07/10/27 00:22:36 n89cEaDC
男は空気を読まずにネタを引っ張った。
>>569氏のセリフ拝借。
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「……もう一杯ぃぃ」
「そのくらいにしとけよ氷の剣士さんよ」
「うぅるしゃあい! わらひが、これひきのしゃぁけで、酔っぱらう、とれも」
「へべれけじゃねえか。そんなんじゃ相棒に愛想尽かされるぞ」
「らぁまれぇ! わらひと、ツふクルの、あいらはそんな、生半可じゃ、ないぞぉ~」
「へいへい。じゃあこれで最後に……って、何ぶっつぶれてんだよ。起きろ」
「うぃ~…ツぅスクルぅのぉ…ぶぁかやろぉお……ムニャムニャ………しゅきだぁ~」
「迎えに来た」
「ツふクルの声が聞こえるぅ~。わらひはぁ、ぶぁかなんれ、いっれないろ」
「……言った。ちゃんと聞いたもの」
「おい、嬢ちゃん。酔っぱらいの寝言みてえなもんだ、そんな深刻な面するな」
「わかってるつもり、です。それはそれとして……“昏睡の呪言”」
「ツぅスクるぅ~……きゅぅ」
「こんなところで寝かせてどうすんだよ」
「すみませんが、今日は看板にして下さい。お代と迷惑料はヴィズルに」
「……しょうがねえなまったく。で、嬢ちゃんはどうするんだ?」
「レンが起きるまで、ここに」
「ほう」
「私は馬鹿。……レンの言うとおり」
そういって、長いすに倒れた氷の剣士の頬を撫でる呪い師の表情は、
とても穏やかだったという。