間から薄緑色の髪の毛の少年の姿が見えた。
おそらくバーバラよりも少し年上だろう。
少年は必死に何かを探すかのようにさまよっている。
「ねえねえー!そこのあなたー!!」
レナが止める間もなくバーバラは少年の元へ走りよる。
少年は驚いたようにバーバラを振りかえったがそれがまだ子供だと気付きいくらか安心した表情になった。
レナもあとから追いかけて少年に尋ねた。
「あなた、一人?名前は?」
「う、うん…僕はソロ…」
2人に殺意や闘気がないことを察し少年はおどおどと口を開いた。
「ソロっていうの?あたしはバーバラ!このレナお姉ちゃんと一緒に、お姉ちゃんのお姉ちゃんをさがしてるの」
バーバラが元気に自己紹介し、それにあわせてレナも頷く。
「ねえ、君達は信用してもいいよね?僕を裏切らないよね…?」
2人の笑顔をソロは泣き出しそうな目で見上げた。
57:2/4
02/11/24 21:55
「ところで君達の探してるお姉さんって、どんな人?」
もしかしたらそれがティファかもしれないと一瞬ソロの目が光った。
「僕も女の人を探してるんだ!もしかしたらその人かも…」
「え、ええ。髪の長い…」
レナがそこまで言っただけで間髪入れずソロが問い返す。
「色は!?」
「綺麗な紫色の…」
それを聞いてソロの顔が曇った。ソロの記憶するティファの髪は黒色だった。
「違う人みたいだね。残念だよ」
すかさずバーバラが言った。
「あ、そうだ。あたし達もう一人人を探してるんだけど、知ってるかな?」
「それは?」
「あのね、こう短い金髪でスーツを着たお姉ちゃんなんだけど…」
ソロの頭の中をイリーナの姿がよぎる。
そして目を覚ます殺意。狂気…
「お前達もか…」
その声は先ほどと打って変わって低かった。
レナとバーバラは背筋に寒気を走らせる。
「お前達もデスピサロの仲間だったんだな!?また僕を裏切るんだな!!!」
「ちょ、ちょっと待ってよ!!なんであたし達が裏切り者なの!?」
「バーバラちゃん、この子変だわ!逃げましょう」
とっさにレナがバーバラの手を握って走る体制に入る。
「変?僕が?変なのはお前達だろう?あの女の仲間なんだろう!?」
「こ、怖いよう…」
一刻も早く走り去ろうとするがバーバラの足がすくんでなかなか立ちあがれない。
「もう嫌だ…せっかく信じられると思ったのに…みんな僕を裏切るんだ…みんな、みんな…」
ソロが呟きながら鞘からエンハンスソードを抜いた。
58:3/4
02/11/24 21:56
危険を察し逃げることを諦めたレナはメイジマッシャーをソロめがけて投げ付けた。
しかし、手に持った長剣で跳ね返されてしまう。
「バーバラちゃん、早く逃げて!!」
武器を失ったレナは観念した。が、この少女だけでも生かそうと大声で叫ぶ。
「お姉ちゃん!!」
バーバラはなんとか立ちあがり叫ぶがもう遅い。
次の瞬間、レナの腹から背にかけて長い剣が突き刺さっていた。
雪の上のその身体がどさりと倒れる。
「に…げて…」
バーバラに声をかけるのがせいいっぱいだった。
「姉さん、バッツ…ごめんなさい…私、もう…」
どくどくと赤い血が流れ白い雪を染めていく。
レナの薄れ行く意識の中では数々の人々の姿が浮かんでいた。
勇ましい父。
優しい母。
そしてかつての戦友、ガラフ。ゼザ、ケルガー。
ふっとその中かから白い手が差し伸べられる。
レナは暖かいその手に自分の手を重ねその人物の顔を見る。
穏やかに微笑むその人物は紛れも無く最愛の姉の姿だった。
「レナ…」
エメラルドの宝石のような4つの瞳が見つめ合う。
2人はお互いに手を伸ばし、抱き合った。
「ねえ…さ…ん…」
それがレナの最後の言葉だった。
【レナ:死亡】
59:4/4
02/11/24 21:56
「お姉ちゃん!!」
ソロは完全に事切れたレナの腹から剣を抜くとバーバラに向き直る。
「こ、こないでよ!!化け物!!!! 」
バーバラは足元の雪を掴んで投げつけるのがせいいっぱいだった。
ソロは血の滴る剣をバーバラに容赦なく振り下ろそうとする。
「もう嫌だよおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
その瞬間バーバラの身体からものすごい魔力が放たれた。
ともすれば大爆発をおこしそうな勢いの魔力だ。
「いやーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
ソロはその魔力に当てられ、一瞬目を瞑る。
次に目を開けたとき、そこに少女の姿はなかった。
「しまった!逃げられた!?」
ソロは走り出した。
もしもあの少女に自分のことを触れまわられたら、そしてそれがティファの耳に入ったら…
