03/04/04 02:17
>>131 →歯車に運ばれて上を目指す。より
君たちは巨大な歯車の凸部に手をかけて上を目指す。
君は巨大な歯車の着実な動きに、近くを流れていた川を思い出す。
あの川の水力でこの時計塔は動いているのだろうか?
リザリィも少し遅れてついてくる。慣れれば楽なもので
歯車から歯車に移るときだけ、少し気をつければいいのだ。
しかし、そうやって気を抜いたのがいけなかったのか。
真ちゅう製の歯車に差し掛かったとき、足元が機械油で滑ってしまう。
君は巨大な機械の脇についたシュートにまっさかさまに落下し、
短い悲鳴を上げたリザリィは君を助けようと手を伸ばし、
事実君の鎧に手が届くのだが、いかんせん勢いに負けて一緒に落ちてしまう。
→悲鳴を上げるのを我慢して