07/12/28 05:46:52 HcYMKhxV0
「ギャ！グッワ！待ってくれ！待ってくれ！」
ゲイズは、叫んだ。
「許してくれよ！壷にアイテムを入れたかっただけなんだから」
「バキッ！ボコッ！」
シレンはかまわず殴り続ける。
「ヒッー！助けてー！助けてー！」
オヤジが悲鳴に近い叫び声をあげた。
「お前みたいな奴がいるからいけないんだ！」
シレンが叫びながら殴り続ける。
「ギャー」
ゲイズの血があたりに飛び散った。シレンの一ツ目殺し+6も血で染まっている。
「世の中！狂ってんだよ！狂ってんだよ！」
シレンの形相は、もうフツウではなかった。その様子を見ていた、ミノタウロスも言葉を失ってしまっていた。
思わずミノタウロスが言った。
「シレン！それ以上やったら死んじゃう！」
「ガッシ！ボカ！」
シレンには、まったく聞こえていない。ゲイズも失神したのか動かなくなった。
「キャー、やめて！」
ミノタウロスが叫んだ。
「あっ……はい」
いやしウサギはゲイズに回復の呪文を唱えた。