08/02/05 17:58:26 x7NI+NyJ
気付くの遅れたが>>914、ありがとう!俺はそこを最も言って欲しかった!
そして間に合わせる!次はその2だ!
―それから数日。
「カット!…どうしたんだい三人とも。元気ないじゃないか」
監督が様子をうかがってくる。それに対しティスは、「ちょっと、眠くて…」と誤魔化した。すると、他の二人もティスに合わせるように頷く。
「う~ん……じゃあ、少し休憩!眠気覚ましてきてよ!」
その答えを聞いた監督は、辺りに聞こえるぐらい大きな声で休憩を告げた。途端に、静まり返っていたスタジオが騒がしくなる。
そして三人は、喧噪に背を向ける。休憩室に向かうために歩き始めながら、表情を陰らせた。
「……眠くなんか、ないよね」
呟いたのは、デスピニス。両隣の二人にした聞こえないようなちいさな呟きに、ラリアーは頷く。
「…でも多分、疲れてる」
「そう……私達、きっと眠くなれないくらい疲れてる。そうよね、ティス?」
「……うん」
人の気配がなくなるにしたがって、三人の口からどんどん本音が漏れ始める。
「…休憩室に、人がいる」
と、ラリアーが人影に気付いた。三人は、慌てて本音をしまいこみ、作り笑いを浮かべて互いに確かめあう。そうして、悟られないようにして休憩室に入り―
驚いた。
「よう、三人とも」
そこにいたのは、一人の青年。
そして、デュミナスだった。