想像すると寒気がする。とにかくあの少女だけは殺さなければならない。
ふと横に倒れたレナの死体が目に入る。
一体どれだけの人物が自分のせいで死んでいったのだろう。
恐ろしいほどの罪悪感がソロを支配せんとする。
「なんだってみんな僕を…みんなあいつが、デスピサロが悪いんだ…」
「僕は悪くない…僕は悪くないぞ…」
ソロは再び森の中をさまよいはじめた。
【レナ:死亡】
【ソロ:所持武器:スーツケース核爆弾/エンハンスソード 現在位置:ロンダルキア南の森 行動方針:バーバラを殺す(最優先)】
【バーバラ:所持武器:果物ナイフ・ホイミンの核
現在位置:ロンダルキア南の森 行動方針:ソロから逃げる(森の中を逃走中)】
(核には記憶とかいろいろ詰まってますが、そこから肉体は再生できません)
60:名前が無い@ただの名無しのようだ
02/11/24 21:58
訂正
>>56は1/4でした。
61:名前が無い@ただの名無しのようだ
02/11/24 23:47
「うん?」
資料の整理をしていたエビルマージだが、奇妙な事に気がつく、
参加者から没収し、研究用に保管していたアイテムの1部がどこかに行ってしまったのだ。
「まさか、あの時」
エビルマージはデジョンでアークマージを葬った時のことを思い出す。
おそらくその時、異空間に流れ出てしまったのだろう。
「足りないのは...6個か、どれもまだ確認していないものだな」
ちゃんと整理整頓をしておくべきだったか、少しだけもったいないことをした。
と、思いながらエビルマージは持っていた書類を無造作に床に放リ投げた。
【何らかのアイテムが6個、ロンダルキアに流出しました】
62:名前が無い@ただの名無しのようだ
02/11/24 23:53
空…天空(ソラ)が近い。
さぞかしここは高い場所にあるのだな…
空気を胸いっぱいに吸う。ああ。気持ちよい。
視線を上空から地面へと落とす。湖が広がっている。
それはまるで水鏡のような…
「…凍っているだけか。」
まどろみの剣でつつく。氷が割れる。湖一面に氷が広がっているがおそらく乗ったら割れてしまうのだろう。
この地で何をしろというのか。友は語りかけてはくれない。
地図を眺める、人が集まりそうなのは三ヶ所。神殿…に、祠…に洞窟。
さて、如何したものか。湖の真ん中に島がある。おそらくここは南の湖の近くだ。
「ふむ、神殿とやらに、行ってみるか。」
なぜ、そう思ったか定かではない。とりあえず、進路を北にとった。
【リバスト 所持武器:まどろみの剣 現在位置:ベクタの城の中の旅の扉から新天地へ 行動方針:今のところ無し】
63:バーバラ
02/11/25 00:39
「ハァ、ハァ、何で…なんでわかるのよ!?」
バーバラは森の中で逃げていた。背後から誰かが追ってくる音がする。
感覚でわかる。さっきお姉ちゃんを殺したアイツだ。
でも、なんで?さっき巻いたはず。それに森の中なのに……
払いのけた枝から跳ねかえってきた白い粉を見て、バーバラは愕然とした。
(雪!足跡!アイツはコレを追ってるんだわ!)
なんで気がつかなかったんだろう。さっきから雪を踏みしめる音を聞いているのに。
原因がわかったからといって、どうしろというのだ。解決案が浮かばない。
何かこんな時につかえる魔法があったはず。頭を急速に回転させていたバーバラは不意に走る事をやめた。
「…うそ…でしょ……?」
バーバラはその場に座りこみそうになるのをなんとか耐えた。森を抜けたそこには、
青空がひろがっている。さっき見たのは間違い無い。森を抜けたそこは、切り立った崖だったのだ。
迂回ルートは無い。飛び降りるにしては高すぎる。引き返す事もできない。アイツが近づいてくる。
「どうしよう……誰か、誰か助けてよぅ」
自分の仲間とレナの事を考えながらあたりを見まわす。
しかし、無常にも助けは来ず、替わりにソロが森の切れ目から姿をあらわした。
「…ここで足跡が途切れているな」
(え?どういう事?私はここにいるわよ?)
バーバラは自分の手を見た。透けてない。月鏡の塔の時とは違う。
「…下に飛び降りたのか? ちっ。早く見つけ出して殺さないと…」
そう言い残してソロは森の中に戻っていった。
64:バーバラ
02/11/25 00:41
(どういう事?)
バーバラは不思議そうにソロの消えていった森の入り口を見つめた。
確か、前にもこんな事が…。
そうだ。今日の夜明けに、お姉ちゃんがやった、あのコワイおじさんに鉢合わせそうになった時。
お姉ちゃんが何か呟いて、そうするとあの人達が気付かずにいっちゃったんだ。
(お姉ちゃん。助けてくれたの?)
