07/03/07 17:42:32 KFRGtGch
お、おそろしい。やつは神だ。
まず、スレタイでレトロゲームに合わせた
トートロジー(同語反復)を
ストイックなまでのシンプルさでくりだしている。
それによっておれらをおびき寄せた。
次に、ホモカッパというふざけたネームでこう訊いてくる。
「ゲームが新しいのを語る事もするだろ?」と。
戦慄するぜ。
ここにおいてホモカッパは日本語の内破を試みているんだ。
カッパは名詞、形容詞、動詞という
本来的には「中心」となる品詞の隙間に
さりげなく狂わせた「周辺」的な助詞を配置することによって
文そのものを理解不能な非-知のカオスへととどめおく。
つまり、日本語における品詞のロジックを使い、
そのロジックにしたがいつつ中心-周辺のヒエラルキーを解体させ、
それによって品詞の組み合わせの限界を示しつつ
むきだしの裸体の文として新たなる構築を遂行している。
脱-構築だ。
さらにカッパがおそろしいのは
こうした批評を無効にしてしまうことだ。
カッパは「ホモ」という官能に濡れた言葉と
「カッパ」という想像上の生物を示す言葉とを
円熟した手つきでセックス(結合)されることにより
おれの批評を嘲っているんだよ。
カッパはこうした言説がなされることを予見してのだ。
おそろしいよ。こんなにまで想定の範囲内だったなんて。