08/02/04 10:51:38 qQpi542A
ショーン「で、お三方に歌っていただく歌ですが」
ショウコ「むー! むー!」 ←ガムテープを口に貼られた人
コウタ「これでよし、と。さ、ショーンさん続けて」
ショウコ「むー!? むーむー!」
ショーン「コホン。まあ最初のシングルですから、いきなり滑るわけにはいきませんので、カバーシングルにしようと思います」
ティス「カバ? カバの歌なの?」
ラリアー「カバーです。ほら、ちゃぶ台の上にかけてるヤツですよ…」
ティス「へぇー、アレなの。どんな歌?」
ラリアー「え: そ、それは…」
コウタ「…話が進まないからとっとと進めてくれ」
ショーン「まあ、とりあえず次の5曲を歌っていただこうと思いまして、準備しました」
綾町三姉妹デビューシングル『熱唱!綾町三姉妹』
1.SKILL
2.VICTORY
3.ROCK
4.GONG
5.Blother in Faith
ショーン「といった流れに」
ティス「へー、横文字ばっかじゃん。カッコイイー♪」
コウタ「ってアホかぁっ!!!」
ショーン「? 何がですかな?」
コウタ「そんなん初心者に、っつうかガキんちょに歌わすな! 一発で喉潰れるわっ!!!」
ショーン「ですが、無条件で楽曲を提供してくれる先がココしかありませんでしたので。スパロボ的な意味で」
ショウコ「むーむーむーむーっ! むむーっ!!」
ロア『”ショウコでも無理だよそんなハードル高い曲ーっ!” と言っている』
ショーン「ははは、これはこれはご謙遜を。ショウコさんの喉ならぜんぜんいけますよ」
ショウコ「…む? む、むー…///」
デスピニス「よ、よくわかりませんが、難しいんですか?」
ラリアー「そ、その、あんまり難しいのは、ちょっと…;」
カーラ「大丈夫! 慣れれば2時間ぐらいちょちょいって歌えるからさ!」
コウタ「アンタはな」
ロア『貴女はね』
カーラ「いやーん♪」
764:綾町三姉妹の録音 3/4
08/02/04 10:52:20 qQpi542A
~録音スタジオ~
ショーン「では、早速練習がてら、いってみましょうか」
コウタ「つうか、めちゃくちゃハードル高いのに、大丈夫かよ…;」
ティス「まーまー、とりあえず歌ってみたらいいじゃん。あたいやってみるー!」
デスピニス「…が、頑張ります。ラウルさんのためにも…」
ラリアー「え、その、あの、こ、コウタさん、僕はどうしたら…;」
コウタ「…ラリアー、一言だけ助言しとく」
ラリアー「は、はい!」
コウタ「歌は気合だ!! マイクにお前の全てをぶつけてこい! 以上!!」
ラリアー「ええっ?! そ、そんな、もっとこう、テクニックとか、歌い方とかのアドバイスを…」
コウタ「大丈夫だ。俺を信じるな、お前を信じろ! お前が信じるお前を信じるんだ!」
ラリアー「それって放任主義じゃないですかーっ!」
ティス「ほら! ラリアーも早くスタジオに入る! じゃ、ちょちょいってやってくるよ!」
コウタ「おう! 頑張れ!」
ティス「えへへ、あたいの美声に酔い痴れんなよぉ?」
コウタ「酔うか!! いいから行けっ!」
ティス「へーんだ、感動のあまりしくしく泣いちゃえ♪ コウタのバーカ♪」
コウタ「テメッ!」
ティス「いひひ♪」
ガチャッ、パタン。
765:綾町三姉妹の録音 4/4
08/02/04 10:53:51 qQpi542A
ショウコ「むーっ!」
ロア『”ショウコも歌うーっ!” って言っている』
コウタ「はぁ、後からカラオケ連れて行ってやるから」
ショウコ「む! むーっ!」
ロア『”ほんと!? やたー! お兄ちゃん最高ー! フリードリンクハニートースト付き3時間延長アリアリね!”と言っている』
コウタ「…か、金が…;」
~♪
コウタ「お、始まったかな」
ロア『こっちのスタジオからでも聞けるようだな。お手並み拝見といこう』
三人『うおおぉおおぉおぉおぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!』
スパァーンッ!!!!!
ショーン「…困りましたな、お三方の声量を甘く見ておりました」 キーンキーンキーン
コウタ「いや、ほんとすんません。弁償だけは簡便してください」 キーンキーンキーンキーン
ショウコ「むー…」 キーーーーーーーーーン
ロア『すまん、ショウコの声すら聞き取れない…』 キンキンキンキン
デスピニス「ごめんなさいっ、ごめんなさいっ、ごめんなさいっ、ごめんなさいっ」 ペコペコペコペコ
ティス「き、機材がボロくてチャチかったんだよなー? あ、あたいのせいじゃないよ? ラリアー? そう、ラリアーが悪い!」
ラリアー「そ、そんなぁ?! 全てをぶつけてこいって言ったのはコウタさんですよぉ!」
コウタ「わかった、わかったからあっちでジュースもらってこい」 キーンキーンキーン
ティス「あ、じゃああたいオレンジジュース~♪」 テコテコテコ…
ショーン「困りましたなぁ;」 キーンキーンキーンキーン
コウタ「どうすっかなぁ;」 キーンキーンキーン
その後、討論の末シングル曲は「もってけ!テュガテール」に決まったとか決まらなかったとか…
766:それも名無しだ
08/02/04 11:39:03 pLWakPJ1
もっていけ!最後に当たっちゃうのはあたいのはず
テュガテールだからです←結論
(体当たり的な意味で)
767:それも名無しだ
08/02/04 12:37:38 LnNBHYyp
>>835
上手いな!次回も期待してるぜ。
ってか絵師まで加わったらこのスレ最強じゃね?
>>865
わるこなにゃう乙!!
768:それも名無しだ
08/02/04 12:54:54 QanyVDHb
綾町三姉妹すげーWW
修羅んQといい期待が高まるWW
769:それも名無しだ
08/02/04 14:20:15 kJKV6iJy
>>857
今までの敵→味方キャラは
操られていたり(マイ,アルフィミィ,ぜオラ)
自意識が低い(グラキエース)
といった感じに自分の意思で敵だったわけじゃなくさらに
特殊な事態(アリア,デスピノス)で味方化だったり
考え方や価値観や立場も違うけど自分の行動に
疑念を持つ(アル・ヴァン,フォルカ)とかがあったりしたから
ほぼ完全に自分の信念を持って敵をやってて
もしもきっかけさえあれば、もし違う環境に接触したら分かり合えるかも…
という、このスレのティスのキャラはいいと思う、
悪意→好意はという付加効果もいい属性だと思うし
ふと、ここまで書いて微妙にアク・ラミじゃね?と、おもたのは秘密だ!!
>>865
もってけ!テュガテールw
つまり、あと二人の曲もあるんですね!?
それから、このスレの第0話らしきものを思いついたので
次スレあたりに投下します、いいですね?
770:それも名無しだ
08/02/04 14:39:21 KNVpp7yK
>>872
ヤッチマイナー!