バーバラはやさしかったレナの姿を思い出し、次に雪の中で淋しそうなレナの事を思い出した。
バーバラは立ちあがり、もと来た道を引き返した。足跡と、レナの血痕を頼りに。
「…お姉ちゃん」
バーバラはレナの死体の前で座っていた。
「ゴメン。…私、何もできなかった。…私がヘンな事言ったから…」
バーバラの目に涙が浮かぶ。
「…ゴメン。…ゴメンね」
不意にバーバラの袋から、赤い光が漏れる。
「…これは……。町で拾った宝石……。」
宝石はゆっくり回転しながらレナの死体の上に浮かぶ。
「…一体なにが……」
そして宝石の光がレナの死体を照らし、頂点からレナの姿が浮かび上がった。
65:バーバラ
02/11/25 00:48
「お姉ちゃん…なんで……」
「ゴメンね、バーバラちゃん。わたし、死んじゃったみたい。
これは私が残せる、最後のメッセージ。一度しか言えないから、ちゃんと聞いて」
「あなたを助けてくれる人は、ここから北にいる。でも、決して北西には行ってはダメ。
あそこに行ったら、必ず良くないことが起きる。北東に行けば砂漠があるはずだから、そこを行きなさい」
「それと、これは私からのお願い。私のペンダントを、姉さんか、バッツという人に渡して。
この中に、手紙が入ってる。…でも、バーバラちゃんは見ちゃダメよ」
にっこりと微笑みかけるせいで、バーバラの涙腺が壊れた。胸が、すごく、くるしい。
「二人に、大好きだって、愛してるって伝えて」
「…うん。わかったよ。お姉ちゃん」
「もう、時間がないわね。最後に、私のことを埋葬してくれるなら、この子を使って」
さしだしたレナの右手から、小さな、炎の鳥がうかびあがる。
「このコが、あなたを護ってくれるはず。このコを、私だと思って。」
鳥が小さくいななき、バーバラの胸に跳びこむ。熱くは無かった。
「もう、これまで、かな?バー、バラ、ちゃん、死んじゃ、だめよ、絶対、生き残って」
もう、声が出ない。何度も、何度も首を振る。
「ありが、とう。あなた、に、会えて、よかっ、た……」
赤い宝石が静かに光を失い、ゆっくりレナの上におちる。
バーバラはその宝石を取り、首にかかっていたペンダントを取る。
「…絶対、絶対約束護るから。…私、ちゃんとやるから」
バーバラは涙を拭い、立ちあがり、魔法を紡ぐ。
「クリスタルに込められし風の記憶。翼を広げ死者を導く不死鳥の御名。出でよ、フェニックス!」
転生の炎とは違う、雪をも溶かさない真紅の炎と、暖かい光の羽がレナを包む。
バーバラはレナを包みこんだ炎を、消えるまで見つめていた。
【バーバラ:所持武器:果物ナイフ・ホイミンの核・ペンダント・メイジマッシャ―
現在位置:ロンダルキア南の森 行動方針:北へ・レナの遺言を果たす】
(ホイミンの核に特殊能力確認・バーバラがフェニックス(転生の炎無し)を仕様可能)
66:1/2
02/11/25 01:04
ロンダルキアのほぼ真北の林の中でアリーナとアニーはさくさくと雪を踏みしめながら、
あても無く歩いている。
「心細いなぁ、やっぱり」
武器や防具は全て奪われてしまった。己の拳と体術のみで戦う格闘家、
本来、武具頼りの戦いを展開することは、ほとんど無いのだが、
それゆえに愛用の武具に対する思い入れ、こだわりは戦士のそれよりも強い。
(ちょっと寒いなぁ、あれを着てれば寒さなんてへいちゃらなのに)
と、思っていた木の枝にはためくピンク色の布が目に入る、あれはもしかして、
アリ-ナが気がつくと同時にそれは風で煽られ、ひらひらと彼女らの方へと飛んでくる。
そして彼女らの目前に落ちたそれは、
胸の部分になにやら紋章が入った、きわどいハイレグカット&臍だしスタイルのレオタードだった。
アリーナは慌ててそれを拾い上げ、自分の物であることを確認する。
「随分大胆なレオタードですね....はしたないです」
レオタードを見てアニーが嫌悪の表情で呟く。
「失礼ね!これでも私の長年愛用している立派な防具なのよ..ちょっと待ってて」
そう言ってレオタードを両手でしっかりと抱えると、そのままアリーナは木陰へと入って行った。
しばらくして、木陰で着替えを済ませて出てきたアリーナは、もう肌もあらわなレオタード姿だった。
鍛えられ均整の取れた美しい身体がさらにレオタードによって引き締められ、その美しさを
より一層際立てている。
しかし女性であるアニーにとっては、別に面白くもなんともないようだ。
「それがですか?」
と、明らかに疑いの眼差しを向けている。
アリーナ愛用の自慢の防具らしいが、正直こんなレオタードに防御効果があるとは思えない。
「ふふん、このレオタードはね、肉体の本来持つ感知能力を最大限まで高めてくれるの、
それに魔法のバリアも張ってくれるから、下手な鎧より防御力は高いわよ」
67:2/2
02/11/25 01:05
アニーは未だに疑わしい目で見ている。
「おまけに夏はひんやり冷たくて、冬はあったか....!!」
その時アリーナは何かに気がついたらしい、アニーの手を引き、林から出る。
と、同時にみしみしという音と共に彼女らが立っていたあたりの地面が陥没していた。
アリーナは地盤が緩み、木々の根がきしむわずかな音を、直接聞こえたわけではないが、
何らかの感覚として察知していたのだ。
「ね、さっそく役にたったでしょう?」
こうなってみればアニーも納得せざるを得なかった。
しかし助かったのはいいが、木陰にたたんで置いていたアリーナの服はマントを除き、
全て雪の中に消えてしまった、おかげで彼女はレオタード1枚にマントという、
とても恥ずかしい格好で、これから先、過ごさねばならなくなった。
もっとも、本人は気にしてはいないようだが....。
【アリーナ/王女アニー 所持武器:イオの書×4 リフレクトリング ピンクのレオタード /マンゴージュ
現在位置:ロンダルキア北部の林
行動方針:アニーを託せる人物を探す ソロを止める(倒してでも)/両親探し。クーパーも探す】
(流出アイテム 残り5個)
68:1/2
02/11/25 05:40
「ぶえっくしょーーーーーーーーいっ!!!!」
突如くしゃみが響いた。
あまりにも無防備ではあるが、当の本人は全く気にしていない。
なぜならこの「ゲーム」に参加する気はもちろん、身を守ろうとする気はからっきしもないのだから。
どうせ死ぬならこの大地に抱かれて死にたい、そう考えていたのだ。
…が、とにかく寒い。
「ぶえっくしょーーーーーーーーいっ!!!!」
空に城を構えている王、ゼニスがもう一発派手なくしゃみをする。
辺りを見回す。ここはロンダルキアの中でも最も高い位置にあるようだ。
西に神殿、東の湖の島に一つ家が見える。
「おお!あれはたいそうな建物じゃな。」
ゼニスの目に留まったのは神殿のほう。民家のほうは目に入らなかったようだ。
69:2/2
02/11/25 05:40
しばらく歩いた。ほどほどに体が温まってきた。
砂漠地帯を南に。ここから砂漠ではなく草地。そんな場所。
足元に感触がある。そう思ったときはもう滑っていた。派手にすっ転ぶ。
「な、なんじゃ?」
腰を強く打ったか、腰に手を当てて起きる。目の前にそれはあった。
それは光を放っていた。地面に無造作に放り出された巻物。手にとって…
…あれ?
