07/06/28 12:10:04 g5dCRg7T
今日の訓練は、チーム内での一対一での模擬戦。
くじ引きで組み合わせを決めて、早速開始だ。
俺の最初の相手は、アヤだった。
「よろしくね。手加減なんかしたら、タダじゃおかないわよ?」
具体的に、どうタダじゃおかないんだ?
「 別 れ る 」
命捨ててかからせてもらいます、アヤ様!
「……何かお前、完璧に尻に敷かれてるな」
黙れリュウセイ。
尻に敷かれてやる度量がなくっちゃあ、男はやっていけねーんだよ。
俺はそう答えて、アシュセイヴァーに乗り込んだ。
R-3は、今日はノーマル形態だ。
―細身のボディにそこはかとなく色気を感じるが、あくまでもパイロットのアヤを重ねて見ているからだ。
決してリュウセイ菌に侵されてる訳ではない。
試合開始早々、R-3はレーザーキャノンを連発する。
T-LINKシステムでこっちの攻撃の意志を感知して、反撃のタイミングを的確に潰していきやがるから、手が出ねえ……。
ここは多少強引でも、一発かましてやらんとな。
ソードブレイカー!行ってこい!
俺はレーザーキャノンをかわしながら、機体の両肩に備え付けられた、計六基のビットを射出した。