そういや次スレタイは「コウタVSティス 二戦目」でいいのかな?
771:それも名無しだ
08/02/04 14:49:55 8pCbF07X
あんまりスレタイに凝っても仕方ないしな。
このスレは中身で勝負。
772:それも名無しだ
08/02/04 14:56:24 SFAf3qgc
録音スタジオにジャーダ来ると思ったらこなかったw
けどGJ!
773:それも名無しだ
08/02/04 15:10:14 Hkz4YQc8
ジャーダは...ほら、路上で稼いでるだよ
774:それも名無しだ
08/02/04 15:19:32 qQpi542A
わー、わー、いっぱいレス㌧w 誤字脱字は後で直させて頂く(簡便→勘弁とかラリアーの変な敬語とか)
>>872
そういう時はこう言うのさ。「思いついたから貼るけどいいよね? 答えは聞いてない!」
もしくは、「思いついたから自由に貼るだけさ。なぜなら俺は自由戦士だからだ!」
>>875
ごめんジャーダまったく想定していなかったwww
775:◎アイドルで良いの? 1/4
08/02/04 16:09:38 8pCbF07X
ショウコ「いただきまーす」
コウタ「いただきます…」
ショウコ「……」
コウタ「……」
アナ『猫に小判、豚に真珠、では馬の耳に何?』
ティス『ピアス!』ブブーッ!
フォルカ『鉄拳!』ブブーッ!
フェルナンド『ス、スイーツ!?』ブブーッ!
司会『何でやねん!?自分らホンマに阿呆やなぁ!番組終わらへんぞオイ!』
ショウコ「…ティス達、大人気だねぇ」モグモグ
コウタ「…あぁ」モグモグ
ショウコ「ティス達の綾町三姉妹と、フォルカとフェルナンドとアリオンの修羅んQ、毎週このクイズ番組で見るもんねぇ」モグモグ
コウタ「…あぁ」モグモグ
ショウコ「ティス達はCDの売り上げが凄いし、フォルカ達も女の子に人気があるしねぇ」モグモグ
コウタ「…あぁ」モグモグ
ショウコ「……また私達だけになっちゃったね」モグモグ
コウタ「……あぁ」モグモグ
ショウコ「……」モグモグ
コウタ「…ごっそうさん」
ショウコ「もう良いの?まだご飯1杯しか食べてないよ?」モグモグ
コウタ「食欲無ぇ。風呂入って寝るわ」
ショウコ「……」
結局綾町三姉妹は軍のイメージキャラとしてデビュー。可憐な容姿と天使の歌声、天然キャラで一躍大ブレイクを果たした。
そしてフォルカとフェルナンドはアリオンのプロデュースでデビュー。こちらも甘いマスクと鍛えられた肉体で、女子高生を中心に不動の人気を得た。
コウタは学校があるためにマネージャー業を断念。ヒマな(そんなワケはないのだが)ラージにティス達を委ねた。
そして、全員がテレビや雑誌に引っ張り凧。吾妻家に顔を出す機会が極端に減ったのだった。
次第に、吾妻家は火が消えたように静まり返ってしまった…
776:◎アイドルで良いの? 2/4
08/02/04 16:10:58 8pCbF07X
ファンA「ティスちゃん可愛いーっ!」
ティス「ありがとー♪」
ファンB「デスピニスちゃん最高ーっ!」
デスピニス「あ、あの、ありがとうございます…」
ファンC「ラリアーちゃーん!俺と結婚してくれぇーっ!」
ラリアー「あ、あは、あはははは…はぁ…」
ラージ「はいお疲れ様でした」
ティス「あ~、本当に疲れたよ…天然のフリをするのも大変なんだよ?」
デスピニス「え…あれは本当に素じゃないの?」
ラリアー「…こんな事いつまで続けるんだろ…?」
ラージ「さて、次はこのままテスラ研に行って新曲披露イベントですね。カザハラ所長のたっての希望だそうでして」
ティス「また仕事~?たまには休ませてよ~!」
ラージ「アイドルとはそういうものです。」
ティス「お腹も空いたし~…何でお腹いっぱい食べちゃ駄目なの~?」
ラージ「体型維持のためです。アナタ達の衣裳は徐々に露出度も高くなっていますから、お腹が出ている事など一目瞭然です」
デスピニス「それ以前にお腹丸出しですけど…スカートも前よりうんと短くなってますし…」
ラージ「副長からの指示ですので」
ラリアー「僕は男の子…僕は男の子…僕は男の子…」ブツブツ
デスピニス「……ラウルさん達はどうしてるんですか?」
ラージ「僕とデスピニス、ラリアーが抜けた穴を埋めるのに必死だそうですよ」
ラリアー「そ、そうなんですか?だったら…」
ラージ「でもアナタ達が望んだ道を頑張って進んでいるのがたまらなく嬉しいとも言っていましたね」
デスピニス「あ…」
ラリアー「う…」
ティス「ね、ねぇ…コウタやショウコは…?」
ラージ「…以前に戻っただけですよ。ティスや修羅達がいなくなった分、ショウコ君達の負担は確実に減ったでしょうけどね」
ティス「え…あ、そ、そうだよね~?そりゃそうだよ~あははは…」
三姉妹「「「………」」」
ラージ「(ふむ…)」
777:◎アイドルで良いの? 3/4
08/02/04 16:13:05 8pCbF07X
アリオン「いやぁ、今日もお前らのボケが冴えてたお陰で、前列の俺の頭の良さ自由にが引き立ったぜ」
フォルカ「べ、別にボケているワケではないんだが…」
フェルナンド「フガッ、フゴッ!こ、このロケベンはいつ食べても、う、美味いな!!」ガツガツ
アリオン「そんなに気に入ったんなら余ったのを貰って帰れば?」
フェルナンド「んなっ!?き、貴様!何という素敵なアイディアを!!い、いくつだ!?流石に1個だけしか持ち帰れないのか!?」
アリオン「2個でも3個でも好きなだけ自由に持って行けよ」
フェルナンド「んなっ!?き、貴様!まるで修羅王の如き器のデカさではないか!?では早速…」
アリオン「…その唐草模様の風呂敷、どこで買ったんだ?」
フォルカ「……なぁ、フェルナンド」
フェルナンド「な、何だ?ロケベンはもう余ってないぞ?」ガツガツ
フォルカ「…最後にショウコの作った手料理を喰ったのはいつだ?」
フェルナンド「む…2週間ほど前か…?」
フォルカ「…ショウコ達はどうしているだろうか…?」
アリオン「お前らと嬢ちゃんと眼鏡がいなくなったんだから、負担も減って自由にやってんじゃねぇの?」
フォルカ「…確かに、な」
フェルナンド「今更あの女の事を思い出す事などないぞ!やっと自分達で大金を稼げるようになったんだ!一日八食という重い枷から解放されたんだ!!」
フォルカ「あぁ…そうだな…」
フェルナンド「しかしこのロケベンの味たるや…むぐ…これはまさに…味の神化やぁ…」ガツガツ
フォルカ「…だが…またショウコの手料理を……」
アリオン「……やれやれ」
778:◎アイドルで良いの? 4/4
08/02/04 16:14:31 8pCbF07X
アナ『夕方のニュースです。今日テスラ・ライヒ研究所にて、今をときめく人気アイドルの綾町三姉妹と修羅んQが新曲披露ライブを行いました』
ショウコ「あ、みんなだ」モグモグ
コウタ「……」モグモグ
アナ『6人はそれぞれの新曲を披露した後、アンコールにも応じファンを熱狂させました』