「なんじゃ?この巻物?地面にぴったり張り付いて取れないわい。」
踏ん張って地面からはがそうとするもどうにもならない。
それは聖域の巻物。エビルマージの研究所から流れ出たもの。
この地に流れ着いたときはまだその効果を発揮してなかったがゼニスが踏んだ瞬間、その巻物は宙に舞った。
そして再び地面にその巻物が落ちたときにそれは発動した。
その巻物の近くに結界が張られたのである。
それは発動主であるゼニス以外は何人たりとも決して通さない結界。
いかなる善たる者も邪なるものも足を踏み入れることができない結界。
当の本人はそんなことは知ったこっちゃないが。
兎にも角にも、ここに一つ、何人たりとも足を踏み入れることができない“世界”ができたのである。
【ゼニス 所持武器:アンブレラ 現在位置:中央の山脈の砂漠地帯とその南の草地地帯との境界部 行動方針:ハーゴンの神殿へ 物見遊山】
(流出アイテム 残り4個)
(中央の山脈砂漠地帯と草地との境界線付近に聖域の巻物が発動しました。ゼニス以外は誰も足を踏み入れることはできません。聖域の巻物を燃やすなり何なりしない限り効果は永続します。)
70:1/2
02/11/25 11:58
ロンダルキアの西南に位置するハーゴン神殿のいずこか、
うずたかく積まれたガラクタの山の頂上で、アークマージはゴキブリのように這いずっていた。
「おにょれぇ~っ」
もはや、頭の中にあるのはただ憎悪と執念のみだ。
(ワシはまだ生きておるぞ、エビルマージよ....その手でワシを縊り殺すべきであったよな)
必ず生きて帰り、復讐を果たし、そして魔界の王になる。
妄執を動力源にガラクタの山を這いずる、アークマージであったが、やがて妙な音を耳にする。
「何じゃぁ?」
その音はアークマージへと近づいてくるようだ。
やがてキチキチキチキチという機械音と共に、3体のロボット-----キラーマシーンが姿を現した。
「イオナズン!」
完全に及び腰になっていたアークマージは思わず呪文を唱えてしまう。
強烈な爆発と閃光....しかしそれが晴れたとき彼が見たものは、ほとんどの損害を認められすに
相変わらず機械音を鳴らしながら、アークマージへと近づくキラーマシーンたちの姿だった。
よく見ると通常のキラーマシーンと違い、そのボディ全体にわたってルーンが彫られている。
そう、こいつらはプロトタイプ.....通常型を超える攻撃力と、魔法に対しての防御力を持つ
もし生産性やその他諸々の問題で開発が見送られる事無く配備されていれば
ロトの勇者たちを、より窮地に追い込んだことは言うまでも無い。
そうこうしている中に、彼らはアークマージの周囲を取り囲む
「ひいい」
情けない悲鳴を上げて、アークマージは頭を抱える。
ワシはここで死ぬのか.......。
だが、そんな絶望的な気分のアークマージへと彼らは意外な言葉を発した。
71:2/2
02/11/25 12:03
「Master Command Please」
「?・・こいつらワシを主人だと思っておるのか?」
「Command Please Master」
「やはりそうか....ふふふ」
偶然とは恐ろしい、アークマージが転移した時の衝撃で、廃棄状態だった彼らの命令認識システムが初期化され、
結果、アークマージを主人として登録するという奇妙な事態が起こっていたのだ。
「ならば皆殺しじゃあ!エビルマージよ、貴様のシナリオ通りに事は進ませんぞ!」
無論、彼はここがどこで、そして外がどうなっているかなどと、知る由もない。
しかし、それでも何か怒りのぶつけどころが欲しかったのだ。
「Yes Master」
命令を受けて、キラーマシーンたちはそれぞれの配置につく。
こうして3体の殺戮機械が野に放たれたのだった。
72:3/2
02/11/25 12:05
プロトタイプキラーマシーンが3体、起動を開始しました。
A.B.Cの3体の中で
Aはロンダルキアを巡回し、Bはハーゴン城外、Cは城内を守っています。
武装
右腕に高周波ブレード、左腕にオートボウガン、ホバーで移動。
装甲
特殊な金属で出来ており、地火風水のいわゆる元素の力を必要とする呪文に関しては
ほぼ8割を無力化させ、微妙な曲線を描いたボディは刃を滑らせ、弾きます。
その反面打撃に弱く、当たり所が悪いと、
熟練の戦士のキック一発で機能を停止する場合もあります。
また、元素の力を必要としない、無属性の攻撃呪文やルナカン・スロウといった物理的な効果の呪文は有効です。
行動パターン
温度センサーによって敵の体温を察知、追跡し、
1度ターゲットとした相手を完全に見失うまでひたすら追跡します。
また常に単独行動を取るため、2体同時の行動はほとんどありえません。
アークマージの魔力を遠隔感知し、それを動力源の1部としているので
アークマージを倒せば行動を停止します。
73:1/3
02/11/25 12:33
《午前8時20分前後》
「……お早う。」
「…おはよ。」
…何が「おはよう」なんだろうと思いつつ、バッツは寝ぼけた頭を降って起きあがった。
ぐっと上半身を起きあがらせた次の瞬間には、もうすでに意識は覚醒している。
…狭い、石畳の殺風景な部屋。その隅っこの方に寝ていたみたいだが…。
ぐるりと頭を巡らすと、こっちに駆け寄ってくるクーパーと、つい今さっきまで(バッツの感覚では)背負っていた少女。
