07/04/14 13:27:17 cRurGt4d0
感想その2
ある程度まで遊び、今作の短所も見えてきたのでそれをまとめてみる
新システム「みぬき」は、やや後半になるにつれ理不尽さを感じてくる
それまでの内容とあまり関係なく、また著しく難易度の高いものがあり、かといってその場のテンションにそぐわない
とりわけ4-4の第一法廷パートでの「みぬき」は、わたしも1時間ほど悩み、ギアアップせい! してしまった。
攻略情報をチラ見したら、そのあまりの“ありえなさ”に乾いた笑いをしたものだよ (逆転裁判のマスコミ関係者は、ジャネットさんといいロクなのがいない)
また全体的にキャラクターの個性が弱くなっており、とくに3話(と4話)は物足りないものがある
いわゆる「美男美女」とまで言わずとも、わりと整った容姿のキャラが多めのせいだろうか
1のトノサマン、オバちゃんのような際物や、コナカや梅世のようにあからさま悪党で倒して爽快なやつら
3のゼニトラや星威岳哀牙のようなアレげなライバルもおらず、いまいちハジケっぷりが足りない印象だ
とくにガリュー検事だが、かれは「改心した美剣」のごとく最初から「真実」を求め、無茶な有罪判決を狙わない
それゆえに「敵役」としての重みと憎たらしさが欠けており、威厳がない
美剣、狩魔豪、冥、ゴドーと宿敵である検事はどれも「敵意」を剥き出しにしている時が、いちばん輝いている
検事という敵役が、こちらにとって中立ないし味方であって良いときは、せめて犯人が威厳ある大悪党であるときだろう
4の2話、3話はガリュ―検事の立場が中立的すぎる上に、真犯人もまた「大悪党」といえるほど極悪と感じる相手でないので、どうもスッキリしない
また前にも述べたように、事件の立体映像化などシステム的な進歩は大きく評価するけれど
しかし科学捜査の活用度は「蘇る逆転>>>4」だったりで、はっきりいって全体の完成度は大きく向上しているわけでもない
具体的には、「蘇る」では比較的自由に使えた科学捜査が、4では使いどころが限定的になってしまっている
現段階での逆転裁判4の評価は某社長的にいえば「上の下」もしくは「中の上」の良作クラス
いきなり4を買うよりは、蘇る逆転を買うことをおすすめする