08/01/30 11:06:37 mdj41Zfj
デュミナス様、お元気ですか?
私は元気です。過ちなく過ごしております。
山岳地方は夜冷え込むとラウルさんから教えていただきました。
どうか、お体にお気をつけて、ご自愛くださいませ。
お心遣いのお金、ありがとうございました。大切に大切に使わせて頂きます。
先日、ティスが料理に挑戦しておりました。
お味噌汁という、日本伝統の料理で、フィオナさんがおにぎりと一緒に、よく作って下さいます。
ティスがどうしてもと言うので、ラリアーと三人で試食を行ったのですが、少し塩分が多くて辛い印象を受けました。
ラウルさんが教えて下さいましたが、お味噌汁の味噌加減というのは、かなりの技術を要するとのことです。
そのような難しいことに挑戦しようとしているティスが、大変微笑ましく、そして、羨ましかったです。
ちなみに、フィオナさんが作ってくださるのは、お湯を煎れてすぐ出来る、いんすたんとという便利な食品とのことでした。
私も挑戦したいと思いましたので、フィオナさんにいんすたんとの調理の仕方を教わりに行きました。
ですが、私の尋ね方がまずかったのか、フィオナさんは顔を真っ赤にして走り去られてしまいました。
その後、ラウルさんはフィオナさんにぺしぺしと叩かれておりました。
私は何か過ちを犯してしまったのでしょうか。
「…い、いや、でも、美味いよ? インスタントも。バカにできないよ?」
『はあ、そうなのですか』
1枚目を読み終え、青年がパラッと、2枚目の手紙に目を通す。