07/12/20 23:36:47
ある「劣化ポケモン」と呼ばれるポケモンがいたとしよう。
誰かはそいつを必要とし、そのプレーヤーの期待に大いに応えてくれているポケモンが絶対にいる。
そのポケモンのおかげでバトルに勝利し、コンテストに勝利し、プレーヤーに喜びを与えてくれたポケモンたちが何匹もいるはずだ。
それなのに、バトル第一主義のお子様精神のプレーヤーたちが、劣化などと汚い言葉を使い、
ののしる行為はポケモンや善良なプレーヤーに対する冒涜であり、自分の傲慢な態度を示していることと相違ない。
テレビでもバトンタッチでつながれたビーダルがパルキアを一撃で倒したじゃないか。
パルキアは伝説のポケモンである。何の種類の劣化型でもないだろう。
彼らの観点からすれば、ビーダルの能力は劣化型ポケモンなのではないか?
ノーマルタイプとしてもみずタイプとしても、もっと能力の高いポケモンがいるだろう。
「戦いに勝てなければ使い物にならない」という考えは、そのポケモンが持っている個性を完全に否定しているようなものだ。
ポケモンはRPGというジャンルのゲームであるし、それに伴ってバトルという要素も必然的に存在する。
だが、他のRPGと違うのは、コンテストなどの他の楽しみ方もあるという多方面性だ。
そこでこそ生かされるポテンシャルを持っているのは、彼らの言う「劣化ポケモン」かもしれない。
「コンテストに興味がない」と言う人もいるかもしれないが、必ずポケモンたちには活躍の場があるということを忘れないでいてほしい。
金銀のパートナーの一匹、バクフーン。「劣化リザードン」などと呼ばれていたポケモンだ。
種族値がほとんど変わらず、リザードンよりも攻撃のバリエーションが少ないと言われ、そのあだ名がついてしまった。
僕のネット上の知り合いに、バクフーンが大好きな人がいる。
その人も当然、「劣化リザードンと言う呼び方は許せない」と言っていた。
心無きプレーヤーたち、わかっているのか?ポケモンは強いかどうかで判断してはいけない。
バトルに勝つことだけに狂い、ポケモンと言うゲームの本質を理解していない彼らに、劣化などとポケモンたちを蔑む発言をする資格はない。