全員『今こそ立ぁちぃ上ぁがぁれぇーっ!はーがねっのっせぇんんしぃよぉーっっ!!』
アクセル「随分と人気のようではないか、これがな」モグモグ
アルフィミィ「みなさん輝いてますの…」モグモグ
コウタ「っつーか何でアンタらがいんだよ!?」
アクセル「貴様の妹にお呼ばれしただけだ、こいつがな」モグモグ
アルフィミィ「自動販売機の下の小銭を拾っていた時に声をかけられましたの…」モグモグ
ショウコ「あの…あまりにも不憫で、つい…」
コウタ「……」
フィリオ『まさに彼女達は現代の天使です。地上に舞い降りた女神です。早速彼女達のモーションパターンを解析して新たなリオンシリーズへプログラミングした後に彼女達に乗ってもらいたあ、ちょっと、まだ僕が喋っ』
アナ『…綾町三姉妹と修羅んQは3日後の終戦記念式典でハガネ・ヒリュウ改両艦特設ステージにてコンサートを行う予定です』
コウタ「……」
アクセル「すっかり遠い存在になってしまったというワケだ、これがな…おかわりだ」モグモグ
アルフィミィ「式典は全世界・火星・月の同時生中継ですの…述べ百億人がコンサートを視聴すると予想されていますの…おかわりですの」モグモグ
ショウコ「……」
コウタ「…フン!関係ねぇや…」
ロア『…本当にそれで良いのか?』
ティス『コタツでアイス…くぅ~っ!まさに最強!』
ティス『嫌い嫌い大嫌い!コウタなんか大大大っ嫌いっ!!』
ティス『やたっ!やったぁ~!温泉旅行当てちゃった~!アタイ凄い?ほめてほめて♪』
ティス『デュミナス様にお手紙書いてんの。コウタの悪口いっぱい書いてやる!馬~鹿馬~鹿♪』
コウタ「………………」ガバッ
ショウコ「ん?どこ行くのお兄ちゃん?」
コウタ「…ラウルんトコに行って来る」
アルフィミィ「行ってらっしゃいですの」モグモグ
アクセル「ついでに雷おこし買って来い」モグモグ
コウタ「てめぇらは早く帰れっっ!!」
779:それも名無しだ
08/02/04 16:16:00 8pCbF07X
すまない、終われなかった。続きは早めに書くよ。
780:それも名無しだ
08/02/04 16:23:21 9lU0eXTj
>>882
わるこなにゃうっす!この焦らし上手ww
781:それも名無しだ
08/02/04 16:31:36 0VntrB5H
>>882
大変です!!
すでに涙が止まりません!!
782:それも名無しだ
08/02/04 19:51:59 vjMa0gZG
>>882
なんと、これは予想外な始まり。しかし実にGJ。
とりあえずフェルナンドと自動販売機で腹筋死んだ。
>>858
>835ですけど、時間見つけてちょこちょこ描きたいなぁとは思ってます。
ただし過度の期待は禁物だ!
投下絵の扱いは住人の皆さんにお任せ。お好きなように。フリーダム。
783:それも名無しだ
08/02/04 20:07:54 qQpi542A
>>882
やべえ、は、早く続きをwww
あぶねえ、酷い修羅ネタ投下するとこだったwww
784:それも名無しだ
08/02/04 21:17:53 eRSoCDy7
エリート兵「何だと!? このSS…化け物か!?」
785:修羅んQの輪唱 1/2
08/02/04 21:24:06 qQpi542A
ごめん、やっぱり我慢できないので貼るorz(>>882神の前の話)
~修行の聖地(メッカ)・ギアナ高地~
フェルナンド「はぁぁぁああ!! 機神拳ッ!!!」
フォルカ「なんのっ!! せりゃあああっ!!」
ガシィッ!! と空中で交差する2人。
フェルナンド「…フッ、少々腕を上げたか、フォルカ」
フォルカ「なんの、まだまだ! もう一度だ!」
フェルナンド「フッ、そうこなくてはなっ!!」
フォルカ「うおおおおっ!!!」
アリオン「はいはいお前ら自由にストーップ」
フェルナンド「…なんだ自由。修行の邪魔をするな!」
フォルカ「何用だ自由」
アリオン「はっはーっ! ついに名前じゃなく自由呼ばわりされるのも俺の自由! なぜなら俺は自由戦士!!」
フォルカ「…泣いてるのか?」
アリオン「泣くか! 泣くときは自由に泣くわ!」
フェルナンド「まったく、自主トレをしておけと言われたから本来の修羅のあるべき姿を踏襲しつつ励んでいたと言うのに」
フォルカ「そうだ。踏襲なんて難しい言葉をフェルナンドが思い出してしまうぐらいに真面目にやっていたんだぞ?」
アリオン「そうか、よしよし自由に結構。で、お前らなんの修行をしていたんだ?」
フェルナンド「たわけたことを抜かすな。決まっている。アイドルとやらを一撃で屠るための修行だ!!」
フォルカ「聞けば、国民的アイドルともなると、国中の人心を掌握できるほどになると言う。相手にとって不足はない!」
フェルナンド「クッ、滾る、修羅の血が滾るぞ…! 久しく忘れていた感覚だっ!!」
アリオン「そうかそうか、大いに自由で結構」
フェルナンド「フフン♪」
フォルカ「行くぞ、アイドルに死をもたらすために…!」
アリオン「おう。つうかやっぱり脳味噌筋肉のクソバカ野郎だなお前ら自由にガッカリだあーあーもうベロでも自由に噛み切れ」
フォルカ「ガーン!」
フェルナンド「何だと!? そ、それは酷い! ごはんが食べられなくなるじゃないか!」
アリオン「だーかーらー! なんで戦うことしか脳がないんだお前らはっ! メシ食うことと戦うことを抜いたら何が残る!?」
フェルナンド「自由が残る」
フォルカ「自由が残るな」
アリオン「んもぉーっ!! そーれーはー俺ーがー言ーうーセーリーフーッ! とーるーなーーーっ!!」 ブンブンワニワニ
フェルナンド「ハッ! 女々しいぞ自由! 自由戦士が聞いて呆れるわッ!」
フォルカ「…で、俺たちの何が、間違っていたと言うんだ?」
アリオン「う、そ、そうだな、はっはーっ! 久しぶりに取り乱したが、立ち直るのも俺の自由だ!!」
786:修羅んQの輪唱 2/2
08/02/04 21:24:46 qQpi542A
ウンブラカンタラかくかくしかじか(説明中)
フォルカ「…歌、だと?」
フェルナンド「歌っていうと、アレか? テレビやスーパーやお魚屋さんから流れてくる、アレか?」
アリオン「そうだ。アイドルというのは歌を歌うのが決まりだ。よってお前ら歌の修行をしやがれ」
フォルカ「自由にか?」
フェルナンド「自由にだろう?」
アリオン「お前ら自由戦士なめんなよ…」
フォルカ「しかし、歌など… 俺達に歌えるのか?」
フェルナンド「フォルカ、無理でもやるしかない。スイーツのためにも、だ」
アリオン「とりあえず、お前らの歌唱力のテストをしてやるから、自由に歌ってみろ」
フォルカ「…そこは自由だとまずいだろう」
フェルナンド「下がれフォルカ! ここは俺が引き受けたぁ!」
フォルカ「フェルナンド!?」
アリオン「よし、やってみろフェルナンド。さあ、自由にミュージックゥ、スタートォ!」
ラージ「はい」 カチッ。
~♪
すぅっ…
