07/06/28 12:13:29 g5dCRg7T
>>257
その後残りの試合が消化され、再びくじ引き。
俺の今度の相手は、マイだ。
「頑張ってね、マイ」
「任せろ!アヤの仇は私が討つ!」
俺は悪者かよ。
しかし試合が始まると、さっきの気合いはどこへやら、R-GUNは全く動かねえ。
何やってんだ、コイツ……。
不覚にも対応が取れず、棒立ちになった。
と、そこへおもむろに、R-GUNは左手を開いて、勢い良く前に突き出す。
『T-LINKフルコンタクト!サイキック・ウェイイイィィィイブっ!!!!』
訳のわからん雄叫びが上がり、R-GUNの左手から、緑色の輝きが放たれる。T-LINKソードみたいなもんか?
しかし機体にこれと言ったダメージはねえ。
コケおどしか、驚かせやがって!
接近して攻撃しようとした俺だったが……あれれ?どうなってんだ?
アシュセイヴァーが動かねえ。
R-GUNが左手をググッと上げると、アシュセイヴァーも宙に浮いた。
何これ!?
ひょっとして、R-GUNが念動フィールドでアシュセイヴァーを捕らえてんのか!?
気付いた時には、もう遅かった。
R-GUNがビームカタールソードを手に、飛んでくる。
『サイキック・斬!!!!!!』
―その日、俺は午後の訓練を休む羽目になったのだった。