コウタVSティスat GAMEROBO
コウタVSティス - 暇つぶし2ch813:それも名無しだ
08/02/05 14:58:49 BYeNQceP
このスレの最後を飾るには相応しい長編になってきたな
何気に今まで登場してきたキャラが大集合だし

814:それも名無しだ
08/02/05 14:59:45 BYOW9gxZ
先に>>881のラストを飾っても良いだろうか?

815:それも名無しだ
08/02/05 15:07:20 smjMuK97
>>917
待ってましただぜ!!!

ついに携帯いじりすぎと店長に注意されたぜ俺
だが関係ねえぜ俺!

816:◎俺だけのアイドル 1/6
08/02/05 15:31:04 BYOW9gxZ
◎3日後、記念式典…

デスピニス「…もうすぐ本番ですね…」
ラージ「そうですね。会場には既に30万人ほど入っているとの事です」
ラリアー「みんなじゃがいもみんなじゃがいもみんなじゃがいも…」ブツブツ
ラージ「落ち着いていつも通りに。修羅んQと呼吸を合わせて歌えば上手く行きます」
ティス「……」
ラージ「このコンサートが成功すれば、アナタ達の名声は地球を飛び越えて銀河にまで轟くのですよ」
デスピニス「……」
ラージ「アナタ達は地球史にその名を残す、偉大なアイドルの仲間入りを果たす事が出来るのです」
ラリアー「……」
ラージ「…何かノリが悪いですね?僕の話、聞いてましたか?」
ティス「みんなは、さ…」
ラージ「ん?」
デスピニス「え?」
ラリアー「はい?」
ティス「このままで…良いの…?」

フェルナンド「ぅぅ…うぉぉ…滾る…血が滾る…膝で笑って心で泣いて顔は無表情だ…」カクカク
アリオン「わぁーったから落ち着け。お前はマヨネーズでも吸って落ち着け」
フェルナンド「むふーっ、むふーっ…」チューチュー
フォルカ「……」
アリオン「フォルカを見ろ。落ち着き払ってんだろ?これが明鏡止水の境地ってヤツだ。流石に次期修羅王は器が違うってか?」
フォルカ「(…そうじゃない…俺がやるべき事がやっと解ったんだ…)」

ラウル「…本当にやるのか?」
コウタ「…あぁ」
ラウル「これ、捕まったら重罪だぞ?下手すりゃ終身刑も有り得る…」
コウタ「…あぁ」
ラウル「俺達はお前と違ってアイツらの活躍を願ってたんだ…それなのに…」
コウタ「…俺だってそうだよ…でもなぁ…」
ミズホ「大丈夫ですよ。私達だってコウタさんと同じ気持ちですから」
フィリオ「兄貴だって本音じゃ2人に帰って来てほしいと思ってるから」
ラウル「え?あ、そりゃぁ、まぁ…」
コウタ「…ぅし、行くか!」
ラウル「…あぁ!」

817:◎俺だけのアイドル 2/6
08/02/05 15:32:20 BYOW9gxZ
◎21:00。コンサート会場…

ティス「みんなーっ!最後までありがとーっっ!!」
デスピニス「本当にありがとうございました!!」
ラリアー「あ、ありがとうーっ!!」
ワーワーワー!!
ファンA「ティスーっ!生まれてきてくれてありがとーっ!!」
ファンB「デスピニスーっ!!全てにおいて最高だーっっ!!」
ファンC「L・O・V・E・ラリアーぁぁぁっ!俺の子を産んでくれーっ!!」

ショーン「ふぅ、どうやらコンサートは大成功のようですね」
レフィーナ「凄いですよねぇ…あんなに小さな子達が、世界中の人を熱狂させてるなんて…」
ショーン「彼女達のおかげで連邦への入隊志願者が例年の5倍増だそうで。私もこれ程とは思っていませんでしたよ」
ユン「アイドルを使って入隊者を多く集めたって…私はこんなやり方間違っていると思います」
ショーン「…間違っているかどうかは別にして…伍長が持っている修羅んQ特製団扇は何ですかな?」
ユン「え?あ、こ、これはその、あの、あ、暑いから仕方なく持ってるだけです!」
ショーン「その懐に忍ばせている色紙は?」
ユン「こ、これは…ソウルにいるオモニに頼まれて…」
ショーン「伍長が軍務を抜け出して修羅んQのリハーサルを見に行っているとの報告も受けていますが?」
ユン「あ、ぁぅ…」
ショーン「…よろしければ、私がサインを貰ってきましょうか?」
ユン「あ、あの…その…出来れば一緒に写真も…」

ヴィーッ!ヴィーッ!ヴィーッ!