フェルナンド「かーえーるーのーうーたーがー」
フォルカ「おお! 歌だ! 確かに歌だ!!」
アリオン「ほう、なかなかやるな! さあ続けフォルカ!」
フォルカ「わ、わかった! フェルナンドみたいにやってみる!」
フェルナンド「きーこーえーてーくーるーよー」
フォルカ「か、かーえーるーのーうーたーがー」
アリオン「いいぞ! いいよ! 実にフリィーーーダムッ!!!!! よし、自由戦士も自由に参加だ!!」
フェルナンド「ケロっ、ケロっ、ケロっ、ケロっ」
フォルカ「きーこーえーてーくーるーよー」
アリオン「かーえーるーのーうーたーがー」
ラージ「…今、修羅達ははついにアイドルとして、神化したのですね」カシャーカシャーカシャーカシャー
『 ぐ わ っ ぐ わ っ ぐ わ っ ♪ 』
修行の聖地に響き渡るカエルコール。
修羅んQの輝ける伝説は、ここから始まったのである…
フォルカ「…ん。やはりこれは違うぞ」
フェルナンド「スイーツとはまるで違うな」
アリオン「エッ」
787:それも名無しだ
08/02/04 22:29:54 KqQY160/
とりあえず、自由にアイドルに死を告げるの自重しろw
788:それも名無しだ
08/02/05 00:24:50 +fV1IQFo
やっべ修羅に萌えたWWW
しっかし本当に凄い職人ばかりだなここは…
789:ラーメン屋にて
08/02/05 01:47:58 h1JN5qyd
>>881の外伝的に書いてみるTEST
バイトの青年「あ、またテレビ出てるよ!綾町三姉妹!」
デュミナス『そう…ですね…』
バイトの青年「凄いなぁ!デュミさんも鼻高々でしょ?…あ、鼻なかったか…」
デュミナス『そう…ですね…』
バイトの青年「それにしてもラリアー君って男の子じゃなかったっけ?俺の記憶違いかなぁ…?」
デュミナス『そう…ですね…』
バイトの青年「…さっきからどうしたんだい?上の空だけど…」
デュミナス『いえ、そんなことは…ないのですが…』
バイトの青年「いつもならそこで『過ち』がどーのこーの言ってるはずだ。やっぱりおかしいって!」
デュミナス『……………』
バイトの青年「心配事があるなら言ってくれ!俺でよければ全身全霊で相談に乗るから!」
デュミナス『………何故だか、テレビに出ているあの子たちが…あまり楽しそうには見えないんです…』
バイトの青年「…え…?」
デュミナス『そんな気がするのです…。この気持ちは過ちなのでしょうか…?子供たちの立身出世を素直に喜べないなんて…』
バイトの青年「デュミさん…」
ダンッ!
バイトの青年「行こう!デュミさん!」
デュミナス『ど、どこへ?』
バイトの青年「無論、真相を確かめにだ!親が子を思う気持ちに過ちはない!」
デュミナス『カノウさん…』
バイトの青年「飛べぇッ!デュミさん!俺も付き合うぜ、地獄までな!」
デュミナス『うぅ………。おおおおおおおおおっ!』
ドゴォォォォォン!!
ラーメン屋店長「………熱いな…」
ラーメン屋看板娘「あの…お代は…?」
ラーメン屋店長「………構わんぞ、ラピス…」
790:それも名無しだ
08/02/05 02:03:16 BYeNQceP
>>892
わるこなにゃう!
このコンビは定番だなwww
791:それも名無しだ
08/02/05 04:09:12 zp2FszaY
みんなGJ過ぎるだろJK…
スレ番は「ROUND *」がいいな
792:それも名無しだ
08/02/05 07:44:48 1w9sO+vK
>>888-889
ワロタwwww
ツボだわこういうノリwww
>>892
実にわるこなにゃう!GJ!!
二人ともラーメン好きだなwww
793:それも名無しだ
08/02/05 07:54:18 2++Wkeih
>>894
他のVSスレがRoundじゃないっけか
794:それも名無しだ
08/02/05 08:16:51 wayxFOw/
>>892
やばい、笑うところなのに泣きそうになったwww
そしてチョイ役だったのにちゃんといる仮面のラーメン屋店長とラピスが嬉しかったwww
江戸っ子だし、このスレは和風に攻めるのを提案。
【浅草】コウタVSティス第二戦目【炎上】
795:離れて遠くて恋しくて その1 1/4
08/02/05 08:22:55 x7NI+NyJ
>>882や>>888や>>892に便乗して、そろそろ平行世界的にラスト話を投下。シリアス三割増(目分量)でお送りします。
「……やっぱりすごい人気だね、ティス達」
洗濯物をたたみ終えたショウコは、コウタの背中に向かって呟く。しかしコウタから返ってきたのは、「…ちっ」という舌打ちだけ。その事に、彼女は何か違和感を感じた。
そこで、彼を少し茶化してみる。
「…どうしたの?最初はあんなに意気込んでたのに…」
「……」
今度は沈黙。違和感は明確なものへと変わる。
(あれ?いつもなら「う、うっせえ!」とか「だ、誰がっ!」とか言いそうなのに…)
様子がおかしい。
ショウコは、返事をしない兄に、再度呼びかけてみる。
「……お兄ちゃん?」
沈黙。
「…どこか具合悪いの?」
やはり、沈黙。
「お兄ちゃ」「あんだよっ!?」
だんっ、とちゃぶ台を叩く音。同時に、怒号。明らかに不機嫌らしいコウタの様子に、ショウコは思わずすくみあがった。
と、彼女の態度に、彼の目が見開く。どうやら、自分が妹に当たり散らしていた事を自覚したらしい。
796:離れて遠くて恋しくて その1 2/4
08/02/05 08:26:01 x7NI+NyJ
「…すまねぇ、ショウコ」
謝罪を漏らした彼は、罪悪感のせいなのか視線を逸らす。そして、居心地の悪さがなすのか立ち上がる。
「…ちょっと、頭冷やしてくる…」
「えっ…あ、お兄ちゃん…」
我に返ったショウコは、居間を出た彼の背中を目で追うが。
「…飯の時間までには戻ってくる…」
コウタは振り向かず、玄関から外へ出ていってしまった。
「…お兄ちゃん…」
我知らず、呟きが漏れる。
そこへ、久方ぶりに戻ってきたフォルカが出てきた。手には荷物が抱えられている。
「…ん?どうした、ショウコ」
彼はどこか沈んだ印象を受ける彼女に何か感じたらしく、様子をうかがってくる。だがそれに気付いたショウコは、さっと表情を取り繕う。
「え?あ、なんでもないよ。…フォルカ、これから仕事?」
そして彼に問いかける事で、さりげなく誤魔化した。
「ああ。今日から新曲の『紅の修羅神』の御披露目がある。またしばらく帰ってこれそうにない……済まんな」
するとフォルカは、少し申し訳なさそうに言う。その表情がなんだかいじらしくて、ショウコはおのずと笑顔になった。
「謝らなくていいよ。……行ってらっしゃい」
797:離れて遠くて恋しくて その1 3/6
08/02/05 09:01:29 x7NI+NyJ
「拳が砕けてもこの心は砕けないのさ
そう それが阿修羅の定め
我が道を何度 塞がれようとも
修羅であれ!
