02/08/30 22:21
「こんなものでまでびんびんになってるでおじゃる」
「これをこうされるとたまらなくなってるでごじゃる」
「……ひッ……ああっ! 止め……ろ……んっ」
尻尾を、そしてそれに通じた陰部を、ゾーンとソーンは指先だけで弄ぶ。
それは彼ら自身にも解放が遠のくというデメリットがあるものの、快楽に身を捩り、ボロボロにされたプライドに涙するクジャの姿は、それを補ってもあまりある程の悦びを双子に与えた。
「あッ……んん……嫌……ぁ」
最初は戦き、恐怖にも近い程の嫌悪に震えたクジャも、今では感じたことがない感覚に、意思と反した声を上げる。それは非常に淫猥で、双子だけでなくクジャ自身をも刺激する。
「……ゾーン、そろそろ我慢できないでおじゃる」
「ソーンもでごじゃるか……」
その姿、その声に、ゾーンとソーンも遊びだけでは物足りなくなってくる。クジャが拘束されていることもあり、双子はいつにもまして図々しく、堂々とし始めた。
「もう始めるでごじゃる!」
「待つでおじゃる!」
いきり立ったモノを浮かべたズボンに手を掛けたソーンだったが、それをゾーンが静止する。
「ソーンは上でおじゃる! ブラネ様の言いつけを守るでおじゃる!」
「我慢できないでごじゃる! 少しくらい分けても良いでごじゃる!」
二人はそれをきっかけに、稚拙な口論を始める。
またもやギリギリの部分で行為を中断されたクジャは、今まで一度もその欲望を解放していない為、もはや意識は朦朧として、苦痛を感じる程だった。
「あ……うう……」
どうしようもない快楽の火に飲まれ、自然と股をすり寄せ自ら刺激を与えようとしてしまう。しかし、その足は拘束されて動けない。
クジャの口から呻きが漏れた時、部屋の戸が開かれた。