02/08/18 16:53
「では、早速……」
何が早速なのか、ゾーンは身に纏っている幼稚なズボンに手を掛けた。
「待て待て。……まったく、お前達は揃いも揃って気が早い」
ブラネは、ゾーンの小さな頭を抑え付けた。
「こやつ、予想以上に感度が良いから……初めてかもしれんのじゃ。だから、慣らすのが先じゃ」
「そうでおじゃるか?」
その言葉が信じられないのか、それともそうじゃなければ早いのにと言う期待か……恐らく後者だろうが、ゾーンは納得がいかないようにズボンから手を離した。
そして、その手でそのままクジャの張り上がりを掴む。
「く……ああっ!」
「おおっ、本当でおじゃる。ビンビンでおじゃる」
クジャの声が響く。ゾーンは嬉しそうな、新しいおもちゃを見つけた子供のような声を出す。
「慣らすついでに遊んで良いでおじゃるか?」
「ああ、構わん」
「ズルイでごじゃる! ツマランでごじゃる!」
クジャを差し置いて話を付ける二人に、ゾーンが抗議する。
しかし、その声すらブラネにとっては何かの企みの様だった。にやりと笑い、そのまま無視する。
「では、早速……」
今度こそ、とソーンはクジャの下肢を覗き込むように頭を低くする。
「や……止めろっ……」
見つめられ、クジャは足を動かそうとするが、扇情的な金属音が上がる。
そして、それが更に他の面々を悦ばせるだけだった。