08/09/07 19:58:57 fDARyF0a
「ユフィ……よかったら一緒に行動していいかな?」
「いいんですか? ありがとう。嬉しいです」
子どものように手を叩いて喜ぶユフィ。
なんて言うか………この旅行、色々抜けてるよね。
「そうそう、旅行の方から聞きましたが、こちらに面白いお土産屋さんがあるそうですよ」
楽しそうに笑うユフィに腕を引かれ、ついた場所は何やら少し……いや、かなり怪しい雰囲気の今にも倒れそうな古臭い瓦屋根の建物だった。
例えるなら、和風のおばけ屋敷そのままって感じ。
「………ここホントにお土産屋?」
悪いけどとてもそんな風には見えない。
ユフィも隣りであらら、と苦笑いしている。
「で、でもちょっと変わってますけどきっと大丈夫ですよ。では失礼します」
そう言うとユフィは入口の戸に手を伸ばすた。
すると…
ウィンッ
「あ、自動ドアなんだここ」
見た目に反してのハイテク技術を使っているな。
とりあえず店内に入るといきなり立派な鎧武者の甲冑がガラスケースの中に展示されていた。
「うわー、すごいですね。サムライってやつですよね」
「確かに、立派だね………ん?」
よく見るとケースに値段が貼られている。
どうやらこの甲冑は売り物