08/05/28 06:39:29 z9LFy1CL
三人の男女がこんな賭けをした。
半左衛門「このさよを線路に置いたら、汽車に引かれて、生きるか?死ぬか?」
京次郎「汽車なら、それぐらいのさよは跳ね飛ばしていく。死ぬだろうな。」
奈美「いや、このさよはなかなかのさよだ。生きて汽車を止めるかも…」
半左衛門「論より証拠、やってみよう。」
汽車はさよを粉々にひき殺し、轟音と共に去っていった。
あくる朝三人が駅のホームでこんな話しをしていた。
奈美「さよなら汽車を止めると思ったんだが」
京次郎「ハッハッハッ賭けは私の勝ちだね」
半左衛門「次は保野でやってみるか?」
京次郎「保野は死ぬな」
奈美「保野は死ぬな」
半左衛門「おいおい賭けにならないじゃないか(笑)」
三人「ハッハッハッ」
それを横で聞いていた一人の男がいた。
名前を武藤郷四郎。さよ殺害の犯人を探していたので
三人を奉行所に引っ張っていった。
奈美は武藤の前で震えながらこう白状した。
奈美「わ…私はさよが生きる方に賭けたんです。
だから三人の中で罪は一番軽いはず…」
といい終わらぬうちに武藤は奈美の横面を殴りつけた。
三人は同罪になった。