神であれ!
魂の猛り見せよ!」
「はい、どうもありがとうございます!修羅んQ、『紅の修羅神』でした!」
「……」
座布団を抱えて、ショウコはごろりと寝転がった。そのまま起き上がらず、天井を見る。
(……フォルカが、どんどん遠くに行っちゃう……私なんかが手を伸ばせない所まで…)
「……フォルカ…」
何故か、彼の名がこぼれた。途端に、胸が苦しくなる。
「…フォルカ…フォルカァ…」
呼び始めると、止まらない。ショウコはその場にいない彼の名を呼んで、天井を見上げ続ける―
「……ティス…」
「何度呟けば気が済む。78度目だぞ、これがな」
「…ティス…」
「79度目ですの…」
河川敷。そこではコウタが、ショウコと同様にいない者の名を呼んでいた。
「…ティス…」
「80。この勢いなら一万と二千回ぐらいわけはなさそうだ、これがな」
「…ティス…」
「81。でも一万と二千回は時間的に無理ですの」
「…ティス…」
「82。…例えだ、例え」
「……」
「はちじゅ……止まってしまいましたの」
「……で、お前は俺達に何の用だ」
―正直、異様かつ珍妙だった。
798:それも名無しだ
08/02/05 09:03:22 GX3cPCvE
支援必要かね?
799:離れて遠くて恋しくて その1 4/6
08/02/05 09:06:20 x7NI+NyJ
コウタがむくりと起き上がる。
「…」
しかし黙して語らない。
「…話す気なしか」
その隣で、アクセルはため息をついた。すると、更に隣で腰を下ろすアルフィミィが立ち上がる。そしてコウタの前に来て、膝を曲げた。
「なら…勝手に言い当てますの」
一拍。
「二番の『ティスの残り香を求めてやってきた』でファイナルア」「そんなんじゃねぇ…」
否定。
「賞金没収ですの…」
何故か物悲しそうな顔で、アルフィミィはへたり込んだ。が、それを見ていたアクセルは、コウタの反応を鼻で笑う。
「図星だな。それ以外に理由などないし、本当に違うならお前はもっとはっきりと普通に言う」
続けられた言葉に、コウタは一瞬彼を睨む。だがすぐに視線を落とし、虚ろな目で再び寝転がった。
「…そうだよ…悪いか…」
その口から、肯定が吐き出される。するとアクセルは、それも鼻で笑った。
「…悪いとは言っていない。想い人を思い出す事を、俺は否定しないさ、これがな」
しかし続いたのは、その肯定を認める言葉。その事が意外だったらしく、コウタは目を見開いた。
「……俺も、そういう時はある」
対するアクセルは、更に続けた。
それは予想外に重く―
―コウタは、再び黙り込んだ。
800:離れて遠くて恋しくて その1 5/6
08/02/05 09:31:36 x7NI+NyJ
「はいカットォ!撮影終了でぇす!」
―今日の撮影がやっと終わった。あたい達は、ほとんど同時に息を吐き出していた。
「…なんだか、結構ノリノリになってるよね、ラリアー」
「はは…もうやけだよ……」
ジャケットを着せられながら、デスピニスとラリアーは話し始める。
「……」
でもあたいは、どうしても言葉が出ない。
変だな…いつもなら真っ先に喋ってるのに。
「…どうしたの、ティス?」
そしたらデスピニスが、あたいを呼んできた。多分、あたいの様子が変だと思ったんだろう。
だけどあたいは、「な、なんでもないっ」って言って、なんとか笑顔を作った。
でも、きっとすごく不自然なんだろうな。だって、自分でもわかっちゃうくらいだもん。
「…なら、いいんだけど」
だけどデスピニスは、それ以上聞かない。だからあたいは「うん、大丈夫…大丈夫だから」って言った。
―喉の奥が苦しくなるのを感じながら。
でも本当は、あたい達みんなわかってる。
どこか繋がってる所があるあたい達には、どうしてもわかっちゃう。
おんなじように、なんか寂しいんだって事が。
801:離れて遠くて恋しくて その1 6/6
08/02/05 09:35:42 x7NI+NyJ
「スタッフ!ろけべん後三個くれ!」
フェルナンドが叫んだ。多分、ロケ弁が足りないのだろう。
次に、アリオンの声が聞こえた。
「ほんっとに好きだなぁ……ま、食うのも自由だがな」
「……」
だが俺は、その二人に顔を向けるような気になれない。
手元を見ながら考えてしまうのは、どうしてもショウコ。
彼女の、どこか強がっていた気がする笑顔が、頭から離れない。
だから、ロケ弁を食べる気にもなれない。すると、俺のロケ弁に向かって手が伸びてきた。
「フォルカ、食わぬなら俺が食うぞ!」
―どうせ食う気になれない。頷く事にした。
「…ああ」
すかさずロケ弁が動く。
「……どうしたよ、フォルカ?さっきから浮かない顔しちゃってさ…」
今度はアリオンの声。言葉から考えるに、俺は浮かない顔をしているらしい。
だが、取り繕う気にもなれない。そもそも、誤魔化すのは苦手だ。
「……ショウコが気になってな…」
だから、一言だけ言った。それ以上は、アリオンなら言わなくてもわかるだろう。
「…やれやれ、せっかく新曲はフォルカがメインだってのに…」
またアリオンの声。答える気になれない。
今は。今だけは。ショウコの事を考えていたいんだ。
…その1終了。後悔はしないので、誹謗でも中傷でもなんでも来い、という話。
ちなみに投下に間があくのは、携帯からやってるから。
802:それも名無しだ
08/02/05 09:43:38 Pi0Ixlwq
>>897
【】は無くてもいいんじゃない?
スレタイはシンプルに中身で勝負だ!
>>898
せつねえ!!しかしわるこなにゃう!!
でも俺から頼みがあるんだ・・・、
最後はハッピーエンドにしてくれよ!!