レフィーナ「何事ですか!?」
ユン「この基地に向かって高速で飛来する機体あり!総数2!」
レフィーナ「データ照合!急いでください!」
ユン「照合…該当あり!これは…エクサランスと…コンパチブルカイザーです!!」
レフィーナ「!?」
ショーン「(やれやれ…やはりそう来ますか…)」

コウタ『うおおおおおおおおおおおっっ!!』
ラウル「うおおおおおおおおおおおっっ!!」

818:◎俺だけのアイドル 3/6
08/02/05 15:33:54 BYOW9gxZ
アンコール!アンコール!アンコール!

ティス「…みんなーっ!今日はみんなに言わなきゃいけない事があるのーっ!!」
デスピニス「ティス…」
ラリアー「……」
ティス「…アタイ達、アイドルとしてデビューしてから色んな歌を歌って、色んな場所でコンサートやって…すごく楽しかったよーっ!!」

ワアアァァァーッッ!!

ティス「でも、これでおしまい。アタイ、アイドルやめるから!」

………エェエェエェーッッ!?

ティス「アタイ、気付いたんだ!何億人のファン人達に支えられるより、たった1人の…あの馬鹿の支えになりたいって!だから…テヘヘ…」
デスピニス「み、みなさん…ごめんなさい!わ、私も…アイドルの活動をお休みしないといけないんです!」

エェエェエェーッッ!?

デスピニス「私とラリアーは大切なお仕事をしています…それは人を救う大変なお仕事です!ある人達が命懸けでやっているそのお仕事を、私達は精一杯お手伝いしたいんです!だから…」

ザワザワ…ザワザワ…

ラリアー「あの…その…それから…あの…ぼ、僕…僕…男の子なんです!!」

………………何いぃいぃいぃいぃいぃいぃーっっっ!?!?

ラリアー「ご、ごごごごめんなさーい!!」

ユン「エクサランス、コンパチブルカイザー両機、ヒリュウ改に着艦します!」
レフィーナ「…どうします?」
ショーン「どうもしませんよ?ただただ若者達を見守るだけです」
レフィーナ「…本当はこうなる事、解ってらっしゃったんでしょう?」クスクス
ショーン「はて?まぁ私としては当初の目的さえ果たせれば後はどうでも良いのですよ」

ズズゥーンッ!!×2

コウタ『ティスゥゥーっっ!!』
ラウル『デスピニス!!ラリアー!!』
デスピニス「ラウルさん!!」
ラリアー「ミズホさんとフィオナさんまで!!」
ティス「…コ…コウタああああああああああっっ!!」

819:◎俺だけのアイドル 4/6
08/02/05 15:35:30 BYOW9gxZ
ラウル「ごめんな、デスピニス…応援するって言ったのに…」ナデナデ
デスピニス「…いいえ、私…嬉しいです。ラウルさんが…私達を…必要としてくれるんだって…」グスッ
ミズホ「ラリアー…その衣裳すごいねぇ…」
フィオナ「男の子なのに、こぉんなミニスカート着ちゃってさ…」ニヤニヤ
ラリアー「いや、あの、これは…あの…あ、あまり見ないで…」モジモジ
ティス「ゴヴダ~゙!会゙い゙だがっ゙だよ゙~゙っ゙!!あ゙~゙ん゙あ゙~゙ん゙!!」ギュウゥ~ッ
コウタ『ぅわっ!?ば、馬鹿!いきなり抱き着くな!』アタフタ

ショーン「おやおや、若さ大爆発ですなぁ」
ユン「のんびりしてる場合じゃありませんよ副長!一部のファンが暴徒化してステージに詰め寄ってます!」
ショーン「あぁ、それなら多分心配いりませんよ。」

ドンッ!ドドンッ!ドドドンッ!

アリオン「おっと、ここから先には通さねぇよ?」
フェルナンド「通りたくば、俺達の屍を越えて行けぃっ!」
フォルカ「感動の再会だ…誰にも邪魔はさせん!!」
コウタ『お、お前ら!?』
アリオン「ここは俺達に任せて、坊やは嬢ちゃん達を連れて逃げな!」
フォルカ「どうせ俺達も今日で活動休止だ!せいぜい派手に暴れてやるさ!」
デスピニス「ど、どうして!?」
フェルナンド「ロケベンに飽きたからだ!」ドガーン!
アリオン「始めるも自由!やめるも自由ってね!」ズガーン!
フォルカ「俺は…俺は…俺はショウコの手料理が食べたいんだぁーっ!!」ドッゴォーン!

