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(´・ω・`)生命現象は身体という内燃機関が食物をガソリンとして生命活動を維持しているという考え方が常識となっている。
(´・ω・`)この常識を厳密な実験で覆したのがシェーンハイマーであった。本文には次のように書かれている。
(´・ω・`)「生物体は成熟後は比較的安定した“内燃機関”として作動し、食物はそのエネルギー源となる。
(´・ω・`)実際、現在でも私たちの実感はこれに近い。ところが実際は違っていた。
(´・ω・`)食べた食物は瞬く間に、分子のレベル、ひいてはそれ以下のレベルまで分解される。
(´・ω・`)一方、安定なはずの内燃機関たる生物体もまた驚くべき速度で常に分子レベルで解体されている。
(´・ω・`)そして食物中の分子と生体の分子は渾然一体となって入れ換わり続けている。……」(56頁)
(´・ω・`)この分子レベルの入れ換わり、すなわち新陳代謝は、脳細胞や遺伝子(DNA)でも行われているという。
(´・ω・`)シェーンハイマーは、アミノ酸に含まれる窒素より原子量が1つ多い重窒素を目印として追跡した結果、
(´・ω・`)生体内に存続している安定な物質はなく、体内は常に分子が入れ換わり流動している“動的平衡”状態にあるという結論に達したのであった。