このままじゃ辛抱堪らんぞ!!
803:それも名無しだ
08/02/05 10:06:40 BYOW9gxZ
>>898
これ以上のエンドを書かねばならんのか…ちょっとプレッシャーだわw
804:それも名無しだ
08/02/05 10:41:17 x7NI+NyJ
>>905、>>906
……終わり?んなわけあるかぁっ!
タイトルを見ろタイトルを!「その1」って書いてあんだろ!まだ先があるっつう事だよ!
というか端から別離エンドは考えてない!考えてあるのはハッピーエンドだけだぁっ!
805:それも名無しだ
08/02/05 10:55:24 2++Wkeih
正直この流れなら綾町三姉妹シリーズの最終話扱いでもかまわないと思う
「私たち、普通の女の子に戻ります!」
「俺たち、普通の漢の子に戻ります!」
806:それも名無しだ
08/02/05 11:22:28 smjMuK97
>>898
携帯打ち込みでこの長文でこのクオリティ。なんだまた神かwww
>>908
終演は職人の数だけ、何種類あってもいいものさ、こいつがなw
いや俺もドタバタだけ書ければ満足だったし全くその気はなかったのだが
逆に触発されてたわけたドタバタエンドを書きたくなってきたわwww
807:それも名無しだ
08/02/05 12:22:48 BGgpoPhZ
>>878
>>892
>>898
おwまwえwらw!!すごいすごすぎるぜ!!
もはやGood jobじゃねえ!!God jobだ!!神の業だ!!
俺にはこの空間はとてもまねできねえw
ええい!!もう最後にコンサート会場で大告白をやってしまえw!!
あとスレタイ案として、スモウ的に
コウタVSティス 2場所目
と、結果発表的に
コウタVSティス 現在1引き分け
を提案する
808:それも名無しだ
08/02/05 12:25:39 +fV1IQFo
SETUEEEEE!!
続きが読みたくて読みたくて仕方ない
809:それも名無しだ
08/02/05 12:46:36 JJfhDS3d
マジせつねぇ…
仕事中なのに1時間に1度はトイレに行って携帯でチェックしている俺はおかしくないよな!?
このスレが気になって仕事どころじゃないわwww
810:それも名無しだ
08/02/05 12:59:52 2++Wkeih
>>912
お前は俺かw
同じくすげー気になって仕事に集中できねえw
811:それも名無しだ
08/02/05 14:21:45 zwKfyuZI
>>900の紅の修羅神(サビ)が歌える件
あんた…マジGJ
812:それも名無しだ
08/02/05 14:22:50 smjMuK97
>>912-913
俺しかいねえのか俺www
クソ!何で俺は仕事してんだ俺!
813:それも名無しだ
08/02/05 14:58:49 BYeNQceP
このスレの最後を飾るには相応しい長編になってきたな
何気に今まで登場してきたキャラが大集合だし
814:それも名無しだ
08/02/05 14:59:45 BYOW9gxZ
先に>>881のラストを飾っても良いだろうか?
815:それも名無しだ
08/02/05 15:07:20 smjMuK97
>>917
待ってましただぜ!!!
ついに携帯いじりすぎと店長に注意されたぜ俺
だが関係ねえぜ俺!
816:◎俺だけのアイドル 1/6
08/02/05 15:31:04 BYOW9gxZ
◎3日後、記念式典…
デスピニス「…もうすぐ本番ですね…」
ラージ「そうですね。会場には既に30万人ほど入っているとの事です」
ラリアー「みんなじゃがいもみんなじゃがいもみんなじゃがいも…」ブツブツ
ラージ「落ち着いていつも通りに。修羅んQと呼吸を合わせて歌えば上手く行きます」
ティス「……」
ラージ「このコンサートが成功すれば、アナタ達の名声は地球を飛び越えて銀河にまで轟くのですよ」
デスピニス「……」
ラージ「アナタ達は地球史にその名を残す、偉大なアイドルの仲間入りを果たす事が出来るのです」
ラリアー「……」
ラージ「…何かノリが悪いですね?僕の話、聞いてましたか?」
ティス「みんなは、さ…」
ラージ「ん?」
デスピニス「え?」
ラリアー「はい?」
ティス「このままで…良いの…?」
フェルナンド「ぅぅ…うぉぉ…滾る…血が滾る…膝で笑って心で泣いて顔は無表情だ…」カクカク
アリオン「わぁーったから落ち着け。お前はマヨネーズでも吸って落ち着け」
フェルナンド「むふーっ、むふーっ…」チューチュー
フォルカ「……」
アリオン「フォルカを見ろ。落ち着き払ってんだろ?これが明鏡止水の境地ってヤツだ。流石に次期修羅王は器が違うってか?」
フォルカ「(…そうじゃない…俺がやるべき事がやっと解ったんだ…)」
ラウル「…本当にやるのか?」
コウタ「…あぁ」
ラウル「これ、捕まったら重罪だぞ?下手すりゃ終身刑も有り得る…」
コウタ「…あぁ」
ラウル「俺達はお前と違ってアイツらの活躍を願ってたんだ…それなのに…」
コウタ「…俺だってそうだよ…でもなぁ…」
ミズホ「大丈夫ですよ。私達だってコウタさんと同じ気持ちですから」
フィリオ「兄貴だって本音じゃ2人に帰って来てほしいと思ってるから」
ラウル「え?あ、そりゃぁ、まぁ…」
コウタ「…ぅし、行くか!」
ラウル「…あぁ!」
817:◎俺だけのアイドル 2/6
08/02/05 15:32:20 BYOW9gxZ
◎21:00。コンサート会場…
ティス「みんなーっ!最後までありがとーっっ!!」
デスピニス「本当にありがとうございました!!」
ラリアー「あ、ありがとうーっ!!」
ワーワーワー!!
ファンA「ティスーっ!生まれてきてくれてありがとーっ!!」
ファンB「デスピニスーっ!!全てにおいて最高だーっっ!!」
ファンC「L・O・V・E・ラリアーぁぁぁっ!俺の子を産んでくれーっ!!」
ショーン「ふぅ、どうやらコンサートは大成功のようですね」
レフィーナ「凄いですよねぇ…あんなに小さな子達が、世界中の人を熱狂させてるなんて…」
ショーン「彼女達のおかげで連邦への入隊志願者が例年の5倍増だそうで。私もこれ程とは思っていませんでしたよ」
ユン「アイドルを使って入隊者を多く集めたって…私はこんなやり方間違っていると思います」
ショーン「…間違っているかどうかは別にして…伍長が持っている修羅んQ特製団扇は何ですかな?」
ユン「え?あ、こ、これはその、あの、あ、暑いから仕方なく持ってるだけです!」
ショーン「その懐に忍ばせている色紙は?」
ユン「こ、これは…ソウルにいるオモニに頼まれて…」
ショーン「伍長が軍務を抜け出して修羅んQのリハーサルを見に行っているとの報告も受けていますが?」
ユン「あ、ぁぅ…」
ショーン「…よろしければ、私がサインを貰ってきましょうか?」
ユン「あ、あの…その…出来れば一緒に写真も…」
ヴィーッ!ヴィーッ!ヴィーッ!