それに見知らぬ青年と少女の姿も見えた。
こっちに駆け寄ってくるクーパーに右手を上げて挨拶し、自分の近くに座っている緑の髪の少女に笑いかけてやる。
「おお、気がついたのか。ええと…。」
「リディア。私、リディア。」
「そっか、リディアちゃん、よかったな。」
バッツの笑顔に、リディアは精一杯の笑顔で答えた。バッツも、もう一段階笑顔を明るくしようとして…。
「バッツ兄ちゃん、起きたんだ!」
クーパーの声に遮られた。
何となく、リディアとの笑顔の交流を妨げるような意図がある感じなのは気のせいだろう。きっと。
「ああ、起きた……いつから眠っちまったのかわかんねぇけど。」
「ずいぶん寝てたよ。もう次の場所に移動したんだ。」
そんなに寝ていたのか……。
「悪いな。苦労かけた。」
「ううん。ゆっくり移動したおかげで知ってる人にも会えたから。ピピンって言うお城の兵士なんだよ!エーコって言う女の子も一緒でね!それで…。」
「ん、大体分かった。」
クーパーの言葉から大体の状況を把握して、バッツはすっくと立ち上がった。
そのまま見知らぬ男…ピピンとエーコの方に歩み寄ると、軽く手を挙げて礼を言う。
「なんか…クーパー達を助けてくれたみたいだな。サンキュ。」
「いえ…実を言うと私もクーパー様に助けてもらったんですよ。兵士として情けない事です。ホントに。」
74:2/3
02/11/25 12:34
「クーパー…様?」
バッツの疑問の声…ピピンが予想していたのとは違う場所に疑問点を上げられて、ピピンは一瞬戸惑って…すぐに意味が分かって笑った。
「クーパー様はグランバニア王室の王子であらせられます。普段はそんな事気にも止めてないみたいですけど。」
ピピンの隣に座っていたエーコが、ウソぉ、と声を上げる。
だがバッツは「ふーん…。」と生返事を返しただけだった。周りが王女様だらけだったので、そう言う感覚が麻痺してしまったのだ。
クーパーもそう言う事を気にしていないのなら、別に対応を変える必要も感じないし。
ふと、泳いでいたバッツの視線がピピンの脚で止まった。
めくり返したズボンの下の脚が、赤く腫れ上がっているのが見えた。
「おい、ひょっとして…。」
「はい、足が折れてるんです。エーコちゃんの呪文のおかげでだいぶ良くなりましたけど。」
と、ピピンがそう言って脚をさすった。
(…脚…か。)
バッツが一瞬思案する。
今は三日目。人数は五人で内3人が子供。一人が負傷…。
ぎり…と歯がみする。
もうすこし早めにレナ達を捜索して、見つけだしておくべきだったか…。
もう三日目、人数はどれくらいだろう?二人は生きているのか?確かめようにも、ピピンの脚がこれでは動く事も出来ない。
「大丈夫…か?」
「はい、もうしばらくすれば、動けます。」
ピピンは答えて、立ち上がった。とんとんと軽くジャンプしてみせる。
むう、としばらく考え込んでから、バッツは何となく狭い部屋…ロンタルギアの祠の外に出た。
75:3/3
02/11/25 12:36
つめたい外気。凍てついた風。足の踝までが埋まる。ほとんど隙間無く生えた樹木のせいで、3メートル先も直視できない。
ロンタルギアの大地を踏みしめながら、バッツは慎重に辺りを観察した。
どうやら、ここは狭い島のようだが…。
そう思いながらバッツは振り返って…唖然とした。祠が無い。
ついさっきドアを開けて出てきたはずなのに、彼の真後ろにはただ森が広がっているだけで…。
何となく、つい今さっきまで祠のあった空間に手を伸ばしてみる。
じゃりっと、石壁の感覚が掌に伝わる。しっかり見なければ分からないほどに、祠は周囲に溶け込んでいた。
「カモフラージュにしても凄いな…全然分かんなかった…。」
呟きながら、バッツは『何もないように見える』空間を手探りでまさぐった。
その内に、ドアのノブが手に触れて、ソレを引っ張るとがちゃりとドアが開いた。
ロンタルギアの祠は、魔性のモノを退けるべく周囲と同化する呪文がかけられている。
ロトの血を引くモノ以外が見ても、それは周囲に溶け込んでほとんど分からなくなってしまうのだ。
全然分からない、と言うほどでもないけれど。
【クーパー/バッツ/リディア/エーコ/ピピン(脚を負傷。ほとんど回復)
所持武器:天空の盾、ロングソード/ブレイブブレイド/なし/なし/なし
現在位置:ロンタルギアの祠
行動方針:とりあえずアリーナ(アニー)を探す。レナ、ファリスを探す。/父親、アニー探し/セシルを探す?/仲間探し】
76:1/2
02/11/25 12:40
魔王ゾーマ城の一角。エビルマージの研究室と王の間へと続く通路。
そこをゆっくりとしたペースで歩きながら、エビルマージは一人眉をしかめながら歩いていた。
何しろ丸々1日半、仕事を…ゲームの管理をサボってしまった。
究極生物の研究と、アークマージの抹殺に熱中していたためなのだがまさかゾーマにそんな報告はできまい。
言い訳しなければゲームの仕事から外される。外されれば、これまで以上にゲームに『干渉』しにくくなるだろう。
かと言って正直に話せば、あの大魔王の手で体も心を無へと消し飛ばされてしまうだろう、が…。
(まあいい…ゾーマもある程度は知っているはずだ…ある程度は。)
自分が『何か』を企んでいる事をあの大魔王は知っているはずだ…『何か』の正体に気づいているとは思えないが。
まあ、事実に多少のアレンジでもくわえて報告すればいいだろう。
