07/03/31 20:21:25 S4Hkdb1MO
ライカ「あっはっはっは!」
ツァイス「ええい笑うなァ!」
明るい少女の笑い声と少年の怒る声が響く。
ライカ「くすくすくす…だってぇ…」
ツァイス「笑うなっつうに!」
ライカ「ゴメンゴメン、相変わらずローダンセには嫌われてるねー」
ツァイス「ぐうぅ…もういい!」
ついに少年はいじけて背を向けてしまった。
ライカ「はい。」
ツァイス「何だよ。」
そんな彼に彼女は布切れを渡す。ぐりぐりと、押しつけるように。
ライカ「私が織ったお守り。しかもガルザスさんの直筆サイン入りだぞ!この果報者め!このこの!」
ツァイス「ライカ…お前…」
ライカ「ふふ…」
そんな彼らを二人の老兵が見ていた。
爆裂斎「若いな、青春というものか!フォッフォッフォ!」
アルベルト「散ってゆくのはいつも若い命…哀しい事です…」
爆裂斎「フォッ!ワシにとっちゃぁ君も十分『若いの』に入るぞ?」
アルベルト「ふむ…」