08/08/20 22:47:46 7PIH6qyZ0
「いらっじゃいまぜーーー!!!」
自動扉が開いたのを確認して中に一歩踏み込むと、外の熱気とは裏腹に涼しい風が体中を駆けめぐる。
「きょうもれみりゃたのニぐまんはどっでもおいじーーでずーー!!!」
「あんまんもたべでっでくだざいーー!!」
「……むぎゅーーー……」
今日の目的は食事ではないので軽くあしらって反対側へ。
静かな音楽が流れる一室に入る。
「むきゅ? いらっじゃいませ♪ ここぁぱちゅりぃのとしょかんよ♪」
「……」
新刊コーナーでジパングを逆さに読んでいる店員を無視し雑誌コーナーへ。
お目当ての、今日発売のコミックヴァノ○キリーを手に取り会計へ。
「むぎゅーーー!! それはぱじゅりーーのごほんなのーー!! !!! 尾がいあげありがどーーございまじだーー!!」
一旦向かいのファストフード店へ目を向けたぱちゅりぃが、おお泣きしたまま俺にマニュアル通りの文句を話してきた。
「……」
「むぎゅーーーー!!! むっぎゅーーーーーーーーーー!!!!!」
勿論、そんなモンに挨拶する俺ではない。
大声で泣き叫ぶ店員を無視して、再び炎天下の外へと繰り出していく。