レフィーナ「何事ですか!?」
ユン「この基地に向かって高速で飛来する機体あり!総数2!」
レフィーナ「データ照合!急いでください!」
ユン「照合…該当あり!これは…エクサランスと…コンパチブルカイザーです!!」
レフィーナ「!?」
ショーン「(やれやれ…やはりそう来ますか…)」
コウタ『うおおおおおおおおおおおっっ!!』
ラウル「うおおおおおおおおおおおっっ!!」
818:◎俺だけのアイドル 3/6
08/02/05 15:33:54 BYOW9gxZ
アンコール!アンコール!アンコール!
ティス「…みんなーっ!今日はみんなに言わなきゃいけない事があるのーっ!!」
デスピニス「ティス…」
ラリアー「……」
ティス「…アタイ達、アイドルとしてデビューしてから色んな歌を歌って、色んな場所でコンサートやって…すごく楽しかったよーっ!!」
ワアアァァァーッッ!!
ティス「でも、これでおしまい。アタイ、アイドルやめるから!」
………エェエェエェーッッ!?
ティス「アタイ、気付いたんだ!何億人のファン人達に支えられるより、たった1人の…あの馬鹿の支えになりたいって!だから…テヘヘ…」
デスピニス「み、みなさん…ごめんなさい!わ、私も…アイドルの活動をお休みしないといけないんです!」
エェエェエェーッッ!?
デスピニス「私とラリアーは大切なお仕事をしています…それは人を救う大変なお仕事です!ある人達が命懸けでやっているそのお仕事を、私達は精一杯お手伝いしたいんです!だから…」
ザワザワ…ザワザワ…
ラリアー「あの…その…それから…あの…ぼ、僕…僕…男の子なんです!!」
………………何いぃいぃいぃいぃいぃいぃーっっっ!?!?
ラリアー「ご、ごごごごめんなさーい!!」
ユン「エクサランス、コンパチブルカイザー両機、ヒリュウ改に着艦します!」
レフィーナ「…どうします?」
ショーン「どうもしませんよ?ただただ若者達を見守るだけです」
レフィーナ「…本当はこうなる事、解ってらっしゃったんでしょう?」クスクス
ショーン「はて?まぁ私としては当初の目的さえ果たせれば後はどうでも良いのですよ」
ズズゥーンッ!!×2
コウタ『ティスゥゥーっっ!!』
ラウル『デスピニス!!ラリアー!!』
デスピニス「ラウルさん!!」
ラリアー「ミズホさんとフィオナさんまで!!」
ティス「…コ…コウタああああああああああっっ!!」
819:◎俺だけのアイドル 4/6
08/02/05 15:35:30 BYOW9gxZ
ラウル「ごめんな、デスピニス…応援するって言ったのに…」ナデナデ
デスピニス「…いいえ、私…嬉しいです。ラウルさんが…私達を…必要としてくれるんだって…」グスッ
ミズホ「ラリアー…その衣裳すごいねぇ…」
フィオナ「男の子なのに、こぉんなミニスカート着ちゃってさ…」ニヤニヤ
ラリアー「いや、あの、これは…あの…あ、あまり見ないで…」モジモジ
ティス「ゴヴダ~゙!会゙い゙だがっ゙だよ゙~゙っ゙!!あ゙~゙ん゙あ゙~゙ん゙!!」ギュウゥ~ッ
コウタ『ぅわっ!?ば、馬鹿!いきなり抱き着くな!』アタフタ
ショーン「おやおや、若さ大爆発ですなぁ」
ユン「のんびりしてる場合じゃありませんよ副長!一部のファンが暴徒化してステージに詰め寄ってます!」
ショーン「あぁ、それなら多分心配いりませんよ。」
ドンッ!ドドンッ!ドドドンッ!
アリオン「おっと、ここから先には通さねぇよ?」
フェルナンド「通りたくば、俺達の屍を越えて行けぃっ!」
フォルカ「感動の再会だ…誰にも邪魔はさせん!!」
コウタ『お、お前ら!?』
アリオン「ここは俺達に任せて、坊やは嬢ちゃん達を連れて逃げな!」
フォルカ「どうせ俺達も今日で活動休止だ!せいぜい派手に暴れてやるさ!」
デスピニス「ど、どうして!?」
フェルナンド「ロケベンに飽きたからだ!」ドガーン!
アリオン「始めるも自由!やめるも自由ってね!」ズガーン!
フォルカ「俺は…俺は…俺はショウコの手料理が食べたいんだぁーっ!!」ドッゴォーン!
フォルカ『俺はショウコの手料理が食べたいんだぁーっ!!』ドッゴォーン!
ショウコ「馬鹿…フォルカ……馬鹿だよぅ…」ポロポロ…
820:◎俺だけのアイドル 5/6
08/02/05 15:37:18 BYOW9gxZ
ユン「艦長!基地よりゲシュペンスト部隊が出撃します!」
レフィーナ「いけない!彼らは敵じゃないのに!すぐに出撃中止命令を!」
ショーン「…いや、その心配はなさそうですぞ」
レフィーナ「え?」
ユン「こちらに向かう新たな機体が3!これは…ソウルゲインと…ペルゼインと……えぇえぇえぇーっっ!?」
アクセル「恋しい者達を引き裂くような野暮は見苦しいぜ、これがな!」
アルフィミィ「白馬の騎士、参上ですの」
デュミナス『あはははははははははははははははははははははは!!』
バイトの青年「ちょっとデュミさん!落ちる落ちる!安全運転安全運転んんんーっっ!!」
ティス「でゅ、デュミナス様!?」
デスピニス「な、何故ここに!?」
ラリアー「もしかして…僕達のために…?」
デュミナス『さぁ、お行きなさい…二度と大切な方達と離れてしまう過ちを犯してはいけませんよ…』
バイトの青年「わーっ!わーっ!死ぬ死ぬ!助けてえええええええ!!」
ティス「デュミナス様…」
ラージ『コウタ君!ラウル!聞こえますか?今からそちらに脱出経路を記した地図を送ります。その地図の通りに逃げてください』
ラウル「サンキュー、ラージ!」
フィオナ「でも今の今でよくこんなの用意出来たわね…」
ラージ『僕じゃありません。副長の指示です』
ミズホ「え?ショーンさんが?」
ラージ『はい。おそらく副長は最初からこうなる事を予想していたのでしょうね』
コウタ『食えないオッサンだぜ…よしラウル!急いで脱出すんぞ!』
ラウル「解った!上手く逃げれたらまたみんなで飯でも食おう!」
ティス「デュミナス様…フォルカ…フェルナンド…自由…アクセル…アルフィミィ…みんな…ありがとぉーっっ!!」
デュミナス『フフフ…私の今抱いている感情は過ちか否かは解らない…しかし…私は今とても満ち足りている!』
アクセル「さぁ来い雑魚ども!俺が遊んでやるぞ!」
アルフィミィ「今の私達は無敵ですの…!」
バイトの青年「も…駄目…落ち…あああああぁぁぁぁ~…」ヒュゥーン…
アクセル「ん?何か聞こえたか?」
アルフィミィ「何も聞こえませんですの」
デュミナス『空耳なのでは?私耳無いですけどね。はははははは!デュミナスジョーク!』
821:◎俺だけのアイドル 6/6
08/02/05 15:39:03 BYOW9gxZ
ティス「ぐすん…ひっ…うぇぇ…」メソメソ
コウタ『…ロア、変身解くぜ…』
ロア『解った』ヒュン!