ゾーマは、少なくとも今のところは自分を泳がせておくつもりだろうから。
エビルマージは王の間に向けて歩いていった。
暗黒の王の間、その真ん中にうずくまる巨大な玉座。
その玉座に鎮座する存在はゾーマと呼ばれている。今は。
ゾーマ、永劫の時間に存在し続ける彼は今、笑っていた。
彼の目の前の水晶玉にはふてぶてしい顔のエビルマージの姿があった。
全てを知っているゾーマにはソレが滑稽で、思わず笑いを漏らしてしまう。
とても珍しい…と言うよりは、絶対にあり得ない事だが…ゾーマはそのように笑っていた。
「エビルマージのヤツめ…思ったよりも肝が据わっているようですな。」
足下のバラモスゾンビは、こちらはエビルマージの態度が気に入らないようだ。
「かまわん…。最後にこの闇の大地に君臨するのはこの儂だ。」
ゾーマの顔から笑みがすっと抜け落ちる。
「…下がれバラモス。ヤツにお前の事に気づかせる訳にはいかんのでな…今のところは。」
「は…。」
バラモスゾンビが一歩、闇の中へと下がる。
そのとたん、その巨体は闇に解けて消えた。
77:2/2
02/11/25 12:43
「くあぁぁ~…。」
ゾーマ城の一角、エビルマージの研究室の前で、巨大な動く石像が大きな欠伸を一つした。
扉を守ると言うただ一つの目的のために作られた彼は今…疲れていた。とても。
エビルマージは秘密の研究をしていて、ちょっと覗こうとしただけで半殺しにされるし、
少し前にはいきなりアークマージが訪ねてきてやっぱり殺されかけた。
おまけになにやら悲鳴も聞こえてきたし…。
「ゾーマ様にも言えぬ秘密の研究…か。」
動く石像はポツリと呟いて、忠実に己の仕事を続けた。
…だから、気づいていなかった。研究室の水槽の中の、変化に。
その水槽の真ん中に浮いている肉塊の変化に。
ソレは、様々なモノから出来ていた。
『生命でない力』から、『悪意の結晶』から、『無を呼ぶモノ』から、違う世界の『大魔王』の躯から。
メインとなっているのは『生命で無い力』アルテマウェポン。そして、ゾーマの手駒魔王バラモス。
しかしバラモスは生きて…『存在して』いる。
エビルマージより忠実な手駒として、ゾーマがアンデットとして復活させたのだ。
では、エビルマージが水槽の肉塊…彼曰く「究極生物」に使われたバラモスの躯とは、いったい何だったのか?
ソレは、卵だった。ゾーマに取ってもっとも邪魔で…不必要な存在、『龍の女王』の卵。
変化の呪文を使ってソレっぽく見せかけるだけで、ものの見事にエビルマージは騙された…まあ、その当時はばれていないと言う自負があったからだろうが。
…邪魔な存在である龍の女王の子の消去と、エビルマージの究極生物完成の阻止…ソレが目的だった。
だが、限りなく全能に近いゾーマであっても、真の『全知全能』ではあり得なかった。
遠い未来、龍の女王の子がどうなるのかを知り得なかったのだから。
…すでに卵は孵り、肉塊と一つになって成長を続けている。
それは、今より未来に『竜王』と呼ばれる事になる。大いなる畏怖を込めて。
78:1/2
02/11/25 13:16
夜、港から見えた光景.....それは炎に包まれるアルブルグの街
その炎を見ながら俺はエアリスとティファのことを思い出していた。
そして朝、あの2人がまだ死んでいないことを知って、心から安心している自分に、
気がついたんだ。だから....
「それで2人を探そうと思ったわけか」
「ああ....」
ロンダルキアの中心に位置する砂漠、そこの岩場に腰掛けて、エッジとクラウドは話しこんでいる。
お互いの知っている限りの情報を交換しあった後、急にエッジがにやけ顔でクラウドに話を振る。
「で....お前は結局エアリスとティファって娘とどちらが好きなんだ?」
「そ、それは」
口篭もるクラウドには構わず、エッジは話を続ける。
「迷う事ねぇと思うけどな」
エッジはまだティファには会った事はなかったが、エアリスとはしばらく行動を共にしている。
だからどうしてもエアリスに肩入れしたくなってくる。
それにその時、彼女は言葉にこそ出さなかったが、クラウドに並々ならぬ思いを抱いている事は、
この手のことには基本的に鈍感なエッジにも理解できたし、片思いの切なさは痛いほどわかっているつもりだ。
だから煮え切らないクラウドを見ていると、エッジは苛立ってくる。
79:2/2
02/11/25 13:16
うつむき加減で、黙り込んだままのクラウドを見て、エッジは何やら考え込んでいたが、
やがてクラウドの手をおもむろに掴んで立ちあがる。
「よし、決めたぞ、俺はお前をどんなことがあっても、エアリスなりティファの所に連れていく」
「お、おいアンタ....」
「もう会えねぇかも知れないんだぜ、お前がどちらを選ぶのか知らないけどよ、ちゃんと、
言ってやらなきゃいけねぇだろうがよ、答えを」
まったくとんでもないお人よしのお節介焼きだぜ、俺は.....
俺だってリディアに会わなきゃいけねェのに。
心の中でそうぼやきながらも、エッジはクラウドの手を引いて北の方角に進んでいった。
【エッジ/クラウド:所持武器:忍者ロング/ガンブレード 現在位置:ロンダルキア中心部の砂漠
行動方針:仲間(リディアたち)を探す】
80:孫悟空 ◆yGAhoNiShI
02/11/25 13:37
ドラゴンボールZ
フジ(関東)で毎週月曜16:30~放送中!!
