08/03/16 00:39:24 8+MhAUIt
ある聖騎士の末路。こんなのもアリ・・・か?
フロースガル「ん?ここは・・・治療所か?私はキマイラとの戦いに敗れ死んだのでは・・・」
メガンナ「あ、フラガールさん目が覚めたみたいですよー」
フロースガル「ちょ、名前・・・そうか、君達が私を救ってくれたのか。この恩義は何物に代えても果たすと誓おう。
しかしここはやけに暑いな・・・それに腰のあたりに違和感が・・・ん?」
ドリ子「クスクス・・・あんた、まだ気付かないの?そこの鏡見てみなさいよ」
フロースガル「鏡?・・・って、犬ゥーーーーー!?何故私が犬になってるんだワン!?はっ!つい語尾がっ!」
金マグ子「ちょーどキマイラ倒しに行ったら生きのいい死体が転がっててねー。そのまま腐らすのも勿体無いから試してみよーと思って。
禁断の巫術・・・ネクロマンシーってやつ。」
紫カメ子「私はやめようって言ったんだけど、マグ子が無理矢理・・・」
フロースガル「なんて罰当たりな!?君たちを見込んだ私が間違いだったかっ・・・」
メガンナ「えーかわいいですよブロンズガールさんー」
フロースガル「いやそういう問題じゃなくて・・・あと名前・・・」
ドリ子「で?あんたさっき、何しても恩返しするって言ったわよね?せっかくだからウチのギルドに入りなさいよ。とりあえず食事には困らないわよ」
フロースガル「断るっ!貴様らの様な生命を弄ぶ邪悪な冒険者に手を貸すのは聖騎士の名折れだ!」
ドリ子「ハァ?なに勘違いしてんのあんた。今のあんたは聖騎士なんかじゃない、どっからどう見てもただの犬よ、犬。
聖騎士様ご自慢の鎧も盾もない全裸の小汚い犬畜生よ!いっそフルチンガードに改名したら!?アーッハッハッハ!!」
フロースガル「クッ・・・外道が・・・」
マグ子「いやーホント言うとキミの肉体はケシズミに近くて蘇生できなくてねー。とりあえず精神だけは繋ぎとめたんだけど」
カメ子「でも天の城にあるという秘宝・・・その力なら肉体を取り戻せるかもって・・・」
フロースガル「そうか、それで君たちは・・・分かった。君たちに拾われた命、使わせてもらおう」
ドリ子「よーし決定ね、犬!せいぜい私たちのために尽くすのよ!いい子にしてたら高級ドッグフードあげるからね」
フロースガル「くっ・・・前言撤回だこの魔女めっ!」
という訳で風呂さんは犬グラペットでパーティ入り。
全てが終わった後、彼が元の姿に戻れたかどうかは別の話。