フォルカ『俺はショウコの手料理が食べたいんだぁーっ!!』ドッゴォーン!
ショウコ「馬鹿…フォルカ……馬鹿だよぅ…」ポロポロ…


820:◎俺だけのアイドル 5/6
08/02/05 15:37:18 BYOW9gxZ
ユン「艦長!基地よりゲシュペンスト部隊が出撃します!」
レフィーナ「いけない!彼らは敵じゃないのに!すぐに出撃中止命令を!」
ショーン「…いや、その心配はなさそうですぞ」
レフィーナ「え?」
ユン「こちらに向かう新たな機体が3!これは…ソウルゲインと…ペルゼインと……えぇえぇえぇーっっ!?」

アクセル「恋しい者達を引き裂くような野暮は見苦しいぜ、これがな!」
アルフィミィ「白馬の騎士、参上ですの」
デュミナス『あはははははははははははははははははははははは!!』
バイトの青年「ちょっとデュミさん!落ちる落ちる!安全運転安全運転んんんーっっ!!」

ティス「でゅ、デュミナス様!?」
デスピニス「な、何故ここに!?」
ラリアー「もしかして…僕達のために…?」
デュミナス『さぁ、お行きなさい…二度と大切な方達と離れてしまう過ちを犯してはいけませんよ…』
バイトの青年「わーっ!わーっ!死ぬ死ぬ!助けてえええええええ!!」
ティス「デュミナス様…」
ラージ『コウタ君!ラウル!聞こえますか?今からそちらに脱出経路を記した地図を送ります。その地図の通りに逃げてください』
ラウル「サンキュー、ラージ!」
フィオナ「でも今の今でよくこんなの用意出来たわね…」
ラージ『僕じゃありません。副長の指示です』
ミズホ「え?ショーンさんが?」
ラージ『はい。おそらく副長は最初からこうなる事を予想していたのでしょうね』
コウタ『食えないオッサンだぜ…よしラウル!急いで脱出すんぞ!』
ラウル「解った!上手く逃げれたらまたみんなで飯でも食おう!」
ティス「デュミナス様…フォルカ…フェルナンド…自由…アクセル…アルフィミィ…みんな…ありがとぉーっっ!!」

デュミナス『フフフ…私の今抱いている感情は過ちか否かは解らない…しかし…私は今とても満ち足りている!』
アクセル「さぁ来い雑魚ども!俺が遊んでやるぞ!」
アルフィミィ「今の私達は無敵ですの…!」
バイトの青年「も…駄目…落ち…あああああぁぁぁぁ~…」ヒュゥーン…
アクセル「ん?何か聞こえたか?」
アルフィミィ「何も聞こえませんですの」
デュミナス『空耳なのでは?私耳無いですけどね。はははははは!デュミナスジョーク!』

821:◎俺だけのアイドル 6/6
08/02/05 15:39:03 BYOW9gxZ
ティス「ぐすん…ひっ…うぇぇ…」メソメソ
コウタ『…ロア、変身解くぜ…』
ロア『解った』ヒュン!
コウタ「ティス…」ナデナデ
ティス「コウタぁ…さびしかったよぉ…ひっく…」メソメソ
コウタ「あぁ…よく頑張ったな…」ナデナデ
ティス「……ぐすっ」メソメソ
コウタ「…コクピット、狭くねぇか?」
ティス「……平気」
コウタ「まぁ、あっちよりマシか…」

ミズホ「ちょ、苦しい…助けて…」ギュウギュウ
ラウル「あんまり動かないでくれ…手元が狂う…」ギュウギュウ
デスピニス「ラウルさんの身体…温かいです…」ギュウギュウ
ラリアー「あっ!ちょ、ちょっと!変なトコ触らないでくださいよ!」ギュウギュウ
フィオナ「あ、ごめーん♪だって狭くてさぁ」ギュウギュウ

ティス「……」
コウタ「……」
ティス「…ねぇ、コウタ…何でアタイ達を迎えに来てくれたの…?」
コウタ「あん?べ、別に良いじゃねぇか、んな事ぁ…」
ティス「駄目だよ…ちゃんと答えてよ…」
コウタ「ぅ…お、お前らがいなくなって解ったんだよ…フォルカやフェルナンドやラージや…いや、お前が…ティスがいないと…俺…もう…駄目みてぇなんだ…」
ティス「…コウタ……あっ!?」
コウタ「二度と…二度といなくなるんじゃねぇぞ!?」ギュウゥッ!
ティス「…うん…うん…!」ポロポロ
コウタ「もう絶対に離さねぇぞ?俺は嫉妬深ぇぞ?」ギュウゥッ!
ティス「そんなの…アタイだってそうだよぉ…」ギュウゥッ!
コウタ「ティス……」
ティス「コウタ……ん…」
コウタ「……」
ティス「……」

