08/05/20 15:51:14 7rxiJf31O
昨日は小学6年生になる娘のマラソン大会でした。
長女はもやもや病という病気のために、有酸素運動をすると血液の流れが途絶え、運動を続ける事が出来ませんでした。
その病気に気が付いたのは5年生、12歳の誕生日。
それまでは、マラソンが嫌だから、走れないんだ、精神的なものからきてると、叱咤激励し、ふらふらになった娘に怒鳴りつけながら、走らせていました。
今まで、完走できた事がなく、娘にとってマラソンは大嫌いで 、自分はマラソンを走れない駄目なやつと思ってました。
昨日のマラソンの参加は娘が自分で決めました。
私は敢えて家の前で、娘を待ちました。
マラソンを自分の力で克服して、自分は駄目なやつじゃない事に気付いて自信を持って欲しい。
諦めないこと、やり遂げた時の達成感を知って欲しかった。
マラソンが始まって、いくらまっても娘の姿が見えません。あぁ、今回も駄目だったかなと思ってました。
遥かかなたに、泣きじゃくりながら先生に励まされながら歩く娘の姿が見えました。
私の前を通り過ぎる時、やめていいよ。と声をかけると、娘は首を横に振り走り始めました。
私の前を通り過ぎてから、いくら待っても、娘は折り返し地点から戻ってきません。
様子を見に行くと、娘は意識朦朧でフラフラしながら歩いています。
再び娘に、やめていいよ。と声をかけると、娘はまた首を横に振りました。
「お母さんとの約束を守ります、完走したいです。」
と、娘の体がそう言っているようでした。
私は分かったよ、学校でゴールで待ってるよ。と娘に声をかけ、学校に向かいました。
学校では全校生徒1年生から6年生まで140人と先生、地域の方が皆で待っててくれてました。
しばらくして娘の姿が見えると、皆が頑張れ~、負けるな、と声援を送ってくれました。
ゴール直前で、娘は座り込み動けなくなりました。
すると、またまたお友達が、娘を取り囲んで、拍手と頑張れコール。
娘は立ち上がり、ゴールしました。
初めて自分のちからで完走出来たのです。
娘を信じる事が出来た。
お友達、先生、地域の皆さんに感謝。娘を励ましてくれて、応援してくれて、ありがとう。
娘にありがとう。
私の娘に生まれてくれて、私を母に選んでくれて、ありがとう。
まだまだ娘の人生は始まったばかり、これからも娘を信じる事を続けて行きます。