07/08/28 01:13:04 Q7q1pcXRO
なのに今のゲームはなんだ?人が死ねば、恋が叶えば、世界を救えば・・・そんなゲームが多すぎる。
佐賀北は県立高校。プロ注目の選手もいない雑草高校だった。
それが甲子園に来て一致団結し、帝京戦では二度のスクイズをピッチャー久保の好フィールディングでアウトにして、あの奇跡のサヨナラ勝ちに繋げた。
決勝での広陵戦では、先発の馬場が序盤に崩れ2点を失い、二番手の久保も毎回のようにランナーを背負った。
しかし味方の好守や久保の踏ん張りで6回まで0点に抑えていた。
しかし、7回に久保が打たれまた2点を失い8回表が終わった時点で4-0。
佐賀北打線は広陵の好投手野村の前に7回までわずか1安打。
誰もが佐賀北の快進撃は終わったと思ったはずだ。
しかし、8回裏。奇跡は起こった。
佐賀北はヒットと四球で1アウト満塁とし、2番井手。四球で押し出しとなり4-1。
次のバッターはここまで広陵野村に対して2三振の副島。
ダブルプレーだけは避けてくれと自分は思っていた。彼は野村にまったくタイミングが合っていなかったからだ。
しかし、副島は打った。奇跡の逆転満塁ホームランを。
俺は鳥肌がたった。それと同時に涙が止まらなかった。
そして、9回表を久保が抑え、5-4で佐賀北が奇跡の逆転勝利で日本一になった。
佐賀在住でもない俺が涙したのである。それほど彼らの夏は凄かったのである。
本当の感動とは何事にも諦めない勇姿とひたむきな努力ではないのか?
俺はこの試合を見てそう思った。
今のゲームが心の底から泣けないのはこのような魂のような物を込めて作られてないからだと思う。
『筋書きのないドラマ』こそ人々の感動を呼ぶのである。
ゲームのストーリーについて、今のゲームが何故泣けないのかについて語ってみようじゃないか。