ラージ「ま、そんな事を言いつつも、2~3日したらまた喧嘩しちゃうんでしょうけどね」
ショウコ「ラージ!独り言言ってないで手を動かしなさい!フォルカが帰って来るまでにご馳走作って待ってなきゃいけないんだから!」
ラージ「はいはい。すみませんねキサブロー氏、晩御飯はまだ先になりそうです」
キサブロー「はよしてくれんかのぅ?ワシ腹が減ってお迎えが来そうじゃぞぃ…」
ショウコ「ウフフ…フォルカ…早く帰って来てね…♪」

フォルカ「ぅおぉぉーっ!ショウコの…ショウコの手料理はどこだぁーっ!?」ガサガサッ
フェルナンド「落ち着けフォルカ!ここはどこだ!?浅草なのか!?」
アリオン「オー、ビューティフォーフジヤ~マ~♪」

822:それも名無しだ
08/02/05 15:44:38 pq6Yv3Hj
>>924
GJGJGJGJGJGJGJGJGJGJ!!!!
俺は今、猛烈に感動している!!

823:それも名無しだ
08/02/05 16:09:22 x7NI+NyJ
>>919
メンバー総出演!神だ、神がここにいる!

そして俺は急がねば!早くしねえとスレの終了に間にあわねぇぇっ!

824:それも名無しだ
08/02/05 16:16:22 BYeNQceP
>>919
とてもGJ!



だが保管時には
フィリオ→フィオナの変換と
兄貴→ラウルの変換を頼むぞ!

825:それも名無しだ
08/02/05 16:16:42 HGQ97PhV
GJ
だがもとをただせばショーンさんがアレな服を買ってきたせいなのですから
ショーンさんには秘蔵の酒を全部出していただきましょう

826:それも名無しだ
08/02/05 16:21:44 smjMuK97
>>924
もうダメ… アクセルとミィが来たとこでニヤニヤが止まらない…www
もう俺、クビになったっていいやwwwww

827:フィリオおおおおおお!!おまえいつから!!
08/02/05 16:23:39 UcCp4RiV
>>917
この世界に!!この時代に!!生まれてきてくれてありがとう!!!!
そして何よりも!!きみでいてくれてありがとおおおおおおおお!!!!

>>919
この作品(向こうもだけど!!)こそ劇場版の座はふさわしい!!

828:それも名無しだ
08/02/05 16:28:37 BYOW9gxZ
あ、確かにフィオナがフィリオになってるわ。いつの間に?w
駆け足で書いたから、修羅んQやデュミナスの良いトコをちゃんと引き出せたかはちょいと不安。

829:それも名無しだ
08/02/05 16:41:42 JyKw4bb0
スキャンダル連発で引退とか
モー娘みたいだなw

830:それも名無しだ
08/02/05 16:59:52 BYeNQceP
>>932
テンションの下がることを言ってくれるなよ

コウタティス諸々だから許されると思っている

831:それも名無しだ
08/02/05 17:21:15 1o9BQYBq
たぶん一番衝撃的なのはラリアーの『男の子』発言だなw
しかしその後も「こんな可愛い子が女の子のはずは(ry」と言う人が出てきそうな予感

832:それも名無しだ
08/02/05 17:43:12 smjMuK97
いや逆に女性ファンが爆発的に増えただろうなwww>ラリアー男の子発言

833:離れて遠くて恋しくて その2 1/5
08/02/05 17:58:26 x7NI+NyJ
気付くの遅れたが>>914、ありがとう!俺はそこを最も言って欲しかった!
そして間に合わせる!次はその2だ!

―それから数日。

「カット!…どうしたんだい三人とも。元気ないじゃないか」
監督が様子をうかがってくる。それに対しティスは、「ちょっと、眠くて…」と誤魔化した。すると、他の二人もティスに合わせるように頷く。
「う~ん……じゃあ、少し休憩!眠気覚ましてきてよ!」
その答えを聞いた監督は、辺りに聞こえるぐらい大きな声で休憩を告げた。途端に、静まり返っていたスタジオが騒がしくなる。
そして三人は、喧噪に背を向ける。休憩室に向かうために歩き始めながら、表情を陰らせた。
「……眠くなんか、ないよね」
呟いたのは、デスピニス。両隣の二人にした聞こえないようなちいさな呟きに、ラリアーは頷く。
「…でも多分、疲れてる」
「そう……私達、きっと眠くなれないくらい疲れてる。そうよね、ティス?」
「……うん」
人の気配がなくなるにしたがって、三人の口からどんどん本音が漏れ始める。
「…休憩室に、人がいる」
と、ラリアーが人影に気付いた。三人は、慌てて本音をしまいこみ、作り笑いを浮かべて互いに確かめあう。そうして、悟られないようにして休憩室に入り―

驚いた。

「よう、三人とも」

そこにいたのは、一人の青年。
そして、デュミナスだった。


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