07/11/18 01:42:29
次の日。公園にザングースの姿は無かった。
もうここには来ないのだろう。
食事を終えて立ち上がろうとしたときだった。
ザングースがやって来た。走ってきたらしい。息が上がっている。
数秒間だろうか、それとも数分間か。お互いにじっと見つめ続けていた。
もうお前には餌をあげることは出来ない。でも……。
ポケットからモンスターボールを取り出す。昨日ポケモンショップに寄り道したときに買ったものだ。
それを右手に掴んで、前に突き出す。
これを受け取ってほしい…。
それを放り投げた。ザングースは手を伸ばし、それをキャッチした。
笑っていた…ように見えた。
ボールを拾い上げて、大事にしまう。
明日からは2人分の食事が必要だな…と思った。