07/12/25 00:14:39 Zsb7qMmY
安アパートの一室もキャンドルライトと春香様お手製のケーキで
それなりのムードをかもしており安部屋のくせに眺めだけは妙にいい窓から
街を見下ろすと祭に便乗して儲けたがる商店も
本来の目的そっちのけで騒ぎたいだけの民家もムダに鮮やかな光化粧で
「プロデューサーさん、今日はクリスマスなんですから、
あんまりおいたしないで下さいね?…性夜とか、下品なジョークは嫌ですっ」
楽しそうにくすくす笑いながらそういった春香様に俺は心中で同意し
汚れた民衆どもが精一杯飾り付けたイルミネーションを眺めるのをやめると
春香様の声が嬉しそうなくすくす笑いから氷柱を飲み込んだように冷たいくつくつという
声に変わってゆき
「……1年に一度くらいは、こんな日があってもいいですよね」
一言呟いたきり春香様は笑い続け
全く汚れてるのはどっちだよと自嘲するような狂った笑い声を
2人で薄暗い部屋に響かせながら、しくしくと泣きたい。
クリスマス?ねぇよんなもん。
今年はこれで変態納めかのぅ