コウタ「ティス…」ナデナデ
ティス「コウタぁ…さびしかったよぉ…ひっく…」メソメソ
コウタ「あぁ…よく頑張ったな…」ナデナデ
ティス「……ぐすっ」メソメソ
コウタ「…コクピット、狭くねぇか?」
ティス「……平気」
コウタ「まぁ、あっちよりマシか…」
ミズホ「ちょ、苦しい…助けて…」ギュウギュウ
ラウル「あんまり動かないでくれ…手元が狂う…」ギュウギュウ
デスピニス「ラウルさんの身体…温かいです…」ギュウギュウ
ラリアー「あっ!ちょ、ちょっと!変なトコ触らないでくださいよ!」ギュウギュウ
フィオナ「あ、ごめーん♪だって狭くてさぁ」ギュウギュウ
ティス「……」
コウタ「……」
ティス「…ねぇ、コウタ…何でアタイ達を迎えに来てくれたの…?」
コウタ「あん?べ、別に良いじゃねぇか、んな事ぁ…」
ティス「駄目だよ…ちゃんと答えてよ…」
コウタ「ぅ…お、お前らがいなくなって解ったんだよ…フォルカやフェルナンドやラージや…いや、お前が…ティスがいないと…俺…もう…駄目みてぇなんだ…」
ティス「…コウタ……あっ!?」
コウタ「二度と…二度といなくなるんじゃねぇぞ!?」ギュウゥッ!
ティス「…うん…うん…!」ポロポロ
コウタ「もう絶対に離さねぇぞ?俺は嫉妬深ぇぞ?」ギュウゥッ!
ティス「そんなの…アタイだってそうだよぉ…」ギュウゥッ!
コウタ「ティス……」
ティス「コウタ……ん…」
コウタ「……」
ティス「……」
ラージ「ま、そんな事を言いつつも、2~3日したらまた喧嘩しちゃうんでしょうけどね」
ショウコ「ラージ!独り言言ってないで手を動かしなさい!フォルカが帰って来るまでにご馳走作って待ってなきゃいけないんだから!」
ラージ「はいはい。すみませんねキサブロー氏、晩御飯はまだ先になりそうです」
キサブロー「はよしてくれんかのぅ?ワシ腹が減ってお迎えが来そうじゃぞぃ…」
ショウコ「ウフフ…フォルカ…早く帰って来てね…♪」
フォルカ「ぅおぉぉーっ!ショウコの…ショウコの手料理はどこだぁーっ!?」ガサガサッ
フェルナンド「落ち着けフォルカ!ここはどこだ!?浅草なのか!?」
アリオン「オー、ビューティフォーフジヤ~マ~♪」
822:それも名無しだ
08/02/05 15:44:38 pq6Yv3Hj
>>924
GJGJGJGJGJGJGJGJGJGJ!!!!
俺は今、猛烈に感動している!!
823:それも名無しだ
08/02/05 16:09:22 x7NI+NyJ
>>919
メンバー総出演!神だ、神がここにいる!
そして俺は急がねば!早くしねえとスレの終了に間にあわねぇぇっ!
824:それも名無しだ
08/02/05 16:16:22 BYeNQceP
>>919
とてもGJ!
だが保管時には
フィリオ→フィオナの変換と
兄貴→ラウルの変換を頼むぞ!
825:それも名無しだ
08/02/05 16:16:42 HGQ97PhV
GJ
だがもとをただせばショーンさんがアレな服を買ってきたせいなのですから
ショーンさんには秘蔵の酒を全部出していただきましょう
826:それも名無しだ
08/02/05 16:21:44 smjMuK97
>>924
もうダメ… アクセルとミィが来たとこでニヤニヤが止まらない…www
もう俺、クビになったっていいやwwwww
827:フィリオおおおおおお!!おまえいつから!!
08/02/05 16:23:39 UcCp4RiV
>>917
この世界に!!この時代に!!生まれてきてくれてありがとう!!!!
そして何よりも!!きみでいてくれてありがとおおおおおおおお!!!!
>>919
この作品(向こうもだけど!!)こそ劇場版の座はふさわしい!!
828:それも名無しだ
08/02/05 16:28:37 BYOW9gxZ
あ、確かにフィオナがフィリオになってるわ。いつの間に?w
駆け足で書いたから、修羅んQやデュミナスの良いトコをちゃんと引き出せたかはちょいと不安。
829:それも名無しだ
08/02/05 16:41:42 JyKw4bb0
スキャンダル連発で引退とか
モー娘みたいだなw
830:それも名無しだ
08/02/05 16:59:52 BYeNQceP
>>932
テンションの下がることを言ってくれるなよ
コウタティス諸々だから許されると思っている
831:それも名無しだ
08/02/05 17:21:15 1o9BQYBq
たぶん一番衝撃的なのはラリアーの『男の子』発言だなw
しかしその後も「こんな可愛い子が女の子のはずは(ry」と言う人が出てきそうな予感
832:それも名無しだ
08/02/05 17:43:12 smjMuK97
いや逆に女性ファンが爆発的に増えただろうなwww>ラリアー男の子発言
833:離れて遠くて恋しくて その2 1/5
08/02/05 17:58:26 x7NI+NyJ
気付くの遅れたが>>914、ありがとう!俺はそこを最も言って欲しかった!
そして間に合わせる!次はその2だ!
―それから数日。
「カット!…どうしたんだい三人とも。元気ないじゃないか」
監督が様子をうかがってくる。それに対しティスは、「ちょっと、眠くて…」と誤魔化した。すると、他の二人もティスに合わせるように頷く。
「う~ん……じゃあ、少し休憩!眠気覚ましてきてよ!」
その答えを聞いた監督は、辺りに聞こえるぐらい大きな声で休憩を告げた。途端に、静まり返っていたスタジオが騒がしくなる。
そして三人は、喧噪に背を向ける。休憩室に向かうために歩き始めながら、表情を陰らせた。
「……眠くなんか、ないよね」
呟いたのは、デスピニス。両隣の二人にした聞こえないようなちいさな呟きに、ラリアーは頷く。
「…でも多分、疲れてる」
「そう……私達、きっと眠くなれないくらい疲れてる。そうよね、ティス?」
「……うん」
人の気配がなくなるにしたがって、三人の口からどんどん本音が漏れ始める。
「…休憩室に、人がいる」
と、ラリアーが人影に気付いた。三人は、慌てて本音をしまいこみ、作り笑いを浮かべて互いに確かめあう。そうして、悟られないようにして休憩室に入り―
驚いた。
「よう、三人とも」
そこにいたのは、一人の青年。
そして、デュミナスだった。