::., :.;;;:: ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::.::;;;;;;;;;;;;;;:;;;:;;;;;;;;;;;;: ...: :: ..: :::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:..:: :;;;;;;;;;;;;;;
;;;;::.::;;:::::::::::.::::..::::::::..,:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;;::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::.:;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;:::.:::.;;;;;;;;;;;;;;.:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::...::...,;;;:..:.:::::::: . ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; :;...::.:;;;;;;;
::.::..:.:::;;:::;;;;;;;;;;;;::::.;;;;;;;::::::;::.;;;;;;:::.. .::::.,::;;;;;;:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::: ::;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;::: ::::;;;;;;:: ::: ::::... .: . . _.∩_ ..:;;;:;;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::: :;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::... ヽヘ;;. 人丿ス :: ::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::;;;; .:;;;;;;;
: :. :;;;;;;;;;;;;;;;;;;.. 从 θ斤:エh u .:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::;;;;
;;;;:;,:.:;;;;;;;;;;;;:::. __ 《Y》_ ∪レ..... 弋| :::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::... .uヘ人iイ . (. .」_ ノ ...::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,:.. (∨ヘ |....|: .) .:::;;,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::.... .|;|レ' .(_;);;.| -~、 ..:..:..:,,;,;;;;;;;;;;;;:::::: :::: ::::
、 ._ _.:;~⌒^^⌒⌒´⌒` ̄ ̄ ....::,...⌒~^⌒ ̄ ̄`~._:::;:..:::
⌒ ⌒ ....::::::::::.:::.::;: :::... .:::: :::. ..:: :::::::: ;::::::;:;.;:;,;,.,,; ...::⌒
:;;;:::;::;: :::;:;;:::::::..::::::::::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :; ..;::::::;::;: :::;:;;:;:::::;: :::;:;::
と~けたこおりのな~かに~♪恐竜がい~たら~たまのりし~こ~みたいね~♪
81:名前が無い@ただの名無しのようだ
02/11/25 13:47
>>79の最後は間違い。
【エッジ/クラウド:所持武器:忍者ロング/ガンブレード 現在位置:ロンダルキア中心部の砂漠
行動方針:仲間(エアリス&ティファ)を探す】
82:孫悟空 ◆yGAhoNiShI
02/11/25 13:55
ドラゴンボールZ
フジ(関東)で毎週月曜16:30~放送中!!
::., :.;;;:: ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::.::;;;;;;;;;;;;;;:;;;:;;;;;;;;;;;;: ...: :: ..: :::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:..:: :;;;;;;;;;;;;;;
;;;;::.::;;:::::::::::.::::..::::::::..,:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;;::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::.:;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;:::.:::.;;;;;;;;;;;;;;.:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::...::...,;;;:..:.:::::::: . ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; :;...::.:;;;;;;;
::.::..:.:::;;:::;;;;;;;;;;;;::::.;;;;;;;::::::;::.;;;;;;:::.. .::::.,::;;;;;;:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::: ::;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;::: ::::;;;;;;:: ::: ::::... .: . . _.∩_ ..:;;;:;;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::: :;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::... ヽヘ;;. 人丿ス :: ::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::;;;; .:;;;;;;;
: :. :;;;;;;;;;;;;;;;;;;.. 从 θ斤:エh u .:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::;;;;
;;;;:;,:.:;;;;;;;;;;;;:::. __ 《Y》_ ∪レ..... 弋| :::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::... .uヘ人iイ . (. .」_ ノ ...::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,:.. (∨ヘ |....|: .) .:::;;,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::.... .|;|レ' .(_;);;.| -~、 ..:..:..:,,;,;;;;;;;;;;;;:::::: :::: ::::
、 ._ _.:;~⌒^^⌒⌒´⌒` ̄ ̄ ....::,...⌒~^⌒ ̄ ̄`~._:::;:..:::
⌒ ⌒ ....::::::::::.:::.::;: :::... .:::: :::. ..:: :::::::: ;::::::;:;.;:;,;,.,,; ...::⌒
:;;;:::;::;: :::;:;;:::::::..::::::::::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :; ..;::::::;::;: :::;:;;:;:::::;: :::;:;::
と~けたこおりのな~かに~♪恐竜がい~たら~たまのりし~こ~みたいね~♪
83:孫悟空 ◆yGAhoNiShI
02/11/25 14:12
ドラゴンボールZ
フジ(関東)で毎週月曜16:30~放送中!!
