07/09/08 03:32:40
「こんにちは!レッドさん!」
突然、可愛い声に呼ばれたレッドは驚いて振り向いた。
そこには、声の主、イエローがいると思っていた。
だが、今日の彼女は違った。
黄色のワンピースに、その金糸のような髪をポニーテールにしていなかった。
「あれ?イエロー?今日は髪、くくってないんだな。」
「あ、はい!ちょっと気分転換に・・。」
「へー、似会うよ。」
レッドにそういわれて、イエローはほんのり頬を染める。
彼女の白い手には、見ると大きなバスケットが握られていた。
「それ?」
「あ!これ、お昼作ってきたんです!あの・・よかったら・・。」
「一緒に食べよっか!」
「!・・・はい!」
イエローはぱっと顔を輝かせる。
二人は手を繋いで野原を駆けていった。
「ありがとう、イエロー」