07/01/18 19:00:14
2.水野先生と隆が楽しそうに話をしている夢。
隆はほとんど後ろを向いていて、顔はよく見えないが、笑い声が聞こえる。
呆然と立ち尽くす私に水野先生がきづいた。
私と目があうと、何かを隆に言い、ゆっくりと顔を近づけていく。
隆もそれを制するそぶりは見せない。
「・・・・さん、姉さん!」
目を開けると、春樹が心配そうな顔で覗き込んでいた。
「どうしたの?春樹」
春樹は、ほっとしたように、息を吐きそれから眉をひそめていった。
「どうしたって・・・時間になっても起きてこないから起こしにきたんだ。
そしたら、すごくうなされてるし・・・・」
そういって、そっと手が伸びてきて、ほほをなでた。
「泣くほど怖い夢だったの?」
言われて初めて、自分が泣いていることに気づいた。
「・・・・覚えてない、けど・・・・・」
起き上がりながら、軽く頭を振る。
覚えてないけれど、きっと夢の名残はある。
胸の奥に、もやもやとした感情。
1「多分、すごく悲しい夢だっとおもう」
2「ものすごく怒ってる夢だったとおもう」
3「だれかに、裏切られた夢だったとおもう」