::., :.;;;:: ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::.::;;;;;;;;;;;;;;:;;;:;;;;;;;;;;;;: ...: :: ..: :::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:..:: :;;;;;;;;;;;;;;
;;;;::.::;;:::::::::::.::::..::::::::..,:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;;::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::.:;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;:::.:::.;;;;;;;;;;;;;;.:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::...::...,;;;:..:.:::::::: . ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; :;...::.:;;;;;;;
::.::..:.:::;;:::;;;;;;;;;;;;::::.;;;;;;;::::::;::.;;;;;;:::.. .::::.,::;;;;;;:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::: ::;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;::: ::::;;;;;;:: ::: ::::... .: . . _.∩_ ..:;;;:;;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::: :;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::... ヽヘ;;. 人丿ス :: ::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::;;;; .:;;;;;;;
: :. :;;;;;;;;;;;;;;;;;;.. 从 θ斤:エh u .:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::;;;;
;;;;:;,:.:;;;;;;;;;;;;:::. __ 《Y》_ ∪レ..... 弋| :::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::... .uヘ人iイ . (. .」_ ノ ...::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,:.. (∨ヘ |....|: .) .:::;;,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::.... .|;|レ' .(_;);;.| -~、 ..:..:..:,,;,;;;;;;;;;;;;:::::: :::: ::::
、 ._ _.:;~⌒^^⌒⌒´⌒` ̄ ̄ ....::,...⌒~^⌒ ̄ ̄`~._:::;:..:::
⌒ ⌒ ....::::::::::.:::.::;: :::... .:::: :::. ..:: :::::::: ;::::::;:;.;:;,;,.,,; ...::⌒
:;;;:::;::;: :::;:;;:::::::..::::::::::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :; ..;::::::;::;: :::;:;;:;:::::;: :::;:;::
と~けたこおりのな~かに~♪恐竜がい~たら~たまのりし~こ~みたいね~♪
84:1/2
02/11/25 19:28 hkrC/qHG
「散っていった多くの同朋の為に、教団の栄光の為に、ロンダルキアよ、私は帰って来たぁ!」
「??」
「お約束だ、気にするな。」
ここは神殿の一角にあるわしの執務室、その荒らされた部屋の窓際に我々はいる。
それにしても今日は暖かいな、こんなに暖かいのは夏でも滅多にないだろう。
「紙は幾らか残ってるな、授業に入りたい所だが、その前に…」
「……」
ああ、その事か。
『構わんよ、どうせわしの手の内は奴に知られておる、知識としてはな。』
そう書いた紙をマゴットに見せるとわしは素早くそれを飲み込んだ。
普通このゲームに放り込むなら相手の手の内ぐらいは把握しているに決まっているだろう?
特にわざわざ蘇らせるような相手に対してはな。
後はその相手の手を封じる手段を用意しておけば良い、逆にそこまで判っていれば裏をかく方法など幾らでもある。
「さてと…」
執務室の机の上にあった水晶玉に手をかざす、遠見の水晶の類だがコマンドワードだけで動く様になっている。
「ふむ……」
範囲は神殿内部の対応する水晶のある場所だけなのはまぁ仕方あるまい、まずは書庫の様子を見る。
「ぬぅぅぅぅ!」
殆どの書物が焼かれていた、壁に大きく炭で『アーサー参上!』などと書かれてある。
「この分だと一階の幻術も破られたままか、人影は無い様だが…」
全ての水晶を点検してみたが稼動しているのは半分以下、人影も無いが機械が一つ。
うん?あんなものを出してどうするつもりだ?あれが参加者を全滅させてしまっても良いのか?
わしと同じ意味である可能性も有るが、だったら最初から放てば良かろうに。
「一応会ったら自爆コードを試してみるか、基本構造までいじった形跡は無いから
どうにでもなるな。」
85:2/2
02/11/25 19:49
「結局、お前の知り合いとは会えん様だな、千載一遇の好機だと思ったのだが。」
「???」
理由はまだ言わない方が良いだろう、ただ事実だけを伝える。
「先程の戦闘の影響だと思われるが、わしの魔力の使用期限が更に短くなった、今日を含めてあと二日ぐらいだ。」
「!!」
だからこそ、戦力を補充したかったのだがな。
「それにあの四人組の件もある、戦力はなるべく増やしておきたい。」
実際あの四人…スライムが戦力になるとは思えんから三人がべホマスライムと組んだら我々に勝ち目は無かっただろう。
何故有利な状況で逃げたかは理解に苦しむ所では有るが。
「さて、授業に入るぞ。」
扉の近くの水晶に遠見の水晶をあわせてわしの授業が始まった。
【ハーゴン(あと二日で呪文使用不能)
武器:グロック17、グレネード複数、裁きの杖、ムーンの首、グレーテの首、首輪×3
現在位置:神殿内の執務室 行動方針:ゲームの破壊】
【マゴット 武器:死神の鎌
現在位置:神殿内の執務室 行動方針:ゲームから脱出、仲間と合流】
※授業中
86:ライアンとか
02/11/25 20:33
「…ねえ、ここ、さっきも通らなかった?」
この台地に降り立ってから三時間。ルーキー達は思いっきり道に迷っていた。
「たぶん、そうでござるな。足跡も残っているでござるし」
「う~ん。この森、なにか魔力でもかかってるのかな?」
抜群のサバイバビリティを持つとんぬらでさえ惑わされるほどだ。
密林の枝には重く雪が積もり、木々の隙間から見える青空は小さい。
地形は平坦な部分の方が少なく、崖や壁にいくどとなく出くわす。雪の台地に根付く森は
魔の地に相応しい死の樹海。時々見かける巨大生物の白い骨がこの森の厳しさを垣間見せる。
「…これで雪でも降り出したら抜けられなくなるかもな」
「やめてよ」
さすがに冷えるのでライアンの肩の上に乗っているルーキーはブルッと体を震わせた。
「あ~あ、前の町でぼくも毛皮持ってくるんだった」
ルーキーはうらやましそうにとんぬらのマントを見る。アレを着てても十分寒いだろうが。
「これこれルーキー殿、コレくらいの寒さで音をあげてちゃいけないでござるよ」
神経切れてんじゃないんか?このおっさん。ゾンビ状態のアイラさんはともかく、このおっさんは
雪国では目も疑うような露出度の高い鎧をしているのに、寒そうなそぶりは一切見せない。
「ハハハ…。あれ?森をぬけたようだよ」
薄暗い森の中を照らす、とても強い光が木立の間から漏れる、
一同は森の外に出て、絶句した。
「…ここ、スタート地点、だよね?」
「たぶん、そうでござるな。足跡も残っているでござるし」
森の中の、少し開けた空間。ここには木々の屋根が無い為、光が満ちていた。
ご丁寧に空間の真ん中から森の中に続く足跡も残っている。