08/01/30 18:22:08 mdj41Zfj
コウタはバカです あたいがしてきしないとダメです それに
うそつきです かえりがおそかったりします でもあたいは しんぱいはしてません
たたかってばっかりです きづついたりしてます コウタはバカです
がんばれなんていいません しんでしまえばいいです どうせバカなのはコウタだから
すきなことだけやってればいいです かってにやってろとおもます あたいはコウタのことが
きらいです でも ショウコがなくから あたいは コウタはしななければいいと おもいます
たまたまおてがみかきます
テイス
「ふ、ふう…」
『過ちですいません』 ぺこり。
「…この手紙、コウタって子のことばっかり書いてあるなぁ…」
『過ちですいません』 ぺこり。
「相当キライなんだろうなぁ…」
『過ちですいません』 ぺこり。
「って、デュミさん、デュミさん、落ち着いて」
『ああ、もう、なんでしょうこの過ちだらけの感情。穴があったら破壊したい』
「そ、それは仕事のときだけにしなよ、頼むから」
『本当にお恥ずかしい… こんな子に創造した覚えはないのですが… これもきっと、過ちの影響が…』
「い、いや、そうは思わないよデュミさん」
『…え?』
「ほら、よく見てごらんよ、この字」
『…?』
そう言われて、青年のしめす部分を見る。
汚いと思っていたよれよれの手紙の文字、だが、よく見てみると…
『…これは、書き直し、ですか?』
「そそ、ほら、ここなんかいっぱい書いては消して、書いては消して… して…るよぅ…っ」
確かに、文字に何度も消しゴムをあてたような跡がある。
何度も、何度も、繰り返し書いては消して、書いては消してを行わないと、こんなによれよれにはならないはずだ。
過ちを繰り返しながら、あの子はこの手紙を書いたのだろうか。
…私の、ために…